その着せ替え人形は恋をする 15巻(完結)は7月25日発売!
終わるのは寂しいけれど、五条くんと海夢ちゃんのグランドフィナーレを見届けよう!
:: 2013/2/15 金曜日::

■[ラノベ]十二時の鐘が鳴り響いた後に「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」2巻

ダンまちの2巻が出たぞー!

私が今年イチオシするラノベ「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」の2巻が発売!
王道ファンタジーとしての面白さがストレートに伝わってくる名作です!
その面白さは2巻では衰えるどころかベルくん並に成長していますよ!
まぁ、Web版既読組からすると2巻でもまだまだ序の口なんですけどね!
本当に盛り上がるのは次の3巻だ…!

今回はソロでダンジョンに潜っているベルくんに初めての仲間が出来るんですけど、
その相手は酒造りが趣味の神・ソーマが作った色々と噂が絶えないファミリア所属のホビット少女リリ。
初めての仲間、初めてのサポーターということで先入観に囚われずに、
明け透けな態度でリリを思いやるベルに対して後ろ暗い所のあるリリが取る行動とは…!?

という事で第2のヒロインたるリリが登場して、あっという間に恋に落ちちゃうわけであります!
まぁ、自分の悪いところをこれでもかと見られたのに全部肯定してくれちゃう相手ですからね!
何より絶体絶命のピンチに駆けつけて助けてくれるとかマジで王子様してますからね!
リリ以外にも今回はエイナさんとデートをするわ、いつの間にか虜にしちゃってるわと…
いやー、本当にベルくんってば無自覚に女ったらしですね!
本命が既にいる上に一途なのが更に手に負えない所であります!

挫折して悔しくて、底辺から這い上がる成長物語という側面もあり、
そういった面白さがあるのはもちろんなんですけど、
この作品の一番の魅力はやはりベルくんという主人公ですよね。
その髪の色と同じ真っ白で透明なキャラクター性が惹き付けてならないです。
そりゃヘスティアも酔っ払って愛を大声で語るってなもんですよ。
いやはや、本当にベルくんは天然の女ったらしだわ。
関係ないけどヘスティアの「へぶにゅ!?」にはめっちゃ萌えました。

さてさて、Web版を読んでいたら分かると思いますが、この次が第一部のクライマックスです。
ただ、文字数的に考えると結構な書き下ろしが入ると思います。
1,2巻の連続刊行をやった直後だし多少間が空くかも知れませんが、
出来れば早めに読みたいモノであります。
というか、是非ともあの熱き盛り上がりをみんなに知って貰いたいですよ!
3巻ー! 早く出てくれー!

以下Web版からの変更点メモ。
・リリの変身が傷有りから獣人に。
・ヘスティア温泉回追加。
・酔っ払ってクダをまくヘスティアの「下水道に住んでもOK」発言でWeb版読者はニヤリ
・アマゾネス姉妹の名前がエルナとエルマからティオナとティオネに。(エイナさんと被りますしね…
・ミアハ・ファミリアで精神力回復ポーション購入して説得力が補強。
・ギルドの査察でエイナさんとヘスティアの会話でベルくんの魅力アップ!
・舞台裏でアイズたん頑張ってる!
・ゲドさん予想外なトコで退場。
・カヌゥさんの中毒で外道なトコが大幅アップしたので3巻が楽しみに。

:: 2013/2/11 月曜日::

■[ラノベ]友情、ほほえみ、フェアプレー「ロウきゅーぶ!」12巻

ロウきゅーぶ! (12) (電撃文庫)
著者/訳者:蒼山サグ
出版社:アスキー・メディアワークス( 2013-02-09 )
文庫 ( 344 ページ )
作者サイト:さぐちきん。-蒼山サグ 個人ページ-
作者twitter:蒼山サグ (SagAoyama) on Twitter
絵師サイト:てぃんくる 公式サイト Piece Gardien

小学生の半分は優しさで出来ており、残り半分には希望が詰まっている。

相変わらず小学生について語る昴さんは熱いモノがありますな。
この12巻ではついに公式戦に出られることになったけど、
まだまだ仲が良いとは言えない五年生チームと六年生チームが、
商店街のお祭りにおけるトラブルを通して絆を深める話がまず一つ。
そして後半は公式戦でついに見えることになった硯谷との試合になっているんですけど、
こちらは第2クォーターまでとなっております。

今回の表紙は真帆ですが、出番自体はそれほど多い訳ではないです。
しかし出番が少ないながらも母親の萌衣さんとの心温まるストーリーは良いモノでしたね。
ただ、その話の直後に昴がやんばるさんと一緒にお風呂という展開があったため、
全てはそれに持って行かれたなぁ、という感じはします。(笑
というか、いつもクールなやんばるさんが恥じらうとか最高に萌えじゃないっすか!
これはやんばるさんもヒロイン化くるー?

そして幼馴染み属性を持ちながらヒロインルートが危うい葵ですが、
五年生チームのコーチとしてのポジションをしっかりと築いて昴の隣りにいるのは良いんだけど、
五年生たちのオモチャにされている感がしないでもない…
というか是非ともコミカライズはここまでちゃんとビジュアル化して欲しいと思いましたね!
葵のブラはずしでおっぱい揉み揉みとか最高じゃないっすか!

それと硯谷との試合ですけど、緒戦にして最終決戦的な燃え上がりですね!
未有の成長っぷりがまるで別人なレベルでしたけど、
それ以上に試合中に精神的に成長していく怜那が凄いですね。
この急激な成長は小学生ならではなり、流石は小学生に定評のある「ロウきゅーぶ!」だな!
としみじみと思いました。
やっぱり、小学生は最高だな!

第3クォーター以降は次巻に持ち越しみたいですけど、
結構伏線が張られたままなので忘れないうちに出して欲しいモノであります。

:: 2013/2/10 日曜日::

■[ラノベ]にっこにっこにー!「アクセル・ワールド 13 ―水際の号火―」

アクセル・ワールド13 ―水際の号火― (電撃文庫)
著者/訳者:川原礫
出版社:アスキー・メディアワークス( 2013-02-09 )
文庫 ( 328 ページ )
作者サイト:WORD GEAR
作者twitter:川原礫 (kunori) on Twitter
絵師サイト:天才卓球少女
絵師twitter:HIMA (himapo) on Twitter

ま     た     か

またなのか! 一体いつになったらメタトロン編終わるんだよ!
面白い作品ですし、随所にサービスシーンやコメディも入れられるとはいえ、
毎度毎度終わりを見せてくれないと流石にフラストレーションが溜まりますよ!
これで次回もTo Be Continuedとかになったらバッドエンドに染まるでぇー…(微妙に古い

SAOのアニメ放映時期に合わせた刊行ペースだったため、
発売時期がズレこんでしまい半年ぶりとなったAW新刊ですが…
ええ、上記のように不満をぶちまけたように今回もメタトロン編は終わらず、
非常に良いトコで終わっておりますですよ! なんてこったい!

それでも読んでて凄く面白いから始末に負えないんだよなぁ…!
くそぅ! ハルユキに抱きついて弱気な所を見せるニコが可愛すぎる!
しかも挿し絵でパンモロ披露してりするとか卑怯すぎるじゃないか!
ゲストキャラである赤のレギオンの面子もブレイズ・ハートとか面白可愛いし!
文化祭の一幕のサービスシーンのカラーピンナップは何度も見返しちゃいましたよ!
くそぅ! 作者たちの思惑に乗りまくりだよ…!

売り上げ的にも話題的にもSAOの方が上なんですけど、
それでもAWは電撃文庫の中は元より現在のラノベ界隈ではピカイチの面白さがあるので、
オススメな作品なのは間違いないんですけど…
やはりエンドレスエイトを思い出す延々と続くTo Be Continuedには流石に辟易としますので、
長編シリーズが終わってからまとめ読みした方が精神的に良いかもしれません…
取りあえずあとがきであれほど強調してたから次回こそメタトロン編が終わると思います。
たとえ厚さが境界線上のホライゾン並になっても良いから次巻で区切りがついてくれますように…!

:: 2013/2/3 日曜日::

■[ラノベ]ぅゎょぅι゛ょっょぃ「織田信奈の野望 外伝 邪気眼竜政宗」

織田信奈の野望外伝 邪気眼竜政宗 (GA文庫)
著者/訳者:春日 みかげ
出版社:ソフトバンククリエイティブ( 2012-12-17 )
文庫 ( 321 ページ )
絵師サイト:はうにぶー。
絵師twitter:みやま零 (miyama0) on Twitter

先々月に出てたんですけど今頃感想なう。

タイトルから分かります通り、独眼竜政宗ちゃんの外伝であります。
一応途中で良晴が出てきますけど、それは本編を政宗ちゃん視点から語るという、
そういったモノなので基本はやはり政宗ちゃんになるのです。

割りとネタキャラな印象が強かった政宗ちゃんですけど、
この外伝を読んでその考えを改めましたよ。
ちゃんと史実を踏まえたバックボーンまで考え抜かれていて、
良晴との出会いが如何に重要で心を変革するに至ったかが伝わってくる内容で、
あの良晴との会話シーンには思わずジーンときちゃいました。

政宗ちゃんのハッタリメインの合戦模様も、本編だけだと「メチャクチャだなぁ(笑」
と思ってたんですけどこの外伝を読むとなるほどと思ってしまいました。
政宗ちゃんが堺で得た知識を利用するという英才を感じられる所もあり、
結構考えられてるんだなぁ、と感心されられました。

それにしても政宗ちゃんだけではなく、その母である義姫はカラーピンナップが衝撃的でしたし、
義父の輝宗の惜しみない愛情を与える生き様とか、濃いキャラ立ちをしてましたね。
直江兼続ちゃんも兜だけではなくて印象的なキャラではありましたが、
最後の最後で上杉謙信というキャラの濃さに上書きされた感じがします。

次は多分本編になるでしょうが、やはり織田信奈の野望という作品は面白い!
と再確認出来た良い外伝でした。
外伝だからと敬遠せずに、織田信奈ファンなら是非とも読むべきだと思います。

:: 2013/1/31 木曜日::

■[ラノベ]メカヲタプログラマーの異世界転生ロボット戦記「ナイツ&マジック」1巻

ナイツ&マジック 1 (ヒーロー文庫)
著者/訳者:天酒之瓢
出版社:主婦の友社( 2013-01-30 )
文庫 ( 344 ページ )
作者サイト:絵師空域 — Index
作者twitter:天酒之瓢 (Amazake_Write)さんはTwitterを使っています
絵師サイト:D.S.B.
絵師twitter:黒銀 (kkkkurogin)さんはTwitterを使っています

本作はヒーロー文庫というレーベルから分かる通りここ最近多いWeb小説の書籍化の一つです。
ここらへんの話ははてなで記事を書いたのでそちらを参照して貰うとして、
この作品の魅力を簡単に説明すると、メカモノのアクションというフルメタ的な面白さと、
主人公が異世界に転生して俺TUEEE的なWeb小説によくある痛快さにあるのではないでしょうか。

原作であるWeb小説は現在も公開中ですが、書籍版を買っても満足感は高いと思います。
まず、イラストレーターの黒銀さんは魔法戦記リリカルなのはForceのメカデザ等でも活躍されている、
メカと美少女が描ける第一線の人なので挿し絵が素晴らしいです。
ヒーロー文庫は一線級のイラストレーターさんを採用するコトが多いですが、流石ですね。
それとWeb版を読んでいれば分かると思うのですが、大幅に加筆修正されており前半はほぼ別物になっています。
もちろん大筋は一緒なんですけれど、文章がかなり洗練されている印象を受けます。
そして特に冒頭なんてほぼ書き下ろしになっていますし、
随所で主人公の特性や行動に説得力を持たせようとしてますね。
また、Web版では賛否が分かれていた主人公の脳内関西弁は無かったことにされているようです。

物語は敏腕プログラマーの主人公である重度のメカヲタクな倉田翼がデスマ明けに趣味のプラモを買って帰宅途中、
暴走する飲酒運転の車に撥ねられて死亡するところから幕が上がります。
異世界に美少年、エルネスティ・エチュバルリアとして転生するも中世レベルの文明に意気消沈していたら、
3歳の頃に魔法の力で動くホンモノの巨大人型ロボット、幻晶騎士(シルエットナイト)に出会い、
それに第二の人生を賭すことを決意し、前世の知識を駆使してセルフ英才教育を施し頑張ることになるんだけど…

前半はエルが双子の幼馴染と出会い、家庭や学園で精力的に勉強に励む描写がメインですが、
双子の異母兄という子安ボイスが似合いそうな卑怯な悪役を相手にスカっとする展開があります。
後半は演習先で魔獣の暴走と遭遇し、獅子奮迅の働きをすることになるばかりか、
その後現れた巨大魔獣・ベヘモスと遭遇戦を繰り広げることになるのですが…
このバトルが非常に熱血するんですよね!
幻晶騎士を半ば奪う形で搭乗して熱望したロボットの操縦を実現して狂喜しながらの、
エルネスティの精密にして繊細なバトルには手に汗を握らざるを得ません!
実は読んでいる間、モンハンでジエン・モーランを相手に、
初期装備で延々とノーダメで戦い続ける姿を脳内で想像してました。(笑

ラブコメ成分も増量していますし、何よりバトル展開もかなり熱く仕上がっているので、
商業ライトノベルとして充分なクオリティがある言えましょう。
Web版の前半に多かった一人称視点での語りもほぼ無くなっているので、
正直ちょっと戸惑いはありましたけど、むしろ商業ラノベだとこれが普通なので、
よりよい改良ではないでしょうか。

原作のストックがそこそこあるので3巻までは早めに出ると思いますけど、
この分だと改修作業が多そうなのでもう少しスパンが開くかもしれませんが、
1巻の出来を見る限りだと問題ないどころかむしろ歓迎したいクオリティの向上さでしたので、
多少時間が掛かっても良いので納得のいく作業をして頂ければと思います。

:: 2013/1/23 水曜日::

■[ラノベ]Welcome to this crasy room!「ゴールデンタイム番外 百年後の夏もあたしたちは笑ってる」

ゴールデンタイム番外 百年後の夏もあたしたちは笑ってる (電撃文庫)
著者/訳者:竹宮ゆゆこ
出版社:アスキー・メディアワークス( 2013-01-10 )
文庫 ( 280 ページ )
絵師サイト:Passing Rim

カラーピンナップの光央@汚部屋を見て真っ先に連想したのが某友人の部屋でした。
作中でクレイジーな部屋でどうして平然としてられるんだと万里を初め多くの読者は思っていたでしょうし、
中には「幾らなんでもフィクションだろ、こんなのw」と思う方もいらっしゃるかと思いますが、
汚部屋で暮らしても平然としてられる人はいるんですよ! 本当に!
見えない床、布団の上と下には本が散乱、油まみれな台所、洗わずに使用され続ける箸とスプーン等々…
本人の名誉の為に誰とは言いませんが、そういった部屋に住んでいる人が実在するんですよ。
いや、ホント誰とは言いませんがね!(笑

そんな汚部屋の主であるイケメン野郎、光央のアレコレを綴った「光央の部屋」と、
香子と千波の二人の水着選びな「百年後の夏もあたしたちは笑ってる」、
そして万里がNANA先輩に連れられて経験する夏の夜の出来事「サマーナイトツアー」
の3本がこの番外編には収録されています。

ちなみに一番笑ったのは間違いなく「百年後の夏もあたしたちは笑ってる」ですね!
万里が仲良くしている月曜一限目の外国語だけでの友人・師匠を巡り、
千波情報で勘違いした香子のアレっぷりには爆笑してしまいましたよ。
まぁ、千波に吐露する香子の万里への想いにはジーンと来るものがあったのも確かなんですけどね。
しかし師匠の恋愛事情はディープな大学生らしさが溢れてて胃が重くなりますねぇ…

番外編だけど充分面白かったのは確かなんですけど、
前巻のヒキがアレだったのに新刊が番外編かよ! というのもまた確かであります。
一応今度こそ本編の続きの続刊が春に出るっぽいので、
その時まで首を長くして待ちたいと思います。

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