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:: 2013/2/24 日曜日::

■[漫画]意外と知らない日本の言葉「月とにほんご 中国嫁日本語学校日記」

月とにほんご 中国嫁日本語学校日記
著者/訳者:井上純一
出版社:アスキー・メディアワークス( 2013-02-22 )
単行本 ( 188 ページ )
作者サイト:中国嫁日記
作者twitter:希有馬(井上純一or弌) (KEUMAYA)さんはTwitterを使っています

「中国嫁日記」で人気を博した井上純弌さんの新作がやっと発売!
去年の春先から出る出ると言ってた気がしますが気にしたら負けです。
まぁ、待たされただけあって凄く読み応えのある内容ですし、
装丁が祖父江慎さんなのでカバーと折り返しどころか目次まで、
微に入細に入りよく出来ている本になっております。

目次と言えばこの本は漫画作品にしては珍しく3ページも使ってます。
ですからどちらかというと実用書や新書に近い印象を受けます。
というかどの書店に行っても漫画売り場に置いてなかったから下手すりゃそっちに置いてたのかも…
まぁ、結局私はAmazonでポチっちゃったんですけどね…

「中国嫁日記」と違うのは漫画メインではなく、
ミニコラムを含めてコンセプト毎に分けて幾つか区切っていて、
飽きさせなくて興味深い構成になっている所です。
日本語に詳しい矢澤真人教授が初登場した漫画は単体でも面白いですが、
月さんに日本人でも答えにくい言い回しのクイズを出して、その解答に至るプロセスを漫画にし、
そのクイズの答えを矢澤教授が解説するというコンセプトは読み物としてよく出来ていました。
例えばこの漫画の「ビルが建っている」という言い回しの解説とか日本人なのに「なるほど!」と感心してしまいました。
外国語を勉強すると自国語がよく分かると言いますけど、
他国の人の視点というのは先入観がないだけに目から鱗な所が確かに多いですよね。

他にも月さんの日本に来て驚いた1コマ漫画とかも興味深かったですし、
もちろん副題にもなっている月さんが日本語学校で過ごした体験記も面白かったです。
特に整形美人のミョンちゃんが震災直後に美少年のソンヒ君に猛烈アタックしてる所とか、
希有馬屋のエロい本を読んだことがある(というより持ってる)身としましては、
ミョンちゃんに押し倒されるエロくて薄い本を幻視した次第です。(ぉ

日本語という言語の不思議さを多少ながらも体験するには実に良い本だと思います。
ですので、普段から中国嫁日記を読んでいるファンだけではなく色々な人に読んで貰いたいですね。
まぁ、本屋で見かけないのだけは不思議でなりませんが…
一体どこに置いているんだろう…
…もしかしてもう完売してたんでしょうか?
うーん、謎だ…

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