僕の心のヤバイやつ (10) 特装版 4月8日発売!
夏! 海! 青春!
:: 2008/7/15 火曜日::

■[ラノベ]メインヒロインはアリス先輩ですよね?「オオカミさんと長ブーツを履いたアニキな猫」

オオカミさんと長ブーツを履いたアニキな猫 (電撃文庫 お 8-12)
著者/訳者:沖田 雅
出版社:アスキー・メディアワークス( 2008-07-10 )
定価:¥ 578
文庫
ISBN-10 : 4048671340
ISBN-13 : 9784048671347
絵師サイト:unaji-mir

ツンデレな大神さんに危機感を持たせてちょっとだけ素直にさせてみよう。
そんな意図が盛り込まれている事が感じられるオオカミさんシリーズ6冊目。
確かに悶々とする大神さんや、亮士が側に居ないことに違和感を感じる大神さんは、
可愛くて可愛くて、とってもキュートです。
でもこの巻で一番の見所はアリス先輩だと思う。

アリス先輩の何が良いってやっぱりツンデレなことでしょうか。
しかも幼馴染みで従兄で子供の頃の思い出を共有してて、
普段は相手のことを対外的に容赦なくけなしておきながら、
いざという時は心の底から信頼しているんですよ。
しかも寝惚けてたり無意識な時は「りっくん」と愛称で呼んだり抱きついたりするんですよ。
りっくんの好みだからとショートカットにしているんですよ。
いつもはクールビューティーなだけにその破壊力や凄まじいものがあります。

他にも腹黒ロリツインテールでりんごさんとキャラ被りの宇佐見さんも今回株が上がったなぁ。
乙姫とのわだかまりも解消したし、どうやら短編集で再登場するとのことで、
こちらの方も期待したいトコロ。

タイトルにもなっているアニキな猫さんですが、重い過去とそれを背負う努力は凄いし、
本編でも亮士を鍛える良い役なんですが、いかんせん地味な印象が。
良いキャラなんだけどなー アリス先輩が可愛すぎたのが問題なのかなー
まぁ、ショタよりツンデレの方が強いということで。(ぉ

:: 2008/7/14 月曜日::

■[ラノベ]全方位フラグ立て順調なり「乃木坂春香の秘密」8巻

乃木坂春香の秘密 8 (8) (電撃文庫 い 8-14)
著者/訳者:五十嵐 雄策
出版社:アスキー・メディアワークス( 2008-07-10 )
定価:¥ 620
文庫
ISBN-10 : 4048671278
ISBN-13 : 9784048671279
絵師サイト:ねこバス停

今月からTVアニメが放映開始された超弩級にベタでチョコパフェよりも甘い、
そんなラブコメ作品ライトノベル「乃木坂春香の秘密」の8巻が発売。
恋愛感情の成長が小学生より劣っている主人公とヒロインなので、
中々二人の仲が進展しない上に他のヒロインともフラグがニョキニョキと立つので、
ハーレム妄想でウハウハできる、「ラブひな」もビックリな内容なのです。

クリスマス前に執事をやった設定を活かしまくって、執事とメイドさんの新年会に出て、
そこで白鳥もといシュートのお坊ちゃんの勘違い発言っぷりにキレて男を上げて、
そして葉月さんたちメイドの心をがっちり掴んだ上に金髪幼女メイドのアリスも懐柔。
普段は無害なだけの主人公なのに無意識なフラグ立てはバッチリです。(笑

妹キャラの美夏も春香と裕人をくっつけようとしつつも、
必要以上にべたべたする上にフラグが立ちまくってること間違いなしの行動に出たり、
(触手的な意味ではなく)テンタクル大好きな椎菜も看病イベントで急速に仲を深め、
何でこれで裕人は椎菜の気持ちに気付かないんだと思わんばかりのアピールに、
もうお腹一杯で、そのベタな甘さに胸焼けを起こさんばかりです。(笑

春香の元に届いた受けた覚えのないオーディションの合格結果とか、
今後の展開も何かと波乱が待ち受けていることが予想されますが、
個人的にはTVアニメ化されたことで二次創作でどんな展開が待っているかが期待心配です。
イカ大好きな椎菜は絶対触手プレイが待っていると思うんだ!(ぉ

:: 2008/6/30 月曜日::

■[ラノベ]いたちさん可愛いよいたちさん「ほうかご百物語」2巻

ほうかご百物語 (2) (電撃文庫 (1606))
著者/訳者:峰守 ひろかず
出版社:アスキー・メディアワークス( 2008-06-10 )
定価:¥ 599
文庫
ISBN-10 : 4048670913
ISBN-13 : 9784048670913
絵師サイト:INFINITY DRIVE

「いたちさん可愛いよいたちさん」

この一言に尽きる作品です。
主人公がただひたすらにいたちさんのことが好きで、
直球ストレートな誉め言葉とかが清々しく、それに照れるいたちさんが可愛く、
読んでて気持ちの良い作品です。

いくつかの妖怪のエピソード毎に纏められた短編を紡いだ1冊なんですが、
今回は新キャラが登場するのですが、スパッツです。
初めは可愛いけどちょっと頑固というか意固地だなぁ、と思ったのですが、
主人公の言動にドギマギしているのを見るとこれはこれでありかな、と。(現金だな

主人公がいたちさん原理主義的な行動をいつも取ってくれるので、
何というか安心感があるんですよねー
脇を固めるキャラも個性的ではあるけど安心できるキャラなので、
掛け合いも面白いので安定感がありまくりです。

しかし今回一番お姫様チックな扱いをされた新井輝さんですが、
いつ見ても同名のラノベ作家さんを思い出してしまい複雑な気分に。(笑
多分ラノベ読みの多くは同じこと思ってるんだろうなぁ、と思うと変に仲間意識が芽生えます。
…新井輝先生どう思ってるんだろう。(笑

:: 2008/6/29 日曜日::

■[ラノベ]昼と夜の世界の脈動「BLACK BLOOD BROTHERS9 黒蛇接近」

BLACK BLOOD BROTHERS9 ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ 黒蛇接近― (富士見ファンタジア文庫 96-15)
著者/訳者:文庫
出版社:富士見書房( 2008-06-20 )
定価:¥ 693
文庫
ISBN-10 : 482913299X
ISBN-13 : 9784829132999

物語が進むほどに面白さが増してくるあざの耕平さんのBBB
全世界を股に掛けた吸血鬼と人間の調停をテーマにした物語は、
クライマックスを控え素晴らしい盛り上がりを見せています。

今や「乙女」として全世界に影響力を持つほどになったミミコが、
痛々しいほどに頑張る中、ミミコを九龍の血統とする計画を立てるザザ。
喉元に迫るカーサたち一行に戦慄を走らせるアンヌ・ウォーロックの来訪から物語は動き始めます。

アンヌとの短い邂逅から自分を取り戻し、肩の荷が下りるミミコと、
夜の世界を相手に実直に語りかけるジローと奮闘する姿が頼もしく清々しいです。
吸血鬼同士のバトルも熱く、迫力と緊迫感が伝わってくるかのようです。

クライマックスが近付いてきて、次回は10年前、香港での出来事が描かれそうです。
もうこれ以上ないほどに熱く素晴らしい作品なので多くを語りませんが、
富士見ファンタジア文庫の作品の中でも一二を争う名作なので是非読んで欲しいです。
メディアミックスに恵まれなかったのが本当に不幸な作品です…

:: 2008/6/26 木曜日::

■[ラノベ]温故知新な女装ラノベ「SH@PPLE」2巻

SH@PPLE―しゃっぷる―(2) (富士見ファンタジア文庫 185-2)
著者/訳者:文庫
出版社:富士見書房( 2008-06-20 )
定価:¥ 609
文庫
ISBN-10 : 4829133031
ISBN-13 : 9784829133033

男女の双子、お嬢様学校、学校交換…
「とりかへばや物語」の頃から連綿と続く日本独自の女装男装モノ作品がラノベにも上陸中。
漫画だと「ストップ! ひばりくん」という20年以上前から続くジャンルですが、
ラノベではまだ未成熟なジャンルなだけにベタな設定の割りに楽しむことができます。

好きな女の子、蜜が通う学園に双子の姉と入れ替わって通学する雪国は、
犬猿の仲のはずの胡蝶の宮から温泉旅行に蜜と三人での温泉旅行に誘われて、
双子の姉の舞姫とSECの面々まで付いてきて、更に旅行先には面倒な女の子がいて…
と、当然の如く温泉で裸で露天風呂な訳ですよ。
何かベタなんだけど、だがそれが良い。

男女入れ替わりの味噌である、裸を見られて正体ばれや、
そこを取りなす為に再度の男女交換とか新鮮味はないんだけど、懐かしくて面白いというか。
これが温故知新というものでしょうか。
女装しているからこそのトラブルとヒロインの煩悶とした思いとすれ違いとが絶妙に面白いです。

ちなみに口絵カラーや帯を含めてサービスたっぷりになっております。
そして帯の折り返しには実は嘘のあらすじが載っているので、
帯を外さないと本当のあらすじが見えない面白い装丁になっています。
最近は富士見ファンタジアも面白い装丁をするようになってきましたねー

:: 2008/6/18 水曜日::

■[ラノベ]笹倉綾人さんの4コマも収録「灼眼のシャナ」SII

灼眼のシャナS 2 (2) (電撃文庫 た 14-22)
著者/訳者:高橋 弥七郎
出版社:アスキー・メディアワークス( 2008-06-10 )
定価:¥ 557
文庫
ISBN-10 : 4048670859
ISBN-13 : 9784048670852

シリアス展開に突入している本編をひとまず置いておいて、
まだ悠二が居た頃の微笑ましいエピソードだったり、
本編の内容を補完するようなコメディ要素がある短編だったり、
シャナがまだ名前を持たない純真無垢すぎた頃のお話が収録された短編集が発売。

ヴィルヘルミナと悠二がまだ打ち解けてないけど、平和だった頃。
イタズラ心があるシャナのハートウォーミングな短編「ドミサイル」
ヴィルヘルミナがシャナを送り出し、フレイムヘイズとして復帰した頃。
『約束の二人』と知り合う物語「ヤーニング」
悠二に出会う前、まだシャナという名前がなかった頃。
ゾフィーが母親代わりに面倒を見ていた新鮮はお話「ゾートロープ」

「ヤーニング」で出てきた一癖も二癖もある”百鬼夜行”の面々や、
肝っ玉母さんな”震威の結い手”ゾフィーや”払の雷剣”タケミカヅチ。
そしてヨーハンが健在で柔らかな微笑みを浮かべているフィレス。
濃くも楽しいキャラクターたちが魅力的です。

「ゾートロープ」は電撃hpと電撃大王のコラボ企画なので、
漫画版作者の笹倉綾人さんの4コマも収録されています。
こういった形式はライトノベルでは珍しいのではないでしょうか。
しかし巻末のフリアグネのコーナーってば分量あるよなぁ。
人気なんだろうか…?

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