フラン☆Skin

無の民との諍いもクライマックス！
物語自体も次の17巻で完結といことでいやが上にも盛り上がってます！

とはいえバトルで大盛り上がりだった14巻と15巻とは一転して、
無の民との決着は幽界での話し合いという平和的なものになってます。
まぁ、こんなのは初めからやるべきではあるんですが、
異なる価値観が出会った場合は大抵は暴力から始まりますからね。
山戸猛という第三者が仲介するというのもそうですが、
何よりお互いがぶつかり合ったことで成長し、多少なりともわかり合ったからこそでしょう。

何事もお互いの本音を話し合うことは重要だということは、
千夜と月湖を見てるとホントよく分かりますよね。
というか、月湖の心が強すぎて惚れ惚れするなぁ…
女の子にここまでアプローチしてもらうとか千夜…　羨ましい奴…
というかちょっと情けないぞ！（笑

そんな情けなさを払拭するレベルの活躍の場は、
千本妖狐とのラストバトルに待っていたわけなんですが…
千夜はかなり強くなったと思うんですが、それすらも凌駕するとは…
千本妖狐になった迅火ってマジ強いわ。
でも、それでも今までの苦難を乗り越えてきた千夜なら、
きっと何とかしてくれると思わせるんですよね。

泣いても笑っても次で完結です。
今から楽しみです。

容姿端麗（Fカップ）、成績優秀、クラスメイトや教師からの信頼も厚い。
そんな成毛川薪乃は花も恥じらう16歳の高校二年生。
クラスでも委員長を担う彼女には一つだけ人に言えない秘密があるのです。
それは…

彼女は妖怪ちんげちらしだったのです

はい、そうです。
この漫画は紛う事なきバカ漫画です。
ラブコメ要素もありますし、お色気要素もそここありますが、
バカ率が非常に高いエロバカ漫画です。

第1話から、というか2ページ目からかっ飛ばしてますが、
他の話も大体こんな感じですよ。
基本的にメインヒロインである成毛川さんがバカ担当で、
他の妖怪ヒロインたちはどちらかというとラブコメ担当でしょうか。
成毛川さんの友人である川島美繰（妖怪リモコン隠し）や、
成毛川さんの意中の人である里中くんの先輩、雨宮千晴（妖怪雨おんな）は、
わりと典型的なラブコメ担当です！
メインヒロイン以外がラブコメ担当というのも中々奇抜な気もします。

実際、雨宮先輩はベッタベタなほどにラブコメってるからなぁ。
嫉妬で思わず能力が発動しちゃうところもニヤニヤできるし、
雨で濡れ透けしてしまうとか最高にニヤニヤしちゃいますよ！

うんうん、これでこそラブコメだよね！

ちなみに作者の菅森コウさんは新人です。
そっくりの絵柄の人がエロ漫画を描いてますが新人です。

菅森コウさん…
一体どこの獲る猫さんなんだろう…

宇宙から飛来した謎の紅い玉と黒い玉。
殺人衝動を起こさせる紅い玉”レッドアイ”
そして”レッドアイ”を抑止する黒い玉”ジェットアイ”
それぞれに寄生された人間同士の能力者バトルがこの「絶対ナル孤独者」です。

主人公の空木ミノルは孤独を望む少年。

8年前に一家が強盗殺人に遭い一人だけ生き残ってから、
孤独になろう、人の記憶に残らないように生きてきたのに、
ジェットを宿してからどうしようもない運命に巻き込まれて…

この作品はSAOやAWで有名な川原礫さんの同名ライトノベルのコミカライズです。
ですので知っている人も多いとは思いますが、
今までの作品とは少々違った趣向になっているんですよね。
現代日本の異能力バトルという時点で珍しいですが、
主人公の諦観の滲んだ退廃感漂う雰囲気がキリトともハルユキとも違うんですよね。

とはいえ敵のいやらしさというかキモさは変わらず、
レッドアイに寄生された能力者の咀嚼者が中々にキモい。

既存の食べ物や鉄パイプだけでは飽き足らず、
人間を食べようとする常軌を逸した衝動。
そして狙われたのがミノルと親しくなろうとする箕輪さんなあたり、
運命とかそういうのを感じますね。

メインヒロインである安須ユミコも登場していますが、
結構高圧的で独善的な面が出ているので、
この1巻だけだとその魅力はまだ半分も出ていません。
そういった意味ではまだまだ序盤なのでこれからに期待して欲しいですね。
系統的には「寄生獣」とか「アライブ 最終進化的少年」と一緒なので、
そういった作品が好きな人はどうぞ。

世のニートの多くは働いてないことへの焦燥感とか、
両親への罪悪感とかそういったものがあり案外お気楽ではないらしいのですが、
この兄妹は本当にニートな日々を楽しんでいるんですよね。
読んでるとそれが伝わってきて、脳天気な気持ちで純粋に楽しめるのです。

兄妹が日々を楽しめる理由に友達がそれなりにいることが挙げられると思うんですよ。
その友達筆頭は暇人で非モテの丸山に、まともに見えて実はのぞき魔な倉木さん。
ふたりともしょっちゅう遊びに来るし、誕生日会をやるくらいに仲良しなのが良いですね！

しかし倉木さんは26歳になったのか…
もし守くんと結婚した場合は姉さん女房になるのかな。

守くんの方は意外とコミュ力が高いので友達が多いのは理解できるんだけど、
春子はコミュ力が低いなりにちゃんと友達がいるのが凄いと思う。
前巻で再登場した長身で格闘技経験アリアリのユキちゃんは、
今回も春子並にコミュ力が低いところが妙に可愛かったけれど、
雪だるまに蹴りを入れたり拳を打ち込む姿は様になってて格好良かったです、ハイ。
巻末描き下ろしでは二人の高校生時代のエピソードがあってほっこりしました。

この7巻でも春子のもう一人の友達である友晴くんが再登場してましたね。
美少年ながら男の子が好きだった友晴くん。
今度は辛い恋はしたくないと言ってたのに…

人が恋に落ちる瞬間を見てしまった…

非モテで悩んでいた丸山、ついに惚れられるの巻。
このままだと惚れられるどころか掘られる可能性も出てきたけど！
ヤバイぞ丸山！　ともだちんこやってる場合じゃないぞ！

世界からなくならない紛争、自然災害による悲劇、無能な上司への苛立ち。
人類を悩ます大小様々な問題を解決するにはどうすれば良いのか。

―それは笑顔です。

そして笑顔を生み出すのにもっとも効果的なのは何か？
それこそがこのエロバカ漫画の一つの到達点である「CHERRY TEACHER 佐倉直生」なのです…！

というわけで今回も豪快にエロバカしてます。
もうね、読んでるとただただ笑えて頭が空っぽになるんですよ。
やってることはバカばっかりで、読んでるこっちもバカになるんですが、
たまにはこういう漫画がないとダメだよな、と思うわけですよ！

具体的にどうエロバカかというと、
例えばラッキースケベ能力がパッシブの結奈がダイエットで2日間断食したら、
空腹に耐えられずに佐倉の手作り弁当にむしゃぶりつく様子が最高にエロバカ。

頭がバカになっちゃうって、それはこっちのセリフだよ…！

もちろん実際に全裸になっているわけではなくイメージ映像なんだけど、
そんなのは些細なことです。
乳首が…、おっぱいがそこにあることが重要なのです。

おっぱいと言えば忘れてならないのが静夏ですよ。
JKながら人妻好きの佐倉が反応せざるをえない色気の持ち主！

ただ、彼女には恥じらいがないのがなー
まぁ、そこも人妻属性っぽいといえばぽいのかもしれない。

たまにハートウォーミングな話もありますが、
9割方はエロバカなのでご安心ください。
気分が沈みがちだったり、難しい問題にぶち当たった人は読んでみることをお勧めしますよ。
頭空っぽになって笑えるから！

たった2分ながらもチエちゃんの可愛さが詰まった「大家さんは思春期！」ですが、
作者の水瀬るるうさんの短編集が出ちゃいました！
こちらはラブコメのドキドキが詰まった作品と、
百合の匂いが香る作品が収録されています。

水瀬るるうさんの作品は「大家さんは思春期！」と同人誌くらいしか知らなかったんですが、
こんな嬉し恥ずかしのラブコメ短編も描かれていただなんて！
表題作である「はじめてのお泊まり」は社会人が主人公とは思えない初々しさで、
読んでて私の青春ハートがキュンキュンしまくりでしたよ！

黒髪で純情で彼氏いない女の子の恥じらい顔最高じゃないですか！
もうね、ジャンプ作品やマガジン作品よりも健全だし初々しいしでヤバイ！

「中の人はいます」みたいに微妙にサービスシーンもあるんだけれど、
それよりも恋のドキドキ感が最高に良いんですよね！
恋する女の子たちはなぜこんなに魅力的なのだろうか…！
それはそうと「中の人はいます」はネタというかノリというか…
全体的に90年代の漫画を思い出しました。（笑

それと百合作品も良かったですね。
「風邪、その後に」の友情から一歩踏み込む百合も良かったけれど、
「酔っ払いにはご注意！」もニヤニヤ度が高かったです！
攻めるのは得意だけど、攻められるのは馴れて無くてタジタジなお姉さんキャラ…
しかも攻めるのはファーストキスもまだだった処女…
うん…　良い…

「大家さんは思春期！」のファンは元より、ラブコメ漫画好きの人にもお勧めですね！
現在水瀬るるうさんは2本連載持ってますけど、
できれば今後もラブコメ作品を描いて欲しいなぁ、と思えるほどに面白かったです！