その着せ替え人形は恋をする 15巻(完結)は7月25日発売!
終わるのは寂しいけれど、五条くんと海夢ちゃんのグランドフィナーレを見届けよう!
:: 2016/10/2 日曜日::

■[ラノベ]教養高い寓話集「人類は衰退しました 未確認生物スペシャル」

本編はとっくに終了したけど、まだまだ続くよ人類は。

という訳で「人類は衰退しました」の短編集がまた出ました。
相変わらずの妖精さんたちと調停官たるわたしの不可思議ながらも優雅な日々だったり、
何とも示唆に富む寓話というかそういったものがあります。
まぁ、つまり面白いってことです。

それにしてもここにきて新たな発見がありますね。
わたしが「スノッブ」と呼ばれるのをあそこまで嫌がるとは思いませんでした。
でもまぁ、わたしは知識人ですから教養が高いことがプライドではなく、
コンプレックスになっている可能性もなきにしもあらずなのかなー

そんな教養があるわたしもハンティングに精を出すトロール回もありましたが、
あれはどう考えてもトロールハンターP2GとかP3とかXとか、
どんどんバリエーションが増えていくタイプのですよね。
XGはまだですか?

トロールもそうですが、他にもよるのぼくじょうでの、
人類のようで、どこか人類じゃないような方々が多数出てきましたね。
未確認生物は妖精さん以外にもいっぱいいるんだなぁ。
というか、それもこれも妖精さんの仕業な気がしないでもないですが。

いつも通り、不思議に面白かったです。
次の新作はどんな感じになるのかしら。
どちらにしろ、とても田中ロミオっぽいものになる気がします。

:: 2016/9/29 木曜日::

■[ラノベ]さあ、征伐をはじめよう。「現実主義勇者の王国再建記」2巻

マキャベッリの「君主論」や孫武の「孫氏」とかを愛読する現実主義者のソーマが、
異世界に勇者として召喚され、すぐに王位を譲られて内政チートする1巻から一転し、
この2巻では内憂外患を一挙に征伐する戦争の章です。
つまり、陸軍、空軍、海軍を掌握し、ソーマに非協力的な三公への最終勧告から突入する内戦と、
内戦を好機とした隣国のアミドニア公国の侵略との電撃的な戦争が綴られています。

私はWeb版からの読者なので大きく戸惑いましたね。
だってカストール・バルガス公が脳筋で頑迷なバカから友誼に厚い漢になっていたんですから。
まぁ、曲がりなりにも数十年領主をしている長命種なんだから、
ただのバカだとおかしいですしね。
この書籍版の方がしっくりくると思います。

逆にWeb版から変わってないのが妄執に取り憑かれたアミドニア公王のガイウスでしょう。
国是が復讐というあたりで既に狂気ですが、
そんな狂王がソーマとハクヤの策略に手玉に取られているのはスッキリしましたが、
ソーマたちですらゲオルグ・カーマイン公の策略に苦い思いをしているし、
何より真の脚本家に踊らされているというのが複雑ですよね。

王という重責と戦争という現実を前に王という名のシステムに自分を組み込んで、
自我を押し殺しているソーマを見ているとヤキモキしますが、
リーシア姫やジュナさんたちといったヒロインが支えているあたり、
ある意味恵まれてるなぁ、と思うわけですよ。
これで戦争に一区切りが付いたわけだし、
元のソーマに戻る日も近いのではないでしょうか。
それはそれで振り回される人は胃が痛いかもしれませんが。(笑

さて、次回は「人類宣言」を提唱したグラン・ケイオス帝国が出て来るわけですが、
Web版のままなら戦争はほぼ起こらないのでご安心ください。
でも、ある意味もっと残酷なことは起こるかもしれません。
web版と変わるところがあるのかも楽しみですね!

:: 2016/9/27 火曜日::

■[ラノベ]この異世界の片隅に「我にチートを」2巻

我にチートを2 (HJ NOVELS)
著者/訳者:温泉卵
出版社:ホビージャパン( 2016-09-23 )

作者サイト:温泉卵
絵師サイト:FancyFantasia
絵師twitter:植田亮(@ueda_ryo)さん | Twitter
Kindle版:我にチートを 2
Kindle版まとめ買い:我にチートを

強力な魔族と戦うわけでもなく、
凶悪なダンジョンを攻略するわけでもなく、
美女を集めたハーレムを作るわけでもない。
平凡以下の能力を持つ召喚勇者のサブロウが、
世界の片隅で地味な冒険を繰り広げる淡々とした物語の2巻です。

一応ジャンルとしてはエロ小説なんですが、
1巻に引き続きエロ要素はかなり薄いので、そういった需要には応えられません。
というか今後もそういった期待はしない方が良いと思います。
植田リョウさんのイラストは美麗なのですが、
そもそもエロシーン自体が極端に少ないですからね。

とはいえ男爵夫人のフロリア先生との睦言とかは中々に良いモノがありました。
教えられた異世界での男女の機微とか正に異文化で興味深かったですし、
自分から勧めてきたくせに不機嫌になるニーナさんが可愛かったです。
この作品の女性は嫉妬するところも可愛いんですよね。

たまたま美しい奴隷を手に入れても人馬族だったり、
エルフのホーさんから譲られたのも蟻人だったり、
美女に縁があっても人外だらけなのがサブロウらしいというか。
まぁ、シアちゃんという人間のヒロインにも惚れられたけど、
そこはかとなく地雷臭が漂うのがなんとも…

今回、凶悪なダンジョンは攻略しないけど、
人命救助のため試練の谷という中級者向けダンジョンに挑戦することになったけど、
その攻略方法が何とも特異的で面白いですね。
レベルを上げて物理で殴る攻略方法ではなく、
レベルを上げずにプレイヤースキルで攻略するとか割りと乙なものがあるというか。
こういった変なところもこの作品らしいと思います。

相変わらず非常に地味な内容だし作風だと思いますが、
私は好きです。

余談ですが小悪党な肉屋のチャーさんが奴隷の女性二人に翻弄されるとこはちょっと可愛かったです。
手玉に取られて改心してまともになりそうな予感…

:: 2016/9/25 日曜日::

■[ラノベ]ヴァレンティナ暗躍「魔弾の王と戦姫」15巻

魔弾の王と戦姫〈ヴァナディース〉15 (MF文庫J)
著者/訳者:川口 士
出版社:KADOKAWA/メディアファクトリー( 2016-08-25 )

作者サイト:一〇八(仮)
絵師サイト:ひなだまりweb
絵師twitter:片桐 雛太(@hinatanya)さん | Twitter
Kindle版:魔弾の王と戦姫 15
Kindle版まとめ買い:魔弾の王と戦姫

みんなの力を結集してムオジネル軍を撃退したティグルたち。
戦争が終わり祝杯を上げる中でティグルはレギンから求愛される。
しかしティグルはエレンや魔物たちのこともあり一年の猶予を貰い先延ばしにする。
そしてジスタートではヴァレンティナの野望がついに形となって現れ…

このシリーズも残り2冊ということで俄然盛り上がってきましたね。
戦記モノとしても魔物とのバトルとしても、ラブコメとしても!
いやはやレギンの真っ向からの告白は実に良いモノでした。
誤解のしようがないようにストレートに告白するってのは素晴らしいと思いますよ。
しかし、そんなレギンの可憐さにも揺るがない誠実さを持つティグルも凄いですけどね。
うーん、ティグルの理性は割りと強靭だな…

そんなレギンとは違って素直になれないヒロイン筆頭のミラがもどかしいですね。
もうYou! 告っちゃいなYO! とか思いながら読んでたんですが、
そんなのほほんとした雰囲気が許されそうにない空気になってきましたね。
平和だったのに風雲急を告げる展開になってどうなることやら…
レギンが心配しているようなことにならないと良いのだけれど…

それはそうとティッタはエロいですね。
肉体的にもハプニング的にもエロさはリムが最高でしたけど、
何というか、ベッドinしてからのティッタがとてもエロくてですね。
あんなティッタを見てしまったら枯れるまで頑張りそうですわ。
ティッタ… 恐ろしい子…!

:: 2016/9/23 金曜日::

■[ラノベ]戦闘から戦争へ「王国へ続く道」3巻

王国へ続く道3 (HJ NOVELS)
著者/訳者:湯水 快
出版社:ホビージャパン( 2016-09-23 )

連載サイト:王国へ続く道
作者サイト:お風呂足つぼ/湯水 快
絵師サイト:光陰矢の如し
絵師twitter:日陰影次@(@hikage_eiji)さん | Twitter
Kindle版:王国へ続く道 3
Kindle版まとめ買い:王国へ続く道

王子の謀反に参加して近衛隊を切りまくったエイギルは新王の覚えめでたく、
次々と武勲を挙げて騎士爵、準男爵と兵員からあっという間に貴族と出世することに。
王都に邸宅も購入し、お気に入りの女を囲ってと順風満帆だが、
隣国のアークランドの例年通りの横暴な態度に新王は毅然として立ち向かい…

貴族になったからといってエイギルは相変わらずエイギルで良いですよね。
具体的には脳筋で女好きなところがブレないところが良いです。
南部貴族の反乱でゲットした新ヒロインのカトリーヌも良い味出してましたよね。
決闘の末に夫を斬ったエイギルに赤子の命を助けて貰う為に慰み者になるとか、
シチュエーションは悲劇なのに淫乱な身体を開発されて、
あっという間に快楽に堕ちていくところは悲劇というより喜劇に見えますね。(笑

新ヒロインは増えても昔からの女であるノンナやカーラとも濃厚にエロいことするし、
むしろお仕置きと称してアナルまで開発するとか、
エロの幅が広がってきているのがエロ小説らしいというか。
まぁ、この後幅が広がりすぎてギャグにしか見えなくなるんですけどね。(笑

貴族になったことで参謀役のレオポルトが出てきたり、
懐かしのクリストフが出てきたりと野郎キャラもそこそこ活躍しますが、
この作品のメインはエイギルとヒロインたちなのは変わらないので安心して読めますね。
個人での戦闘が、大軍同士の戦争になろうとも、
エイギルの胸がすくような活躍は変わらないどころか飛躍していくのも楽しみです。

今回はアークランドとの戦争の前哨戦までなので、
次巻の本格的な戦争編が楽しみですね。

:: 2016/9/21 水曜日::

■[ラノベ]嬉し恥ずかし新婚旅行(×9)「帰ってきた元勇者」7巻

帰ってきた元勇者(7) (ぽにきゃんBOOKSライトノベルシリーズ)
著者/訳者:ニシ
出版社:ポニーキャニオン( 2016-09-17 )

小説家になろう:帰ってきた元勇者
作者twitter:ニシ (parallelwork)さんはTwitterを使っています
絵師サイト: r e t u r n !
絵師twitter:米白粕 (kasu1923)さんはTwitterを使っています
Kindle版まとめ買い:帰ってきた元勇者

帝国皇女のシアの口添えで帝国有数の観光都市アンマンに、
9人のお嫁さんと新婚旅行に来たハルト。
9人それぞれとデートをしてひたすらイチャイチャしたりと、
我が世の春を謳歌していたらバウロウヴァと帝国皇子のめんどくさい計画に巻き込まれて…

9人のお嫁さんとのラブラブデートはとても良いですね!
9人の個性がそれぞれ出ていたデートプランでしたが、
どの相手だろうとアホでエロなハルトがブレてないのが良かったというか。
特にローリエとの食い倒れデートで、
栄養消化のために頻繁に休憩(性的な意味で)をするあたり、
とてもアホで最高だと思いました!(褒めてます

そしてバウロウヴァの計画に何だかんだで参加する理由が、
お嫁さんたちに帝国の民族衣装を着て貰いたいがためってあたりが、
最高に頭悪いよなぁ、と思う訳ですよ。
お前はコスプレエッチをするためなら魔王軍の重要施設にスネークして破壊するのかと!
いや、実際実行しちゃってるんですが!
というか本当にアホだな!(笑

スネーク中もスマホに撮った写真を見て英気回復とか、
全くブレないハルトのアホっぷりが楽しかったです。
それと、見開きでみんなの脱衣シーンを描くだけでなく、
その直後のお風呂場での全裸っぷりも挿し絵があるあたり、
とてもよく分かっているな、と思いました!

それにしても冒頭に意味深な感じで登場したのに、
本編で全く出番なくやられた四天王のグレイグがちょっと哀れ…(笑

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