その着せ替え人形は恋をする 15巻(完結)は7月25日発売!
終わるのは寂しいけれど、五条くんと海夢ちゃんのグランドフィナーレを見届けよう!
:: 2014/9/7 日曜日::

■[ラノベ]立身出世ファンタジー、開幕!「ラピスの心臓」1巻

ラピスの心臓 1 宝玉の試練
著者/訳者:羽二重銀太郎
出版社:KADOKAWA/エンターブレイン( 2014-08-30 )
小説家になろう:ラピスの心臓
作者サイト:おぽっさむ
絵師サイト:▲△△
絵師twitter:一色 箱 (ichiiro_hako)さんはTwitterを使っています

エンターブレインから発売されたこの作品も、最近の流行に漏れずWeb小説からの書籍化です。
しかし、小説家になろうの作品ではあるのですが、Arcadiaの作品でもあります。
むしろ投稿時期はArcadiaの方が先で、後になろうと二重投稿になったんですよね。
連載が始まったのが2年半ほど前で、当時はダンまちとエデンとこのラピスが凄く好きだったんですよ。
当時ファンだった作品の中では書籍化が一番最後になっちゃいましたが、
そこに面白さの多寡は相関性は見出せないのです!

世界観はわりと独特で、世界の大部分を灰色の森<深界>が覆い、
人類は山や高地に追いやられた時代。
生物は輝石というモノを持ち、人類は左手にソレがあるけれど、
一部の特殊能力を持つ彩石持ちに濁石持ちは支配される階級社会。
そして深界に住まう雨に狂う人外のケダモノたちである狂鬼は、
そのどちらも平等に食い、そして蹂躙できる存在。

しかし、王都ムラクモ育ちの孤児だったシュオウは、
ある日暗殺に失敗したアマネという凄腕の濁石持ちにその才を買われ、
12年間のシゴキに耐えて狂鬼すらも単独で倒せる実力を持つことに。
外の世界への好奇心に突き動かされてムラクモに戻ったシュオウは、
路銀のために彩石持ちの子女の卒業試験の従士の仕事を受けることにするんだけど、
そこから彼の立身出世はスタートして…

世界観が一種独特なのである程度人は選ぶと思います。
初めて出来た仲間がスキンヘッドのオカマだったり蛙人だったりと特殊だし、
この章でのヒロインであるアイセとシトリは一癖も二癖もありますからね。
クール系秘書だと思っていたカザヒナが極度の匂いフェチだったりと、
割りと残念なトコが多いヒロインばかりです。
一番マシなのは100歳越えのロリババアであるアデュレリア公爵なんじゃなかろうか…

そんなヒロインたちの心を鷲掴みにしてしまうシュオウはカッコイイわけですよ。
その育ちの特殊な所からどこか浮き世離れしている所もそうですが、
何と言っても戦闘での圧倒的な強さですね。
仲間を庇うという縛りゲーム状態での立ち回りも良いけど、
やっぱり、全ての縛りから解放された状態での圧倒的戦闘力がカッコイイ!
これは惚れますわー

物語はまだまだ序盤なのでこれからの展開が楽しみですね。
ストック的にはあと4冊くらいはあるはずなので、
これからの刊行が楽しみです。
個人的には3巻あたりが好きです。

:: 2014/9/2 火曜日::

■[ラノベ]新ヒロインは残念系な英雄の娘「神様ライフ」2巻

神様ライフ (2) (角川スニーカー文庫)
著者/訳者:気がつけば毛玉
出版社:KADOKAWA/角川書店( 2014-08-30 )
作者サイト:気がつけば毛玉
作者twitter:気がつけば毛玉 (takemika00)さんはTwitterを使っています
絵師サイト:Pion
絵師twitter:みわべさくら (sakurapion)さんはTwitterを使っています

Kindle版:神様ライフ 1
Kindle版:神様ライフ 2

ついつい怒りに任せてデキたてホヤホヤの迷宮を破壊しちゃった悠斗。
A.W.onlineのキャラスペックを保持したままなのでチート級の強さはあるけど根は小市民なので、
金脈たる迷宮を壊された冒険者ギルドから怒りの呼び出しに応じて、
メイドと巫女と犬耳ロリ連れで王都に行くわけなんだけど…

冒険者ギルドの老獪な脳筋ジジイどもに3つの試練を課されたけど、
この作者のノリをよく知っている身としてましては、
このジジイどもの末路に冒頭から涙を禁じえませんでしたね。(笑
実際案の定なオチに持っていったし。
低姿勢だからといって、実力が低いとは限らないんじゃよー

今回は新ヒロインが出てましたけど、まためんどそうな女の子で…
英雄の娘として生まれて箱入りで育ってきた銀髪ヒロインのリーゼベルちゃん。
基本的にいい子なんですけどね! だからこそ悠斗も手助けしちゃうんだろうし。
周りからの期待に答えようと頑張る姿とか健気じゃないですか。
終盤ではクーティアを助けるためにきちんと動けてたし、良いヒロインですよ。
普段はちょっとドジっ子なだけで…

でもやっぱり真のヒロインは犬耳ロリのクーティアでしょうね。
いやー、クーティアっては本当に可愛いですねー
子供の可愛いさと子犬的な愛嬌まであったら最強に決まっているじゃないですか。
もう、クール毒舌メイドもヤンデレ狂信巫女も必要ないのでは。

そう言えば途中でロマリアの闘技大会に黒騎士が云々と出てきましたが、
ここらへんはフリーライフとのクロスオーバー的なアレですね。
「小説家になろう」からのファンへのサービスがあって嬉しかったです。(笑

:: 2014/8/31 日曜日::

■[ラノベ]冷凍睡眠を抜けるとスペオペだった「銀河戦記の実弾兵器(アンティーク) 1 高校生の俺が目覚めたら宇宙船にいた件」

藤丸さん! たまに快楽天でエロ漫画を描いてる藤丸さんじゃないか!

藤丸さんは快楽天のデビュー作で知ったんですよね。

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それ以降は同人誌も読んでるんですが(→
昨年からラノベのイラスト仕事もされるようになったんですね。
しかしまさか小説家になろうの書籍化仕事をすることになるとは…
というか、流石に原画家だけでなく、エロ漫画家でもあるだけに、
表紙のエロさがパないっすね。
というかおっぱい凄い。

Web原作である僕と彼女と実弾兵器(アンティーク)は、
実を言うと導入部が無駄に長くて途中で読むの止めちゃってたんですよね。
ただ今回、藤丸さんがイラストを描いているということもあって手に取って改めて読んだんですが、
書籍化で予想以上に読みやすくなってて驚きました。
ボール状態の小梅も可愛いけど、やっぱりマールのおっぱいを早く拝みたいですからね。
冒頭はサクっと終わらせるに限るですよ!

物語は腹痛で検査入院したはずの一条太朗が、目を醒ましたら宇宙船の中で、
更に幽霊船になってて、時代はなんと地球なんて伝説の中にしか存在しない遠未来。
幽霊船で出会ったAIの小梅に、ジャンプ先で出会った初めての人類のマール。
次々と人々と出会いながら幾度のピンチを乗り越えて、
いつか地球に帰る日を夢見て太朗ことミスター・テイローが、
会社を興して冒険するスペースオペラです。

小説家になろうは異世界転生がメジャーですが、
案外それ以外も濃い作品があるんですよね。
これもそうで、結構しっかりとSFしているから面白いです。
脳内で電脳プログラムをするBISHOPというシステムに、
脳の記憶領域を文字通り上書きするオーバーライドという技術だけでなく、
マールたち宇宙ステーション育ちにとっての贅沢の価値観とか、
そういった文化風習まで含めてラノベらしいSFしていると思う訳ですよ。

主人公であるテイローのキャラもちょっとノリが軽いトコはあるけど、
ヘタレなわけでもなく、ピンチの中でもしっかりしている所はあるし、
何より小梅とマールというヒロインたちが魅力的ですからね!
これからの活躍にも期待ですよ。

それにしてもマールはおっぱいがでかいよなぁ…
無重量状態であのおっぱいがどういう風に揺れるのか、私、気になります!

:: 2014/8/30 土曜日::

■[ラノベ]大森林のスローライフ「無職転生 ~異世界行ったら本気だす~」4巻

Web連載は最近シリアス展開を突っ走ってますが、
この4巻ではかなりコメディ路線で突き進んでいます。
一年で魔大陸を縦断し、冒険者ランクもAに上がったルーデウスたち「デッドエンド」が、
海を渡ってミリス大陸に到達してからの冒険する内容になってます。

今回は結構大胆にWeb版から変えてきてますね。
ルイジェルドの運賃が高すぎて密輸業者を使うのは同じですが、
書籍版では密輸業者の方から接触してきた上に、
ミリス大陸の倉庫でルイジェルドが暴れるのも向こうの依頼ってのが大きな変更ですね。
まぁ、その密輸業者も裏で色々動いていたせいで、
ルーデウスの意外なバトル展開があったのが一番の驚きかな。
でも、そのお陰でルーデウスがキシリカから下賜された予見眼が活躍出来たし、
新入りことギースの経験が活かせていて、良い改変だったと思います。
その余波のせいか大森林での空飛ぶ特訓がスルーされたのはちょっと残念だったけど。

ちなみに4巻で一番好きなシーンは全裸DEルーデウスの牢屋生活ですね。(笑
冤罪で牢屋に押し込まれるとか普通は読者もストレスが溜まるもんですが、
捕まった時から一貫してお気楽的な脳内思考をしていたお陰か、
それとも前世のニート生活を彷彿とさせるふてぶてしさのお陰かは判りませんが。
特にギースが来た時の涅槃仏のポーズとかはかなり笑っちゃいましたねー
しかしこののんびりしていたスローライフの後に、
ミリシオンであんな展開が待っているとは思わなかったのです…

それはそうと、ルーデウスとすれ違ったロキシーですけど、
彼女が思い描く理想…、というか妄想の男性との出会いに関してですが、
読者の想像通り、アレでソレして実現します。
とはいえ、それはまだまだ先のことで恐らく10巻ほど先になると思います。
我慢出来ない人はWeb版を読破しちゃうことをオススメしますですよ!

:: 2014/8/26 火曜日::

■[ラノベ]空に融け合う英雄たち「とある飛空士への誓約」6巻

第二部完! そして最終章の第三部へ…

同じ釜の飯を食った仲間と敵味方の陣営に分かれ、
戦闘機に乗り、本気の殺し合いをしないといけないという、
戦争という狂騒に翻弄されるエリアドールの7人が切ない…!
特にイリアと清顕はお互い告白はしていないけれど、
殆ど恋人なだけに切なさが半端ないです。

今回の帝国と連邦の戦争はそのまんまアメリカと日本の太平洋戦争がモデルですね。
連邦の国家が国民の命と財産を消費する異常な戦争や、
首都に住む無辜の民を虐殺する悪魔の所業とか、
東京大空襲そのまんまですからね…
ホント帝国はやりたい放題だな…

見知らぬ帝国の兵隊相手なら冷静に撃墜出来たけど、
イリア相手だと土壇場になっても躊躇しちゃうのは清顕らしい甘さでしたね。
でも、そんな清顕から甘さを拭い去るほどに空襲は鬼畜なんだなぁ…
清顕が同僚のリュウに殴られた時は、リュウの戦果のこともあり、
ちょっとリュウのことが嫌いになりましたが、
彼の遺言を聞くと、ちゃんと清顕の実力を認めていたことがわかりスッキリしました。

イリアと清顕の最新鋭の機体を駆りながら戦いは物理を超え、
どこか精神的な所にあったようですが、それもむべなるかな、と思いました。
二人とも限界ギリギリまで鍛えあげて戦ってたもんなぁ…
だからこそ、この結果は有りかなぁ、と思います。
正直、ちょっとご都合主義かな、とも思いますが。

それと、ニナの方ですが…
カルエルのために王にまでなったけど、
その透明な笑顔が今後どれだけ曇ることになるかと思うと心配でなりません。
作中で「世界を支配する残酷な神~」とか出てきたけど、
ホント、作者の犬村小六さんは鬼ですよね。
もうちょっと、みんなに優しくしても良いと思います。(笑

:: 2014/8/21 木曜日::

■[ラノベ]すれ違った男女の悲劇「フルメタル・パニック! アナザー」8巻

アナザーになっても失われないフルメタジンクスすげー…

7巻でロシアとカスピ海沿岸のガルナスタン共和国との紛争が勃発したと思ったら、
現在ウクライナ問題が起こってしまって大変に時勢が悪いというか。
まぁ、ガルナスタン共和国は地理的に見てトルクメニスタンがモデルでしょうし、
紛争のモデル自体はグルジアみたいですけどね。
とはいえ、これは作者の大黒さんが萎縮してしまうのも仕方ないわ…

結局「カエサル・プロジェクト」を放っておくわけにいかない新生D.O.M.S.の面々が、
ガルナスタン共和国でクーデターを決起しようとする一派からの要請を受けて、
身分を偽装してガルナスタンに侵入し、いざ事を起こそうとしたら、
思いもよらない事態が起こってしまい…

これはねー、読んでて辛かったです。
大統領の息子であるオルカンは馬鹿だけど憎めない良いやつだったし、
その幼馴染みであるソラヤも良い娘なんだけど、責任感が強すぎただけなのがなー
前大統領の狂った遺志と時代背景だけならまだ何とかなったかもしれないけど、
クルピンスキーの狂気によって完全に狂わされた二人の主従の関係がただただ悲しいです。

そして達也とリーナの二人もちょっと気まずいことになってた時のアレですからね。
一応まだギリギリで耐えてる感じだけど、二人がオルカンとソラヤみたいにならないか、
心配で仕方ないです。
二人がしっかりと言葉を交わし合って絆を深めることが出来ると良いんだけど…
まぁ、菊乃がこの窮地をチャンスに変える可能性もある上に、
それはそれで有りかなー、とも思いますが。(笑

結局今回の難局を乗り切ったのがユースフとサミーラの二人だったというのが、
何とも印象的でした。
みんなが幸せになる結末を見たいんだけど、第三次世界大戦になりそうでもあり…
うーん、厳しいかなぁ…

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