その着せ替え人形は恋をする 15巻(完結)は7月25日発売!
終わるのは寂しいけれど、五条くんと海夢ちゃんのグランドフィナーレを見届けよう!
:: 2017/3/20 月曜日::

■[ラノベ]正義の星乙女「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか ファミリアクロニクル episodeリュー」1巻

正義を司る【アストレア・ファミリア】
迷宮都市オラリオの暗黒期に活躍し、
【疾風】リュー・リオンの復讐の終焉と共に消えたファミリア。
しかし高潔なエルフであるリューの正義感は消えることはなかった。
ある日、【豊穣の女主人】で起こった騒ぎから事件の匂いを感じ取ったリューは、
オラリオの治外法権、大賭博場に潜入することになり…

「ダンまち」には既に来月からアニメ化されるソード・オラトリアという外伝があるのですが、
これはそれとは別になる、新たな外伝シリーズです。
イラストレーターのローテーションにニリツさんが加わり、
今回の主役は「豊穣の女主人」のウェイトレスのリューさん。
時系列的には本編6巻から7巻の間になります。

Web版読者である私としてはとてもニヤリとするネタがありましたね。
元々ベルくんを鍛える役はアイズじゃなくてリューさんだったんですよね。
それを考えると「グラン・カジノをぶっつぶせ!」編のラストは当時を思い出しましたよ。

また、ベルくんと言えば相変わらず外伝でも活躍してましたね。(笑
まさかモルドと絡むとは思ってなかったけど、
それ以上にベルくんの【幸運】アビリティの力がここで発揮されるとは思いませんでした。
そうだよなぁ… このアビリティは賭博でこそ真価を発揮しちゃうよなぁ…(笑

それにしてもリューさんの高潔さと強さは予想通りでしたが、
シルさんの底知れ無さは予想を超えたというか。(笑
まぁ、それ以上に予想を超えていたのはミア母さんの正体なんですけどね!
強いとは思ってたけど、その強さは正直予想外すぎる…!
というか規格外すぎてパワーバランスどうするんですかね、これ。(笑

恋心に全く疎そうというか無自覚なリューさんが可愛かったのでもっと読みたいのですが、
次は【フレイア・ファミリア】の眷属の話なんでしょうかね?
個人的にはエイナさんの話とかも読んでみたいのですが!
まぁ、私がエイナさん好きなだけなんですが!
ファミリア所属じゃないけど、いつかきっと書かれるに違いない!(願望

:: 2017/3/14 火曜日::

■[ラノベ]技術者とは「なれる! SE 15 疾風怒濤? 社内競合」

なれる!SE15 疾風怒濤?社内競合 (電撃文庫)
著者/訳者:夏海 公司
出版社:KADOKAWA( 2017-01-10 )

絵師サイト:ShiBoo!
絵師twitter:Ixy(@Ixy)さん | Twitter
Kindle版:なれる! SE 15
Kindle版まとめ買い:なれる!SE
DMM電子書籍:なれる! SE 15

スルガシステムの株式上場を睨んだ業務拡大に際して、
経理・総務への異動を打診されて動揺する工兵。
誰にも相談できず、一人で決めないといけない中、
いつもの社長の無茶振りで赴いた仕事先は次郎丸縁との共同案件で、
しかも社内の室見さんと競合する案件で…!?

何ヶ月も複数の案件を同時に抱えるとかよくキャパがあるなぁ…
と、しみじみと思う今日このごろです。
私も先月まで4つの案件を同時に回してたんですが非常にキツかったです。
まぁ、業種も違ったらやってる内容も全然違うんですけど、
頭を切り替えないといけない大変さはわかるつもりです。

今回はとても耳が痛いというか身につまされました…
室見さんが言った

「あんたもアルマダの連中も、
 ううん、多分ほとんどのSIerがエンジニアリングとは何かわかっていない。
 適切な窓口を見つけてそこに質問を投げることが技術だと思いこんでいる。
 悪いけどそんな考え方でいる間は本当<提案>なんてできないわ。
 ただ作文と算数をしているだけ、エンジニアが対応する必要なんて微塵もない」

この言葉がガツン!と来ました。

確かにエース級のエンジニアっていうのは本当に凄いんですよね。
膨大な試行錯誤に裏打ちされた数多の知見をバックボーンに、
最適な手法を最速でやっちゃうんですよ。
私のような技術屋モドキに出来るのはそれをなぞるだけで…
確かに教科書通りに作文と算数をするのはうまくなったけど、
それって技術者じゃないよなぁ…
自己嫌悪に陥って辛い…

それにしてもこの15巻って続くんですね。
確かに次郎丸や梅林が出てきて総決算的な話なのに、
1巻で終わるわけはないんですけど、まさかあの人まで出てくるとは…
うーん、これはどういった方向に行くのか…
というか、これはもしや完結に向かっているのか…?
気になるので今度は早めに16巻を出して欲しいところであります。

:: 2017/3/12 日曜日::

■[ラノベ]めくるめく面白さ「ビブリア古書堂の事件手帖スピンオフ こぐちさんと僕のビブリアファイト部活動日誌」

栞子さんと五浦、二人の物語は完結した「ビブリア古書堂の事件手帖」ですが、
番外編やスピンオフは続くみたいで、この作品はその一つです。
作者は「ほうかご百物語」などを執筆されている峰守ひろかずさん。
電撃文庫らしく高校生男女が主人公です。

舞台は古都鎌倉のとある高校の旧図書室。
豊富な蔵書はあれども古く、利用者が少ないため廃止されそうな所に、
隠れオタの前河響平が図書部員の卯城野こぐちさんと出会う。
そして二人は一緒に生徒会主催の書評バトル「ビブリアファイト」をすることに…!

個性的な高校生男女のボーイミーツガールとか、
とっても電撃文庫っぽくて面白かったです。
題材も「シャーロック・ホームズ」に「若草物語」と、
今の中高生が読んでも面白いと思えるし、
何よりメジャーだから手を出しやすいものが多いのも良いですよね。

あと、何と言ってもちゃんと栞子さんが出てくるところが良かったです。
本のことでこぐちさんと盛り上がる栞子さんが可愛かったし、
読書好きのこぐちさんを軽く圧倒する本に対する蘊蓄と、
事情を見通す観察力は本当に原作そのままでした。
しかし響平… おっぱいに魅入られすぎだろう…(笑

その響平の個性ですが、中々好感が持てましたね。
峰守ひろかずさんらしい主人公なように感じました。
まぁ、ちょっとエロに素直だけど思春期だから仕方ないよね。
こぐちさんの悲鳴がエロすぎるから仕方ないよね。

「ビブリア古書堂の事件手帖」のスピンオフとしても面白かったですけど、
ラブコメとして、青春物語としても充分面白かったです。

:: 2017/3/11 土曜日::

■[ラノベ]女神の泉「本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第三部「領主の養女III」」

Web原作が完結しました…
今年中に完結することは前から分ってましたがこうも早く完結するとは…
エピローグが最高だったので感無量ですが、
書籍版での書き下ろしエピソードとかを読めると思いますので、
「本好きの下剋上」はまだまだ終わりませんよ…!

領主の養女編3冊目は主に素材集めですね。
虚弱なマインの薬を作るための素材なんだけど、
秋の素材は失敗したので冬と春の素材集めは頑張らないといけないんだけど、
これがまたまた難題で…

それにしても表紙のマインが可愛いですね。
両手でライデンシャフトの槍を構える姿が凛々しくも可愛いというか…!
こんなモフモフで温かそうな格好をして雪玉を作ってるマインとか、
超見たいんですけど!?
鈴華さんのコミカライズが待ち遠しいです。

貴族の常識と前世の常識の違いに苦悩しながらも、
ハッセの街への罰の妥協案を頑張って探るマインは応援したくなりますし、
ブリギッテへの褒美もちゃんと考えてるマインは頼り甲斐がありますよね。
ちょっと抜けてるところがあるけれど、
みんなのためになることを考えて頑張るマインは本当に魅力的だと思います。

もっとも、そんなマインに振り回される面々は大変だと思いますけどね。(笑
主に被害を受けるのは今ではフェルディナンド様ですが、
今回はインゴも結構振り回された感がありますね。
今後も振り回されることは確定しているので、
頑張ってくれとしか言えませんが…(笑

Web原作が完結したけど書籍版の続きは楽しみですし、
「本好きの下剋上」は色褪せるどころかまだまだ盛り上がるばかりですよ。
まずはドラマCD化が決まったみたいなのでそれが楽しみですね。
できればこのままアニメ化までいって欲しい所です。

:: 2017/3/6 月曜日::

■[ラノベ]サイエンス政治フィクション「銀河連合日本」4巻

銀河連合日本 4 (星海社FICTIONS)
著者/訳者:松本 保羽 bob
出版社:講談社( 2017-02-16 )

Web連載版:小説家になろう
作者サイト:柗本保羽
作者twitter:柗本保羽(@YasuhaMatsumoto)さん | Twitter
絵師サイト:びよんびよん堂
絵師twitter:bob(@biyonbiyon)さん | Twitter

ティエルクマスカ銀河連合からの信任状捧呈式。
ガーグからの妨害が懸念される中、
突撃バカに感染したフェルが企図した大胆な計画により、
超科学全開な前代未聞なモノになり…

信任状捧呈式をメインに取り扱ったラノベなんて初めて読みましたよ。
実生活でもたまにニュースに数分流れるだけのイベントなのに、
ここまでガチで書くとか何か凄いですね。
SFよりも政治色が濃い作品ですが、それにしたって特異的だなぁ。
租借なんて言葉、久しぶりに聞きましたよ。

中でもティエルクマスカの産廃利用構想で出てきた、
放射能除染に関する懸念事項とかは政治だと思いましたね。
核兵器が使えない理由と、放射能除染が出来ることで使える兵器になってしまうこと。
それ故に公表できないもどかしさ。
SF的な凄い技術でなんでも簡単に解決できないあたりが面白いです。

しっかし、サファリパーク的な服を着た麗子さん(金髪縦ロール)が、
ヤクザ相手にミニガン(非殺傷設定)を抱えて無双するとか、
最高に笑える展開でしたね。(笑
そこにbobさんの挿し絵が入ってくるあたり判ってらっしゃる感がありました。

さて、次回は舞台が宇宙になりますね。
やはりSFといえば宇宙は外せないですよねー
どのような挿し絵があるのかも含めて楽しみです。

:: 2017/3/3 金曜日::

■[ラノベ]残酷と冷徹「現実主義勇者の王国再建記」3巻

国内の三公問題を解決し、国外からの侵略も征伐したエルフリーデン王国。
アミドニア公王も死に、公国の首都を占領しながらもソーマはこれからを楽観していなかった。
そしてソーマが予想していた通りにユリウス王子の要請により、
人類宣言の盟主である帝国から使者がやってきて…

この作品は戦記ではなく王国再建記という名の通り、
戦後の方に物語の重点が置かれている作品です。
ですので、戦記モノなノリの2巻も面白かったけど、
内政モノなノリであるこの3巻も盛り上がってて面白いです。

特に帝国の使者である王妹のジャンヌとの交渉が面白かったですね。
お互いが持っている情報を交換するだけでなく、
ソーマが異世界人だからこそ持つ魔族と魔物に対する視点だとか、
そういったアレコレが興味深かったです。

それとソーマが断行したマキャベリの”残酷”
これはかなり思い切ったなぁ、と思います。
マキャベリの君主論をソーマなりに読み解いて、
将来の禍根を一掃する手腕は爽快であり、恐ろしくもありましたね。
普通の日本人だったソーマがその境地に到ることが出来るとは…
それほど家族が大事で、征伐で心が強くなったのでしょう。

それにしても着々とハーレム化が進んでるソーマのお妃問題ですが、
これからまだ増えていきますよね。
次巻でも増えますが、それよりも問題なのがボリュームをどうするかでしょう。
Web版の頃を考えるとアミドニア編だけでは足らないと思うのですが…
これは書き下ろしが増える予感…!?

HTML convert time: 0.160 sec. Powered by WordPress