フラン☆Skin

種類は多いけど、余り完結することがないと思われていた冬目景作品ですが、
前作のハツカネズミの時間に続いてACONYも完結へ。
完結、といってもしきみ野アパートの時間はいつもどこかで流れていることが感じられる、
そんなしばしのお別れ、みたいな雰囲気が漂う最終回でした。

アコニーの行方不明の母親を捜すという当初からの命題が、
3巻の序盤で詳らかにされる訳なんですが、シリアスなのは一時だけ。
思いがけない事実が判明してからは相変わらず非日常な日常が繰り返され、
おかしく面白いアパートの面々が楽しませてくれます。

特に巨大化した食虫植物と、地下で巨大化した芋虫の怪獣大決戦とかもう何がなんだか。
「まんま、モスラ vs ビオランテだなぁ…」とか思ってたらそんな台詞あったりね。（笑
また、鏡を通じて平行世界に行って黒髪や金髪や茶髪や赤毛なアコニーと会えたり、
平行世界の基海の意外だけどそれもアリだな、と思わせる風貌にニヤニヤしちゃったり、
毎月読んでて愉快でしたよ。

母の帰国と高校受験という至極現実的な理由でアパートを出ることになった基海だけど、
そのさばさばとした別れ方も、いつでも戻ってこれるし戻るつもりだという、
そんな当たり前な意志が感じられましたね。
成長した基海とあまり成長しないアコニーの二人が10年経ってそれ以上になっても、
いつも一緒にしきみ野アパートで楽しい非日常を過ごしてそうな気がしますし、
そうであって欲しいな、と思います。

京極さんの初の商業コミックスが発売ですよ！
イラストのお仕事は以前からされてましたけど、
漫画は同人誌でしか描いてなくて、数年前に商業でも漫画を描けば良いのにと言ったら
「商業レベルのクオリティなんてボクにはとてもとても…」
と謙遜されてたんですが、遂に商業デビューですよ！

作家さんには仕事を引き受けざるを得ない魂の作品とも言うべきものがあると聞いたことがありますが、
京極さんにとってはそれが「ストライクウィッチーズ」だったんですねぇ。
過去に出された同人誌でもストライクウィッチーズ関連が種類が多い上にページ数もありますからねー
京極さんが描くのは最早必然だったのかも知れません。

で、この単行本はアニメ「ストライクウィッチーズ」1期と2期の間を描いた話になっています。
解散した501の面々がそれぞれがどう過ごしているかを描いており、アニメの補完的な内容です。
世界各地に散ったみんなが現地のウィッチたちと協力してネウロイと戦ったり戦災復興を行ったり、
仲睦まじく過ごしたりと思い思いの日々を過ごしている姿にはどこかホッとさせられるものがあります。

アニメ2期で出てきたアフリカの星、ハンナ・ユスティーナ・マルセイユも出てきますし、
アニメしか知らない人は元より、小説版を含めた世界観が好きな人も満足できる内容になっていると思います。
個人的にはエイラーニャ…、というかサーニャ大好きなエイラの喜怒哀楽っぷりが楽しかったです。（笑
同人誌の頃もそうだったけど、エイラはこういった役回りでこそ光ってる気がします。（ぉ

ちなみにストライクウィッチーズと言えばズボンですが、もう一つ忘れてならないのがお風呂場面です。
という訳で宮藤が登場する最終話ではリーネちゃんにペリーヌに坂本さんに淫獣の4人で温泉です！
勿論湯気や日光の邪魔をされずにおっぱいを堪能できるのです！
いやー、この漫画買って良かったなー（台無しな締め

来月からアニメ放映を控えている神知るですが、
9巻から続いたTS展開こそが個人的な関心を集めている次第です。
いやー、精神入れ替わり系TSをするとは駆け魂もやるじゃないですか。
「SKET DANCE」15巻といい、最近の少年漫画は判っておる喃。

という訳で女体化した桂馬たんハァハァな訳ですよ。
孤高の精神を保ってきた落とし神としての支柱が揺るがされ、
乙女ゲーをやっちゃう桂馬たんに萌えなくて何に萌えろと。
エンディングを迎えるためとはいえ、ヒロインやってる桂馬たんマジ可愛い。

そして後半からは巨大っ娘属性的なヒロインが登場。
いや、実際は若干違うんですが、まぁ、結局の所そうなっちゃうというか何というか。
超弩級少女4946といい、最近のサンデーはアグレッシブというかコアだなぁ…
ちなみにそこそこギャルゲやエロゲを嗜んできた私ですが、
活動的で自信家な姉はともかく、巨大娘が出てくる作品はやったことがありません。
一応あるにはあるみたいなんですけどね…（参考：巨大娘 – Wikipedia）

しかしアニメ化に伴い楽屋ネタの話があるのは…
多分編集部の方針なんだろうですけども…
まぁ、ハクアと天理が可愛かったからアリかな！
可愛いは正義！

私のここ数年のエロ漫画雑誌の購入頻度がホットミルクに次いで高いのが阿吽でして、
その阿吽で好きな作家の一人が幸田朋弘さんな訳です。
でも中々新作の単行本が出なくてヤキモキしてたんですが、
やっと3年ぶりに新作が出て喜びも一入な次第です。

この単行本は基本的に短編集で、連作は1本のみ。
巻末に収録されている「セカ×セカ」の第8話は例外ですね。
というか「セカ×セカ」の続きはやっぱり出ないんですね…
結構好きなシリーズだっただけに残念です。
まぁ、お特に気に入りだった8話が収録されただけマシと考えるようにしましょう…

阿吽の巻頭やセンターカラーで載っていたカラーもそのまま収録されており、
幸田朋弘さんのエロ漫画好きとしては満足度が高いです。
というか阿吽の最新号に載ってるのまで収録されているとは…
夏コミで新刊落としてたのも仕方ないのかも。

私が一番好きなのはエロい委員長が出る「はじめての委員長」かなー
性的に積極的（というかむしろ痴女）なキャラが多い中でもかなりアレで、
おっぱい丸出しで「抱いてっ！！　好きですっ！！　付き合ってっ！！」
という順番を無視した告白をして押し倒す委員長は大変にエキセントリックでエロかったです。

積極的（性的な意味で）な女の子が好きな人にはオススメの作品です。

モーリーが覚醒してジャスミンとして運命に抗うも阿鼻谷の前に敗れ去り、
遂に決勝は白鷺杜夢 VS 阿鼻谷零侍という運命の一戦に…！
1巻の頃から見守ってきた本作ですが、杜夢 VS アヴィという初期の構図からブレることなく、
一貫して狂気のギャンブルを描ききったのは賞賛に値すると思います。
このような作品を見事に完結させるまで掲載させるとは流石は週刊少年チャンピオンと言えましょう。

ラストの対戦は阿鼻谷にとって原点とも言えるブラックジャック電気椅子デスマッチ！
一度でも負けると即死の電流が迸る狂気のギャンブルを前にして、
杜夢の生死を賭した奇跡が炸裂する！
クライマックスに相応しい盛り上がりは大興奮間違いなしですよ！

そして「GAMBLE FISH」と言えば狂気のギャンブルと両輪を成していたのが女体です。
杜夢が潜り抜けてきた数々のギャンブルでライバルとして立ちはだかった女性たちが、
次々と籠絡されている様は見事の一言でしたが、アヴィとの決戦前の時点でハーレム状態で、
もうその時点で杜夢に弟子入り（リア充的な意味で）志願したかったというのに、
ラストに至っては全員下着姿で飛び込みすよ。
スゲー、杜夢さんマジぱねぇ…！

いやー、それにしても阿鼻谷も良い悪役キャラでした。
山根先生独自の巻末描き下ろし3ページ漫画が割りとツボ。（笑
そうだよね、こういった狂った所があってこそ「GAMBLE FISH」だよね！
次回作にも期待したいのですがどうなんでしょうか。
うーん、山根先生が好きなバイク漫画とか…？

まさかのアニメ化で、まさかの面白さで毎週笑わされている「みつどもえ」
帯によると喜ばしいことに分割2期をやるみたいで嬉しい限りです。
これで「みつどもえ」→「イカ娘」→「みつどもえ」のチャンピオン3連鎖ですよ。
来るでー、これはチャンピオンの流れが来るでー…！

表紙は梅雨模様の三つ子ですが、みっちゃんが濡れているのは普通に汗だと思ってました。
そんなみっちゃんにも純真な子供の頃があったんだなぁ…
と巻末描き下ろしの「秘技今昔物語」でしみじみと思った次第です。
パンツ脱いだのを笑顔で報告するみっちゃんマジ天使。
というかホント面白いなこの今昔物語シリーズ…（笑

他のキャラも相変わらず素敵に変態に個性的なのがたまらんですね。
宮なんとかさんが顧問のコーチにまでウザキャラと認識されてたり、
まゆげキャラの吉岡さんもそのお母さんともども面白いです。（笑
あとお母さんと言えば外せないのが千葉のおかんの和実さんですね。
佐藤の母と同じ学校なのは判っていましたが実は女子高だったとは…
そこで若かりし頃の佐藤母にセクハラの限りを尽くしていたとは最高じゃないっスか…！

正直そのツッコミ所の多さにどこから突っ込んでいいのか判らない面白さで、
爆笑必至のオンパレードなので是非自宅で読むことをオススメします。
アニメも原作の面白さを忠実に再現して更に＋αしているのでそちらも是非。
そしてアニメ→漫画とポロロッカしてくれるのをお待ちしております。（笑