その着せ替え人形は恋をする 15巻(完結)は7月25日発売!
終わるのは寂しいけれど、五条くんと海夢ちゃんのグランドフィナーレを見届けよう!
:: 2014/2/4 火曜日::

■[ラノベ]私を文化祭に連れてって「生徒会探偵キリカ」5巻

カラー口絵のネタバレっぷりが半端無いので本文を読み終わるまで閉じていることを推奨します。
そもそも何故こんなに盛大にネタバレしたし!
カラーでこのシーンを見ることが出来たのは嬉しいけど、
もうちょっとやり方はなかったのか…

生徒総数8000人を超える白樹台学園の文化祭「御白穂祭」がとうとう開催!
もちろん近隣の商店街からローカル局まで巻き込んだ規模なので、
準備段階から色々とトラブルが重なる上に、
芸能科女生徒主体の演劇部のトラブルやスキャンダルで、
文化祭当日も問題が続出して…

今回はひかげの詐欺師っぷりがそれほど前面に出てなかった感触があります。
まぁ、キリカの予想通りな怖がりなトコとか、
月島さんという強烈すぎる新キャラの印象が強かったというのもあるんですけどね。
しかし、ミスコンに対するみんなの姿勢が凄いですね。
朱鷺子さん、目的のためならそこまでおやりになりますか…!
もっと挿し絵を披露してくれたって良いんですよ朱鷺子さん!

それにしてもまさかひかげの姉、牧村ひなたが登場するとは思いませんでした。
てっきり電話だけにしか出てこないもんだと…
刑事コロンボの「うちのかみさん」、
スレイヤーズの「ルナ=インバース」的なキャラだと思ってたんですが、
氷菓の「折木供恵」的なキャラだったということですね。
というか、どこまでスーパーなお姉さんなんだろう…
片鱗だけしか見せてないのに、もう既に狐徹を凌いでるんじゃないかな…

ひかげの詐欺師っぷりはちょっと低調でしたけど、ジゴロっぷりは全開でしたね。
化粧されて姉のひなたそっくりになった時の美園先輩の壊れっぷりも凄かったけど、
素でキリカにミスコンを勧めてキリカを壊しちゃうトコとか最高にジゴロでした。
今後ともジゴロってニヤニヤさせて欲しいものであります。

:: 2014/2/2 日曜日::

■[ラノベ]童女ふみふみ「終物語 (中)」

終物語 中 (講談社BOX)
著者/訳者:西尾 維新
出版社:講談社( 2014-01-29 )
単行本 ( 340 ページ )

時系列とか色々無視するのはいつも通りですが、
まさかいきなり「つばさタイガー」の裏側で起こっていた事態を、
今頃になって語られることになるとは思いませんでした。
てっきりこのまま無視して完結一直線かと思ってましたよ。
でも、全ての謎を詳らかにせずにはいられない忍野扇が絡んでいると考えれば、
当然といえば当然だったのかもしれない。

2学期が始まり羽川が大変なことになっている頃、
鬼物語の直後で忍とのペアリングが切れている阿良々木くんに起こった怪異。
というか怪異の大元とも言えるキスショットの一人目の眷属が、
四百年かけて復活するという結構な大騒動の物語。

「しのぶメイル」なのに神原と阿良々木くんの二人がメインでしたが、
この二人だからこそ安定の面白さで突っ走っていたような気がします。
というか、開幕からビブリア古書堂はともかく「HAPPY☆LESSON」ネタを入れてくるとか、
ホントにどんだけ「HAPPY☆LESSON」jのことが好きなんだ。(笑

しかし神原は本当に美味しいキャラというか、楽しいキャラだなぁ。
忠誠心溢れるエロ奴隷で、ジャージの下がノーブラで、激しい運動したら揺れて痛いとか、
更には覚悟完了したら「処女のまま死にたくない」とか言って迫ってくるとか、
もうホント、色気はないけど色々とアレですよね。
それに付き合えている阿良々木くんも大概アレだと思います。
流石は何でも知っている伊豆湖さんをドン引きさせるだけはあるぜ!

神原のお陰で楽しかったし、斧乃木ちゃんの童女っぷりも良かったし、
拗ねた幼女も可愛かったんだけど、やはり羽川が出てこないと物足りないと感じてしまう…
我ながら重度の羽川ジャンキーだと思い知ったワタクシ…

それにしても遂に次の下巻で終わるのかー
と思ってたんだけど、そう言えば「続・終物語」もあるんでした。
果たして次はどうなるのか、というかどの時点での物語なのか。
色々気になりつつ楽しみに間違いと思います。

:: 2014/1/30 木曜日::

■[ラノベ]VRMMO世界に囚われたゲーマーたちの闇「エデン」2巻

エデン〈2〉
著者/訳者:川津 流一
出版社:アルファポリス( 2014-01 )
単行本 ( 312 ページ )
作者サイト:川津 流一

個人的には藤原カムイさんあたりの絵柄で想像していただけに、
相変わらずイラストが合ってないなー
とかそんなことを益体もなく考えてしまう「エデン」の2巻。
表紙も挿絵もダークな雰囲気がバリバリ出てますが、
内容はそれほどまでにドロドロトゲトゲしたものではないです。
一部エグい表現も含まれていますけどね。

1巻で巨龍ヴァリトールを倒し「真バルド流剣術」を取得した師範代が、
リンたち以外にもその強さを見せつけることになるのがこの2巻です。
ヴァリトール素材の装備を作るために鉱石掘りに行った先でモンハウを一人で殲滅し、
更にはダンジョンボスすらも圧倒的に実力で打ち倒す師範代さんマジ凄い。
でもその凄さが爽快感に変わるのは周りにブラッククロスのメンバーが居たからだよね。
俺TUEEE展開は周りに驚き要員が居ることが重要だと再認識させてくれます。

そして後半からの強盗プレイヤー討伐戦なんだけど、
こちらでも初心者流剣術だとバカにしていた奴等が、
師範代の予想外の強さに蹂躙されていく様は実に爽快でしたね!
これこそ「エデン」における俺TUEEEですよ!

そして組織関係の複雑さとドロドロさが予想以上でしたね。
それに1巻のPK野郎なレオンの最期の言葉が伏線だったのには気付かなかったなー
…それにしてもこの世界はVRMMOなんだけど、想像以上に自由度が高いですね。
まさか殺人監禁どころか異性への陵辱まで可能とか、本当にエグい。
こういったエグさはSAOやログホラといった似た世界観の作品にはないものですよね。
本当に現実世界に帰りたい奴等ばかりなのかという命題も含めて。

それにしても今回のことで師範代はほぼ最強といえる装備は整ったけど、
組織間の動向やら、何か色々知ってそうな人たちの暗躍やらと、
ますます事態が混迷になってきた感がありますね。
徐々に師範代の実力が知れ渡るようになってきたけど、果たして今後どうなるのか。
Web連載の方も含めて楽しみに待っています。

:: 2014/1/28 火曜日::

■[ラノベ]真奥と鈴乃の凱旋(?)「はたらく魔王さま!」9巻

10巻出たの先月なのに今更9巻の感想というのも時期を外しまくってますが、
Kindle版が出たのは先月なので仕方ない。
アニメ放映時期には全巻Kindle化したのに、放映後は3ヶ月遅れで配信とか、
電撃文庫は釣った魚には餌をやらない方式なんでしょうか…(´・ω・`)

まぁ、それはともかく9巻ではエンテ・イスラに連れ去られた芦屋と恵美の父、
そしてエンテ・イスラから戻ってこない恵美を助けるために、
鈴乃と真奥が赴くことになるんだけど…
準備の段階から喧々諤々な騒動になって千穂ちゃんに諌められるとか、
この二人で大丈夫なのかと心配になりましたね。(笑
しかし、原付の値段やキャンプ用品の値段でケチケチしているのを見ると、
芦屋とか攫われて大変なはずなのに緊迫感がない上に笑ってしまいます。(笑

それにしてもこの9巻では鈴乃の魅力が際立ってたなぁ。
真奥とキャンプ用品のどっちを買うかとか夫婦喧嘩かと思うようなものだったし、
真奥に洋服が似合うと言われて照れてる鈴乃とかマジ可愛いですよ。
それに今まで明かされなかった真奥がエンテ・イスラに侵攻した理由を、
鈴乃相手に告解するとかもう色々と始まってて素晴らしいな! と。
2巻ラストにおける鈴乃と千穂からの「あーん」攻撃的な修羅場ハーレム展開が、
今後有り得るのではないかと思って「ムフ♥」とあだち充的に思ってしまう次第です。

しっかし、予想していたとはいえオルバのクズっぷりが半端ないなぁ。
出来ればまた真奥に悪魔の鉄槌を下して欲しいんですが、
真奥が元の姿に戻れない事情とかあるっぽいしどうなることやら…
世界の謎とかも意味深な感じに残ってるし早く続きが読みたいです。
Kindle化はよ!
もうここまで来たら紙の本で揃えたくないんじゃよ…!

:: 2014/1/26 日曜日::

■[ラノベ]栞子さんと告白の返事「ビブリア古書堂の事件手帖5 ~栞子さんと繋がりの時~」

ビブリア古書堂の事件手帖 (5) ~栞子さんと繋がりの時~ (メディアワークス文庫)
著者/訳者:三上延
出版社:KADOKAWA/アスキー・メディアワークス( 2014-01-24 )
文庫 ( 322 ページ )
作者サイト:馬的思考日記
作者twitter:三上延 (mikamien)さんはTwitterを使っています

11ヶ月ぶりの発売ということで首を長くして待ってましたよ!
作中でも大輔は告白の返事を2ヶ月近く待たされてましたが、
読者の方は11ヶ月待たされましたからね!
いやはや、栞子さんは天然で焦らしプレイするから困る。

大輔から告白され、返事は決まってるけど母に聞かなければならないことがある、
と言われて2ヶ月も返事を待つ大輔は中々に辛抱強いと思います。
まぁ、それだけ栞子さんという女性のことをしっかり理解しているということなのでしょう。
そういった栞子さんへの信頼が読み取れますね。

今回は「彷書月刊」という古書専門雑誌というマニアすぎる雑誌から、
「ブラック・ジャック」というメジャーすぎる漫画作品まで手広く扱っています。
特に「ブラック・ジャック」にまつわるエピソードは一漫画好きとしても面白かったです。
手塚治虫のクリエイターとしての尋常じゃない姿勢とかは、
「ブラック・ジャック創作秘話」等からある程度知っては居ましたけど、
単行本のどれが話数収録の変遷に関わっているとかまでは知りませんでした。
そして、それで感動的なエピソードが生まれているというのにも本気で感心しました。
凄い。

それにしても思うのは、栞子さんが本当に可愛いということです。
「彷書月刊」を仕事中に隅々まで読み込んでいたことを告白した時の栞子さん可愛いし、
大輔と口論してたら唐突にもう一度告白されて真っ赤になっている栞子さん可愛いし、
親友のリュウに化粧しない理由を聞かれて「め、面倒くさくて……」という栞子さん可愛いし、
大輔に甘やかされていると思って「年下のくせに……」とふてくされる栞子さん可愛いし、
何よりラストの大輔への告白の返事をした時の栞子さんは最高に可愛かったです。
ホント、栞子さんって男性にとって理想的な女性ですよね。
表紙の栞子さんにも見とれまくりでしたよ。

ちなみに私は最後のエピローグで「え?」と思ってプロローグを読み返した派です。
確かに読み返してみれば一部違和感のある描写(初めての出会いとか)も混じっていたので、
「言われてみれば…」という所もあったけど、それにしたって上手い構成だと思いました。
それにしても本当に二人は似てるんだなぁ…
一番の違いは出会った男性の性格だという所でしょうか。
当たり前のように栞子さんの傍に居ようとする大輔は良い旦那になると思いますよ。
また面倒な因縁が復活したみたいですが、二人なら何とか乗り越えられると思うので、
完結まで頑張って欲しいです。

:: 2014/1/24 金曜日::

■[ラノベ]剣と魔法の世界で今度こそ「無職転生 ~異世界行ったら本気だす~」1巻

無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 1 (MFブックス)
著者/訳者:理不尽な孫の手
出版社:メディアファクトリー( 2014-01-23 )
単行本 ( 312 ページ )
連載サイト:無職転生 - 異世界行ったら本気だす –
作者twitter:まのごてそーど (Magote_rihujin)さんはTwitterを使っています
絵師サイト:5丁目
絵師twitter:シロタカ (siro_sirota)さんはTwitterを使っています

小説家になろう、総合累計ランキング1位(2014年1月時点)の「無職転生」が書籍化されたどー!

かつて「魔法科高校の劣等生」や「理想のヒモ生活」が辿り着いた地点にいる「無職転生」ですが、
有り体に言ってしまえば「異世界転生俺TUEEE」という小説家になろうのテンプレそのままです。
ですが、それでも多くの人の支持を得ているのはそれなりの理由があるのです。

まず、キャラが良い!
主人公が人生に後悔ばかりが残った34歳クズニートだったのが、今度こそ本気で! と頑張りながらも、
ゲスい所は引き継いでて師匠のパンツ(合法ロリ)を盗んでハァハァしたりするとかキャラが立ちすぎです。
転生先の父親のパウロもメイドに浮気して孕ませたりとダメな所も多々あるんだけど、
モテるのも判る格好良さのある、憎めないキャラしてるんですよね。
他にも合法ロリで主人公のルディの魔法の師匠であるロキシーも頑張り屋なドジっ娘だし、
ルディの友だちのシルフィも可愛らしい幼馴染み属性アリアリなんだよねー

そして文体も読みやすい軽妙なノリなのも良いです。
たまにパロネタを織り交ぜながら語られるルディ視点も良いですが、
ときおり挟まれるパウロやメイドのリーリャ視点も、
ルディを客観的に見ることが出来て新鮮です。
というか、赤ん坊のルディの気持ち悪さは半端ないですな。
リーリャもよく我慢したと思いますよ…(笑

タイトルから判るようにセンスが抜群なので、
読んだことない人は取りあえずWeb版で軽く読んで欲しいですねー
1巻にあたる第一章だけでも充分面白いですし!
Web版既読組としては、在りし日の平和な日常を思い出して懐かしむのも有りなんじゃないかと。
書き下ろしの母親のゼニス視点での短編も凄く読ませられますしね。
ゼニス視点での話はWeb版では一度もなかったし、
Web連載で今のゼニスを知っていると本当に感慨深いモノがありますからねー

それと挿し絵のシロタカさんの絵柄には文句がないんですけど、
ヒロインがピンなラノベ表紙に慣れてると、家族集合写真的なこの表紙は慣れないなぁ…
アルファポリスとMFブックスはこの手の表紙デザインが多いから、これがデフォルトなんだろうけど…
ちなみにシルフィとロキシーは1章時点で面識がないので、
この表紙はある意味ファンタジーですよね。
二人が初めて出会ってルディとアレする13~14章が楽しみでなりません。

個人的に最大の不満点は、パウロとゼニスがギシアンしているのを覗きながら、
ロキシーがオナっているシーンに挿し絵がない所ですね!
何故なかったし! そこ一番重要でしょ!(ぉ

ちなみに2巻は3月発売です。
まぁ、原作ストックが既に15巻分あるしハイペースで刊行されるんじゃないかと。
元々エタらせるのが嫌で書籍化を断りまくってたはずなんだけど、
流石にここまで来ると完結が見えてきたのかしら。
Web版と書籍版のどちらも応援していきたいものです。

余談:シルフィの声は花澤香菜さんで脳内再生しております。

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