その着せ替え人形は恋をする 15巻(完結)は7月25日発売!
終わるのは寂しいけれど、五条くんと海夢ちゃんのグランドフィナーレを見届けよう!
:: 2014/6/17 火曜日::

■[漫画]不死人 VS 不死狩り「UQ HOLDER!」3巻

UQ HOLDER!(3) (少年マガジンコミックス)
著者/訳者:赤松 健
出版社:講談社( 2014-06-17 )
作者サイト:AI Love Network
作者twitter:赤松健 (KenAkamatsu)さんはTwitterを使っています

Kindle版:UQ HOLDER! (1)
Kindle版:UQ HOLDER! (2)

UQホルダーに所属しての初仕事がスラム街を防衛になった刀太と九郎丸。
先輩不死人の夏凜もいるし、初戦も悠々突破したことから余裕かと思いきや、
民間軍事警備会社「力の手」という不死狩りチームが派遣されてきて、
予想以上の激戦になってきて…

いやー、熱いですね! 少年漫画ですね!
理不尽な暴力から子供たちを守る主人公!
最大のピンチに覚醒する主人公の謎の力!
狂った敵をも真っ向勝負でねじ伏せて勝利!
正に少年漫画ですよ!

それと夏凜先輩ですが、その不死の秘密が面白かったですね。
絶対に傷付かない、神に愛された少女、というのは予想外でした。
そんな夏凜先輩相手に対応しちゃえる「力の手」の南雲のおっさんは、
伊達に経験積んでないなぁ。

それにしても徐々にネギま!との関連性が見えてきてワクワクしてきましたよ。
闇の魔法は元々エヴァンジェリンが弱かった時に開発し、
後にネギが受け継ぎ、完成した技法というのが前作での認識だったんですが、
それが究極の不死転生の秘法と呼ばれるほどになっていたとは、
一体何があったんだ…

そしてネギたちですが、火星で「始まりの魔法使い」をずっと追いかけていたんですね。
この時のメンバーが魔族とメカがメインだったことから、
時代の流れを感じます。
しかし、二十年前には確かに若い頃のまま存命していたのに、
完全体とも呼ばれる不死者のネギが死亡したとは一体何があったんだろう…

ネギま!との繋がりも含めて楽しみです。
ネギま!が明確な終わり方をしなかったのはこれの伏線ではないでしょうか。
だとするとシリーズを超えた伏線だなぁ…(笑

:: 2014/6/15 日曜日::

■[漫画]君のような女中にずっとそばにいて欲しい「木造迷宮」11,12巻

木造迷宮 11 (リュウコミックス)
著者/訳者:アサミ・マート
出版社:徳間書店( 2014-05-13 )

Kindle版:木造迷宮 (1)
Kindle版:木造迷宮 (2)
Kindle版:木造迷宮 (3)
Kindle版:木造迷宮 (4)

木造迷宮 12 (リュウコミックス)
著者/訳者:アサミ・マート
出版社:徳間書店( 2014-06-13 )

Kindle版:木造迷宮 (5)
Kindle版:木造迷宮 (6)
Kindle版:木造迷宮 (7)
Kindle版:木造迷宮 (8)

コミックリュウの創刊から約8年、ずっと続いてきた「木造迷宮」も完結です。
先月発売の11巻と今月発売の12巻は連続で読むことをオススメしますですよ。
何というか流れとか間とか考えるにそれが丁度良いと思います。

ヤイさんのお誕生日にサエコさんのイヤリングと、
二人とその周囲の人々の思い出が降り積もり、
また、それぞれの思い出を噛みしめるゆったりとした、
いつまでも続くと思っていたダンナさんとヤイさんの穏やかな日常。

それがある日、ついにダンナさんとマミコ先生が再会したことっで、
物語とみんなの心が大きく動くことで大変だったけど、
納まる所に納まって大団円に辿り着いたのは本当に良かったと思います。
やっぱりこの物語の着地点はこうじゃないとね!

それほど大きなドラマがあったわけじゃない。
ただ、あの昭和の時代のどこにでもあったであろう空気を、
郷愁の念を感じながら味わえる、心落ち着く漫画でした。
ダンナさんとヤイさん、お幸せに。

:: 2014/6/13 金曜日::

■[漫画]深雪さんのブラコン覚醒前夜「魔法科高校の劣等生 追憶編」1巻

魔法科高校の劣等生 追憶編 (1) (電撃コミックスNEXT)
著者/訳者:依河和希
出版社:KADOKAWA/アスキー・メディアワークス( 2014-06-07 )
作者サイト:あぅ詰め
作者twitter:依河和希 (wakipedia)さんはTwitterを使っています

現在アニメ放映中の大人気ライトノベル「魔法科高校の劣等生」
その原作の8巻にして3年前の過去を綴った追憶編のコミカライズ1巻が発売!
このエピソードは人気も高く、何より物語の核心に迫るものなので超重要です。
アニメでも第1話のアバンに追憶編のクライマックスが使われてましたしね。

物語の舞台は西暦2092年夏の沖縄。
バカンスに来ていた深雪とそのガーディアンである達也、
そして二人の母である深夜とそのガーディアンの穂波の4人。
名家の親子の小旅行なんだけど達也は家族としてではなく、
ガーディアンとして扱われていて…

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この頃の深雪さんはまだ何も知らない中学生の女の子にすぎません。
四葉家の闇とも言える事情を何も知らず、魔法の実力はあるけどただの名家のご令嬢。
そんな深雪さんが実の兄なのに使用人のように接する兄を扱いかねながら、
沖縄の地でその実力の片鱗を少しずつ知っていき、
ブラコンに目覚めていくのがこの追憶編の見所です!

基本的に原作と同じ流れになっていますが、
深雪さん視点で描かれていることもあり、穂波さんとの絡みとか、
少しずつエピソードを盛ってきていますね。
深雪さんがより可愛らしくなっているのでこれは問題ないと思います!

アニメでここまで描かれるか判らないので、
一先ずこの漫画版で体験してみるのも良いかと思います。

:: 2014/6/11 水曜日::

■[漫画]やっぱりすなおはエロ要員「つぐもも」13巻

人に裏切られた付喪神たちが集う迷い家が、
くくりが持つ石片を奪いに来るため、助っ人として皇すなおが参戦!
ラブコメ要員としてはもちろん、エロコメ要員として実績のあるすなおさんですから、
12巻の頃から期待していましたが、その期待以上の魅力を見せてくれましたよ!

ラブコメ要員としては典型的な素直になれないツンデレ(ただしデレ9割)として。
エロコメ要員としては早速一緒にお風呂に入ってパイ揉みさせるToLOVEるヒロイン!
それでいてちゃんと修行してきたすそはらいとしてかずやと実力が伯仲するという、
良いポジションを占めていると思いますよ!
ちなみに、6巻でかずやと約束しながら放置プレイだったという所には、
ドラゴンボールのチチと同じ属性を感じます。(笑

そんなほのぼのエロとした展開だった前半とは打って変わって、
遂に迷い家の勢力がミウラヒを目覚めさせて進軍開始!
ついにくくりちゃんとのバトルとなってしまう訳ですが、
弱ったとはいえくくりちゃんが本気出したらどれだけ強いのかが判ります。
この圧巻なバトル展開、見応えありまくりですよ!

しかしそんなバトルに水を差すあざみの乱入に驚きです。
落ち着きっぷりからして計画通りなんだろうけど、
最後に出てきたかずやのお母さんっぽい人といい、
これはついに物語の核心に触れてきた感じがしますよ…!
これはマジでクライマックスの予感…!

まぁ、そんな緊迫したラストでしたが、巻末描き下ろしのくくりちゃんの妄想見てたら、
良い意味で脱力しちゃいましたけどね!
見た目は変わったけど中身は全然変わらないんだなぁ…(笑

:: 2014/6/9 月曜日::

■[漫画]期待されたから頑張るのではない、頑張ったから期待されるのだ。「弱虫ペダル」34巻

かつて才能豊かで将来を嘱望されるも怪我に苦しんできた古賀と、
三年間愚直に努力をし続けてきた手嶋。
2人の三年生がインターハイレギュラー、最後の切符を賭けた勝負の決着が、
今、ここに…!

私が2人の三年生、どちらに感情移入したかというと…
圧倒的に手嶋です。
どこに、というと凡人であるという所ではなく、
レース中の回想に出てきた今までずっと期待されなかった過去についてでした。

自分なりに努力しているんだけど、上の人たちからは期待されずほぼスルー
優秀な一部の人間が期待されるのを羨んでしまい、
「期待されれば頑張るのに」と思ってしまう凡人らしい心。
私にも両親祖父母に期待された優秀な兄が居ただけにその気持ちがよく分かります。
そして、だからこそ手嶋が「頑張らないと期待なんかされない!!」
という真理に辿り着いたのが凄く嬉しかった…!

正直言うと、この漫画を中学生の頃に是非読んでみたかった。
せめて高校生の頃に読んでいたなら私の人生は大きく変わっていたと思います。
煌めく才能や圧倒的な努力さえも厭わない天才たちが活躍する漫画という世界で、
等身大の凡人が苦しみながらもがき、悩み、答えを見付けて体現してくれる漫画は、
もの凄く泥臭いけど、だからこその魅力がそこにあります。

もちろん古賀も良い先輩していて清々しかったです。
レギュラーにはなれなかったけど、後輩たちを後押しするその言葉。
口下手だった巻島の代わりなのか、小野田に懇切丁寧に指導するその手腕。
実に先輩らしい姿を見せてくれ、だからこそあの涙は心に残りました。

そして遂に2回目のインターハイが始まります。
去年のインターハイの時点で盛り上がりすぎたからどうなるのかと思ってましたが、
ここに来るまでの期間だけで想像以上の熱さを思い知ったので、
これからのインターハイ編には俄然期待してしまいますね!

:: 2014/6/7 土曜日::

■[漫画]新社会人に向けたエール「ちくちくぬいぬい」1巻

子供の頃に出会ったアパレル企業「シュシュトリコ」に憧れ、
服飾専門学校で学んでから無事就職し、新人社員代表にまでなったはちここと八谷美里
尊敬するファッションデザイナー橘志音と同じ職種になれるかと思いきや、
配属されたのはデザイン室ではなく生産管理部という裏方部署で…

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生活の基本である”衣食住”の中でも”食”は漫画の題材によく用いられますが、
”衣”を題材にした作品ってそんなに多くないんですよね。
女性向けは判りませんが、男性向けだと「王様の仕立て屋」くらいじゃないでしょうか?
そんなマイナージャンルな上に、主人公のはちこが配属されたのは生産管理ですからね!
どうしても地味に感じてしまいますが、そんな事で挫けないはちこの頑張りが面白いんですよ!

服飾業界漫画ですが、1巻の内容は新社会人の奮闘記と言った方が正しいです。
希望していない部署に配属され、学生時代に培った努力は現場での経験には太刀打ち出来ない…
それでも腐らず、憧れの橘チーフを目指してボタン付けから頑張り、
取引先とも真摯に真っ正面から対応するはちこの姿には勇気付けられるものがあります。
そういった意味では初期の「いいひと。」が割りと近い作品な気がしますね。

地味で大変な部署だけど教育係の先輩は優しいし、一見冷たいようで親切な先輩もいるし、
変わり者だけどイケメンで迷った時は支えてくれる先輩もいる。
取引先の安田産業さんは気難しいけど真っ正面からぶつかれば気持ちの良い人だし、
少しずつ花開いていく人間ドラマが読み応えあるんですよねー

作者のハザキ・ヤマトさんはこの作品が初めての単行本な上に、
以前、はてなのWeb漫画特集記事で書いたように連載はWeb雑誌のEDENということもあり、
どうしても知名度は高くありませんが面白い漫画です!
Web漫画の常で第一話は読めるのでまずは是非読んで欲しいです!

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