その着せ替え人形は恋をする 15巻(完結)は7月25日発売!
終わるのは寂しいけれど、五条くんと海夢ちゃんのグランドフィナーレを見届けよう!
:: 2012/6/25 月曜日::

■[ラノベ]佐藤、ロリはやめとけ「ベン・トー 9 おかずたっぷり! 具だくさん! 香り豊かな欧風カレー弁当すぺしゃる305円」

毎度毎度思うんですが、割りとマジキチが入りながらも最高に面白い作品を書けるのかが不思議でたまりません。
というか文字密度がメチャクチャ高いので読むのに時間がかかりまくるんですが、
それでも面白さの密度もまた高いのでどんどん読み込んでしまう魅力があるんですよね。

一番好きなヒロインである所の著莪が電話先でしか出てこないのが残念ですが、
今回のメインヒロインは表紙にあるように真希乃と茉莉花の年下小中学生コンビ。
真希乃も最後の方で萌えシーンがあったりしましたけど、
やはり今回のメインヒロインはまたもや茉莉花と言って過言ではないでしょう。
というか雪山で遭難するというテンプレ展開をこなすだけでは飽き足らず、
更に間接と言い張りながらのどう見ても直接的なアレですよ!
ヤバイな…、夏コミの薄い本が厚くなるな…!
都条例の危険が危ない!

ヒロイン的には今回は白粉も少しだけ可愛いトコを見せたりしてましたが、
やはりというか煩悩は年末のイベントで昇華したはずなのに、
こんこんと泉のように湧き出るマジキチの前にはあっという間にいつもの通りのポジションに。(笑
まぁ、スーパーでは面白い技見せたりと狼としての将来性は感じさせたりはしましたが…
ちなみに今回のヒロイン中で一番エロかったのは白梅だと思います!
というかあの白梅が赤面とか萌え度も半端無く高かったなぁ…
ギャップ萌えは卑怯やで…

肝心の弁当争奪戦とグルメ描写も熱かったです。
大厄の闘牛士こと、金城よりも更に上の世代のHP部OBの秋鹿が、
その優しさが故に自分を鍛え、槍水先輩を倒そうと奮闘する姿は、
内面にドラマが感じられて感動させられましたね。
また、それに応え、茉莉花との約束を守るために奮闘する佐藤は最高に主人公していて、
物語として読み応えがありました。

しかし今回一番目立ってたのはもしかするとまさかの再登場だった企業戦士サラリーマン・レッドだったかも。
今までも充分キャラが立ちまくってましたが、更にグレードアップした感が…
それでいてサラリーマンだからこその「責任」という重い言葉を佐藤に投げかけたりと、
単なるキワモノキャラで終わらなかったのには正直驚かされました。
というかレッドが作った豚汁+おにぎりが下手すりゃ弁当より美味しそうに感じられましたよ…(笑

色々ありましたが今回も非常に面白かったです。
ただ著莪萌えな私には少々物足りなかったのもまた事実。
しかしそんな著莪萌えな人への救済がWEB書き下ろしに!
フゥオオオー、初日の出でキス始めとか! このリア充め!
この勢いで姫始めな同人誌は夏コミで出ませんかね?
アニメは放映終わったけど、同人誌はまだまだ楽しみであります。

:: 2012/6/24 日曜日::

■[ラノベ]ヘタレヤンキー、ここに極まれり「僕は友達が少ない」8巻

僕は友達が少ない 8 (文庫J)
著者/訳者:平坂読
出版社:メディアファクトリー( 2012-06-22 )
文庫 ( 295 ページ )
作者twitter:平坂読 (hirasakayomi) on Twitter
絵師サイト:ブリキの砦

中々新刊が出なくて、アニメやはがないポータブル発売で忙しかったのかなー
と思ったらまさかの作者急病で一ヶ月入院していたとは…
というか、MF文庫Jの作家はヤマグチノボルさんといい、弓弦イズルさんといい、
売れっ子になったら重病に罹るジンクスでもあるんでしょうか…
まさか、ライバルレーベルが呪いを掛けているのか…!?(中二病的発想

それはともかく、表紙があまりの正統派美少女で誰だか一瞬分かりませんでしたが、
理科が表紙になるのも納得の理科がメインでしたね。
というか「僕は友達が少ない」というタイトルの「僕」の人称が、
小鷹のソレ(俺)じゃないことから察することが出来たように、
今まで全ての物語の主役は理科だったんだよ!(ナ、ナンダッテー

というかそれに伴い素の理科がボクっ娘であるという事実まで判明した訳なんですが、
理科が最萌えな私としては大フィーバーだったわけなのです。
流石はウルトラハッピーで日曜日の朝に小さな女の子にも大人気なキャラは違いますね!
まぁ、一番ヒロインらしいイベントが起こりまくってたのは、
チートお嬢様の星奈だったりするのが、何というか本当にチートすぎる。

しかし、今回は小鷹のヘタレっぷりが本当に際立ってて、
少々読み進めるのが辛かったなー
アナログボードゲームまではいつも通りのノリだっただけに、
星奈のアレな発言から起こる小鷹のヘタレっぷりには少々ガッカリしつつも、
まぁ、小鷹だしなぁ、と思ったり。

それにしてもこの終わり方で次以降もダラダラ続けることが出来るのでしょうか…
何か終わりそうな雰囲気なんだけど、心機一転とかしちゃうのかなー
それはそれで読みたいようなそうでないような…
まぁ、事態が動きそうな9巻にも期待です。
今度は作者が病気になって発売が半年後とかになりませんように…

:: 2012/6/18 月曜日::

■[ラノベ]はじけるタイホの香り! キュアポリス!「天使の3P!」1巻

天使の3P! (電撃文庫 あ 28-11)
著者/訳者:蒼山 サグ
出版社:アスキー・メディアワークス( 2012-06-08 )
文庫 ( 239 ページ )
作者サイト:さぐちきん。-蒼山サグ 個人ページ-
作者twitter:蒼山サグ (SagAoyama) on Twitter
絵師サイト:てぃんくる 公式サイト Piece Gardien

おまわりさん、こいつらです!

またお前らか。
と言わざるを得ないロリコンタッグの新作はやっぱりロリコンでした。
しかも「ロウきゅーぶ!」から一歳若返り悟りの境地に達した小五ロリ。
今度は実妹(やはり小五ロリ)と毎晩一緒にお風呂というオプション付き!
ヤバイ、ロリコンとかご時世的にマジヤバイ。

話の流れ的には、ポエマーというアダ名でバカにされて不登校になった少年・貫井響が、
ひびきPという名でネットでボカ○系でオリジナル曲で活動をしていたら、
近所に住んでいるという紳士っぽい人から会って話をさせてくれと言われて、
真昼間にノコノコと久しぶりの外に出かけてみたら、紳士だと思ったメールの送り主は3人の少女たちで…

とまぁ、可愛い女の子たちに頼られて頑張っちゃう系で、ある意味蒼山サグテンプレです。
相変わらず小学生の少女たちに対する憧憬や愛情が150%溢れだしており、
作者の頭を本気で心配し、ある日世紀末リーダーにならないか不安になるほどです。
というか、今回は実妹とのお風呂でのスキンシップとか日常的に入れてきて更に悪化してる感が…

話の流れ的には少々ご都合主義的な所は感じてしまう所はありますが、
ネットの不特定多数ではなく、距離を縮めるのを躊躇っていた高校や小学校のクラスメイトたちに頼り、
それが報われる形になるというのは爽やかな展開だと思います。

何はともあれロリコンの方々には大変よろしいラノベではにでしょうか。
タイトルといい、所持がバレた場合の言い訳は大変だと思いますが。(笑

:: 2012/6/17 日曜日::

■[ラノベ]幼年期の終わり「ゴールデンタイム外伝 二次元くんスペシャル」

ゴールデンタイム外伝―二次元くんスペシャル (電撃文庫 た 20-20)
著者/訳者:竹宮 ゆゆこ
出版社:アスキー・メディアワークス( 2012-06-08 )
文庫 ( 319 ページ )
作者サイト:Passing Rim

痛い…
いつも以上に痛い…
今までも竹宮ゆゆこ作品には心の防波堤を軽々と越えてトラウマを抉られてきましたが、
今回はいつにも増してトラウマに塩と唐辛子を塗りたくられて死ぬかと思いましたよ…

今回は二次元くんこと佐藤隆哉の短編集なんですが…
二次元くんは自分の脳内嫁と幸せな妄想を繰り広げてるように見えて、
心の底では三次元の女性との思い出を忘れられなくて、いつも後悔してばかりで、
理解できない相手はありもしない免罪符で心を傷つけて、
みんなが自分に優しくするのは当たり前だと勘違いしていて、
そして自分が傷ついている時は甘えさせて欲しいと図々しくも考えている大きな子供です。
 
 
 
あぁ、つまりはかつての自分なんだな。
 
 
 
もうね、まだ若かった頃の自分の姿を客観的に見せつけられてるようで死ぬほど辛い。
何か勘違いしてて責任感も当然なくて自分本位だった10代だった自分を思い出し、
そして今の自分は大丈夫なのか、少しは成長できているのか思わず見つめ直したり、
あぁもう、うがががぁあああがぁあああああー!!!

多分自分が高校生の頃に読んでいたら頭を殴られたようなショックがあって、
多少はマシな人生を歩めたんじゃないかな、とありもしない妄想をするくらいの作品でした。
リアルタイムで竹宮ゆゆこ作品を読める高校生は本当に恵まれてますよ。
是非とも二次元くんみたいに遅くなっても勇気を出して一歩前に進んで欲しいです。
私みたいに手遅れになる前に。
私も手遅れだろうと前に進まないとなぁ…

ちゃんと進めてるかな…?

:: 2012/6/14 木曜日::

■[ラノベ]まさかのTS(精神入れ替わり)展開「ストライク・ザ・ブラッド4 蒼き魔女の迷宮」

ストライク・ザ・ブラッド 4 (電撃文庫 み 3-34)
著者/訳者:三雲 岳斗
出版社:アスキー・メディアワークス( 2012-06-08 )
文庫 ( 290 ページ )
作者サイト:ミクモノグラフィカ
作者twitter:三雲岳斗 (MIKUMO) は Twitter を利用しています
絵師サイト:モフモフ
絵師twitter:全裸の魔術師マニャ子 (manyak) は Twitter を利用しています

いつもは外部からの侵入が難しい魔族特区も、
祭りで賑わう波朧院フェスタだけは例外。
しかし、多くの観光客に紛れて10年越しの計画を始動するため、
招かれざる客も特区に入ってくることで予想できない事態が次々と巻き起こり…?

学園でのヒロインたちがお泊まりイベントで恋の鞘当てをしてをしたと思ってたら、
新ヒロインとして古城の幼馴染み属性な彼女、仙都木優麻が登場。
ボーイッシュで古城との距離感が他より縮んでいるだけでなく天然ジゴロのチートっぷり。
またしても新たな眷獣を従える為の生け贄かと思いきや、
まさかまさかの、古城と精神入れ替わりをすることに…

平和なお祭りから急転直下の事態な上に魔族特区全域で起こっている空間異常と、
裏で糸を引く魔女たちと、それに関わりがあるのか失踪した合法ロリ教師の南宮那月。
緊迫感がありつつもTS状態なためにちょっと緊張感が足りないトコも面白いですね。
特にラ・フォリア王女と紗矢華のコンビは良いコメディっぷりだと思います。
古城が女の子になっていると知った時の王女の言葉なんてかなりツボに来ましたし。(笑

とはいえ、そんな悠長なことを言ってられないくらいに事件は危険水域に達しており、
安心したのも束の間の危地でどうなるのか気になる所でまさかの以下続刊ですよ。
うわー、どうなるんだろうこれ…
1冊に付き1匹の眷獣とか気楽に考えてたら意表を突かれてしまった…

それはそうと折り込み広告の電撃の缶詰で丁度三雲岳人さんが電撃体験を語っておりましたが…
今の三雲岳人さんの成功を考えるとタチバナさん(仮名)の功績は素晴らしいと言わざるを得ないですね。
同窓会とかでお会いになったら是非そのエピソードも公開して頂きたいです。(笑

:: 2012/5/29 火曜日::

■[ラノベ]持続する緊迫感「東京レイヴンズ 7 _DARKNESS_EMERGE_」

東京レイヴンズ7_DARKNESS_EMERGE_ (富士見ファンタジア文庫)
著者/訳者:あざの 耕平
出版社:富士見書房( 2012-05-19 )
文庫 ( 461 ページ )
作者サイト:あざログ
作者twitter:あざの耕平 (k_aza) on Twitter
絵師サイト:—マッチョリ—
絵師twitter:すみ兵 (suminiku) on Twitter

読み始めてから読み終わるまで、ずっと続くこの緊迫感は凄い!
まるでアメリカのドラマを見ているような気分を味わわせてくれますよね!
24とかをイメージして貰えると分かると思いますけど、
登場人物たちに「逃げてー!」と言いたくなる手に汗握るあの感覚ですよ!
ラノベでこの雰囲気を醸し出せるあざの耕平さんマジ凄い。

前回、蘆屋道満と大友の二人による呪術戦の最高峰を目の前で繰り広げられ、
陰陽術に対して今までとは別次元で魅せられた春虎がもがき苦しみながら、
一皮剥けて成長していく今回の7巻は成長モノとしては見応えがありましたねー
それに夏目もある意味一皮剥けてしまって別の意味でも見応えも…(ぉ

鏡の式神シェイバが元凶の祓魔局での霊災とシェイバの暴走は、
ギリギリの死戦を何度も潜り抜ける春虎と夏目の二人の活躍に魅せられたけど、
葛藤を抱えながら更なる恐怖と混乱を受けた京子の人間らしい臆病な面と、
ラストで見せられた彼女の心に感じ入るところもありましたね。

物語全体は色々と謎が暴かれていったけど、
明らかになった事実がまだ氷山の一角な為にまだまだ全体像が見えてこず、
読者的には今まで以上に混乱してしまうのもまた事実だったり…

一応今回分かった事実としては、あの赤毛で黒ストが綺麗な相馬さんのことかな。
相馬氏と言えば桓武平氏であり「新皇」を自称した平将門の子孫と伝えられているから、
八瀬童子の「来歴が違う」というのも納得できますね。
しかし、その相馬氏の子孫である彼女が双角会の根っこであり、
陰陽師の世界の深い闇とどう関わっているのかが気になりますね。

本当にあざの耕平作品には魅了されるなぁ。
まだ7巻で物語の序盤な感じだし、果たして今回はどこまで行くんだろうか。
何か20巻くらいは行きそうな気がする…

HTML convert time: 0.149 sec. Powered by WordPress