その着せ替え人形は恋をする 15巻(完結)は7月25日発売!
終わるのは寂しいけれど、五条くんと海夢ちゃんのグランドフィナーレを見届けよう!
:: 2018/6/16 土曜日::

■[ラノベ]消える契約と忘れない約束「本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第四部「貴族院の自称図書委員III」」

言動が予測不能で危険すぎるということでエーレンフェストに戻されたローゼマイン。
しばらくは平穏な日常が送れるかと思っていたけれど、
そこには印刷業を広めるためにボトルネックになっていた、
ルッツとの間に交された契約魔術の解消が待っていて…

少しずつ下町の家族とルッツたちとの繋がりが断たれていくのは悲しいですね…
マインにとっては数少ない、本よりも優先する幸せの象徴なだけに、
仕方ないこととはいえマインの気持ちを思うと胸が張り裂けそうです。
特にマインの夢が描かれた挿し絵を見てると、それがより一層強まりました。
何てものを見せてくれるんだ…(つД`)

そんなことがあって涙を流しながらも乗り越えて前に進もうとするマインとルッツと、
それを支える周りのみんなを見てると、良い人に恵まれたなぁ、と思いますね。
フェルディナンド様はちょっと厳しいし優しさも分かりにくいけれど、
これからマインにとって長椅子からそれ以上になっていくんだよなぁ…
と思うと割りと感慨深かったりします。

それにしてもハンネローレ様… この頃から本当に間が悪かったんだなぁ…(笑
そして予想以上に可愛いですね、ハンネローレ様!
こんなに可愛い妹がいるなら、レスティラウト様がちょっと張り切ってしまうのも、
何となく分かってしまいますよ。
なるほど、これは可愛い…

アンゲリカの美少女っぷりも素晴らしかったけれど、
それを台無しにする残念さも健在で笑ってしまいましたね。
そんなアンゲリカと似た残念さを見せてくれるローゼマインですが、
一番の問題は変人っぷりに全然自覚がないことだと思いました。(笑

さて、今年はまだまだ本好きの下剋上が盛り上がりますよ。
原作2冊に外伝1冊にコミカライズの単行本にふぁんぶっく3と、
作者の香月美夜さんの体調が心配になるくらいの仕事量です。
取りあえず読者としては読書時間と書籍代を準備しておかないとですね…!

:: 2018/6/3 日曜日::

■[ラノベ]イィー!「せっかくチートを貰って異世界に転移したんだから、好きなように生きてみたい」3巻

貰ったチートでポーションを定期的に作って金銭的安定を得たタウロが、
プライベートでは娼館通いでツヤツヤし、
仕事では憧れの騎士を動かして感謝され、
どこまでも充実した日々を過ごしていた…

相変わらずエロ小説なのに爆笑してしまいますね!
今回は「”好き勝手生きる”にしても限度があるだろう!」
とツッコミたくなるようなクレイジーな展開ですよ。
ジェイアンヌのクールさんが訪ねてきたと思ったら、
”初物好き”という性癖を暴いて配下とした上で、
”死ぬ死ぬ団”とか悪の秘密結社を作った上であのポーズと掛け声ですからね!
それを水龍敬さんが挿し絵を描くまでは予想できたけど、
大々的に表紙に採用するとは思わなかったよ!

そして表紙といえば新しい男キャラが二人出てますが、
こちらは商売の神の神殿で行われる神前試合という、
公開セックス勝負の世界ランカーである死神とライトニングです。
うん、説明してて何言ってんだコイツ感が半端ないですね。
だって内容からしてクレイジーだもの。
これをまともに説明できるわけがない。

エロ目的では全くオススメできませんが、
面白いことは間違いないし、爆笑はできるのでそっち方面でオススメできます。
また、Web版読んでるとわかるんですが世界観をキッチリ作ってる上に、
伏線が巧みなのも地味にすごいと思うので、そこは評価できると思います。
今回出てきたライトニングがまさかあそこまで活躍するとはなぁ…
あと、大奥様…(笑

:: 2018/5/31 木曜日::

■[ラノベ]水色時代「始まりの魔法使い 3 文字の時代」

人口が増え、仕事も増えてきた竜歴637年。
水車が動かないことから世界の成り立ちに気付いたり、
紙作りに励んで先史時代から有史時代に進んだりする中、
エルフの水色の妊娠や、人魚のリンの急激な老化問題が浮上して…

今度はそうきたかー
ヒロインの記憶が無くなったりするとか、
20年前のエロゲで流行ったもんですが、そうくるかー
もちろん、当時の要素そのままではないんですが、
それでもあの時の切なさが蘇ってくるものがありましたね。
これはアラフォー世代オタクのハートにストライクですよ。

そして水色も、その展開は予想できなかった…
いや、ユタカとのラブロマンスは気付いていたというか。
あれに気付かないのは先生くらいじゃないでしょうか?
しかし、出産してからの展開は本当に予想外でしたね。
中々に残酷なようで優しい展開を用意してくれちゃいますよね、ホント。
流石は笑うヤカンさんやで…

しかしアイはちゃんと同じ星の人間に生まれ変わってたみたいですが、
大陸が違うと詰むとか、インフラが発達してないとそりゃそうなりますよね。
これは先生と再会するのは中々厳しそうだけど、今後どうするんでしょうね。
大学のスカウト範囲を大陸間まで広げるとか…?
それこそ大事業になると思うんだけど…
うーん、続きが楽しみですね!

:: 2018/5/30 水曜日::

■[ラノベ]勇気を心に「始まりの魔法使い 2 言葉の時代」

アイが亡くなってから500年。
少しずつ村の人口が増えたり技術が上がってきたけれど、
狩猟採集では限界が見えてきた先生は農業と畜産を始めることに。
そして同時に色々な種族の留学生も招くことになるんだけど、
密かに招かれざる生徒もいて…

留学生を招くというのは良いですよね。
土壌となる文化が異なる人達が一箇所に集まることによって、
着想が連鎖反応してイノベーションが起こる訳ですよ。
まぁ、そこに至るまでには初期のコミュニケーションの難しさがあるわけですが。
先生は大変だなぁ…

今回のヒロインのユウキですが、
今度は剣士キャラで来ましたか。
最後の別れは悲しさがありましたが、
1巻冒頭で名前が出ていることからして、
何とか復活しているっぽいので、
そういった意味では安心できますね。

それと今回、この先ずっと宿敵となりそうなやつが出てきましたが…
意思疎通は出来るけれど、根源的に理解が出来ないキャラとはまた厄介な…
しかもその生態がメンドクサイですね。
これはしぶといなぁ…
どうやって根絶すれば良いんだろう…
魔法で不妊虫放飼みたいなことって出来るのかな?

あと、地味にシグが格好良かったですね。
底辺からの成り上がりという展開もそうだけど、
仲間のために不仲を演じて奔走するとか、
お前はどこのポップかと。
ちょっとシビレルくらいに格好良いと思っちゃいました。

:: 2018/5/29 火曜日::

■[ラノベ]愛、故に「始まりの魔法使い 1 名前の時代」

オカルトに憧れながら、現実の堅牢さの前に破れたある一人の男。
彼が一縷の望みを賭けて行った最期の神秘、輪廻転生。
それがまさかの成功をするも生まれ変わった先は人間ではなく竜。
しかもどうやらそこは地球ではなく魔法が支配する世界で…

作者の石之宮カントさんは「魔法の始め方」の笑うヤカンさんの別PNです。
元々カクヨム連載開始時は笑うヤカン名義だったんですが、
書籍化する際に富士見ファンタジア文庫編集部の要望で別PNになったんですね。
笑うヤカン名義で既にエロ小説出してるからPN変更とか編集部は度量がちっちゃいですよね。
むしろ笑うヤカン名義の知名度を利用するくらいの器を見せてほしかったです。

この作品の面白さの一つは世界の成り立ち(=魔法の原理)を一つ一つ丁寧に、
少しずつ解きほぐしていくかのように理解を深めていくところだと思います。
魔法のない世界を生きていた経験があるからこそ気付く不思議な現象を、
何故そうなるのか? どうすれば他の人にも再現できるのか?
応用するには何をしたら良いのか?
そういったアレコレを試行錯誤するのを観察するのが楽しいです。

当然キャラクターも良いんですよね。
竜だけど中身は優しい普通の人である先生と、
それに惹かれていくヒロインの人間のアイや、エルフのニーナとか可愛らしいです。
アイの愛はちょっと重い気もしますが、これはこれで有りかな、と思います。
重いからこそラストの余韻が心に響いてきますし。

ラストはちょっと悲しいですが、
プロローグでハッピーエンドになっているのが分かっているので、
そこは安心できるところではありますね。
1巻はまだまだ序章でしかないですが、面白いので読んで欲しいところであります。

:: 2018/5/18 金曜日::

■[ラノベ]人工からの脱皮「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 外伝 ソード・オラトリア」10巻

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 外伝 ソード・オラトリア10巻ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 外伝 ソード・オラトリア10巻
出版社:ソフトバンククリエイティブ
作者名:大森藤ノ
絵師名:はいむらきよたか
絵師サイト:rainbow spectrum
Kindle版:ソード・オラトリア 10
Kindle版まとめ買い:ソード・オラトリア
DMM電子書籍:ソード・オラトリア 10

本編9~11巻「異端児」編の裏側で起こっていた「ロキ・ファミリア」の作戦の全貌と、
ベルくんが行った「冒険」の甚大な影響が窺えるソード・オラトリア10巻です!

元々この外伝ソード・オラトリアの主人公はアイズとレフィーヤだったはずなんですが、
この10巻に限ってはフィンが主人公と言えましょう。

元々フィンは小人族の英雄にならんとして、あらゆる手段を講じる人で、
勇敢で、冷酷で、現実主義で、何よりも自分の目標を優先する人という印象でしたが…
まさかあそこまでブレないと思っていた人の心までもが、
ベルくんがアステリオスとの戦いで魅せた「冒険」で変わってしまうとは…!

59階層で仲間たちを鼓舞するために言った「ベル・クラネルの真似事は荷が重いか?」
という言葉が自分に跳ね返ってきたのは上手かったなぁ。
あの言葉を聞くと本人が変わろうとするのも仕方ない、と思いましたね。
フィンも英雄である前に、勇者である前に、一人の冒険者ですもんね。

それにしても本編でロキ・ファミリアの活動はかなり手加減されている印象がありましたが、
まさかその裏で闇派閥の残党と戦うために結果としてそうなっていたとは…
確かにそれならヘスティア・ファミリアでも引っかき回せるよなぁ。
というか、むしろよくここまで複雑な状況であそこまでの戦果を得られたモノですよ。

そしてどうしようもないほどに切ないのはアイズですね…
本編でのエピローグではベルくんと少し仲直りできたかのようで安心してたんですが…
まさか心の奥深くではあそこまで激しい懊悩があったとは…!
これはちょっと安心どころか逆に心配が加速してしまうぞ…!

そして、ついに明かされるアイズのスキル…!
予想以上に壮絶で驚嘆させられますね…!
これは… 凄く… 闇が深そうだぞ…
そしてダンメモで新しいSSRキャラが生まれそうだ…!(笑

はたしてアイズが抱える闇が拭われることはあるのか。
アイズのことが心配でなりませんが…
本編にほぼ追いついたのでしばらく外伝は止まるかもしれません。
これは早く本編を進めて外伝も書いて貰わないとね…!

HTML convert time: 0.153 sec. Powered by WordPress