フラン☆Skin

読めば読むほどくだらなくて超サイコーなニート漫画23巻です。
いつも通りにアホなことやってるバカたちの日常ですが、
今回は珍しく新キャラが出てくるんですよ。
それが、丸山のことが好きなのに素直になれない牧ちゃんです！

牧ちゃんは元ヤンの美人なんだけど、
過去に丸山を散々扱き使ってからかっていたから、
丸山からは心底苦手にされてて嫌われてるため、
とてもフラグが立ちにくいんですよね。
うーん、自業自得とはいえ不憫な…

そんな丸山に女の気配を感じ取った高田さんですが、
友達の助言もあり、焦りは出てくるんだけど、
それでも中々踏み出せないのが高田さんなのです。
うーん、丸山はモテてるんだけど本人が無自覚なのがムズムズしますね。

それはそうとアホなメンバーの日常ですが、
スマチンフラワーが最高にツボでしたね！
武者小路実篤の美しさが最低に穢される、
あまりにも汚い受粉には何度読んでも腹を抱えて笑ってしまいます…ｗ

コロナ禍もあって友達とオフで会って遊ぶこともできなくなってますが、
この漫画を読んでゲラゲラ笑ってスッキリするのも一興だと思う次第であります。

修学旅行中なチエちゃん！
同年代の友達と一緒に旅行ということで、
お風呂での話や、一緒の部屋での美容についての話とか、
JCらしい微笑ましさが沢山あってほっこりしました。

趣味がご老人なチエちゃんが映画村でテンション上がるのはわかるなぁ。
私も中学生の頃の修学旅行で一番テンション上がりましたよ。
普段写真を撮り慣れてないからベストショットに悩むとか、わかる…！
うーん、私もチエちゃんたちみたいにコスプレするべきだったか…

そして残されたアパート組でしたが、
自宅に居るのにホームシックになる前田さんはチエちゃんに染まってますね。
もう、このアパートからは引っ越せないでしょうよ…ｗ

それと今回は服飾ネタがちょっと多めだったかも？
浴衣を甚平に仕立て直して楽しむチエちゃんたちは微笑ましかったけど、
ヨレヨレの普段着を当たり前のようにディスられる前田さんは切なかったですねｗ
女子社員の島崎さんにアドバイスを貰ってポテンシャルを感じるも、
金銭的問題と消極性からあっさりと諦めるあたり前田さんらしいな、と思いました。

お洒落は身の丈に合ったモノをマイペースで良いと思うよ…

刻一刻と迫るスタンリーたち軍隊に対して、
装備に劣る司たちは通信機を狙って特攻を掛けるが…

いやはや、絶望的な国力差での本土決戦を想起させる展開でしたね…
スタンリーたちにアメリカの横暴さと傲慢さが如実に表れている上に、
日本人たちの玉砕覚悟の特攻というのも太平洋戦争っぽかったです。

最後には何とかなるとは思ってたは居たけれど、
それにしたって大樹がやられちゃった時はショックだったなぁ…

圧倒的な銃器の暴力の前ではゲンの話術も通じない、
というか対話すらも拒否するんだもの。
これでこそ銃社会アメリカって感じでしたね。

しかし、そんな軍事的な問題とは切り離された技術者の分野では、
遠く離れていても、一度も会ったことがなくても、
お互いをリスペクトして共同で困難を乗り越える展開は胸が熱かったです。

それにしても…
政治的な問題のせいで科学の進歩を邪魔されてきたゼノが、
政治的な問題でジョエルとカセキの技術の進歩の邪魔をするというのは皮肉ですよね。

メデューサがドラゴンボールみたいなことになってましたが、
そこに至るまでの地道な努力はとてもDr.STONEらしいな、と思いました。
文字の勉強を地道に頑張ってきたスイカだからこそ千空が残したノートが読めたんだけど、
それでも科学的な前提知識が足りなさすぎてオストワルト法を使えない、
というのはさもありなん、とも思いました。
あれ、大学で化学を学んでいた人が何度か失敗を乗り越えて何とかできるレベルなので…

その点、硝石丘法まできちんと残していた千空は流石ですね。
江戸時代でも出来る、前提知識が少ない方法なら確かに可能だと思います。

まぁ、アマゾンを生き延びられるサバイバル知識前提ではあるんですが、
そこは石神村で培ったスキルが活きた、ということなんでしょうね。
アマゾンは苛酷だけど、熱帯だから冬支度をする必要がない…
というのも良かったのかも知れませんね。

それにしても成長したスイカ、めっちゃ美少女になったなぁ…
リリアンの血かな…

マグちゃんを自陣営に取り込もうとする第三柱『運命』のミュスカー
黒幕である彼は登場初っ端から出鼻を挫かれて悩んでいた…

何故かシリアル展開にならないことに…
まぁ、この漫画はギャグ漫画だしなぁ…

ミュスカーを奉ずる混沌教団が攫いに来ても、
何がどうなったのかダンスバトルになってるもんね…

ダンスの内容にも笑ったし、
真剣にやってるのにも笑ったし、
そもそも教師と生徒というのにも笑ったし、
究極奥義の代償にもクソ笑ったんだよなぁ。
うーん、最高。

そして我らがナプタくんですが今回も可愛かったです。
バイトで任せて貰えないからふてくされて家出するのも可愛かったし、
パチスロで全財産あっさりすったのも笑えましたね。
やはり博打はあかんですよ…
ミュスカーがやれば確実に勝てそうなんだけどね…ｗ

総組長へのご褒美回から始まる8巻なんですが、とても良かったですね！
プライドが高く、敗北を知らない人生を歩んできた最強の総組長が、
為す術無くご褒美を強制される、というのはゾクゾクするものがありますよ。

犬をモフるのが好きな天性ドSな総組長が、
逆にモフられる上におっぱいまで見られるという恥辱の限りを尽くされ、
全てが終わった後、誰も見ていないところで大赤面するとか、
読者にとっても最高のご褒美回でした。

しかも、単行本描き下ろしでのご褒美回コンプリートエディションがまた素晴らしい。
ハプニングでおっぱいを見せてしまっただけではなく、
更に続いていたモフり展開には思わず頬が緩んでしまいましたよ。
総組長には赤面させてナンボですなぁ。

そして後半からは東家の世代交代を行う東の晩餐が始まってましたが、
日万凛の成長が見られて良かったですね。
積年の恨みを忘れず、七番隊で鍛えた実力で返礼するのはスッキリしました。

しかし、実母にご褒美を見られるだけでなく、
そのご褒美を指導されるとか凄い展開だな…

うーん、これも親子丼の一種なのだろうか…
東サンドウィッチ…

それはそうと親子対決も予想以上に白熱して面白かったですね。
日万凛の能力はポテンシャルが高いとは思ってましたが、
やはり覚醒して使いこなせればかなりの強さになると思いますよ。
組長級の能力を多少劣化しても連続で使えばかなり強力ですし、
これが総組長の能力を使えばどうなるのか、想像もできません。
八雷神との戦いのキーパーソンになる可能性もあるのではなかろうか…

その八雷神もついに動き出したみたいだけど…
これはどんな被害が出るのかな…
ちょっと心配。

「姫乃ちゃんに恋はまだ早い」はこの7巻で完結です…！
最終回がいきなり、唐突にだったので唖然呆然の悲しみsadnessって感じでしたが、
後書きを読む限りでは作者のゆずチリさんは描ききって満足されているみたいですね…
正直、もっと読みたかったんだけど、作者が満足しているのなら仕方ない…！

私が一番気になったのはやはり一嵩くんと梓さんのラブコメなわけですよ。
今回も主役カップルを差し置いて定番のネタをやってましたからね！

一嵩くんを気軽に呼び出しちゃう梓さんも良いし、
自分から梓さんには触れないけど助けには入っちゃう一嵩くん…
うーん、エモいな…

姫乃ちゃんたちの保護者としてのデートもこなれるも、
一嵩くんが大学入学して独り暮らしになっちゃったら、
自然消滅しちゃうのでは…
という心配があったんですが、
梓さんが気軽に呼びだしているようなので安心しましたね。
これは気軽に呼びだしてデートを繰り返して気軽にプロポーズする可能性も0ではないな…

バレンタインデーとホワイトデーといった定番ネタをきっちり押さえた上で、
姫乃ちゃんらしい最終回を描いていたのはとても良く出来ていたと思います。

ちなみに巻末描き下ろしでは中学生なったオージくんたちが少しだけ描かれてますが…

翼ちゃんのセーラー服がとてもエモかったです…
思春期の可能性を感じさせるな…！