僕の心のヤバイやつ (10) 特装版 4月8日発売!
夏! 海! 青春!
:: 2016/10/12 水曜日::

■[ラノベ]メディアミックス進行中「異世界食堂」3巻

異世界食堂 3 (ヒーロー文庫)
著者/訳者:犬塚 惇平
出版社:主婦の友社( 2016-09-30 )

作者サイト:犬塚惇平(犬派店主)
絵師サイト:エナミカツミ ウェブサイト
絵師twitter:エナミカツミ(@enonami)さん | Twitter

アニメ化企画が進行中ということですが、
「ナイツ&マジック」といい、最近のヒーロー文庫はメディアミックス化の勢いが凄いですね。
コミカライズも始まるみたいだしこれから盛り上がりそうですね。
しかしヤングガンガンはコミカライズが増えるなぁ…

約1年ぶりの新刊です。
Web版のストックがあるのに何故1年も間隔が空いたのか不思議でしたが、
中身を読んで納得しましたよ。
Web版から大きく改稿したり、書き下ろされてもいるんですね。
これなら納得です。

Web版から改稿された箇所は表紙に出ている見た目がエルフなウェイトレスです。
全裸で登場するところは一緒なんですけど、
赤の覇王に奢られる展開から、ネコヤで働くようになっててびっくりです。
でもまぁ、見栄え的にも余裕でクリアできるレベルだし、
こっちの方が出番が増えてアリかなぁ、と思う次第であります。

そんな風に改稿もされてますが、Web版そのままの話もあり、
特に「バースデーケーキ」は私がWeb版でかなり好きな短編なだけに、
それが載ってたのは嬉しかったですね。
2巻で出た木こり一家の話なんですが、
やっぱり普段は豊かと言えない生活をしている一家が、
特別な日に奮発して、恋い焦がれた料理を食べるというのは最高ですよ。
ちょっと涙腺も刺激されちゃいますよ。
9歳になったボナちゃんが自分のためのバースデーケーキが目の前に来た時の感動は、
読んでるこっちまで伝わってくるようでした。

Web版から掲載順が変わってたりしてますが、
1冊にまとめることを考えるとこれが丁度良いかな、と思います。
現在の店主と、先代の店主の話が混在しているので、
初見の人は戸惑うかもしれませんが、これはこれで一つの味なのかな、と。

しかしアニメ化かー…
1話あたりの短さを考えると5分アニメかな…
ただ、深夜だけは勘弁して欲しいかな!
夜食テロ的な意味で!(笑

:: 2016/10/4 火曜日::

■[ラノベ]夢で逢えたら「君の名は。 Another Side:Earthbound」

「君の名は。」面白いですよね。

私も例に漏れず劇場で観たわけですが、とても面白かったです。
圧倒的な映像美と、ストレートに面白い脚本と、感動を誘う音楽と、
どれをとっても一級品で最高でした。
もちろんBDは買おうと思うのですが、もう一度劇場に脚を運びたい気持ちもあり、
その前に予習&復習として小説版を読もうと思ったのですが、
こちらの外伝的な小説も評判が良かったので、
まずはこちらを読んでみたのですがとても面白かったです。

以下、「君の名は。」のネタバレも含みますのでご注意ください。

 
 
 
 
 
 
 
 
この外伝は瀧くん in 三葉、テッシーこと勅使河原克彦、妹の宮水四葉、父の宮水俊樹の、
4つの短編からなっています。

まずは瀧くん in 三葉ですが、性転換モノとしての基本を押さえてて良いですね!
寝起きにおっぱいを揉むのは映画でもそうでしたが、
ブラを付けるという、男にとって一大イベントに四苦八苦するのが良い…!
そして、三葉が意外とカラフルなブラを持っているのも良いですね…
この発見は入れ替わり型性転換モノとして是非押さえておきたいポイントです。(キリッ
それにしても三葉はそんなブラをどこで買ってきたんだろう…
通販… はしなさそうだから、さやちんと大垣あたりまで買いに出かけてるんでしょうか。
妄想が膨らみますね!

テッシーの短編ですが、これはこれで!
映画観た時は三葉(瀧くん)が主導してカフェを作ったのかと思ってたんですが、
テッシーが発案、実行してたんですねー
なんだかんだ言いながら地元に根を張り、愛着を持って、何とかよくしていこうという、
前向きな性格も良いし、実際小さなことだけど行動を起こしているのが良いですね。
親への反発とか潔癖なところも、とても思春期男子っぽくて良かったです。

四葉の短編も良いですねー
女子小学生の思考回路がとても可愛らしいといいましょうか。
学校の同世代男子に対する的確な評価や、
おっぱいを揉むと大きくなるのか、小さくなるのかの妙な考察とか、
とても小学生らしいもので大変に良かったです。
それと、四葉にも入れ替わりが起こったというのが興味深いですね。
これを深く考察していけば、本編の入れ替わりもわかってくるかも…?

そして宮水俊樹の短編は意外でした。
何が意外って、主人公がおっさんの宮水俊樹というのがまず意外でしたし、
何より瀧くん(三葉)に対してあれだけしっかりと別人だと確信していたのが意外でした。
でも、この短編を全部読むと「なるほど」と得心しましたし、
本編でもラストに三葉の言葉をすんなり受け入れた理由にも納得しました。
この人も大変だったんだなぁ…

という訳でこの外伝小説はとても良いモノでした。
映画をほどよく補完する内容なので、映画を観た人はできるだけ読んで欲しいですね。

:: 2016/10/2 日曜日::

■[ラノベ]教養高い寓話集「人類は衰退しました 未確認生物スペシャル」

本編はとっくに終了したけど、まだまだ続くよ人類は。

という訳で「人類は衰退しました」の短編集がまた出ました。
相変わらずの妖精さんたちと調停官たるわたしの不可思議ながらも優雅な日々だったり、
何とも示唆に富む寓話というかそういったものがあります。
まぁ、つまり面白いってことです。

それにしてもここにきて新たな発見がありますね。
わたしが「スノッブ」と呼ばれるのをあそこまで嫌がるとは思いませんでした。
でもまぁ、わたしは知識人ですから教養が高いことがプライドではなく、
コンプレックスになっている可能性もなきにしもあらずなのかなー

そんな教養があるわたしもハンティングに精を出すトロール回もありましたが、
あれはどう考えてもトロールハンターP2GとかP3とかXとか、
どんどんバリエーションが増えていくタイプのですよね。
XGはまだですか?

トロールもそうですが、他にもよるのぼくじょうでの、
人類のようで、どこか人類じゃないような方々が多数出てきましたね。
未確認生物は妖精さん以外にもいっぱいいるんだなぁ。
というか、それもこれも妖精さんの仕業な気がしないでもないですが。

いつも通り、不思議に面白かったです。
次の新作はどんな感じになるのかしら。
どちらにしろ、とても田中ロミオっぽいものになる気がします。

:: 2016/9/29 木曜日::

■[ラノベ]さあ、征伐をはじめよう。「現実主義勇者の王国再建記」2巻

マキャベッリの「君主論」や孫武の「孫氏」とかを愛読する現実主義者のソーマが、
異世界に勇者として召喚され、すぐに王位を譲られて内政チートする1巻から一転し、
この2巻では内憂外患を一挙に征伐する戦争の章です。
つまり、陸軍、空軍、海軍を掌握し、ソーマに非協力的な三公への最終勧告から突入する内戦と、
内戦を好機とした隣国のアミドニア公国の侵略との電撃的な戦争が綴られています。

私はWeb版からの読者なので大きく戸惑いましたね。
だってカストール・バルガス公が脳筋で頑迷なバカから友誼に厚い漢になっていたんですから。
まぁ、曲がりなりにも数十年領主をしている長命種なんだから、
ただのバカだとおかしいですしね。
この書籍版の方がしっくりくると思います。

逆にWeb版から変わってないのが妄執に取り憑かれたアミドニア公王のガイウスでしょう。
国是が復讐というあたりで既に狂気ですが、
そんな狂王がソーマとハクヤの策略に手玉に取られているのはスッキリしましたが、
ソーマたちですらゲオルグ・カーマイン公の策略に苦い思いをしているし、
何より真の脚本家に踊らされているというのが複雑ですよね。

王という重責と戦争という現実を前に王という名のシステムに自分を組み込んで、
自我を押し殺しているソーマを見ているとヤキモキしますが、
リーシア姫やジュナさんたちといったヒロインが支えているあたり、
ある意味恵まれてるなぁ、と思うわけですよ。
これで戦争に一区切りが付いたわけだし、
元のソーマに戻る日も近いのではないでしょうか。
それはそれで振り回される人は胃が痛いかもしれませんが。(笑

さて、次回は「人類宣言」を提唱したグラン・ケイオス帝国が出て来るわけですが、
Web版のままなら戦争はほぼ起こらないのでご安心ください。
でも、ある意味もっと残酷なことは起こるかもしれません。
web版と変わるところがあるのかも楽しみですね!

:: 2016/9/27 火曜日::

■[ラノベ]この異世界の片隅に「我にチートを」2巻

我にチートを2 (HJ NOVELS)
著者/訳者:温泉卵
出版社:ホビージャパン( 2016-09-23 )

作者サイト:温泉卵
絵師サイト:FancyFantasia
絵師twitter:植田亮(@ueda_ryo)さん | Twitter
Kindle版:我にチートを 2
Kindle版まとめ買い:我にチートを

強力な魔族と戦うわけでもなく、
凶悪なダンジョンを攻略するわけでもなく、
美女を集めたハーレムを作るわけでもない。
平凡以下の能力を持つ召喚勇者のサブロウが、
世界の片隅で地味な冒険を繰り広げる淡々とした物語の2巻です。

一応ジャンルとしてはエロ小説なんですが、
1巻に引き続きエロ要素はかなり薄いので、そういった需要には応えられません。
というか今後もそういった期待はしない方が良いと思います。
植田リョウさんのイラストは美麗なのですが、
そもそもエロシーン自体が極端に少ないですからね。

とはいえ男爵夫人のフロリア先生との睦言とかは中々に良いモノがありました。
教えられた異世界での男女の機微とか正に異文化で興味深かったですし、
自分から勧めてきたくせに不機嫌になるニーナさんが可愛かったです。
この作品の女性は嫉妬するところも可愛いんですよね。

たまたま美しい奴隷を手に入れても人馬族だったり、
エルフのホーさんから譲られたのも蟻人だったり、
美女に縁があっても人外だらけなのがサブロウらしいというか。
まぁ、シアちゃんという人間のヒロインにも惚れられたけど、
そこはかとなく地雷臭が漂うのがなんとも…

今回、凶悪なダンジョンは攻略しないけど、
人命救助のため試練の谷という中級者向けダンジョンに挑戦することになったけど、
その攻略方法が何とも特異的で面白いですね。
レベルを上げて物理で殴る攻略方法ではなく、
レベルを上げずにプレイヤースキルで攻略するとか割りと乙なものがあるというか。
こういった変なところもこの作品らしいと思います。

相変わらず非常に地味な内容だし作風だと思いますが、
私は好きです。

余談ですが小悪党な肉屋のチャーさんが奴隷の女性二人に翻弄されるとこはちょっと可愛かったです。
手玉に取られて改心してまともになりそうな予感…

:: 2016/9/25 日曜日::

■[ラノベ]ヴァレンティナ暗躍「魔弾の王と戦姫」15巻

魔弾の王と戦姫〈ヴァナディース〉15 (MF文庫J)
著者/訳者:川口 士
出版社:KADOKAWA/メディアファクトリー( 2016-08-25 )

作者サイト:一〇八(仮)
絵師サイト:ひなだまりweb
絵師twitter:片桐 雛太(@hinatanya)さん | Twitter
Kindle版:魔弾の王と戦姫 15
Kindle版まとめ買い:魔弾の王と戦姫

みんなの力を結集してムオジネル軍を撃退したティグルたち。
戦争が終わり祝杯を上げる中でティグルはレギンから求愛される。
しかしティグルはエレンや魔物たちのこともあり一年の猶予を貰い先延ばしにする。
そしてジスタートではヴァレンティナの野望がついに形となって現れ…

このシリーズも残り2冊ということで俄然盛り上がってきましたね。
戦記モノとしても魔物とのバトルとしても、ラブコメとしても!
いやはやレギンの真っ向からの告白は実に良いモノでした。
誤解のしようがないようにストレートに告白するってのは素晴らしいと思いますよ。
しかし、そんなレギンの可憐さにも揺るがない誠実さを持つティグルも凄いですけどね。
うーん、ティグルの理性は割りと強靭だな…

そんなレギンとは違って素直になれないヒロイン筆頭のミラがもどかしいですね。
もうYou! 告っちゃいなYO! とか思いながら読んでたんですが、
そんなのほほんとした雰囲気が許されそうにない空気になってきましたね。
平和だったのに風雲急を告げる展開になってどうなることやら…
レギンが心配しているようなことにならないと良いのだけれど…

それはそうとティッタはエロいですね。
肉体的にもハプニング的にもエロさはリムが最高でしたけど、
何というか、ベッドinしてからのティッタがとてもエロくてですね。
あんなティッタを見てしまったら枯れるまで頑張りそうですわ。
ティッタ… 恐ろしい子…!

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