その着せ替え人形は恋をする 15巻(完結)は7月25日発売!
終わるのは寂しいけれど、五条くんと海夢ちゃんのグランドフィナーレを見届けよう!
:: 2012/8/24 金曜日::

■[ラノベ]帝都動乱「ゲート 自衛隊彼の地にて斯く戦えり 動乱編」3巻

ゲート―自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり〈3〉動乱編
著者/訳者:柳内 たくみ
出版社:アルファポリス( 2010-12 )
単行本 ( 524 ページ )

自分が天才だと勘違いした馬鹿皇子ゾルザルがクーデターを企てて、
帝都が恐怖政治の舞台となり、動乱が起こる3巻。
何とか帝国を存続させようと苦心しているピニャはもう心がポッキリと折れて、
政治の世界にすっかりと失望して…

今回はゾルザルのせいで事態が色々こんがらがるお話。
それとは別に伊丹たちはレレイの導師試験の為に学問の都であるロンデルに赴き、
ハーレムな感じな道中記は大変ニヤニヤさせてくれるものがあります。
しかしホントモテモテっすなぁ…

でも今回一番恋に生きたのは外交官菅原に恋する12歳の少女シェリーですよね。
動乱の戦禍で、否応なく大人にならざるをえなかったとはいえ、
12歳とは思えぬその器の大きさには正直ただただ感心させられるばかりですよ。
いやー、菅原さんも大変な子に惚れられちゃったもんだなぁ…

しかし首相の森田の使えなさっぷりや、マスコミの古村崎のゴミっぷりとか、
容赦ない描写のされ方だなぁ…(笑
まぁ、実際あり得そうなのが日本の救えなさを感じてしまう訳ですが、
だからこそ、伊丹みたいのが格好良く見えるのかも。

■[ラノベ]『門』を閉じるや否や?「ゲート 自衛隊彼の地にて斯く戦えり 総撃編」4巻

ゲート―自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり〈4〉総撃編
著者/訳者:柳内 たくみ
出版社:アルファポリス( 2011-06 )
単行本 ( 513 ページ )

手段を選ばないゲリラ戦術を行ってくるゾルザルの皇太子府と、
イタリカに逃れた皇帝とピニャたちによる正統政府の内乱状態に陥った帝国。
混乱した状態の中、日本の立ち位置も微妙になってくるんだけど、
そこに更に『門』が開いたままだと世界が危ないということが分かって…

冥府の神ハーディから示唆された『門』の危険性と、
そのハーディから『門』を開く能力を与えられたレレイを巡って、
日本を含めた世界が動き始めた訳なんだけど…

いやー、レレイの愛の重さったらパないの。
合法ロリババァのロゥリィも流石にちょっとドン引きするレベル。
でもそこまで愛されてる伊丹が正直羨ましいんだけど、
本人は全然自覚してないのが何ともラノベテンプレだなぁ。(笑

それと、そんな伊丹がかつて演習で発案した人質救出のアイディアには、
正直いってかなり笑わされましたね!
でも効果的だし、何より伊丹らしい規格外な発想で妙に納得させられました。(笑

そして傾国の美女的なポジションだったテューレがまさかのデレ!
料理人として何故か潜入させられちゃってる古田の嘘の付かない言葉に、
あっさりとデレちゃうテューレさんマジ可愛い。
ウサ耳ペロペロ。

それにしてもシェリー嬢…
日本の政治家たちも骨抜きにする可愛さとか…
恐ろしい子…!

■[ラノベ]そしてハーレムEND「ゲート 自衛隊彼の地にて斯く戦えり 冥門編」5巻

ゲート―自衛隊彼の地にて、斯く戦えり〈5〉冥門編
著者/訳者:柳内 たくみ
出版社:アルファポリス( 2011-12 )
単行本 ( 530 ページ )

ゾルザル率いる皇太子府の軍への自衛隊と正統政府軍の総攻撃が始まるも、
地球の方では中国を中心とした各国政府が暗躍して、
銀座で事件を起こして『門』の前を占拠してしまうことで、
あと一歩の所で自衛隊は緊急マニュアルに従い撤退命令を出さざるをえなくて…

いやー、日本の首相やマスゴミのダメっぷりがまざまざと描かれててキツイなぁ。
まぁ、最後はサクっと締めるあたりはフィクションだけど、
現在の竹島問題とか見てるとフィクションでくらい痛快に決めて貰わないと、
憂鬱になっちゃうよなぁ、と思わなくもない…

それにしてもどんどんと出番が少なくなってきた伊丹だけど、
最終巻なのに相変わらず出番が少なかったですね!
まぁ、良いトコは持って行きましたけど! 主人公ですし!
しかしオチを含めてブレない男だ、ホント…
そりゃー、モテモテハーレムになるわ…

最終巻ということで色々な人が死んだ訳ですが…
もうね、テューレが切なくて涙がチョチョ切れるってなもんですよ。
正直言って古田にデレるまではさっさと死ねば良いのにとか思ってましたけど、
ごめんなさい、今は「なんで死んでしまうん…?」と思わざるを得ない…!
もっと幸せになっても良かったのに…

まぁ、そこも含めて良い作品でしたよ、ホント。
個人的には後日談的なエピソードも欲しいなぁ、と思いますし、
商売繁盛編も完結して欲しいと切に思うわけなんですけどね!
うーん、そこはコミック版で期待するしかないのかなぁ…
正直もっと伊丹たちの話が読みたいであります!
無念…!

:: 2012/8/23 木曜日::

■[ラノベ]現代兵器TUEEE「ゲート 自衛隊彼の地にて斯く戦えり 接触編」1巻

ゲート―自衛隊彼の地にて、斯く戦えり〈1〉接触編
著者/訳者:柳内 たくみ
出版社:アルファポリス( 2010-04 )
単行本 ( 522 ページ )

まおゆう魔王勇者が話題になった2010年の春にWeb小説を貪るように読み始めた頃、
アクセル・ワールドが掲載されていたArcadiaで「自衛隊彼の地にて斯く戦えり」という作品が書籍化されている、
という情報を掴んであらすじだけを確認したものの、
当時はその一冊当たりの単価の高さから手を出せなかったんですよね。
でも結局、コミカライズでモロにポロロッカしてしまった次第であります。
いやー、コミカライズってのはやはり有効な手なんですね!

銀座に開いた異世界の門(ゲート)からやってきた異世界の軍勢と、
それを押し返して異世界こと特別地域(特地)を部隊にした自衛隊の戦争モノ。
ただし主人公はオタク趣味に生きる「喰う寝る遊ぶ、その合間にほんのちょっと人生」がモットーの伊丹耀司。
伊丹の自衛官とは思えぬ不真面目さを持ちながらも義侠心のある姿に、
次々と特地の女の子たちは惚れていっちゃう訳で…

主人公は伊丹ですが、この作品は戦争を取り扱った群像劇でもあります。
特地での自衛隊の現代兵器の力を目の当たりにした皇女ピニャの葛藤、
野党議員による自衛隊の対応を見ての吊し上げや、
アメリカや中国といった海外勢力の国際的な暗躍といった内容は、
リアリティがありながらも諧謔的なモノが含まれており物語に引きこまれていきます。

1巻では特に現代兵器TUEEE的な展開が多いですし、
黒ゴス神官のロゥリィが900歳超えの合法ロリなコトが知れ渡る国会の質疑応答だったりと、
胸がスカッとする痛快な展開が多いのでかなり爽快感がありますね。

ちなみに伊丹たちが箱根温泉で一泊した内容を記した湯煙温泉編が、
Arcadiaでまだ残ってますのでそちらを読むこともオススメします。
ラブコメ成分が多めなので是非!

■[ラノベ]古代龍vs現代兵器「ゲート 自衛隊彼の地にて斯く戦えり 炎龍編」2巻

ゲート―自衛隊彼の地にて、斯く戦えり〈2〉炎龍編
著者/訳者:柳内 たくみ
出版社:アルファポリス( 2010-08 )
単行本 ( 481 ページ )

皇女ピニャが日本と帝国の講和の仲介役をやることになって、
睡眠不足になる程に多忙に過ごす中、日本は着々と事を進めていくことに。
そして伊丹は相変わらずの太平楽なんだけど、
一族全員を失ったエルフのテュカは少しずつ病んでいき、
そこに炎龍に滅ぼされそうなダークエルフの使者であるヤオが登場して…

今回は奔走するピニャを尻目に皇子のゾルザルのお馬鹿っぷりが炸裂しつつ、
元老院たちにも日本の自衛隊が持つ現代兵器の規格外っぷりが浸透し始めてと、
帝国サイドでも中々に政治的な展開が目白押しであります。

しかしそこをぶっ壊してしまうのが伊丹という男で、
ゾルザルが日本人女性を拉致って奴隷にしているのを目の当たりにすると、
交渉とか無視して殴りかかるわチビ巨乳だけど肉体言語な栗林をけしかけるわと、
スカッとする規格外っぷりを見せてくれます。

まぁ、だからこそテュカの心を救う為に死地とも言える炎龍討伐に向かいながらも、
ロゥリィやレレイも同行する訳で…
正直あの場面では柳田の気持ちが分かりすぎるほどに分かってしまいますね。
もう伊丹のハーレムっぷりったらもうね! 羨ましい…!

それにしても組織だって連携した自衛隊ってマジ強い。
ラストのジゼルや新生龍への攻撃は最早いじめのレベル。(笑
それに対して一部を除いた日本の政治家たちの体たらくったらないよなぁ…
まぁ、ある意味そこがリアルなんだけど…
これで政治的な意味で弱毒な内容を出版化したというんだからノーマルだったらどうなるんだろう…
私、気になります!

:: 2012/8/21 火曜日::

■[ラノベ]懐かしのあの人も登場!「フルメタル・パニック! アナザー」4巻

フルメタル・パニック! アナザー4 (富士見ファンタジア文庫)
著者/訳者:大黒 尚人
出版社:富士見書房( 2012-08-18 )
文庫 ( 294 ページ )
原作者サイト:GATOH.COM blog style
原作者twitter:賀東招二 (gatosyoji) on Twitter
絵師サイト:風の色
絵師twitter:四季童子 (shikidoji) は Twitter を利用しています

年4冊という、賀東招二さん本人が全部書いてたらまず無理なハイペースで(ぉ、
順調にその地位を固めつつあるフルメタアナザーですが、
4巻にして遂にティーンエイジャーな達哉にはキツイ戦闘が繰り広げられます。
人が死ぬってのはやっぱり嫌なものだなぁ…

内戦が続くアフリカの独裁国家、マランパ共和国の政府軍への教導に来たD.O.M.S.
ベルトランと軍人のサラの間には浅からぬ因縁がある中、
ミハイロフたち傭兵が暗躍し始めて…
という話と、酔っぱらい親父と成り果てながらも射撃の腕は衰えないクルツが活躍する、
テキサスでのガンマン的な話の2本が収録されています。

達哉は今までも命懸けの戦闘を掻い潜ってきましたが、
今回は大人同士、国同士の汚らしい諍いに巻き込まれたガチの殺し合い。
目の前で人が死ぬし、達哉を守るためにユースフも手を汚したりするし、
何よりめでたしめでたしで終われない救われない、後味の悪さが印象的です。

王子として、軍人として教育を受けていたユースフですらも、
初めて人を殺した葛藤を抱え込むとかクルものがありましたが、
電話越しでサミーラと通じ合っているのは少々羨ましさと安心感があります。

達哉も達哉でリーナとの関係が進む余地は充分ありそうなんですが、
アクセサリーを買って欲しそうなリーナに気付かなかったり、
マオに唆されてリーナのおっぱいを触りたい事を真っ正直に告白するのと同義な返事したりと、
主に達哉側の問題が色々ありそうですね。(笑

それと久しぶりに登場したクルツですが、ダメな部分が拡大されながらも、
キメる所はキメてくれて残念ながらもカッコよさが光ってましたね。
コールサインといい、こういった前作からのファンへのサービスは、
やはりニヤリとしてしまいます。(笑

それはそうと今回のオチはかなり衝撃的だったんですが…
うーん、どうなるんだろう、これは…
アナザーにも遂にこういった殺伐とした展開が!?
とはいえ、刊行ペースは比較的早いのである程度安心しながら続きを待ちたいと思います。

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