その着せ替え人形は恋をする 15巻(完結)は7月25日発売!
終わるのは寂しいけれど、五条くんと海夢ちゃんのグランドフィナーレを見届けよう!
:: 2011/4/17 日曜日::

■[ラノベ]小さく気高き最強の剣士「ソードアート・オンライン」7巻 マザーズ・ロザリオ

ソードアート・オンライン〈7〉マザーズ・ロザリオ (電撃文庫)
著者/訳者:川原 礫
出版社:アスキーメディアワークス( 2011-04-08 )
文庫 ( 305 ページ )
作者サイト:WORD GEAR
作者twitter:川原礫 (kunori) on Twitter
絵師サイト:-アベシバ- abecのイラストブログ
絵師twitter:BUNBUN (BUNBUN922) on Twitter

死銃事件より数週間、平和なALOで起こったちょっとした事件。
PvPで数々のプレイヤーを圧倒し、あのキリトをすら退けた「絶剣」
その噂を耳にしたアスナは興味を持ちその対戦場に赴くと、
そこには黒曜石のような細い直剣を持つ、小さな少女剣士ユウキが居た…

今回はキリトではなく、アスナが主人公の物語。
ギルド「スリーピング・ナイツ」のリーダーであるユウキを軸に、
彼女が何を思い、何を志し、ALOを駆け抜けたのか綴られています。
その小さくも気高い生き様にアスナが感化され、成長していき、
ユウキが残した掛け替えのないものが確かに存在するのだと思わされます。

キリトは表紙でもそうだけど裏方役で、目立った所はないんだけど、
見せる所は魅せてくれて、シリーズ通しての主人公っぷりは流石でした。
アスナもその大規模ギルドの元幹部の実績を活かしながら、
その内面のもろさも同時に見せてくれて更に魅力的になったような気がします。

VRMMOとしてのバトル要素は少なめになったけど、
主役交代で、また違った側面の面白さを見せてくれた7巻でした。
死銃編の終盤もそうだったけどVRMMOを中核としながらも、
それだけに留まらないのは凄いと思わされます。

余談ですが、アスナとキリトの初デュエルは作者の同人誌で発表されています。(しかも漫画で)
2月のティアで総集編が出たので読んでる人も多少はいるのではないでしょうか。
更に余談ですが、キリトの2本目の剣である聖剣を手に入れたエピソードに関しては、
昨年末から今年の上旬までの年末限定企画であった「キャリバー」で書かれてました。
これはその内、短編集にでも収録されたりするのかな?

:: 2011/4/16 土曜日::

■[ラノベ]新劇場版?「電波女と青春男」SF(すこしふしぎ)版

電波女と青春男 SF(すこしふしぎ)版 (電撃文庫)
著者/訳者:入間 人間
出版社:アスキーメディアワークス( 2011-04-08 )
文庫 ( 257 ページ )
絵師サイト:ブリキの砦

1巻表紙と同じ構図で8巻表紙とすこしリンクしている表紙のSF版。
内容も8巻とすこしだけリンクしてますが基本は1巻のリメイクで、
新劇場版電波女と青春男序的な何かと言ったところ。
まぁ、入間人間さんはエヴァのTV版見たことないらしいんですが。

真の一人称から三人称に。
ちなみにこの人称の変化もラストで意味が分かります。
他にも真の転校の設定や初っ端から星中と連絡取り合ったり、
1巻と異なる設定は多々あるんですけど、大まかな話の流れは変わらず、
そこら辺も新劇場版かな、と言った感じです。

1巻の頃の挿し絵+αで描かれてるので挿し絵が多めになってるのは、
何となくお得感があったりしたりなかったり。
バスケ少女リューシさんは可愛いですよ。
リュウコやっちゅーに。

これはこれで面白いんですけど、これで終わりってのがちょっと残念かも。
まぁ、こういうのも良いかもですけど。

:: 2011/4/12 火曜日::

■[ラノベ]TVアニメ開始! でもシリーズ完結!「電波女と青春男」8巻

電波女と青春男〈8〉 (電撃文庫)
著者/訳者:入間 人間
出版社:アスキーメディアワークス( 2011-04-08 )
文庫 ( 222 ページ )
絵師サイト:ブリキの砦

今月からシャフトによるTVアニメが放映開始なんですが、
何とこの8巻でシリーズ完結でタイミングが良いのか悪いのか。
まぁ、これもある意味、入間人間さんらしいのかもなー
とか思いつつ、同時刊行のSF版も気になっている次第でして。

未来の国から僕らの為に来たのかさっぱり不明なリトルスマキンですが、
エリオに比べて高性能なリトルスマキンに促されたり追われたりと、
そんな騒動をかましつつ最後にはまたもや海に向かって自転車で全力疾走と、
青春してるんだかSFしてるんだか良く判らない状態で突っ走る訳ですよ。

前川さんを一気に赤面させたりリューシさんといちゃこらしたりするけど、
まぁ、個々人のエンディングは前巻を参照とばかりに、
今回はウチュージンだったりリトルスマキンだったりで忙しいのですよ!
あと、女々ちんは相変わらず女々ちんでした。

布団ぐるぐる巻き女というよく判らないヒロインが初っ端から出てきたり、
途中ラブコメしたりむーいむーいしたりしながら宇宙にアレしたりしましたが、
結局よく判らないなりに何となく納得させられてエンディングを迎えた気分です。
まぁ、謎が謎のまま終わるってのもこの作品らしいのかもなー

:: 2011/4/11 月曜日::

■[ラノベ]ガンバル駿河ちゃん「花物語」

花物語 (講談社BOX)
著者/訳者:西尾 維新
出版社:講談社( 2011-03-30 )
単行本(ソフトカバー) ( 292 ページ )
絵師サイト:青 春 電 繪 物 語 – 無名小站

第変話「するがデビル」は「猫物語 白」第懇話「つばさタイガー」と同じく、
阿良々木暦視点ではなく、ヒロイン視点で語られており、
即ち神原駿河が主人公であり語り部という形式になっています。
しかもてっきり「つばさタイガー」のサイドストーリー的な話かと思いきや、
時間もすっ飛び、阿良々木くんたちが卒業した後の神原が3年生に進級した直後の物語。

悪魔の左手が完治するまで忍野の目算で残り2年と言った所の神原だけど、
阿良々木くん視点では脳天気に見えながら結構繊細な神原駿河。
進級したある日、忍野の甥を名乗る後輩の扇やバスケ仲間の日傘から聞かされた、
相談したら何でも解決してくれる「悪魔様」の話が「無意識の自分」ではないかと疑い、
会える場所と聞かされた学習塾跡の焼け野原に行くと、中学時代のバスケの宿敵・沼地蝋花に会う…

今回は阿良々木くん視点ではないのでそのぶっ飛んだ行動は少ししか出てきてないですが、
少しでも充分変態というか、実妹と爪切りプレイとか実妹への愛情が留まる所を知らない状態で、
正直大丈夫かこいつと思わざるを得ないのですが、まぁ阿良々木くんですからね!
阿良々木くん以外では貝木と電話口の火憐ちゃんとくらいしか既存のキャラが出てこないという、
神原と新キャラメインな悪魔な話なんですが、神原の区切りを付ける話としては納得な内容でした。

しかし会話の端々に出てくる羽川のその後だとか聞いてると、
そっちの話も読みたいし、「つばさタイガー」の神原視点ではどうなってるのか気になるのですが、
まぁ、次回はなでこメデューサなのでいつか出るかも知れない話を期待しながら、
ボチボチと生きたい所であります。

:: 2011/4/7 木曜日::

■[ラノベ]内気で眼鏡でチョロ可愛い! 更識簪登場!「IS〈インフィニット・ストラトス〉」7巻

IS〈インフィニット・ストラトス〉 7 (MF文庫 J ゆ)
著者/訳者:弓弦 イズル
出版社:メディアファクトリー( 2011-04-08 )
文庫 ( 327 ページ )
作者サイト:弓弦イズルの前向きオンライン
絵師サイト:イズムニズム
絵師twitter:ノシ/okiura@コミ1 て42a (oki_noshi) on Twitter

6巻時点でハーレム要員もひとまず打ち止めかと思っていましたが、全然そんなことはなく。
完璧超人生徒会長、更識楯無の実妹で姉にコンプレックスを持つ更識簪がハーレム要員に追加ですよ!
内気で眼鏡という属性を持ちながら、箒と同じく出来すぎる姉へのコンプレックスを持ちながら、
アニメ好きで自分を救ってくれるヒーローに憧れるという乙女の願望を持つ可愛いヒロインが更識簪なのです!

日本の代表候補生でありながら、一夏の白式開発の煽りを受けて専用機がない状況といい、
人見知りなのも合わさって、当初は一夏にツン状態な簪でしたが結局チョロかったですね!
とはいえ、今回は簪の心情を中心に丁寧に書かれていたため違和感なかったです。
冷たくしてもしつこく構ってくる上に、いつも助けてくれて、
更に絶体絶命のピンチの時に助けに来てくれるヒーローっぷりを見せる一夏さんに惚れるのも致し方ないでしょう。

そしてチョロいといえば五反田嵐も相変わらずチョロかったですね!
朴念仁で唐変木な一夏に振り回されて、楽しみにしていた学園祭デートも大幅に遅刻されながら、
ちょっと優しくされたらあっという間に機嫌を直すとか、ホントーにチョロいなぁ…

他のヒロイン勢も、一夏が簪に構ってばかりのせいで出番が少ないながらも、
嫉妬イベントでニヤニヤさせてくれて大変萌えさせていただきましたよ。
しかし、怒ったら一番怖いのはやっぱりシャルだよなぁ。
だがそれが良い。

ちなみに今回結構頑張った箒さんですが、報われないのは流石と言いましょうか。
和解した更識姉妹とは異なり、こっちはこっちで色々と火種を抱えてるみたいですが、
今後果たしてどうなるのか気になる所ですね。
まぁ、ラストはハーレムエンド以外ありえないと思いますので、
問題はどこまでヒロインが増えるのかということかなぁ。
アニメも予想以上の大好評だったので今後の展開にも色々と期待したい所です。

:: 2011/4/3 日曜日::

■[ラノベ]過去に収束する物語。そして…「東京皇帝☆北条恋歌」8巻

東京皇帝☆北条恋歌 8 (角川スニーカー文庫)
著者/訳者:竹井 10日
出版社:角川書店(角川グループパブリッシング)( 2011-03-31 )
文庫 ( 383 ページ )
作者サイト:東京帝国立・八坂原学院/初等部
作者twitter:竹井10日 (tendays_takei) on Twitter
絵師サイト:el2

短編集を挟んでの本編再開ですが、最初っからクライマックスですよ!
竹井10日さんらしいテンションの高い会話による笑いがあるとはいえ、
一人、また一人と倒れていく仲間たちを前に突き進まざるを得ない一斗が、
絶望を目の前にして自分がやるべきことをやっていくという主人公っぷりを見せてくれ、
別人かと思うような成長をしていくことからも、そのシリアスっぷりが判ろうというものです。

物語の根幹を成す謎が今までの竹井10日さんとは違うモノでした。
1巻冒頭から繰り返されてきたあの序文がそういう意味だと理解できたと思いきや、
最後の最後でのどんでん返しが巻き起こるという展開には心底驚きましたよ。
正直、竹井10日さんの実力を見誤っていたと自省せざるを得ない展開でした。

東京帝国の成り立ち、怪蟲が生まれた訳、謎の初代東京皇帝北条皇斗の正体…
そういった核心部分や、一斗の覚醒を伴う成長が中心に描かれている為、
どうしても従来の沢山のヒロインによる修羅場な萌えラブコメ要素は減っているんですが、
予想以上に物語としての面白さが強烈でぐいぐい引き込まれていきましたよ。
いやー、ホント竹井10日さんってコメディだけの人じゃなかったんですねぇ…(しみじみ

ラストの予想外の展開で今後どうなるのかホントに判らなくなりました。
恋歌と一斗の血縁はどうなっているのかとか、今回新たに登場した花恋はどうするのだとか、
更に言うなら悲劇のヒロインである雪絵は救われるのだろうかとか、
そういったラブコメ要素は元より、巴すらも把握できていない雫の立ち位置だとか、
ここまでシリアスになった一斗が次回から元に戻るとかホントなのかとか、
先が気になって仕方のない展開でヤキモキしまくりです。
うーん、予想以上に面白くなってきたぞ「東京皇帝☆北条恋歌」!

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