その着せ替え人形は恋をする 15巻(完結)は7月25日発売!
終わるのは寂しいけれど、五条くんと海夢ちゃんのグランドフィナーレを見届けよう!
:: 2017/2/7 火曜日::

■[ラノベ]抑えきれぬ恋の激情「やがて恋するヴィヴィ・レイン」2巻

救国の英雄ながら王女との仲を疑われ国を追われたルカ。
ヴィヴィ・レインの手がかりを求める旅も、
天使の歌声のようなアステルの歌のお陰で路銀も潤い、
気楽なものになっていたんだけど、
城塞都市ウルキオラを訪れた際に悪政を敷くベルトラン伯に目をつけられ…

良いね…
2巻になって各段に面白さが加速してきましたよ。
1巻は序章に過ぎなかったんだと思わされましたね。
でも、2巻も序章だったと中盤あたりで気付きそうな予感もします。
つまり、続刊が出るごとに面白くなりそう!

旧知の仲であるジェミニとの再会から少しずつ盛り上がってきましたが、
そこから英雄に祭り上げられたルカが、
重傷を負ったアステルを助けるために全力を出してからが熱かったですね。
会ったこともないけど、ジェミニが信頼しているからという理由だけで、
自分を囮に策を成功させるだけでなく、
ファニアのことを信じて喜劇を演じるあたり爽快感がありました。

そしてルカを想うファニア王女が魅力的なんだよなぁ。
王族として自制しなければならないと、何度も自分に言い聞かせていながら、
拷問されたルカの姿を見てプッツンしちゃう所とか超可愛い。
恋する乙女の魅力が120%表現されていて最高でしたよ。

先払いで貰った報酬でルカがやることが明確になり、
キーパーソンも揃ったことで次巻からは物語が加速しそうです。
楽しみ。

:: 2017/1/19 木曜日::

■[ラノベ]愛情・友情・畏敬、そして…「やがて恋するヴィヴィ・レイン」1巻

「とある飛空士」シリーズの犬村小六さんの新作です。
結構前に出てて先月中には読了してたんですが、
中々感想を書くタイミングが掴めませんでした。
でも、丁度今月2巻が出るということで今更書いておきます。

世界が3千メートルの壁で三分割された世界。
その真ん中の世界グレイスランドで最下層の住人として過ごすルカは、
ある日上層エデンの飛行戦艦が下層のワイバーンに襲われているのを目撃する。
今の状況から抜け出すために駆けつけたところで、
空から降ってきた女の子と出会い…

冒頭こそナウシカでラピュタですが、
中身はとても犬村小六さんでしたね。
つまり、逆境の主人公が頑張るも序盤では全く報われないし、
幼馴染み属性のヒロインもひどい目に遭う、という展開です。

どんな時も気高さを失わない王女のファニアは魅力的だし、
窮地でも諦めないルカも格好良いです。
自分でできる全力を最大限考え、実行するところは正に主人公ですね。
凍死しないために体温で温めるのは無礼だからと、
折角手に入れた稀覯本を燃やして暖を取るところはシビレましたよ。

ただ、事態が終息した後の立場が悲惨なんだよなぁ。
大事なモノを守るために常に命懸けとかシチュエーション的には燃えるけど、
その後の報酬が0どころかマイナスしかないとか… 辛い…!
まぁ、最後には報われると思うんだけど、
「とある飛空士」シリーズの前例からすると、
報われるまでが果てしなく遠そうなんだよなぁ…

それにしてもヴィヴィ・レインは誰なんでしょうね。
誓約では見事に騙されたので断定はできないというか…
どちらにしろミズキがひどい目に遭いそうなのは確かですね。
だって、幼馴染み属性だもの…(偏見

:: 2017/1/9 月曜日::

■[ラノベ]運命の人「エロマンガ先生 8 和泉マサムネの休日」

エロマンガ先生(8) 和泉マサムネの休日 (電撃文庫)
著者/訳者:伏見 つかさ
出版社:KADOKAWA( 2017-01-10 )

作者サイト:LUNAR LIGHT BLOG
絵師サイト:tabgraphics_blog
絵師twitter:かんざきひろ(@kanzakihiro)さん | Twitter
Kindle版まとめ買い:エロマンガ先生

今回は電撃大王で掲載されていた短編を回想として入れ込むことで、
短編集的な色合いも見せていますが、かなり重要な事実が判明する巻です。
短めなのでサクっと読めると思いますが、
ラストの展開には結構驚くのではないでしょうか。

ワーカホリックなマサムネを何とか休ませようと、
和泉家のみんながサポートして2日の休日を作り出して…
という話なんですが、中々良いですね!
こう、同居モノならではのイベントが多くて!

エルフが言ってたように、紗霧が本気出したらこのラノベは即終了なんですよね。
だからこそ、エルフは起死回生の全裸夜這いをしたんでしょうが、
中高生向けの作品としてはギリギリを攻めてますよね。
これが小説家になろうだと「ノクターンでやれ」と言われるところですが、
この作品は電撃文庫ですからね!
多分大丈夫!

そんなエルフとは別に天然でラッキースケベを仕掛けてくるムラマサ先輩は、
これはこれでとても良いと思うわけですよ。
お風呂でバッタリとか定番も定番ですが、それがまた良いというかね!
これがキルタイムだったらソープ的なプレイまでいった可能性も…
でも、この作品は電撃文庫ですからね!
残念無念…!

それにしても智恵はラノベヒロインとして良い属性持ってるんだけど、
こう、一歩足らないというか何というか。
金目当てに見せかけたプロポーズとかラノベ主人公には効果ないんだよなぁ。
エルフやムラマサ先輩のように真っ正直に行かないと。
エルフたち新ラノベヒロインたちのアンチテーゼとして配置されてるのかなぁ。
可哀想な智恵…

それにしてもエルフは本当に慧眼だなぁ。
紗霧が本気出して「秘められた真実」という切り札をきったら、
本当に一気に事態が動いちゃったよ。
どうするんだろう、これ。
俺妹と同じくアニメと同時完結になるんだろうか…?
というか最悪次巻完結もありえるのでは…?

:: 2017/1/6 金曜日::

■[ラノベ]やがて恋する可児那由多「妹さえいればいい。」6巻

妹さえいればいい。 6 (ガガガ文庫)
著者/訳者:平坂 読
出版社:小学館( 2016-12-20 )

作者twitter:平坂読(@hirasakayomi)さん | Twitter
絵師サイト:5年目の放課後
Kindle版:妹さえいればいい。 6
Kindle版まとめ買い:妹さえいればいい。
DMM電子書籍:妹さえいればいい。 6

ヤリチン王子(童貞)の春斗に告白された京が、
話の流れで勢いで伊月に告白するも即座にフラれた5巻。
フってフラれても友達付き合いをしていくために、
努力する姿が妙に生々しい6巻であります。

今回はアニメ化と言えば避けては通れない声優オーディションから、
新人賞授賞式という初々しい内容まで色々とあります。

それにしてもオーディションですが…
真に迫っているというか生々しいというか。
エンタメ性が高かったSHIROBAKOでも大概アレだと感じるのに、
ここまで大人の事情の実情を見せるのは赤裸々すぎるというか。
いや、うん、この物語はフィクションですよね、フィクション。

あと、オーディションで使われた各声優のボイスデータですが、
実際作者は貰っているらしいですね。
それを作家仲間に自慢げに披露した結果、
その作家仲間が自著でネタにするということもあったとか…
まぁ、舞い上がる気持ちはわかるけども。

それと新人賞ですが、最近はなろうデビューがメジャーなせいか、
どうしても霞んでしまいますが大事なイベントですよね。
しかし授賞式で出会いというか再会というか、
そういったラブコメイベントが起こるのかは皆目存じ上げませんが!
ただ応募者に還暦&退職で暇な6,70代の方がいるというのは聞いたことありますので、
もしかしたらそんな可能性も0ではない可能性も…?

それにしても自作品の大事な用事を蹴ってでも、
好きな人が倒れたら駆けつけるとか男してるなぁ。
決める時は決めてて主人公してるけど、
この件と那由多がやる気になった余波で迷惑を被りそうで怖いです。
更に千尋という爆弾も控えているからなぁ…
二人の恋路が順風満帆にいくとはとても思えない…!

:: 2017/1/4 水曜日::

■[ラノベ]発毛魔法で現代日本営業チート!「普通のおっさんだけど、神さまからもらった能力で異世界を旅してくる。疲れたら転移魔法で自宅に帰る。」2巻

普通のおっさん第2巻が出たぞー!
しかし略称は”普通のおっさん”で良いのだろうか。
でも他にどう略せと。

この2巻からはWeb版からストーリーが分岐しますので、
Web版読者からも新鮮な面白さがありますね。
また、Web上で公開されている未書籍化作品のキャラが出ているので、
昔からしめ鯖丸さんのファンである人にはニヤリと出来ると思います。

相変わらず随所に笑えるネタを仕込んでいる本作ですが、
2巻で一番笑えたのは何と言っても現代日本での魔法の使い方でしょう。(笑
現代日本のアイテムが異世界で活躍する作品は多いですが、逆は珍しいですからね。
さらに蘇生魔法を頭皮に発動して発毛効果を促すことで、
毛髪が寂しい客から莫大な信頼を得て営業成績をアップするとか発想が斜め上すぎる。(笑

あと、相変わらずパロネタが多いですね。
街の名前がズェータにポケットゥで人名がファーニィとかガンダムすぎるし、
主人公の友達が野球好きの中島とかジャンルを問わないパロっぷり。(笑
まぁ、こういったパロネタも読んでて結構楽しかったりします。
しかし「ヨロシク勇気号」とかジムニーとかギャバンネタもぶっ込んでくるとか、
作者の年代がわからんな…(笑

それにしてもWEB版と分岐したから続きがどうなるのか全く読めませんね。
どちらも読んでいきたいのでこれからも頑張っていって欲しいところです。
まぁ、未書籍化作品もちゃんと続きを書いてくれてるし大丈夫だと思いますけどね。

:: 2017/1/2 月曜日::

■[ラノベ]やはり俺の中学時代は間違っていただろうか。「アイゼン・イェーガー」1巻

9月頃に出てたんですが、当時はKindle化がされてなくて後回しにしてたんですね。
で、先日たまたま思い出して探してみたらKindle化されてたので読んだ次第であります。

VHMD用ソフト”アイゼン・イェーガー”
それは猟機と言われるロボットに搭乗して行われるゲーム。
主人公の遠野盾はリリース直後から3年間のめり込んでプレイしたことで、
トップランカー入りして伝説的な英雄になったが、
同時に中学生活を全て捨て去ってしまいコミュ力貧弱のぼっちになってしまう。
後悔した盾はアカウントを消して高校デビューを志すが、
そこで出会ったリア充系女子の伊予森颯から”アイゼン・イェーガー”のことで相談され…

ボーイ・ミーツ・ガールでぼっち系主人公というラノベらしい題材に、
ロボットモノというラノベでは鬼門とされる題材をミックスした本作ですが面白いです。
「小説家になろう」だからこそできる”好きな要素を全部ぶっこんでみた”系ですが、
作者が流石にプロの小説家だけあって面白いのです。
というか、書籍化されたことでプロ作家だというのがわかったんですけどね。

主人公の盾は普段はどもったり、些細なことで妄想を暴走させたりと、
自分に自信がないコミュ障っぷりが伺えまくる情けなさなんだけど、
”アイゼン・イェーガー”のゲーム内では操縦技術に自信があるというか、
できるのが当たり前だと思っているギャップが中々格好良いですよね。
マナーが悪い小悪党に初期機体で圧勝しちゃうのが当然という雰囲気出されたら、
小学生のクリスちゃんが恋に落ちちゃうのも仕方ありませんわ。

メインヒロインの伊予森さんは盾とは違って、
現実でも”アイゼン・イェーガー”でも自信に溢れてますが、
こういう引っ張ってくれる系のヒロインもアリですよね。
まぁ、”アイゼン・イェーガー”をプレイしている理由にはちょっと引いたけど。(笑

できれば2巻以降も出てほしいんだけど難しいかなぁ。
あと、できればKindle化は紙と同日発売してくれると買い忘れなくて助かるのですが。
せめて紙書籍発売日に予約できるくらいはして欲しいところであります。

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