その着せ替え人形は恋をする 15巻(完結)は7月25日発売!
終わるのは寂しいけれど、五条くんと海夢ちゃんのグランドフィナーレを見届けよう!
:: 2012/8/17 金曜日::

■[ラノベ]おまえたちがぼくの翼だ!!!「のうりん」4巻

のうりん 4 (GA文庫)
著者/訳者:白鳥 士郎
出版社:ソフトバンククリエイティブ( 2012-08-10 )
文庫 ( 328 ページ )
作者サイト:のうりんのぶろぐ
絵師サイト:ticketchan
絵師twitter:切符 (ticketchan) は Twitter を利用しています

4巻も書店によってカバーが違ったりと切符さんの作業量が膨大な訳なんですが…
モノクロ挿し絵の一発目からDMC的なアレだったり、
絵日記の壊滅的な画伯っぷりにオチの3連続見開きだったりと、
可愛いだけではない、イロモノ作家としての風合いを強めている気がします。(笑
頑張れ、超頑張れ切符さん。

3巻のヒキで伏線が張られていたように今回は農と耕作の地元、愛生村への帰省編なんですが、
バンドやったり台風の中で田んぼを見に行ったりと2クッションほど噛ませています。
そっちも面白いんだけど、今回のメインはやっぱり高齢者が多い農村、愛生村の話ですね!
嘘が引っ込み着かなくなって偽装結婚式が始まってしまったりと、
今回は何だかんだで農が良い目を見ていた気がします。

もっとも、林檎ちゃんの可愛さは完全アウェーの中でも宇宙一であり、
二人の結納式で嫉妬して「ピキ…、ピキッ…!」的な表情は大変なご褒美でした。
しかし二人にフラグが立ちまくっている状態での耕作のラストでのオチは…
まぁ、マクロスFじゃない限りそうなるよね!(笑

それはそうとして、ぐいぐい引っ張っていく系の士お姉さんも良かったけど、
自分に懐きすぎて離れてくれない工ちゃんがめっちゃ可愛かったですね!
いやー、こんな妹欲しかったわー
めっちゃ可愛がりたいわー、ホンマ。

また、農業としては今回は農村の理想的な所だけではなく、裏の汚い所を見せていましたが、
理想を抱いて溺死しない為にもちゃんと書いてくれて良かったなぁ、と思います。
ジジババの相手は大変だし、陰口叩くのが仕事だと思ってる人が多いからなぁ、ホント。
自分が認識している世間が狭いだけにどうしてもそうなっちゃうんだろうなぁ…

ちなみに作中に出てきた上勝町の話は本当です。
日経デジタルコア・CANフォーラム共同企画「地域情報化の現場から」とかネット上でも幾つか記事になっているので読んでみると良いかと思います。

:: 2012/8/15 水曜日::

■[ラノベ]ショコラたんペロペロ「アクセル・ワールド 12 赤の紋章」

アクセル・ワールド12 ―赤の紋章― (電撃文庫)
著者/訳者:川原礫
出版社:アスキー・メディアワークス( 2012-08-10 )
文庫 ( 328 ページ )
作者サイト:WORD GEAR
作者twitter:川原礫 (kunori) on Twitter
絵師サイト:天才卓球少女
絵師twitter:HIMA (himapo) on Twitter

えっ!? そこで終わり…?

恐らく多くの読者が読後にそう思うであろう尻切れ蜻蛉っぷりですが、
そこら辺もまたアクセル・ワールドらしいと言いましょうか。
一体いつになったらメタトロンを倒せるんだろう…

とはいえ、この12巻では1巻の頃から謎であったレッド・ライダーを黒雪姫が倒した理由、
そして黒雪姫の親と白の王の謎といった、物語の根幹の一つが赤裸々に語られる、
非常に重要な巻だったと言えます。
まぁ、白の王の関係とかはある程度の伏線から朧気ながら察せていたので、
驚きよりもむしろ納得の感の方が強かったですね。

それはそうと脇役的なキャラなはずのショコラたんがペロペロキャラで、
またしてもハルユキがハーレム要員を確保したように思えて中々にアレですな。(笑
何だかんだでアビリティも取得できたしで、
結果オーライになると良いんだけど…

そして最後の最後に美味しい所を持って行ったアクア・カレント。
アニメで登場済みの短編キャラがここでのまさかの再登場ですよ!
裏表紙で出てたので出番があることは分かってましたけど、まさかここでとはなぁ…
しかし、偶発的に起こったバトルロイヤルで都合良く参戦っていうのはご都合主義なので、
考えられるのは、ハルユキからアルゴンの情報を得た黒雪姫が、
アクア・カレントに張り付くことを依頼とかしてたのかなー、と考えております。
まぁ、何にしても良い所で終わったので続きが楽しみですよ。

それと巻末収録の短編はお色気成分補充回でしたね。
年上お姉さんに翻弄されるというのは少年の夢だと思いますよ、ホント。
ハルユキってばやっぱり羨ましいです。

:: 2012/8/7 火曜日::

■[ラノベ]二股の次は四股だ!「ここから脱出たければ恋しあえっ」2巻

ここから脱出たければ恋しあえっ2 (角川スニーカー文庫)
著者/訳者:竹井 10日
出版社:角川書店(角川グループパブリッシング)( 2012-07-31 )
文庫 ( 317 ページ )
作者サイト:東京帝国立・八坂原学院/初等部
作者twitter:竹井10日 (tendays_takei) on Twitter
絵師twitter:カレー (flat_fish_) on Twitter

(2*巻数)股と考えると次は6股なのですが、
(2^巻数)股と考えると次は8股になり、32巻あたりで40億股を突破するので、
相手が地球人限定だと30巻あたりがどう頑張っても精一杯だと考察できます。
Q.E.D.(ぉ

同作者の「がをられ」が主人公を譲りあう逆修羅場なのに対して、
本作は主人公を奪い合うリアル修羅場な展開目白押しなので、
修羅場スキーな人にとっては大変満足の出来る内容だと言えましょう。

前回、校舎を脱出する際に悠真が素直クールの紫苑とツンデレな美羽と恋仲になったけど、
校舎の外は無人島でサバイバルに!
そして今回は親友ポジションの湊に紫苑のカタブツな友人である葵子が新キャラとして登場するのですが、
無人島と言えばお約束の水着展開でお色気イベントもあるのですよ!
割りとマニアックですが!

悠真と紫苑と美羽のシチュエーションを問わず勃発する修羅場なイチャラブも濃いですが、
友人の好きな人を好きになってしまった葵子さんの懊悩やら、
まさかのハーレム要員追加なあのキャラやらで、恋模様もかなり錯綜してまいりましたですよ。
それにしても葵子さんが巨乳キャラでカタブツだけど恋を隠さないといけなくて…、
なシチュが非常に背徳感を刺激してヤバイですね。(笑

葵子さんと言えば悠真を意識しだしたぢたま某的な展開がアブノーマルでしたが、
そういえば「秋桜の空に」のヒロインにしてツンデレの語源にも出てきたはるぴーのエロシーンが、
似たようなものだったなぁ、と思い出しました。
…というか竹井10日さんが描くエロシーンは9割くらい変態だから今更か。(笑

:: 2012/8/4 土曜日::

■[ラノベ]ロリババア+巨乳属性「彼女がフラグをおられたら 大丈夫、この臨海学校は安全だから、絶対敵に見つかったりしないよ」

海だ! 山だ! がをられだ!
恵(♂)のヘソが可愛らしい表紙な3巻ですが、
今回はテスト後の臨海学校と林間学校の話であります!
そう、水着回なのです!

しかし今回一番驚いたのはカラーピンナップの時点で暴露されている、
学園生き字引なロリババァ、龍騎士原月麦がロリ巨乳だったことですよ!
竹井10日さんの作品には毎回巨乳キャラが出てきますが、
てっきり「がをられ」では深雪先生が担当だと思っていたのですが、
まさか月麦もそうだったとは…!

しかも月麦は弟にダダ甘な姉キャラならぬ、孫にダダ甘な婆キャラなのも良いデスネ!
おっぱいに埋もれて甘えたいですよ!
そして今回ついに登場した聖職者キャラの大司教河くるみ子ですが、
まさか竹井10日作品で妹系キャラを見ることになるとは…
いや、「ここから脱出したければ恋しあえっ」では出てましたけど、
竹井10日作品だと比較的レアだよなぁ…

何にしても「がをられ」を読むと甘やかされたい病を発症しそうで困りますね。
お姉ちゃんに寝癖を息を吹きかけて湿気で髪を梳かして貰いたいなぁ…
安西先生…、お姉ちゃんとイチャ甘がしたいです…orz

ちなみに今回もコミカライズと本作の帯に付いている応募券で、
同人誌がゲットできるそうなのでそちらも忘れずに応募するべしですよ!

:: 2012/7/31 火曜日::

■[ラノベ]あの夏を忘れない「あの夏で待ってる」2巻

あの夏で待ってる2 (MF文庫J)
著者/訳者:豊川一夏
出版社:メディアファクトリー( 2012-07-23 )
文庫 ( 263 ページ )

丁度物語の中と同じ季節になってきた昨今ですが、
盆休みを利用して小諸に行く人も多いと思います。
このノベライズ版「あの夏で待ってる」の中でも地名がいろいろ出ているので、
舞台探訪する際には参考にしても良いのではないでしょうか。

ノベライズ2冊目ですが、これで完結です。
内容は基本的にアニメ版そのままなのは変わらずなのですが、
実はエピローグがアニメ本編とは違ってるんですよね。
匂わせるだけだったアニメとは異なっているのですが、
これはこれで有りかな、と思います。

登場キャラの視点を入れ替えながら語られているので、
キャラの内面が掘り下げられているのが良いですよね。
特に沖縄での樹下さんがどう思っていたのかを知ることが出来たのは良かったですね。
小学生の頃と違っていた理由とか、失恋の経緯と本当の失恋とか。

しかしキャラの内面が分かってくると、それだけに柑菜の切なさがつのるなぁ。
悩みながらも真正面から向きあうと決意する若さと、
フラれたら号泣してしまう本気の恋。
好きな人が自分のことを見ていなくても、好きな人の幸せを願う優しさと、
青春がほとばしってましたよね。

やっぱり「あの夏で待ってる」は良い作品だよなぁ。
夏コミ終わったらもう一度行くのもアリかな?

:: 2012/7/29 日曜日::

■[ラノベ]奥様は処女!?「聖剣の刀鍛冶」13巻

聖剣の刀鍛冶13 (MF文庫J)
著者/訳者:三浦勇雄
出版社:メディアファクトリー( 2012-07-23 )
文庫 ( 261 ページ )
作者サイト:OTV
絵師サイト:R/L -reclaimed land-
絵師twitter:屡 (kanari_lu) は Twitter を利用しています

表紙のセシリーさんがエプロンに包丁と正に主婦って感じで、
幸せが滲み出ている雰囲気で、何より表情がもう「奥さん」なんですよね。
1巻がまだ騎士見習いっぽい少女だったセシリーが今や「奥さん」ですってよ、奥さん!
思えば遠くへ来たもんだ…

もっとも、奥さんとはいえ主婦スキルが皆無なのがこの巻では露見する訳なんですが…(笑
包丁の使い方として頭上から振り下ろすと思ってたりと、
「正に脳筋っ…」などと読んでて思わずツッコミ入れてしまいましたよ。
決戦間近だというのに妙にのほほんとさせてくれて、これが新婚か…、などと思ったりも。

ただ、この作品は全年齢向けでありますし、
「俺、この戦いが終わったら結婚するんだ…」という死亡フラグを叩き折ったルークさんが、
もう一つ死亡フラグを折るために未だにセシリーが処女というのには驚きです。
いや、てっきり「はがない」のあのシーンを再現するもんだとばっかり…(←エロゲ脳
でも、「はがない」コミカライズ2巻を本棚から引っ張りだしたのは私だけではないと思うんだ!

しかしそんな幸せな雰囲気でも決戦は迫っているだけではなく、
聖剣として再誕したアリアも自分の個を見出せず不調で…
いやはや、相変わらず目標に向かって困難が立ちはだかりまくって三浦勇雄作品らしいですなぁ。
そして良い所で尻切れ蜻蛉なのもホントらしいですなぁ!
残り1~2巻だと思いますので是非とも完結まで突っ走って頂きたいです。

それと、今回は良い所で終わっただけではなく、アニメDVD付属だった短編2本も収録されています。
ツンデレだった初期のルークあったり、ゼノビアとシャーロットのロリコンビも見られるので、
ある意味お得だと思いますが、佳境に入った本編からいきなり番外編は凄くペースが狂うと思いますので、
少々覚悟を持って読むことをお勧めします。

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