その着せ替え人形は恋をする 15巻(完結)は7月25日発売!
終わるのは寂しいけれど、五条くんと海夢ちゃんのグランドフィナーレを見届けよう!
:: 2023/1/6 金曜日::

■[ラノベ]ねこちゃんとようじょ「迷子になっていた幼女を助けたら、お隣に住む美少女留学生が家に遊びに来るようになった件について」3巻

両想いになったんだけど、シャーロットさんの言い方がふんわりしたものだったので、
どうしても確信が持てない明人は距離感を掴めないでいた。
そんな中で体育祭で二人三脚をすることになった二人は、
物理的な距離が縮まらざるをえず…

3巻もエマちゃんが可愛くて最高でしたね!
表紙のチアガールなエマちゃんが可愛すぎですが、
幼女にチア衣装を着せるとか明人とシャーロットさんの倫理観を疑いもしました。
本編に出てこなくて良かったですよ…
こんなに可愛いエマちゃんが衆目に晒されたら犯罪に巻き込まれそうですしね…!
何しろエマちゃんは最高に可愛いので!

それにしてもエマちゃんの可愛さには相変わらずメロメロになってしまう私ですが、
よく明人はエマちゃんの足腰のためとはいえ、「だっこ」のおねだりに耐えられたものです。
私なら際限なくだっこしてあげたくなりそうです。
クレアちゃんとの喧嘩もとても上手く仲裁してあげてたし、
子供の扱いがとても上手いなぁ、としみじみと思いました。

明人が何故そんなに子供の扱いが上手いのか、
清水さんが知っていた明人の重い過去がどういったものなのか。
それらもこの3巻で語られてるんですが、
その重い過去を支えたいからこそシャオーロットさんが勇気を出して明人の内面に踏み込み、
二人が正式に恋人になれたのは禍転じて福となす、ではないでしょうか。
シャーロットさんの背中を押した清水さんも良い仕事をしたと思います。

これで一歩前進した感じですが、シャーロットさんたちの母親の件とか残ってますし、
まだ続いてくれそうですね。
というか、エマちゃんの可愛さをもっともっと堪能したいです。
幼女のエマちゃんの可愛さをもっと摂取したいので、よろしくお願いします…!

:: 2022/12/19 月曜日::

■[ラノベ]英雄の礎「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 英雄譚 アストレア・レコード 3 正邪決戦」

後に死の七日間と呼ばれる闇派閥との大抗争。
その戦いにおいてはどのファミリアも協力しあって、
最後の七日目の大決戦に挑んでいた。
地上ではオッタルが、ダンジョンではアストレア・ファミリアが決戦に臨む…!

アストレア様ってばメチャクチャアグレッシブな上に、
とても容赦ないところがあって素敵ですね。
清楚だけど高潔であるけれど、孤高ではない。
とても正義の女神らしい彼女が本編に出てこないのが残念でならないですね。
とはいえ、ラストで明かされたようにヘルメスはその所在を知っているみたいなので、
そろそろ本編にも出てきそうな気がしますが…

そしてリューさんがとても良いですね。
本編ではベルの姉御肌を見せている彼女が、
この時代はファミリアの末っ子として可愛がられていたが微笑ましいです。
アリーゼと共にアルフィアに立ち向かう姿はとても凛々しかったです。

それにしてもアルフィアさんは24歳という若さでレベル7に至る才覚を持ち、
あのリヴェリア様を煽りに煽ってるあたり凄まじいですね…!
そしてザルドと共に後の世の礎とならんとして、
自ら悪となることを決意した魂はとても高潔だと思います。

とても美しい物語であっただけに、
この後にアストレア・ファミリアが半壊したのが悔しいですね…
その仇は来月から始まるアニメダンまちで取れると思うので、
そちらも要チェックだと思います!

それはそうと小冊子特装版を買ったんですが、
以前作者の大森藤ノさんがブログを立ち上げてまで書き上げたifストーリーが収録されてます。
アルフィアが悪とならず、伯母として、義母としての道を歩んだifですが、
これはとても幸せな物語だと思うので、
本編のアルフィアで悲しんだ人には救いになるんじゃないかな、と思いました。

:: 2022/12/17 土曜日::

■[ラノベ]運命よ、そこをどけ「りゅうおうのおしごと!」17巻

りゅうおうのおしごと!17巻りゅうおうのおしごと!17巻
出版社:ソフトバンククリエイティブ
作者名:白鳥士郎
作者サイト:のうりんのぶろぐ
作者twitter:白鳥士郎さん(@nankagun) / Twitter
絵師名:しらび
絵師サイト:Life is free
絵師twitter:しらびさん(@shirabii) / Twitter
紙書籍通販:りゅうおうのおしごと! 17
Kindle版まとめ買い:りゅうおうのおしごと!
DMM電子書籍:りゅうおうのおしごと! 17

女流名跡を取ったあいちゃんは最短最速でプロ棋士に編入するという宣言をしたことで、
多くの棋士たちから反感を買ってしまう。
しかし、支えるべき師匠の八一は天衣ちゃんが構築した、
ディープラーニング特化ソフトをスパコンで動かすという超絶なことをしでかして、
八一の興味を引くことになるんだけど…?

最短最速でプロになるということは、竜王戦の挑戦者になって七段になるのかな…?
とか思ったんですが、女流棋士からプロへの編入という制度を作りたい、ということなのですね。
確かに現行の制度では奨励会に入って三段リーグを経なければ、
どれだけ女流棋士としてのキャリアを積んでても難しいわけで…

今回あいちゃんがぶち当たる壁は分厚いんだけど、
山場でぶち当たるのが八一が降した前竜王の碓氷尊。
どう考えてもモデルは藤井猛なんですが、良い仕事してくれるんですよね。
多くのファンが未だについている不朽の人気を持つ人気棋士がモデルだけあって、
作中でも多くのファンがプロアマ問わず出てきて興味深かったです。

ちなみに碓氷尊と八一が竜王戦で戦った話は、
同日発売の16.5巻に収録されています。

電子書籍版のみの発売になっているので、
普段紙書籍で揃えてる人は忘れないようにしましょう。

それにしても姉弟子が表紙だからてっきりプロ復帰するのかと思ったのですが、
まだ療養中なんですね…
とはいえ久しぶりに出てくれた上に、元気だったのでホッとしました。

でも、予想してたとはいえ苛酷な運命を背負ってるんですね…
八一は潰れないように、姉弟子と一緒に運命に立ち向かって欲しいです。

:: 2022/12/11 日曜日::

■[ラノベ]女神の降臨「本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第五部「女神の化身X」」

フェルディナンド様も無事に救出でき、
ゲオルギーネによるエーレンフェストへの侵攻には防衛成功したローゼマインだったけれど、
中央騎士団長ラオブルートによる本命の計画は未だ進行中であり、
ランツェナーヴェ王ジェルヴァージオはメスティオノーラの英知に王手を掛けており…

書籍版完結までこの31巻を含めて残り3冊!
今回もWeb版からの本編加筆多数に加えて、
ローゼマイン視点以外の短編が大幅に書き下ろされているので、
Web版読者の満足度もメチャクチャ高いと思います!

本編はローゼマイン視点なので、
どうしても緊迫感というのが薄くなってしまうんですけど、
他の人たちからの視点で読むとヒリヒリするくらいに緊張しましたね!
特に最後に書かれていたフェルディナンド様視点からは、
本当にギリギリのところでもぎ取った勝利だったんだな、というのが伝わってきます。

ただ、ローゼマイン本人は今回自覚したようにとても過保護にされているので、
フェルディナンド様は余裕で完封したように見せているのが面白かったです。
ローゼマインも悪辣な策を即座に思いついて実行すると言われてましたが、
やはり師であり本家本元のフェルディナンド様は更に上を行きましたね…!

もちろんフェルディナンド様が学生時代に宝盗りディッターに興じた経験があってこそですが、
その策を実行する下準備をローゼマインが奇想天外な手段で整えていたのが面白かったです。
ジェルヴァージオは魔力量は圧倒的だし、権謀術数にも長けているけれど、
領主候補生の講義を受けたこともなければ、メスティオノーラの英知も欠けてますからね。
フェルディナンド様とローゼマイン様のコンビプレイの勝利と言えましょう。

そしてジェルヴァージオ視点で見ると本当にローゼマインはわけがわかりませんよね…w
未成年の女性なのに戦いの最前線に出てきてるわ、
祝福の重ねがけしても神々の加護で魔力消費量が減ってて平然としてるわ、
殺し合うことを命じられながらフェルディナンド様と共闘してるわ、
未知の手段で女神をその身に降臨させるわ、
神々も知らない呪文で魔法陣を完成させるわ…
フェルディナンド様と違って耐性がなかったのも敗因の一つかもしれません…w

フェルディナンド様も王族に関しては完全に見切りをつけて、
戦局を有利に進めるための駒としてしか使ってないのが容赦ないというか…
まぁ、ローゼマインのことを何よりも大切だと自覚して自らの望みを叶えるためだからこそ、
それ以外には本当に遠慮しなくなったんだろうなぁ…

ジークリンデ視点のエピローグでは一般的な貴族の価値観がわかりましたが、
十年以上ユルゲンシュミットへ尽くしてきたからか、
トラオクヴァールの人望が意外とあったのには驚きました。
実際には次巻でローゼマインが詳らかにしますが、
無自覚に国を崩壊させるレベルの墓穴を掘ってしまい、
そうと知らずに必死に埋め戻そうと奮闘してただけなんですよね。

しかも、ラオブルートを騎士団長にすることで更に墓穴を掘り進め、
唆されて王命でフェルディナンド様を苦境に立たせたわけで…
それを知っているローゼマインやフェルディナンド様がトラオクヴァールを信頼するかというと…
トルークのことを抜きにしてもそんなはずがないんだよなぁ…

アナスタージウスはローゼマインに促されたとはいえ王子として先頭に立って戦ったし、
マグダレーナ様は王妃なのにマジダンケルフェルガーだったりと奮闘しましたが、
どちらもラオブルートに騙されていたことに気付かなかったツケを払って、
何とか帳尻を合わせようと奮闘していたにすぎないのですよね…
警告を発し続けていたエーレンフェストからすると、功績があるとは見なせないと思います。

それにしてもマグダレーナ様は予想以上に大活躍でしたね。
彼女がいなければトラオクヴァールはアッサリとはるか高みに上がっていっていたことでしょう。
トラオクヴァールの一番の功績はマグダレーナ様を第三夫人に迎えたことでしょうね。
逆に第一夫人のラルフリーダに推薦されたからとはいえ、
碌に過去を調査せずにラオブルートを騎士団長に任命した責任はとても重いですが…

他の王族だと…
ジギスヴァルト王子の見せ場はある意味で次巻ですねw
ヒルデブラント王子は本当に可哀想だとは思いますが、
自分の望みを他者にわかるように見せてしまった脇の甘さが原因でしょうね…
責任はあるけれど、父であるトラオクヴァールの責任の方が大きそうな気がします。

そしてエグランティーヌ様ですが…
幼い娘が居るとはいえ、王族でありながら最前線に立とうとせず、
アナスタージウス王子に守られるだけ、というのがとても甘えているように思えました。
ダンケルフェルガーのハンネローレ様のように最前線で戦えとは言いませんが、
せめてシャルロッテのように後方支援で活躍するくらいはして欲しいですね。
二人と違って成人しているのですし、そもそも王族なのですから。

エグランティーヌ様には幼い頃のトラウマが重くのし掛かってるのでしょうが、
何度も襲撃を受けてきたローゼマインや、
一度攫われ、姉が2年も眠る悲劇を経験したシャルロッテにもトラウマがあるのですから、
甘やかされて乗り越えずに、守られるだけというのは駄目でしょう。

ちなみに特典SSのコルネリウス視点ですが、
レオノーレがとても優秀であることと、
そんなレオノーレのことがとても大好きであることが伝わってきましたw
大変な妹を持ってしまい大変でしょうけど、頑張れコルネリウス兄様…!

:: 2022/12/4 日曜日::

■[ラノベ]零れ落ちる幸せ「亡びの国の征服者 ~魔王は世界を征服するようです~」6巻

初陣を勝利で飾り、無事に帰国したユーリたち観戦武官隊。
ユーリ本人は失敗して尻拭いが上手くいっただけ、という感想だったけれど、
シモネイ女王を含めてユーリを英雄視する人の方が圧倒的に多かった。
キャロルとの仲も、ホウ社の活動も順調だったんだけど…

Web版で読んで覚悟はしていたけれど、やっぱりこうなったかー… orz
いや、必要だというのはわかっているし、必然だとも思っています。
でも、読みたい展開だったかというと、そんなはずもなく…
勿論、面白さという意味ではとても凄いことになっているんですが…!
とはいえ、やはりキツイものはキツイのです…

それにしても書き下ろしが何というか…
この先の展開を知っているだけに、より酷いというか…
コミミさんも難儀な恋をしてしまったもんですね…
よりによってその人に恋しちゃったのか、という…
ピニャの将来展望とかの肉付けとかはとても良いと思うんですけどもね…

ユーリは何でもできるんだけど、致命的なほどに女心がわかりませんよね。
キャロルやミャロに散々指摘されてるけど、それにしたって酷い。
ミャロがもう少し自分の乙女心を大切にしていたら、
この物語は別の意味で終わっていた気がしないでもないです。

そしてリリーさんが可哀想すぎて切ないんだけど、
リリーさん以上に切なくて泣いてしまったのはスズヤお母さんですよ…
母として、無償の愛情を与えてくれた最高のお母さん…
ユーリが前世では得られなかったものを惜しみなく与えてくれたのに、
こんなのってないですよ…

次の7巻は内戦で、その次は歴史的な会戦ですね。
これからどんどん暗くなっていくのでお覚悟下さい…!

:: 2022/12/2 金曜日::

■[ラノベ]七沢またり最新作!「みつばものがたり 1 呪いの少女と死の輪舞」

ローゼリア王国の有力貴族家ブルーローズの跡取り娘として生まれたミツバは、
死産に近く、産まれてからずっと植物状態だったけれど、
金と魔術の力で延命し、10年という歳月を経てついに意識を取り戻した。
3つの魂と莫大な呪いの力を内包した身体を持つミツバを中心に物語は廻りだす…

「死神を食べた少女」「勇者、或いは化け物と呼ばれた少女」「火輪を抱いた少女」
クレイジーな女主人公たちを生み出した七沢またりさん、お久しぶりの新作です。
活動報告によると子育てとか大変みたいですから、6年振りになるのも仕方ないでしょう。
レーベルがMFブックスになってるのは何かあったのかな…?

まぁ、それはともかく本作の主人公であるミツバですが、
今までの作品のように武力がおかしい少女ではありません。
呪詛と即死呪文を10年間詰め込んで出来上がった呪い人形です。
オートカウンターで悪意に対して即死の呪詛が発動しちゃうし、
もちろん任意でも発動できちゃいます。
更に死んでも自動でザオリクが発動しちゃうので対処のしようがありません。
唯一の対策は、敵対せずに仲良くなるだけなのです。
わりと無理ゲーですね!

魔術がある世界だけど、耐魔障壁が出来たことで魔術の有効性が低下した魔術大国が、
魔術で鉛の弾を撃ち出す発明をニコレイナス女史が生み出しちゃったものだから、
戦争で飛び散る血潮が倍増しちゃったデンジャラスすぎる世界観です。
何となく第一次世界大戦前後のヨーロッパっぽい雰囲気ですね。
ローゼリア王国はフランスっぽい国です。
あくまでっぽいですが。

ミツバは貴族の両親は死んで、実家を乗っ取ろうとしている継母には追い出され、
士官学校で砲兵となる勉強をしているんだけど…
そこで出会ったカリスマと武力を持つクローネと、共和制信奉者のインテリ眼鏡のサンドラ。
何だかんだで交流がある二人は今のところミツバとは良い関係なんだけど、
将来のことはわからないんだよね、これが。
煮こごりにならないことを祈るばかりですよ。

1巻では世界観や登場キャラの紹介というか見せ方が大半ですが、
後半にはミツバのクレイジーさがこれでもかというほど見せてくれるので、
ちゃんと満足感は得られると思います。
大砲を使って血と臓物を撒き散らしてくれますよ!
しっかりと士官学校の勉強を活かせて良かったね!

今のところWeb原作は2巻分までは書かれているので、
この1巻の売り上げが大丈夫なら2巻は出ると思うのですが、
1巻以上にクレイジーなのでお覚悟をお願いします。
Web原作の続きも早く読みたいものです。

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