フラン☆Skin

6巻終盤から「なでこスネイク」編に入っているわけですが、
この7巻では最後まで描かれてません。
JCの裸ブルマとスク水姿を丹念に描くためなら仕方ない。
だって撫子だもの。

しかし「なでこスネイク」は撫子のことだけを描いているんじゃないんだよ、暦お兄ちゃん。
まずは本屋での羽川翼さんとの会話があるんだよ！
こちらは原作ではわりと淡々と書かれていたところなんだけど、
大暮維人さんが羽川翼という女の子の、普通の女の子な部分を汲み取っているので、
とても切ない羽川さんの気持ちが描かれているんだ！

間違えました。
これは大暮維人さんが悪ノリしたエッチな構図でした。
失敗失敗。
切ない羽川さんはこちらです！

読者の大多数が「傷物語」のことを知っているという前提だからこそ描けるシーンだよね！
好きな人のノロケ話とか普通の女の子には耐えられないよぅ…
暦お兄ちゃんってば無神経なんだから！

そしてその無神経さは撫子に対しても発揮されるんだよね…

神原さんも呆れるくらいのデリカシーのなさだけど、
そこもまた暦お兄ちゃんらしいんだよね…
だから嫌いになれないんだよね…

神原さんが持っていたブルマと旧スク水という、
昭和の遺物を着用した撫子の姿は単行本を買ってしっかりと確かめてみてね！
とってもエッチだよ！

凍神剣のメイベルが異世界召喚された日本人の子孫とか言い出したので、
その流れでおじさんが異世界召喚された時の記録を見ることになったんだけど、
そこには酷すぎる現実が…！

異世界おじさんは見せ方がとにかく面白いよね…
設定だけ見るとなろうとかにありそうな異世界転移モノなんだけど、
異世界帰還後YouTuberおじさんをやりはじめる所から始めて、
じわじわと設定を小出しにして3巻にしてやっと異世界転移直後の話ですよ。

しかも異世界転移直後のおじさんは全く非がないことがわかって、
正直同情を禁じ得ない展開のオンパレードですが、
特に神様のくだりがヒドいｗ

リージョンコード間違ってるとかｗｗｗ
地球から異世界召喚されるなら人口が一番多い中国人が選ばれる確率が高い、
という言説は多いですが、神様もそれに対応した言語設定するくらいなら、
ちゃんと中国人を選んで欲しいものですし、
そもそも録音で対応すんなよ、というツッコミも入れたくなるというかｗ

碌でもない異世界人と容赦ない魔物たちに命を狙われながら、
最後にはギャグになっているあたり、おじさんは凄いな、と思いました。
あと、SEGAがないとこの苛酷な異世界を生き残れてないだろうな、とも思いました…

そんな異世界での出来事も大概アレでしたけど、
現実での出来事も面白かったですね！
特に藤宮さんが良い。

藤宮さんはおっぱいが大きいよね…
じゃなくて、藤宮がFANZAとかでありそうな展開になるのを危惧したたかふみが、
おじさんよりもヤバい発想で厨二病全開でアレしてるのはエグいですね！
藤宮さんと離れた高校時代に本当に大変なことがあったんだなぁ、と…
というか、藤宮さんは何故同じ高校に行かなかったのか…
学力の差かな…？

ちなみに藤宮さんとの小学生時代の思い出を見てて気付いたんですが、
この頃のたかふみに恋をすることで、藤宮さんはジャイアンから乙女へと舵をきったのでは疑惑が…！
だとすると藤宮さんの萌え度がかなり上がりますね。
おっぱいも大きくなってるし、恋ってのは人を変えるなぁ。

人を変えると言えばエルフさんも最高でした。
初対面が散々だったのに、よくあそこまでツンデレになるもんですよ…

ツンデレエルフさん可愛いわ…
メイベルちゃんが出てきたことで嫉妬の炎に火がついているエルフちゃん可愛い。
是非ともこのままツンデレでいて欲しいですね！
まぁ、おじさんが日本に戻ってきていることからわかる通り、
どう考えてもツンデレエルフちゃん的にはバッドエンドが確定しているわけなんですけども！

頑張れツンデレエルフちゃん、負けるなツンデレエルフちゃん。
次巻でも君のツンデレを待っているよ…！

ひょんなことから温泉新婚旅行で草津にやってきたナサくんと司さんですが、
温泉＋新婚＝全裸で混浴ですよ！
性欲とは無縁そうなナサくんですが、
そこは男の子なので色々と楽しみなのだ…！

とはいえそこへ至るまでにまさかの時子さん登場です。
千歳の祖母にして結婚の保証人になってくれた時子さんですが、
何故こんな良いところでお邪魔虫のように出てきたのか、
とは思いましたが…

アレですかね。
長年、それこそ数十年と見てきたクールな司さんが、
新婚旅行で赤面しまくりというレアすぎる表情になっているのを堪能しにきた、
ということなのでしょうか。
うーん、良い性格してるなぁ！

そしてお待ちかねの混浴タイムですが、
ナサくんが男らしく頑張って誘ってくれたのでちゃんと混浴しております！

学生ラブコメと違って新婚ラブコメですからね！
勿体つけて実は、的なことではなく、しっかりと全裸で混浴です！
おっぱいとか殆ど見えないけれど、これはこれで叙情豊かで最高じゃないですか…！
これで夜のいとなみをいとなんでないんだもんなぁ…
おかしい…　この世界には生殖という概念がないのか…？

ともあれ、とてもラブラブな新婚旅行でしたが、
帰ってきたら日本の猛暑が待っているわけで。
しかし離れにはエアコンがないので取り付ける必要があるのですが…

エアコン設置まで出来るとかナサくんはどんだけ凄いんだ…
色んなバイト歴がある人に聞いた所、キツいバイトトップ3に入るという、
あの苛酷なエアコン設置まで出来るとかナサくんどんだけー…
家電量販店でも自分の要望に合ったエアコンを即座に見分けたり、
やっぱりナサくんは凄いな、と思いました。

そして次巻は花火大会になりそうですね！
司さんと浴衣デートで隠れた花火スポットに行ってチュッチュするに違いないですよ！
くそぅ！　楽しみだな！

将棋が強くて頭が良くて、でも運動が不得意なんだけどトニカクカワイイ八乙女うるしと、
うるし先輩が好きなんだけど将棋が弱いくせに先輩に勝ってから告白すると決めている、
いつも仏頂面の田中歩のスローライフラブコメディの2巻です。

2巻でも先輩はとても可愛いです。
成績が良いのを自慢する先輩が可愛いですし、
こけた先輩を歩は抱きしめて助けてくれたんだけど、
照れて赤面して、思わず敬語になる先輩も可愛かったです。

運動会ではまったく運動が出来ないところを見せてくれましたが、
そこはまぁ、やはり案の定というか。
そういったところも先輩は可愛いな、と思わされましたね。
むしろそれでこそ先輩、というかね！

それと今回は将棋部員が欲しい先輩のために、
幼馴染みの男子を歩は連れてくるんですが…
その男子って別のtwitter漫画に出てきた男子ですよね。

催眠術の漫画かきました pic.twitter.com/selDsaqNK3

— 山本崇一朗.高木11ﾂﾊﾞｷ3将棋1 (@udon0531) August 19, 2018

こちらの漫画に組み込んできましたか。
このタケルくんの恋も前途多難だけど、
何とか頑張って欲しいものであります。

それにしても1巻では散々な棋力を見せてくれた歩ですが、
2巻では多少なりとも成長しているっぽいですね。
告白ができるのはいつになるかな…？

巫女見習いとして神殿での生活に少しずつ馴染んで来たマイン。
ギルにも仕事を与え、褒めてあげることで教育し、
デリアも「もーもー」言いながら仕事してくれるようになり、
失敗しつつも順風満帆な生活になっていたけれど…

原作を読んだのは随分前でしたけれど、
こうしてコミカライズ版を読むと当時の感想を思い出しますね。
自分が為した成果を初めて褒められた時のギルの気持ちを思うと、
胸がジーンとなってましたが、漫画で読むとその感慨も一入です。

人間は褒められると喜ぶ生き物ですからね…
特に多感な子供の頃に褒められなかったら、
愛情に飢えてしまいますし…
特にギルのような孤児だとその感情の勢いは凄いことでしょう…

それとデリアですが、そう言えば「もー！」と言いながら仕事する彼女は、
とても可愛かったな、という気持ちを思い出しました。
デリアはどうしても第三部以降は出番が激減してしまうので、
しばらく見なかったから記憶から薄れてましたが、
こういったわざとあざとくしていない、素の部分が可愛いということを再認識した次第です。

しかしそういった可愛いところだけでなく、
孤児院の悲惨な状況がわかる後半はちょっとショッキングですよね。
後書きで書かれてましたが、小学生がショックを受けすぎないように、
配慮をしつつもギリギリなところを攻める、というのは、
確かにその通りだなぁ、と思わされました。
大人にはちょっとぬるいと思われるかもですが、このラインがギリギリでしょうね…

それにしてもこの時のルッツは本当に頼り甲斐があるなぁ…

マイン一人だと袋小路にハマってしまうけれど、
ルッツが下町の常識で考えて、別の視点を与えることで、
次々とマインの視野を広げて、手を引いて前に進ませてくれる…
ルッツは最高にヒーローしてますよね…

それと原作者香月美夜さんによる巻末書き下ろし短編ですが、
フェルディナンド様視点の短編というのは珍しいですね。
相談された時に冷淡に振る舞った理由とかもよくわかりましたが、
貴族の常識に疎いマインへの期待の方向が間違ってますよね…
この後も常識の違いによる意思疎通の齟齬というのは出てくるので、
本当に常識っていうのは難しいものだなぁ、と思わされます。

そして今回のコミカルで可愛いマインはこちら。

キラキラおめめで立候補するマイン可愛い。
作中では散々絵心がないと言われていくマインですが、
めげずに美意識を貫いていくんだよなぁ…
頑張れ、マイン…！

雪姫が不在のところを狙って襲撃をかけてきたバアルとその眷属たち。
ナンバーズの中でも最強の一角である七尾・セプト・七重楼と獅子巳十蔵が、
バアルに操られたせいで不死身じゃなかったら何度も死んでしまうくらいの激戦が繰り広げられ、
宍戸甚兵衛がついにその本領を発揮しはじめることに…！

20巻の時点ではヨルダ・バォトも金星出身の真祖だと思ってたんですが、
どうやらバアルの言葉によると地球出身の天才、ということみたいですね。
不世出の天才にして報復型憑依能力による不死性と無限共感能力を備えているが故に、
人類の楽園たる裏火星を創造したのにそこでも戦乱が起こってしまったため、
”完全なる世界”を作り出そうとい計画に至ったのは理解できますが、
巻き込まれる方は溜まったもんじゃない、というのが前シリーズの「魔法先生ネギま！」だったわけで。

さて、今回随一の見どころはやはり甚兵衛vs十蔵の師弟対決でしょう。
800年間剣技を磨いて、ついには神をも斬る域にまで至った十蔵と、
そんな十蔵が未だに全容を捉えられない甚兵衛。
甚兵衛が言うように気軽に飲んで本音トークをしてたらこんなことにならなかったでしょうけど、
そういったことが出来ない人間性（不死だけど）だからこそ800年も剣を振り続けてたんだろうな、
と、登場したばかりなのに十蔵というキャラを何となく理解しています。

それにしても甚兵衛が持つイレカエという能力の正体が凄いですね。

高次元空間からの俯瞰による操作能力とか、
十蔵が言っているように神の領域だと思うんですけど、
それに溺れることなく、たまたま手に入れた理由不明の能力だと自覚し、
自分を見失っていないところが甚兵衛の一番凄いところだと思います。
そういった凄さを身近でずっと感じていたからこそ、
十蔵はバアルに操られる隙ができちゃったんだろうなぁ。

不死者同士の戦いなので延々と戦うことになりそうですが、
そこは刀太と雪姫が参戦したことで一気に決着まで行くことになると思います。
ただ疑問なのがバアルが何故、今、この時に奇襲をかけてきたかなんですよね。
バアルの行動原理は今回語っていたように地球人類の教導とヨルダの支援なんでしょうけど、
誰が封印を破ったかが気がかりです。

しかしシリアス編が続いたのでそろそろエロコメ編に戻って欲しいところですね。
次の22巻に期待です。