その着せ替え人形は恋をする 15巻(完結)は7月25日発売!
終わるのは寂しいけれど、五条くんと海夢ちゃんのグランドフィナーレを見届けよう!
:: 2022/10/29 土曜日::

■[ラノベ]巡る正義「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 英雄譚 アストレア・レコード 1 邪悪胎動」

ベル・クラネルがオラリオにやってくる七年前。
闇派閥とオラリオの都市存亡を賭けた大抗争が繰り広げられる中、
ロキ・ファミリアやフレイヤ・ファミリアと肩を並べる新進気鋭のファミリアがあった…
その名はアストレア・ファミリア。
この物語は正義の女神のもとに集った少女たちの活動を綴ったモノである…

元々はダンまちのソシャゲであるダンメモの3周年イベント用のシナリオだったのが、
今回三部作としてノベライズされた次第です。
ダンまちキャラの中でも抜群に人気があるリュー・リオンの過去を綴った物語ということもあり、
かなり人気が高かったイベントでしたし、何より本編に繋がる情報が多々ありましたからね。
今回ノベライズされるのも当然と言えましょう。

そもそもTVアニメ第四期でリューさんの過去に少し触れられていたこともありますし、
刊行するには良いタイミングなのではないでしょうか。
第四期が分割2期で情報に飢えた所に投下されるあたり、とても商売っ気を感じますね…w

ダンまち本編でも度々言及されてますが、
潔癖エルフのリューさんが初めて触れることが出来た人間が団長のアリーゼです。
自己肯定感の塊のような熱血正義のポニテ美少女ですが、
事前に想像していたよりもかなり活発で驚いた記憶があります。

アリーゼに振り回され、輝夜と口論し、ライラにからかわれ、
それら全てがリューさんの青春だな、と思えるんですよね。
そんな仲間たちと一緒に駆け抜けた闇派閥との大抗争は苛酷だけど、
大切な思い出でもあると思うのです…

それはそれとして、シャクティの妹であるアーディとの触れ合いは微笑ましかっただけに、
闇派閥の卑劣なやり方には憤懣やるかたないです…!
ゲームで読んでた時も何の冗談なのかと思ったほどに唐突で、
実は生きてたとかあるんじゃないか?
と、希望を捨てきれませんでしたからね…

ちなみにノベライズに際して幾つか加筆されてますね。
フレイヤたち美の神を警戒している描写とか、
ゲームでは言及されてなかった各ファミリアの精鋭たちとかが加筆されており、
オラリオ全体を巻き込んだ物語だということが伝わってきました。

それにしてもアストレア様は本当に良い女神様ですよね。
ダンまち本編での出番はほぼないのが残念でならないというか…
これを機に来年発売の18巻で出てこないかな…
お待ちしてます…!

:: 2022/10/14 金曜日::

■[ラノベ]絶望の坩堝の中で「濁る瞳で何を願う ハイセルク戦記」2巻

サラエボ要塞で四ヶ国同盟から熾烈な攻撃を受けるハイセルク帝国。
リグリア大隊所属の異世界転生者のウォルムは三英傑の攻撃でやられたかに見えたが、
仮死状態に留まっており数日後に何とか息を吹き返すことができた。
だが、周りには気心の知れた仲間たちの無惨にも陵辱された亡骸が満ち満ちていて…

1巻で出てきたヒロインのノールもあっさりと退場していた所から始まる2巻です。
折角生き延びたというのに仲間の無念に祖国への忠誠、そして怨敵への嫌がらせで、
鬼火の本領を発揮して敵陣を焼き尽くすだけでなく、
三英傑を捕虜に取るほどの大戦果を挙げるとかウォルムさんパネェっすわ。

それにしても負けそうになったからと魔領を焼いて人為的な大暴走を引き起こして、
死なば諸共をやらかす四ヶ国同盟は本当にえげつないですね。
特に魔領と一番離れているリベリトアが暗躍しているのが最高にえげつないです。
いつかその報いを最大限に受けて欲しいものです。

捕虜となった三英傑のアヤネはヒロインとして良い仕事をしてくれましたが、
彼女にも次々と試練が課されるのが可哀想にすぎるというか。
この戦争には輝かしい戦果とか平和な時間というものが決定的に欠けてますよね…
そういったものは三章にほんの少しだけあるくらいだと思います。

ウォルムがやったことはヒドイことが多いですけど、戦争ですからね。
アヤネが察したように、ウォルムは真面目なだけというか、真面目すぎたんですよ。
その上に人が良いモノだから貧乏クジばかり引いて何度も絶望させられてて、
本当に悲劇だな、と思わざるを得ないです。

すれ違ったがためにお互いが生きていることを知らないウォルムとアヤネですが、
二人が再会できるのは三章になってからなので、
このまま書籍化が無事に続いて5巻まで出ることを今から祈っておきましょう…

:: 2022/10/12 水曜日::

■[ラノベ]1年振りの新刊、作中では1日進まず「ソードアート・オンライン 27 ユナイタル・リングVI」

冒険を経てセルカたちのディープフリーズ術式を解いたキリトたち。
ユージオと瓜二つのエオラインを見て驚愕する面々だけど、
キリトたちは制限時間が来てゆっくりすることは出来なかった。
しかしUWとUR,どちらでも事件が発生して…

1年振りの新刊でしたが、作中では1日も経過しませんでしたね。
UWとUR、どちらでも事件が起こってしまっているだけに、
内容はどうしても1/2になっている印象があります。
今後はページ数を倍にするか、
内容を圧縮して密度を倍にするかしないと満足感は得られないでしょう。

UWではキリトさんたちの潜入工作への報復がソッコーでやってきてアリスが活躍して、
URでは楽しく攻略してたら別ゲームのプレイヤーの拉致騒動が起こってと、
中々平和な時を楽しめないですね。
しかしキリトさんをバーサーカーだと言ってたプレイヤーも、
交渉なしでいきなり拉致するバーサーカーなあたりクレイジーですね。
バーバリアンしかいないのか、この世界…?

それにしてもSAO含めて人気タイトルはソシャゲ化やアニメ化で作者の仕事が増えて、
そのためラノベの刊行が滞る本末転倒になることが多い気がします。
本業をしっかりやった上でメディアミックスして欲しいところですね…
ストレートエッジはそこら辺を含めてマネージメントしてくれると思ってたんだけど、
ラノベは金にならないと考えて疎かにしてるんだろうか…
つまり、SAOは最低年2冊出して欲しいものです。

:: 2022/10/10 月曜日::

■[ラノベ]魔物たちとの戦い「魔弾の王と凍漣の雪姫」11巻

魔弾の王と凍漣の雪姫11巻魔弾の王と凍漣の雪姫11巻
出版社:集英社
作者名:川口士
作者サイト:一〇八(仮)
作者twitter:川口士さん(@kawaguchi_tsu) / Twitter
絵師名:美弥月いつか
絵師サイト:COLOR GIMMICK – 美弥月いつかの公式サイトです
紙書籍通販:魔弾の王と凍漣の雪姫 11
Kindle版まとめ買い:魔弾の王と凍漣の雪姫
DMM電子書籍:魔弾の王と凍漣の雪姫 11

始祖シャルルを蘇らせたガヌロンは滅ぼせたけれど、
ティル・ナ・ファの降臨を企む魔物たちと異神アーケンを奉ずる者も残っている状態で、
秋を迎えた諸国がどこも記録的な不作で窮地に立たされていた。
そんな折りにガヌロンの旧領を統治するリュディに請われてティグルはルテティアへ赴くと…

前作では魔物との決戦との後に人間との決戦でしたが、
今回は魔物との決戦がクライマックスみたいですね。
リュディともついに結ばれたティグルですが…
このシリーズでは二人だけになるんでしょうか?
まぁ、前作がハーレムすぎたというのはあるのでしょうけども…w

ドレカヴァクの物量作戦には万策尽きたと思われましたがけど、
まさかここでザイアンがまた活躍するとは思いませんでした…
ドレカヴァクは別の世界線を観測できるみたいだけど、
おそらくザイアンがこれほど活躍できる世界線はそうそう無いでしょうね…w

それとルテティアを任されていたフィルマンですが、
武力はないけれど、かなり有能そうですね。
ブリューヌも不作さえ乗り切ればまだまだ大丈夫な気がしてきましたよ。
それにジスタートでもミリッツァが八面六臂の活躍をしていましたが…
やはり瞬間移動の能力はチートくさいよなぁ、と思いましたw

次の12巻で完結らしいのですが、
Kindle版がいつ発売になるのかが気になるところです。
早く出して欲しい…

:: 2022/9/14 水曜日::

■[ラノベ]深雪のifと過去「魔法科高校の劣等生 Appendix 2]

魔法科高校の劣等生Appendix 2巻魔法科高校の劣等生Appendix 2巻
出版社:KADOKAWA
作者名:佐島勤
絵師名:石田可奈
紙書籍通販:魔法科高校の劣等生 Appendix 2
Kindle版まとめ買い:魔法科高校の劣等生
DMM電子書籍:魔法科高校の劣等生 Appendix 2

今回も特典小説をまとめた短編集みたいな扱いですが…
残念ながら今回も挿し絵が一切ありません。
カラー口絵は収録されてますが、それも元々特典小説の表紙を飾ったものですからね。
新規なのは表紙くらいではないでしょうか?

「夏の休日 ―Another―」や「IF」はIFストーリーなのですが、
後者のIFは前回のAppedix1と似た悪ノリがかなり多めなでしたね…
真由美さんはともかく深雪まで歌って踊れて災害救助も出来る魔法少女アイドルになるとか、
二次創作でもここまで頭の悪いものはそうそうないだろって設定でしたね!
これが劇場映画の特典になっていたというから本当にクレイジーです。
劇場映画との関わりが全く見えてこないのですが…w

劇場版は私も観ましたが、その時ゲットした特典小説は「美少女魔法戦士プラズマリーナ」でしたね。
これは最高に面白いエンタメでしたよw
リーナは真面目にやればやるほど面白くなる美味しいキャラなので、
こういった扱いはウェルカムなのです。
この過去が是非達也たちにバレて赤面して欲しいものであるなぁ、と思う次第であります。

「続・追憶編 ―凍てつく島―」に関してはタイトル通りに、
追憶編の続編として、そして本編1巻の前日譚としてよく出来ていると思いました。
お兄様ラブになった直後の深雪さんが見られてとても良かったです。
まだ未熟なところがある、というのも新鮮でしたし。

それにしても同じ12歳でもリーナと深雪は全く違いましたね…w
保護者の差、というのもあるだろうけど、
やっぱり一番はキャラクターの差でしょうね。
リーナにはコメディが似合うと思います。

:: 2022/9/12 月曜日::

■[ラノベ]状況開始!「ゲート0 -zero- 自衛隊 銀座にて、斯く戦えり 後編」

ゲートシリーズ前日譚、銀座事件の終結を綴った後編が発売されたのですが…
前編が発売された翌月にロシアによるウクライナ侵攻が開始されたため、
綴られた内容への解像度が格段に上がってしまったため、
フィクションだとわかってるのに、リアルさを感じてしまって変な感じです。

侵略軍に対して、安全な場所からTVのコメンテーターが無責任に言ったり、
とても日本だなぁ、と感じるところが多々あってゲンナリしちゃいますね。
自衛官と警官のコスプレして潜入して逃げて晒されて批判を浴びたり、
総理が避難してる場所を秘匿して意志決定を遅らせて何人もの死者を出したり、
本当にこの作品に出てくるマスコミはゴミばっかりだと、しみじみと思います。

そして政治家連中のぐだぐだっぷりというか、
国難でも自分たちの利益を引っ張ることしか考えてないあたりに、
とても日本を感じてしまいますね。
まぁ、作中ではまだまともな政治家も少数とはいえ出てきてるのが救いですが…
現実の日本ではカルト汚染が甚だしくて希望が見えてこないあたりに救いがないですね。

それはそれとして主人公の伊丹ですが、
相変わらず悪辣だけど効果的な作戦を立案するだけでなく、
戦時とあらば敵兵に容赦ないあたり、格好良かったです。
沖田聡子さんたちを救出するために潜入して敵兵と切り結んだり、
昼行灯にしてはちゃんと仕事してるのも良いですよね。

しかし沖田聡子さんはまだ諦めて無さそうですが…
本編の次章とかでの出番があったりするのでしょうか?
伊丹が既婚だったのか離婚してチャンスだとは思うけど、
強力なライバルが多数増えているので大変だと思いますが…
ハーレムラブコメ的には歓迎したいので頑張って頂きたいですね!

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