のうりん 14巻 6月14日発売!
待望の、のうりん完結巻!
:: 2009/7/23 木曜日::

■[ラノベ]良い意味でB級ホラーアクションを徹した「ケモノガリ」

ケモノガリ (ガガガ文庫 ひ 1-3)
著者/訳者:東出 祐一郎
出版社:小学館( 2009-07-17 )
定価:¥ 620
文庫
ISBN-10 : 4094511482
ISBN-13 : 9784094511482
作者サイト:From dusk till dawn of the dead – livedoor Blog(ブログ)

この作品に関してはTYPE-MOONの奈須きのこさんが日記で判りやすい説明をして下さってます。
曰く、

(前略)―――だが彼らは知らなかった。拉致された高校生の中に、ちょっとした弾みで記憶を失い、自分のことをフツーの高校生と思いこんでいた七夜志貴(笑)がまじっていた事を―――!

熱中できる何か、即ち自分の才能を探している凡人の赤神楼樹が、
修学旅行先の東欧の小国で金と権力を持つ人狩り”クラブ”にクラスごと拉致され、
自分と幼馴染みの少女の危機に瀕して窮地を脱する為にその圧倒的な才能を開花させる。
そう、どこまでも純粋な「殺人」の才能を…

もうひたすらバトル、バトル、バトルの連続で、
一人、また一人と仲間が倒れていく中、笑いながら人を狩るケモノたちを、
容赦なく、躊躇もなく狩っていく楼樹が痺れるんですよね。
平穏な日常に戻れなくとも誰よりも大切な少女を守るために、心の鎖を解き放ち、
そして少女も戻ってこないなら追いかける、という所も良いんだよなぁ。

楼樹の才能や能力、人狩りの”クラブ”とか全てに渡って中二病なんだけど、
それが衒いもなく一貫しているからこそ面白さに昇華されているんだと思う。
マスクでチェーンソーを振り回す大男に、ガスマスクを装着した喪服の毒使い、
といった敵に代表されるように全体的にB級ホラーテイストが漂っているのですが、
徹底した中二病設定と組み合わされることで一級品のエンターテイメントになっているので、
変な先入観を持たずに読んで、楽しんで欲しい作品です。

:: 2009/7/22 水曜日::

■[ラノベ]もうお義兄ちゃん、義妹のおっぱいに顔埋めすぎ!「とある飛空士への恋歌」2巻

とある飛空士への恋歌 2 (ガガガ文庫)
著者/訳者:犬村 小六
出版社:小学館( 2009-07-17 )
定価:¥ 600
文庫
ISBN-10 : 4094511490
ISBN-13 : 9784094511499
絵師サイト:ALL GREEN

西尾維新の匂いが強いキャッチコピーですが、
2巻の内容を的確に表現できていると思うのだがどうか。

ヘタレ・マザコン・ナルシストという三重苦のカルエルくんですが、
更に義姉2人により教育された甘えん坊体質を加えた四重苦を抱える主人公だと思います。
その甘えん坊っぷりを具体的に言うと女の子のおっぱいに顔を埋めて寝る習慣とか!
義妹のアリエルのおっぱいに衒いなく顔を埋めるとかどんだけ…
何という羨まけしからん主人公であることよ…

前シリーズと同じく悲恋の物語になるかと思いきや、
この2巻では空戦も抑えめで、むしろ学園ラブコメの様相を呈してきており、
カルエル、アリエル、クレアの三人の淡い恋模様がきらめいており、
少年少女の若さが眩しくてたまりません。

ヘタレなんだけど、クレアの前ではそんなトコを見せられないから気丈に振る舞うカルエル。
誰よりもカルエルのことを気に掛けてるけど、素直に態度に出来ないアリエル。
不幸な生い立ちと過去から人付き合いが不得手だけど、
それ故に初めての友達のカルエルとの交流が楽しくて仕方が無く、
そして、聡明だからこそカルエルの出自が気になり不安で心が揺れるクレア。

クレアと出会うことで少しずつ成長し、アリエルの気持ちを考えられるようになり、
微妙なバランスだけど、平和で楽しいイスラの日常が過ぎていくかと思う最中、
突如の謎の空軍との戦闘で暗雲が立ちこめることに…

謎の空軍の所属が前シリーズを読んでいる人にとっては意味深長なものだったり、
クレアが危惧するカルエルの過去がいつ露呈するのか心配だったり、
それでどういった展開になるのか気を揉むことしきりです。

それにしてもこの作品を読むと無性にラーメンとカレーが食べたくなりますね。(笑
アリーメン食べたいなぁ。

:: 2009/7/16 木曜日::

■[ラノベ]転回するSF作品「紫色のクオリア」

紫色のクオリア (電撃文庫)
著者/訳者:うえお 久光
出版社:アスキーメディアワークス( 2009-07-10 )
定価:¥ 641
文庫
ISBN-10 : 404867904X
ISBN-13 : 9784048679046
絵師サイト:ケツバット祭り

漫画家:綱島志朗とライトノベル作家:うえお久光のコラボ作品。
元々電撃は文庫と大王と両方とも有力な作家を抱えているだけに、
もっとこういったコラボはあっても良いと思うんですよね。
まぁ、漫画家は常にキャパ一杯なのでちと難しいかも知れないし、
そもそも綱島志朗さんは既に電撃大王の連載終わっちゃったけど…

クオリア – Wikipedia
この作品はクオリアで始まり、その後無限に膨張、拡散、収束を経て、
最後にはクオリアに行き着いた、そんな物語です。
SF要素も多分に取り入れており、そういうのが好きな人にはたまらないかも。

人間がロボットに見えるという紫色の瞳を持つ、毬井ゆかりと友達の、
自分の男っぽい名前を嫌うガクちゃんこと波濤学の数奇な人生群。
冒頭はガクちゃんから見たゆかりという人間と、
そこに巻き込まれるガクちゃんの物語だったけど、
中盤からはガクちゃんが主体の次々と見る世界が変わっていく万華鏡のような物語。
正直、これは読んで貰わないと判らないんじゃないかな。

ある意味クセが強い、と言えなくもない設定の作品でしたが、
かなり面白かったのもまた事実で、読後も不思議な余韻に浸ってしまいました。
綱島志朗の美少女とメカとしっかりとした挿し絵も作品の雰囲気を形作っており、
コラボ作品として、ライトノベルの作品としてよく出来た作品だと思います。

■[ラノベ]上条さんマジ空気「とある魔術の禁書目録」18巻

とある魔術の禁書目録(インデックス)〈18〉 (電撃文庫)
著者/訳者:鎌池 和馬
出版社:アスキーメディアワークス( 2009-07-10 )
定価:¥ 662
文庫
ISBN-10 : 4048678973
ISBN-13 : 9784048678971
絵師サイト:rainbow spectrum

イギリスまで(文字通り)飛んだら王室のお家騒動に巻き込まれ、
相変わらずの巻き込まれ体質っぷりを発揮した上条さんですが、
今回はフラグ立てっぷりはほとんど発揮しておらず、
上条ラブ度では群を抜いている五和も出番が少なめで、
色々な意味で英国王室に圧倒された感じです。

ジリ貧になっていく英国を立て直すべく、クーデターを起こした「軍事」のキャーリサ。
「人徳」のヴィリアンもその手に掛けるのも厭わないような彼女と騎士団長の前に、
颯爽と現れたのは「神の右席」「後方のアックア」ことウィリアム=オルウェル。
今回の主人公はウィリアムと言っても過言ではないような気がします。

祖国を思うのは誰もが同じながら、採る手段が違ったが為の闘争は、
流石の英国女王っぷりを見せたエリザードが良い所を取っていった感がしますが、
最後の最後で漁夫の利を得たフィアンマのせいで、
上条さんは更なる闘争に首を突っ込んでいきそうです。

しかし上条さんってば御坂の扱いがマジ酷い。
困った時にしか頼られない御坂さんマジ不憫。
地球の裏側では堕天使エロメイドや大精霊チラメイドが闊歩している中、
学園都市で悶々としている御坂美琴の明日はどっちだ。

:: 2009/7/8 水曜日::

■[ラノベ]新章は短編集から「マリア様がみてる リトル ホラーズ」

マリア様がみてる―リトルホラーズ (コバルト文庫)
著者/訳者:今野 緒雪
出版社:集英社( 2009-07-01 )
定価:¥ 480
文庫
ISBN-10 : 4086013053
ISBN-13 : 9784086013055
絵師サイト:D-POISONOUS BLUE – REINE HIBIKI WEB SITE

祥子様が卒業し、「了」と書かれたこともあって、
シリーズ完結かと思った人もいたかと思いますが、
しっかりとマリみては続きまして、
祐巳たちが3年生となった新章が始まります。

ただ、冒頭のお約束のフレーズはなくなり、
短編集の中身もリリアンを舞台としながら、
祐巳たちが出ることは殆どないという状態で、
彼女たちが出るのは短編の合間を挟むエピソードのみです。

短編の内容はそれぞれホラー、とまではいかないけど、
「すこし不思議?」に近い雰囲気ですね。
個人的にはハンカチの短編が後味もすっきりしてて、
読みやすくて心地良かったです。

で、祐巳たちですが新一年生の菜々視点で物語が進み、
最後は綺麗に終わって新たなるスタートが切られた感じがします。
しかし、由乃さんは相変わらずというか何というか。
黄薔薇姉妹は変な人→真面目な人→変な人なループが出来てる感がヒシヒシと。
大変なお姉様を持つことになったけど、頑張れ菜々。

:: 2009/7/7 火曜日::

■[ラノベ]サイト最低、ルイズがかわいそう「ゼロの使い魔」17巻

ゼロの使い魔 17 黎明の修道女〈スール〉 (MF文庫J)
著者/訳者:ヤマグチノボル
出版社:メディアファクトリー( 2009-06-25 )
定価:¥ 609
文庫
ISBN-10 : 4840128073
ISBN-13 : 9784840128070
作者サイト:hexagon
絵師サイト:DO-RAKU7 ~道楽っぽいブログ的な何か~

前回の引きでどうなるのか不安でたまらなかったのですが、
予想以上、そして期待以上の展開で最高でした!
鬱々とした話だったらどうしよう、と心配してたのが馬鹿らしくなるくらい、
どこまでもヤマグチノボルテイストなエンターテイメントで面白かったです。

恋する才人と信頼するアンリエッタ女王の逢瀬を目撃したルイズの失恋旅行。
泣いて暮らして、酒の勢いで愚痴って、最後に残るのは才人への切ない想い。
可愛いじゃないですか、切ないじゃないですか、そりゃ才人もメロメロになりますよ。
そしてアンリエッタはアンリエッタで何か吹っ切れた感じで魔性の女してるし、
シエスタだって浮気のお仕置きとしてルイズの代わりに頬を張ってたりと、
ルイズに対する友情とか持ってて、それでいて嫉妬するんだけどそれもまた魅力的だし…
何だかんだで才人ってばホント、モテモテなんだよなぁ。
そりゃマリコルヌが私憤爆発するのも当然な贅沢な悩みだよ、うん。

終盤に入るまで、才人の暗殺を請け負う元素の兄妹や、
ロマリアの陰謀とかが暗躍してて色々とモヤモヤしてたんですが、
ラストでのルイズの登場とその活躍はカタルシスを感じて最高でしたね。
特にルイズとアンリエッタの取っ組み合いは才人のハラハラする心情とは裏腹に、
読んでるこっちとしてはニヤニヤしっぱなしでした。(笑

それにしてもタバサの扱いがヒドイ…(つД`)
ストーリーの都合上散々翻弄されてきたタバサがまさか更に酷い目に遭うとは…
正直ルイズのヒロインとしての可愛さやシエスタのいけないメイドっぷりや、
アンリエッタの魔性の女っぷりとか現在の才人ハーレムは凄い面子が揃ってますが、
それでもそれらを押しのけてでも才人と幸せに暮らして欲しいと思いますよ。
次こそタバサに幸せが訪れることを切に願っております…

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