僕の心のヤバイやつ 万年カレンダー付き13巻特装版は2026年1月8日発売!
2026年は365日僕ヤバ!
:: 2015/8/22 土曜日::

■[漫画]高校時代の片想いの後始末「青春のアフター」1巻

青春のアフター(1) (アクションコミックス(月刊アクション))
著者/訳者:緑のルーペ
出版社:双葉社( 2015-08-10 )
作者サイト:青人草の日曜日
作者twitter:緑のルーペ@midorinorupe)さん | Twitter

作者が緑のルーペ。

もうこの時点で心を抉りにくるのがモロ判りですが、
ご安心ください。
実際その通りですから!

鳥羽まこと16歳。
バカ高校に通う彼にはクラスメイトに好きな子が居た。
彼女の名前は十和さくら。
バカ騒ぎしてばかりのクラスの中で自分と同じぼっちの匂いがする彼女と、
少しずつ仲を深めていく鳥羽少年。

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彼女の家で一緒にゲームをしたり、彼女の手作り弁当を食べたりしたら、
そりゃー、高校生童貞男子なんてイチコロで勘違いしますよ。
でも、勘違いは勘違いであり、さくらの好きな人は別に居て…

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キツイ、これはキッツい。

でも、それくらいはまだまだ緑のルーペさんにとっては序の口で。
雨の中、さくらは罵詈雑言を浴びせかけている最中に目の前で消えてしまった…

そしてそれから16年。
鳥羽くんは既に別の彼女を作り、同棲生活を始めて順風満帆なのに、
何故かさくらは16年前の姿のまま唐突に現われ、奇妙な3人暮らしを始めることに。
そう、この話は高校時代の片想いの後始末をつける、青春のアフターな物語…

この漫画はただのハーレムラブコメではありません。
鳥羽くんは32歳で彼女のみい子とラブラブですし、
みい子も木石ではないので嫉妬するのも当然です。
そしてさくらにとっては恋する人と会ってたのはつい先ほどの話だし、
でも、辛い時に助けてくれたのは大事な友達の鳥羽くんで…
登場人物たちの想いが錯綜しているところがまた面白いんですよね。

この作品はどうしても心を抉ってくる作品ですので、
まずはニコニコ静画で第一話を試し読みすることを強くオススメします。
珍しくエロ要素が薄い作品ですが、
青春をこじらせた人のトラウマを刺激する面白い作品です。
第一話が大丈夫だったなら是非とも単行本を手に取って欲しいです。

:: 2015/8/21 金曜日::

■[漫画]下ネタばかりの怠惰な女子大生の日常「惰性67パーセント」1巻

惰性67パーセント 1 (ヤングジャンプコミックス)
著者/訳者:紙魚丸
出版社:集英社( 2015-08-19 )
作者サイト:JUNKLAND2
作者twitter:紙魚丸(@shlml)さん | Twitter

Kindle版:惰性67パーセント (1)

エロ漫画家の紙魚丸さんの一般漫画はエロ要素有りの怠惰な大学生の日常コメディ。
元々アオハルでは描いていたのでその流れでウルトラジャンプなんでしょうけど、
後書きで描かれていた連載開始の経緯を読んで爆笑しましたね!
流石は編集長、怠惰な作家のケツの叩き方をよく心得てらっしゃる。(笑

吉澤みなみ(巨乳)は美術系の大学に通う怠惰な女子大生。
漫研という名のエロ漫画作成サークルに所属している彼女の独り暮らしの部屋に、
友人の北原(微乳)と西田(男)と伊東(男)が遊びに来て、
くだらなくてだらしなくて下ネタアリアリの日常を過ごす怠惰コメディ。

どんな日常かは表紙からも滲み出ているというかそのまんまですが、
具体的に言うとこんな感じです。

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下ネタはあるし、おっぱいとかパンツとか描写は多々あれどもエロ展開はなし。
まぁ、それでも充分にエロいんですけどね。
そこはエロ漫画家の紙魚丸さんですから!

しかし大学生がこんな日常を送っているかというと…
うーん、少なくとも私はこんな日常を送ったことはないな…!
大学から近い友達の部屋に入り浸ることはあれども、
服着たままローションまみれで額にディルドーを生やした女友達とか居たことないし!
新年早々から下の毛をハサミで処理する女子大生の友達とか居なかったし!
うーん、色々と新しいなぁ… この女子大生キャラ…

ちなみに第1話は試し読みが出来ます。
ですので、未読の方はまずそちらで確認してみてはどうでしょうか。
紙魚丸さんのファンなら買って問題はないと思います。

:: 2015/8/20 木曜日::

■[漫画]生き残るための空手「ツマヌダ格闘街」18巻

ドラエさんの姉アーニャが主催するツマヌダ選抜vs外国人招待選手5人で競う「輝ける道記念大会」
ミツルとジローの対決は延期されたけれど、
鷹羽和義と孫安福の師弟の代から続く因縁の対決はまだ始まったばかり!
序盤では孫安福が優勢で進んできたけど、鷹羽も師から託された技があり…

初めは異色の組み合わせかと思ったけれど、終わってみると良い試合でした。
鷹羽と孫安福の明暗を分けたのは二人の功夫の差でしょうね。
才能とかそういったものではなく、純粋に年季の差が功夫に現れたのでしょう。
というか、改めて考えるとジローはよく孫安福に勝てたもんだわ…

そしてもう一つの試合で鷹羽の姉弟子であるアミが初めてまともに試合をしてましたが…
うーん、予想はしていたけれど本当に強いなぁ。
才能もあったんだろうけど、覚悟と鍛錬の質が半端無かったということかな。
それでも試合で得られるものがあったようなので良かったと思います。
しかし…、同年代でアミに勝てるのってドラエさんくらいではなかろうか…
それくらいに圧倒的な強さでしたね。

格闘編だけではなくドラエさんのドラマ編も大きく動きましたね。
17巻で出てきたメイドさんの正体はやはり予想通りでしたけれど、
ドラエさんの実父も出てくるフラグがビンビンに立っているので、
まだまだ魅せてくれると思われますよ!

それとドラエさんとミツルが真剣を持つことになってたけれど、
これは剣術編が開始したりするのでしょうか。
表紙にも珍しく純白の背景に真剣を構えたドラエさんがいますしね。
今までもスポーツチャンバラとか示現流の話はやってたけれど、
もうちょっと踏み込んだ内容になるのかなぁ。
大会の結果ともども気になりますね。

:: 2015/8/19 水曜日::

■[漫画]人斬りサイコさん「危ノーマル系女子」3巻

危ノーマル系女子(3) (メテオCOMICS)
著者/訳者:真田ジューイチ
出版社:ほるぷ出版( 2015-08-11 )

公式サイト:危ノーマル系女子
作者pixiv:「真田ジューイチ」のプロフィール [pixiv]
作者twitter:真田ジューイチ (sanadaeleven)さんはTwitterを使っています

秕シンヤの周りは危険で異常な女性たちばかり。
この3巻ではシンヤよりも年上な二人の女性たちの、
クレイジーすぎる素顔が垣間見えます。

とある精神科医の蓮墨賽子
吸血鬼”奥居赤鐘”の保護者的な立場で、一見退廃的で冷静に見えるが、
十数年前に世間を騒がせた悪人を斬る現代の人斬り。

とあるアパートの大家の女狐黒へ
殺人鬼”威刈さつき”の保護者的な立場で、一見快活な世話好きに見えるが、
怪しい人脈を持つ死体をこよなく愛するネクロマニア。

危険で異常な二人の女性を会わせるのは非常にデンジャラス。
しかし今の二人はとある一本の刀を巡って紙一重の位置に。
そこで元凶となる刀を女狐さんに売ってしまったシンヤが、
回収しようとするんだけど…

いやー、うん、ホントアブノーマルすぎるわ…
現代の人斬りにネクロマニアとか年上ならもうちょっと落ち着いて欲しいですよ。
クレイジーにすぎるけど、それに付き合えるシンヤも充分クレイジー
でも一番クレイジーなのはこんな事態を発生させてしまった十華だよなぁ。
しかもその十華の動機が凄い。

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全てはシンヤが吸血鬼と殺人鬼の二人と仲が良いのが元凶か。
ヤバイ、ホントヤバイわ。

それにしても今更ながらに気付いたんですが、
妹の御種迷とシンヤは名字が違うんですよね。
シンヤが刀を持ちだしたのは御種の家らしいけど、
どんな家庭の事情なのかしら。

そもそも”秕”とは中身がない、種がない実ということなので、
”御種”という名字とは対照的な意味を持つ名字なんだけど、
そこら辺に何かしらの謎の一端があるのかなぁ。

:: 2015/8/18 火曜日::

■[漫画]だんじょの愛「花はニセモノ」

花はニセモノ
著者/訳者:仙石寛子
出版社:白泉社( 2015-07-31 )
作者サイト:空豆人間
作者twitter:1059165(@Saubohne1059165)さん | Twitter

朝起きたら女の子になっていた…

仙石寛子さんの単行本2冊同時発売の1冊目は、
性転換モノでは割りとよくある出だしで始まりますが、
その女の子になっていた歩ちゃんが同性愛者だったという点が異なります。

お賽銭に500円を入れて愛する人と一緒にいられるように願ったら、
世間に受け入れやすいように神様が片方を女の子にしてくれたんだけど、
ゲイな森くんは思わず「なんで女になっちゃうんだ」と言ってしまい、
二人の仲は途端にギクシャクしてしまうことに。

神様のおかげで世間的には普通のカップルになったんだけど、
ゲイな森くんにとっては難しいことに。
しかし歩ちゃんにとっては自分は変わらないのに、
森くんに距離を取られるとやるせない気持ちになる…
非常に複雑であり、めんどくさい物語です。

仙石寛子は昔からBLモノを描きたいとは仰ってましたが、
まさかそこに性転換ネタをぶっ込んでくるとは…
ある意味よりニッチなジャンルになった気もしますが、
かなり斬新で味わい深い作品になっていると思います。
うーん、実に良い…

■[漫画]きょうだいの愛「あなただけ宝石」

あなただけ宝石
著者/訳者:仙石寛子
出版社:白泉社( 2015-07-31 )
作者サイト:空豆人間
作者twitter:1059165(@Saubohne1059165)さん | Twitter

仙石寛子さんの単行本2冊同時発売の2冊目。
こちらは実の姉弟モノである「あなただけ宝石」の他、
兄弟モノだったり姉妹モノだったりと、
きょうだい関係の短編や百合モノの短編が収録されています。

表題作の「あなただけ宝石」ですが、
これが仙石寛子さんの真骨頂そのものの内容で、
無自覚に弟を愛する姉と、
自覚した姉を愛する弟という、
非常にインモラルな内容になっています。

二人の気持ちは言葉よりも先に、
二人の表情と仕草で伝わってくるんだよなぁ。
お互いの気持ちの切なさとかが読んでて伝わってきて心がきしむんですよ。
あぁ、これこそが仙石寛子さんの漫画の面白さだ…!

とはいえ、それ以外の短編は百合モノも含めて甘いモノが多く、
読んでいると非常に甘ったるいモノがあります。
まぁ、百合モノがあったと思えば兄弟BLっぽいものがあったりと、
何とも複雑な味わいを見せてくれるのが何とも面白いです。

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