僕の心のヤバイやつ (10) 特装版 4月8日発売!
夏! 海! 青春!
:: 2010/3/24 水曜日::

■[ラノベ]末はニートかそれとも詐欺師か「神様のメモ帳」2巻

神様のメモ帳〈2〉 (電撃文庫)
著者/訳者:杉井 光
出版社:メディアワークス( 2007-06 )
定価:¥ 641
Amazon価格:¥ 641
文庫 ( 331 ページ )
ISBN-10 : 484023888X
ISBN-13 : 9784840238885
作者サイト:杉井光・公式サイト NEET TEEN
絵師サイト:迷子通信

1巻はドラッグで2巻は極道と中高生向けにしては中々にエキセントリックなネタを中心に据え、
ラーメン屋の裏にたむろするニートの少年少女たちが今回も縦横無尽に活躍します。
どこか等身大な高校生である鳴海が時に読者の代弁者のように苦悩し、
逆境の中での奇策と口八丁のハッタリでカタルシスを感じさせてくれます。

東アジア系の元気な女の子のメオがニート探偵であるアリスの元に訪れた理由は、
行方をくらました父親を探しだし、助け出して欲しいという依頼の為。
でも父親はヤクザとの繋がりもある出稼ぎ外国人の為の派遣会社を経営しており、
更に電話で父親に持って逃げるように言われたボストンバッグの中には2億円の札束があるという、
どう考えてもニートには扱えきれないような事件なんだけどそこを何とかしちゃうのが、
アリスを筆頭としたニート探偵団の凄い所。

普通にヤクザは怖いし、盲目的に父親を信じることも出来ないし、
鈍感だから不用意に人を傷付ける発言をしてしまうし、それを後悔してばかりの鳴海だけど、
そんな鳴海が土壇場で無茶だけど痛快な奇策を思い付き、追い込められてなけなしの度胸を出し、
最後には口八丁のハッタリでヤクザでさえも動かしてしまうのはホント爽快ですね。
そしてそれを支えるニート探偵団の面々がまた頼もしいったらないです。

ラストの締め方も必ずしも大団円って訳じゃないんだけど、
少なくとも希望は残されているっていう終わり方も中々に味があって好きですね。
彩夏の意識が戻ったりと鳴海自身もまだまだこれから大変だけど、
絶え間なく緩く続いていく感じは連綿と続く人生を想起させて興味深いです。

:: 2010/3/20 土曜日::

■[ラノベ]初恋時々宇宙、後にエロとなるでしょう「電波女と青春男」4巻

電波女と青春男〈4〉 (電撃文庫)
著者/訳者:入間 人間
出版社:アスキーメディアワークス( 2010-03 )
定価:¥ 599
Amazon価格:¥ 599
文庫 ( 335 ページ )
ISBN-10 : 4048683950
ISBN-13 : 9784048683951
絵師サイト:ブリキの砦

毎月文庫1冊発刊する驚異的な執筆スピードを誇る入間人間さんですが、
電波女4巻が短編集ということで箸休め的なものかと思いきや、
300ページを超えるボリュームな上にどれも手抜きを感じさせないノリで、
感心すること至極な次第です。

リュウシさんの初恋のブロークンから始まるイケメンとの宇宙基地への進入ミッションと、
前川さんのメキメキと成長し始めた身長とそれに伴う幼馴染みの初恋の終焉の物語。
そしてロリエリオの宇宙飛行士のおっさんを交えた小学生ライフを経て、
我らが丹羽くんが青春ポイントを貯めるキッカケとなった初恋未満のお話へ。
そしてラストが現在進行形の丹羽くんの性的欲求のパトスでオチが付くわけです。
うーん、マンダム。(意味不明

個人的に一番関心を持ったのはやはりエロですね!
ブリキさんの描く女性がエロっちいのはサイトをずっと見ていた私は当然知っていましたが、
カラーページにモノクロ挿し絵と実力を120%遺憾なく発揮されて悶々とさせられましたよ。
そして一番凄いと思ったのは丹羽くんのエロ本ゲットへのリスクを省みない行動力ですな!
高校生当時の私なら普通一旦戦略的撤退をして後に再侵攻する所ですよ。
丹羽さんマジかっけー

ちなみに作品内の登場人物がそれぞれの話で微妙に出てきているのもそうですが、
みーくんまーちゃんと時代が違うだけで同じ世界観ということで人物が重なってたり、
更に花咲太郎シリーズではエリオの父親が出てるっぽいしでクロスオーバーが何とも興味深いです。
しかし全部追いかけてる人は毎月追いかけてる訳で大変だなぁ…
私はみーくんまーちゃんと電波女だけで精一杯だよ…(笑

:: 2010/3/19 金曜日::

■[ラノベ]遂に乳輪券発行!「れでぃ×ばと!」11巻

れでぃ×ばと!〈11〉 (電撃文庫)
著者/訳者:上月 司
出版社:アスキーメディアワークス( 2010-03 )
定価:¥ 536
Amazon価格:¥ 536
文庫 ( 251 ページ )
ISBN-10 : 4048683942
ISBN-13 : 9784048683944
作者サイト:こーづきさんち
絵師サイト:ひとりでできるもんっ

セルニアのパンツを売る予定だったりで公式が病気な今日この頃ですが、
原作の方もカラーページを見開きで乳輪を描くという快挙暴挙を成し遂げて、
電撃文庫のエロ担当の責任を見事に果たしている次第なのですが、
相変わらず誰かのルートに入らずずるずると恋愛未満で来ています。

従姉の棗の誕生日プレゼントをすっかり忘れていたヒドイ秋晴が失地挽回の為に、
ここは同世代の女性の意見を汲み取ってご機嫌を取ろうと画策するまでは良かったものの、
何故かセルニアと朋美の両手に薔薇(ただし棘だらけ)なデート展開になった上に、
下着売り場で下着のプレゼンされた上に買い物に付き合わされたでござる。

他にも四季鏡姉に頼まれて気軽に臨時マネージャーを請け負ったらグアムに行ったり、
ついでに付いてきた理事長と理事長を追ってきた深閑相手に日焼け止め塗りプレイしたり、
何とも相変わらずな展開でこやつめハハハな感じです。(ぉ
また、最近出番が少なかったアイシェ救済イベントもあったりするのですが、
何というかネギまのクラスメイト編を満遍なくやってる雰囲気でしょうかね、これは。(笑

流石にそろそろ誰かのルートに入るか、もしくは入りかけて修羅場に突入か、
とかそういった展開にならないかなー、と思うわけ何ですが…
うーん、やはりトリガーになりそうなのは明確に好意を向けている棗の再登場とかかなぁ。
結構好きなキャラなので実は今回のエピソードは伏線だったという展開で一つ。(笑

:: 2010/3/18 木曜日::

■[ラノベ]同時多発的主人公発生現象「とある魔術の禁書目録」20巻

とある魔術の禁書目録(インデックス)〈20〉 (電撃文庫)
著者/訳者:鎌池 和馬
出版社:アスキーメディアワークス( 2010-03-10 )
定価:¥ 641
Amazon価格:¥ 641
文庫 ( 371 ページ )
ISBN-10 : 4048683934
ISBN-13 : 9784048683937
絵師サイト:rainbow spectrum

相変わらずフラグ立てスキルが常時MAX仕様の上条さんですから、
表紙でいきなり新参の女子に腕を組まれていても想定の範囲内です。
灰村さんのサイトでラフのみが存在していた「新たなる光」のレッサーを侍らせて、
第三次世界大戦を宣戦布告したロシア内で上条さんが突っ走ります。

フィアンマが裏で糸を引いて始まった第三次世界大戦。
流石に世界大戦だけあって世界各地で戦端が開かれてますが、
ほとんどチートな学園都市の兵器群の戦術ドクトリンがそもそも違うので、
ロシアの人たちが可哀想になってくるというか何というか…

んで世界大戦だから局地的に見れば誰もが主人公で格好良いのですが、
浜面なんか特に良いですね、本当にレベル0なだけに頑張ってて凄いっす。
上条さんみたいに複数の女性の為に頑張ってるのと違って滝壺一筋なのも良い。(笑
同じく一人の女性に尽くしている一方通行さんが学園都市の倫理的にぶっ飛んだ戦術で苦しんでいるのが、
因果応報にしても正直ちょっと憐れでしたが。

流石にこの規模の戦闘且つ物語の佳境だけあってこの1冊だけで完結せず、
次巻に続く、という体裁を取っているために良いトコで終わってます。
今回、というか長い間不遇だった御坂美琴さんが次巻ではビリビリしてくれるっぽいので、
是非ツンデレスキルを全開に活躍してくれることを願っております。
レッサーさん逃げてー!

:: 2010/3/6 土曜日::

■[ラノベ]イタチさんのポニテが拝めるのは7巻だけ!「ほうかご百物語」7巻

ほうかご百物語〈7〉 (電撃文庫)
著者/訳者:峰守 ひろかず
出版社:アスキーメディアワークス( 2010-02-10 )
定価:¥ 599
Amazon価格:¥ 599
文庫 ( 307 ページ )
ISBN-10 : 4048683322
ISBN-13 : 9784048683326
絵師サイト:INFINITY DRIVE

俺、こう見えて実はポニテ萌えなんだ。(キリッ
だからもう、カラー口絵1ページ目のイタチさんにはトキメいちゃってね。
どの時点でロングになってポニテになるんだろうと気になって気になって、
最後まで一気に読み切っちゃったんだ。

ピュア可愛い妖怪のイタチさんを愛でる本作ですが、
何と今回はイタチさんが妖力を失って普通の女の子になる事態に!
いつもは守ってばかりの真一だけど今回はちょっと頑張っちゃうぞ!
色々空回っちゃうけど、最後にはバッチリ決められると良いなぁ?(あれ?

本編を通しの物語として一区切り付いたように見えて、
今後更なる波乱を含む終わり方で中々にドラマティックですが、
まぁ、この作品のことだからハッピーエンドで終わってくれるに違いない、
とそんな安心感を持たせてくれます。

しかし本編以上に謎なのはやはり江戸橋さんと経島先輩ですね。
まさか今ではゾッコン(死語)な江戸橋さんが告白された側だったとは。
一体何がどうなって今のような力関係になったのか興味津々です。
うーん、経島先輩のロリボディでたらしこんだとか?(18禁

:: 2010/3/3 水曜日::

■[ラノベ]10冊目にして遂に男キャラが表紙に登場!「バカとテストと召喚獣 7.5」

バカとテストと召喚獣7.5 (ファミ通文庫)
著者/訳者:井上堅二
出版社:エンターブレイン( 2010-02-27 )
定価:¥ 588
Amazon価格:¥ 588
文庫 ( 252 ページ )
ISBN-10 : 4047263133
ISBN-13 : 9784047263130
作者サイト:始まりは謝罪から
絵師サイト:ハガブログ

女性キャラが一周して姫路さんになったので次は美波かと思いきや、
ついに作者と絵師と(一部)読者待望の男キャラが表紙に登場!
流石は女装が似合うアンケート第1位を獲得したアキちゃんですね!
顔の造形とか間違いなく明久なのに可愛いとか最高じゃないですか!
ちなみに秀吉はアンフェアなので除外するのが統一の見解です。

アニメ版バカテスが好評なのは嬉しいと言えば嬉しいのですが、
ガンダムSEEDだけ観た人が「ガンダムって面白いね!」と言ってるのを見たガノタ的葛藤に似たモノが…
せめて「逆襲のシャア」とか観て欲しい的なノリでせめてこの短編集を読んで欲しいというか。
でもこの巻の姫路さんはキャラが暴走しまくってるので初心者にお勧めするのは難しいかも。
でも姫路さんがまともなのって初期だけだからこれが正しいと言えるような気もします。(笑

純情可憐で才色兼備だけど料理だけが殺人的に下手な子だったはずの姫路さんが酔ってるとはいえ、
脱衣ダウトで「自分が最後の一枚になってもおりる気はない」という最高に漢らしい宣言をした上に、
明久に執拗に女装させようと迫ってきたりとか、姫路さんはっちゃけすぎだな、と。
闇鍋の回では明久や雄二の思惑を軽々と凌駕する殺人料理スキルを披露してくれたりと、
本当に恐ろしいヒロインに育ってきたと感心しまくりです。

召喚獣が本音を自動的に喋ってしまう回はハチャメチャで楽しかったですねー
こういう兎に角楽しい話は読んでてひたすら楽しいです。
これも主人公がバカだからできる面白さだと思います。

そして姫路さんの猛攻の影に隠れていた美波が最後にきて盛り返しましたよ。
まだ帰国してまもなく、誤解とすれ違いで孤独になっていた時に、
明久のバカで不器用だけど、底抜けに優しい所に触れてしまったら、
そりゃ惚れるのも仕方ないよなぁ、と感じ入ってしまいました。
次巻では姫路さんが寄せ寄せの展開になるみたいですが、
美波も是非とも明久争奪戦に遅れを取らないように奮闘して欲しいと思います。

あ、それと巻末のムッツリーニのメイド姿は良いご褒美でした。(笑

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