のうりん 14巻 6月14日発売!
待望の、のうりん完結巻!
:: 2008/2/22 金曜日::

■[ラノベ]物語はセミファイナルへ「フルメタル・パニック! せまるニック・オブ・タイム 」

せまるニック・オブ・タイム (富士見ファンタジア文庫 92-20 フルメタル・パニック)
著者/訳者:賀東 招二
出版社:富士見書房( 2008-02-20 )
定価:¥ 651
文庫
ISBN-10 : 4829132663
ISBN-13 : 9784829132661

富士見ファンタジアの一番の稼ぎ頭、フルメタの最新刊。
ついに長編も終盤に差し掛かり、ウィスパードの謎といった物語の核心に迫り、
波乱が波乱を呼ぶ急展開となっています。
いつもより厚めの400ページ超というボリュームになっていますが、
あまりの面白さに物語の中にグイグイと引き込まれています。

シリアスの中にコメディを入れ、お色気要素まであり、
メカも銃のアクションもSFも当然入ってたりと、
エンターテイメントの塊のような圧倒的な面白さ。
何度もアニメ化された魅力の源泉がここにあるのです。

何かを語ろうとするとどうしてもネタバレになってしまうので、
あまりに多くを語れませんが、今回の主役はクルツなのではないかと。
最初の方でどう考えてもヤバイフラグが立っちゃってますが…
何というか美味しすぎるだろ、こいつ。

終盤、かなり気になる展開になり次巻で一体どうなるのか。
ソースケはカナメは、そしてテッサはどんな結末に向かうのか?
どこか欠けてしまったレナードはどういった役回りになるのか?
ソースケとカリーニン師弟の対決も残っており最終刊の展開が気になって仕方ありません。
ただ前巻が出てから半年以上経ってから出たからなぁ。
2008年中に出ることを祈っております。

:: 2008/2/20 水曜日::

■[ラノベ]音楽で出会い、傷付き、通じ合うボーイ・ミーツ・ガール「さよならピアノソナタ」

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変人な音楽評論家を父に持つ、オーディオ製品を直すのが趣味の主人公ナオが、
粗大ごみに囲まれた中で魂を震わすかのようなピアノを弾く真冬と出会うことで始まる物語。
音楽界から姿を消した天才ピアニストの真冬は転校生として再会するも傲然で、
ナオが自分用に整備し無断使用していた空き教室を占拠し、
ピアノ曲を何故かギターで超速弾きばかりするようになる。
ナオは神楽坂先輩の助言の押し売りもあり、部屋を取り戻すためという口実のもと、
ベースでギターと対決するという奇妙な衝突をしながらも二人の距離も縮まっていく―。

計算し尽くされた楽譜のようにそれぞれのキャラが絡まりあいながら一つの曲を作り出しています。
始まりと終わりが繋がってたり、途中で転調したりとまるで音楽のようで面白い。
爽やかで透き通っているかのような印象を受ける素晴らしく綺麗な作品で、
全体を通して見ると一つの完成された楽曲のような形を感じることができます。

主人公のナオが思春期の若者らしい未熟なとこがあり好感が持てました。
ヒロインの真冬も結構間の抜けたトコもあるんだけど、そこもまた魅力的に感じられ、
その刺々しい態度も事情を知ると愛おしくなってきます。
そしてラストでナオ宛に送ってきた曲に込められたメッセージとか最高です。

青春している二人を軸に神楽坂先輩や哲郎といった個性的な脇キャラを配置し、
この1冊で非常に綺麗にまとまった作品となっています。
作品内で音楽を扱っていますが、知識がそれほどなくても充分面白いです。
“文学少女”シリーズが文学を知らなくても面白いのと似ていますね。

ボーイ・ミーツ・ガールとして非常によく出来た作品の1巻でしたが、
来月発売の2巻がどうなるのか興味深いです。
今回あまり出番がなかった千晶の活躍にも期待したいトコロ。

:: 2008/2/15 金曜日::

■[ラノベ]第14回電撃小説大賞 大賞受賞作「ほうかご百物語」

ほうかご百物語 (電撃文庫 み 12-1)
著者/訳者:峰守 ひろかず
出版社:メディアワークス( 2008-02-10 )
定価:¥ 578
文庫
ISBN-10 : 4840241686
ISBN-13 : 9784840241687

大賞受賞作だけあって、抜群の安定感がある「ほうかご百物語」
新人でこれだけ安定しているのは怖いようで不安でもあります。
学園妖怪コメディというよくある題材をしっかり書ききってます。

美術部員の真一が忘れ物を取りに戻った夜中の美術室で会った妖怪のイタチさん。
妖怪博士の経島先輩から聞かされていた知識で正体を見破って難を逃れたのも束の間、
イタチさんの美しさに魅了された真一は一つの”約束”を結び、
それが始まりとばかりに学園を舞台にした妖怪騒動の毎日を送ることに―。

おっとりしているようで頑固で頑張り屋なイタチさんと、
そんなイタチさんをストレートに誉める真っ正直な真一のカップルが微笑ましいです。
直球ストレートな真一の言動に顔を赤らめるイタチさんが可愛いんですよ。
他にも九尾の狐やら生徒会長やら某ラノベ作家と同姓同名だけど別性な副会長。
そんな濃いキャラだけでなくストーリーもサクサクと進みながらも優しい内容で、
萌える要素も含んだ出来となっています。

しかし尻尾が性感帯というのはどこの世界でも一緒なのかな。
もしかしてドラゴンボールから連綿と続くものなのだろうか。(ぉ
イタチさんには嫌われたくないけど、彼女の悩ましい悲鳴を聞いてみたいものです。
うーん、悩ましい。

ちなみにイラストレーターの京極さんのインタビューが電撃にて公開中。
電撃文庫&電撃文庫MAGAZINE 電撃絵師問答69回

:: 2008/2/14 木曜日::

■[ラノベ]素直なオオカミさんがぷりちーな「オオカミさんと毒りんごが効かない白雪姫」

オオカミさんと毒りんごが効かない白雪姫 (電撃文庫 お 8-11)
著者/訳者:沖田 雅
出版社:メディアワークス( 2008-02-10 )
定価:¥ 620
文庫
ISBN-10 : 4840241600
ISBN-13 : 9784840241601

第五次スーパー童話大戦「オオカミさんと毒りんごが効かない白雪姫」ですよ奥さん。
この作品は童話のキャラと設定に作者がゴッテリと味付けした学園ラブコメディです。
今回は「裸の王様」「ジャックと豆の木」「白雪姫」の3本が犠牲に。
どんな風に味付けされているかというと、人情でラブコメでむしろエロコメ?
「裸の王様」がストリーキングなナイスバディな女性ってことからお察し下さい?

んで「ジャックと豆の木」が元ネタのが良い意味で酷い。(笑
一言で述べるなら、男のエロに掛ける情熱のバカさ加減を極限まで高めた内容。
20年も掛けた壮大なパンチラと覗き計画には感極まったね!
これもひとつの風水なんではないでしょうか。(笑
迸る情熱と行動力に男として感激したよ。
まぁ、やってることは「バカ」そのものなんだけど。

逆に「白雪姫」の方は感動系の良いお話でしたね。
毒舌ロリなりんごさんが抱える重い事情に関する人情系のお話で、
ラストの白雪先輩とりんごの会話にはちょっと涙腺が緩んじゃいましたよ。
それでいてちゃんとコメディも入ってるので笑いも取れるのも良いですよね。

そして忘れてならないのがヒロイン大神さんの乙女の可愛さの成長っぷりですよ。
黒い悪魔Gを見て素で怖がる大神さんもぷりちーだし、
へたれなんだけどいざという時はカッコイイ亮士くんに素直に返事しちゃったりと可愛いんですが、
何より巻末に収録されている大神さんの夢の中での乙女っぷりにはニヤニヤしちゃいますよ。
大神さんが亮士くんに心を開いてデレデレの甘々になる日々はそう遠くないと思いますが、
是非とも早くその甘露を味わい尽くしたいものであります。

:: 2008/2/13 水曜日::

■[ラノベ]短編集でもホロの魅力は健在「狼と香辛料VII Side Colors」

狼と香辛料 (7) (電撃文庫 (1553))
著者/訳者:支倉 凍砂
出版社:メディアワークス( 2008-02-07 )
定価:¥ 578
文庫
ISBN-10 : 4840241694
ISBN-13 : 9784840241694
 
著者サイト:すぱイしー ているず
絵師サイト:ハイノハナ

TVアニメが絶賛放映中「狼と香辛料」の短編集。
その内容はアニメと同じく「ホロ可愛いよホロ」という合言葉通りのもので、
ホロの可愛さが多量に含まれておりメロメロにされてしまいます。

短編は電撃hp(現電撃文庫MAGAZINE)で連載されていた中編と短編と書き下ろし短編を収録。
はじめに収録されている中編はパスロエ村に居つく前、旅の途中で少年少女と出会ったもの。
そして短編は1巻と2巻の間に挿入される形のパッツィオでのお買い物デート編。
それと書き下ろしの短編は2巻直後のノーラとの祝勝会から始まる物語。

中編もホロの老獪で子供をからかういたずらっぷりが可愛かったですけど、
やはりロレンスとの掛け合いが見られる短編の方が好みかな。
パッツィオでの買い物は平和そのもので、ホロの魅力が溢れていますし、
商人としてのロレンスもしっかり見ることができるしで結構お得感があったりも。

そして注目なのが書き下ろしの短編でして、
これが珍しいことにホロの視点で語られているんですよね。
老獪なホロの意外な一面を見ることができ、更にホロに惚れること受けあいですよ。
ただでさえホロの魅力にメロメロなのにさらに魅了されそうです。

:: 2008/2/4 月曜日::

■[ラノベ]萌え4コマ漫画の空気が漂う「生徒会の一存 碧陽学園生徒会議事録1」

生徒会の一存 (富士見ファンタジア文庫 166-7 碧陽学園生徒会議事録 1)
著者/訳者:葵 せきな
出版社:富士見書房( 2008-01 )
定価:¥ 588
文庫
ISBN-10 : 4829132523
ISBN-13 : 9784829132524
 
著者サイト:栄養の無いサプリメント
絵師サイト:◆Necotoxin◆

富士見ファンタジアもドラマガ隔月化と苦しい中、よく冒険できたなー
むしろ苦しいからこそチャレンジしたのかも知れませんが…
従来のライトノベルの枠組みから外れた作品で、富士見ファンタジアでもかなりの異色作。
別にパロディ自体は珍しくないんですが、ゆるゆるな雰囲気がなんとも…
まんがタイムきらら系な面白さで、ゆるさはらき☆すたみたいな?
らき☆すたの好評を受けて、現在の読者層を鑑みての実験作なのかも知れませんね。

生徒会役員が生徒の人気投票で選ばれるという、ほぼミスコン状態の碧陽学園。
その生徒会の中に績優秀者の特別枠で入った鍵が生徒会ハーレム化を公言し、
ロリ会長やクールビューティーや体育会系百合娘や男性恐怖症の妹属性の女の子たちと、
放課後にひたすら駄弁るという、中身があるのかないのか判断に苦しむ作品。

ライトノベルでゆるゆるした空気を楽しむ作品ってのは難しいと思うのですが、
美少女に囲まれたバカだけど根は良い奴な主人公という配剤で何とかなっているという感じでしょうか。
昔から横島忠夫みたいなあけすけな煩悩の塊は嫌いじゃないってのもあるかな。
最後の会長のあとがきで綺麗に締められたお陰というのもありますね。
あれはちょっと上手すぎるというか卑怯なような気がします。(笑

ケータイ小説とかがあるご時勢だし、こういった作品もアリなのかな、と思います。
ただメインストリームにはならないだろうなぁ、とも。
でもどうせならこういった作品はWebで連載するのが一番だと思うんだけどなぁ。
富士見もファミ通文庫みたいにWebサイトを頑張れば良いのに…

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