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おじさん…!

:: 2010/1/27 水曜日::

■[漫画]冷めてても温かなふれあい「高杉さん家のおべんとう」1巻

高杉さん家のおべんとう
著者/訳者:柳原 望
出版社:メディアファクトリー( 2010-01-23 )
定価:¥ 620
Amazon価格:¥ 620
コミック ( ページ )
ISBN-10 : 4840129665
ISBN-13 : 9784840129664
作者サイト:柳原望・公式web「天水花苑」

就職できずに研究室に残っている三十路の博士、高杉温巳。
両親が事故死してから大学入学まで面倒を見てくれた7歳上の叔母が音信不通になって、
10年以上経ったある日、唐突に事故死したことを弁護士から聞かされる。
そして叔母の遺言で年の離れた中学生の従妹の後見人となることに…

親類だけど初対面で、しかも年頃の女の子とのいきなりの同居生活から始まるハートフルストーリー
美少女だけど無口な久留里と、真面目なんだけどどこか抜けている温巳との、
お弁当を通しての不器用だけど、どこか暖かいふれあいがとても面白い作品です。

クールビューティーな久留里が実は倹約家でセール大好きという意外性があり、
大人のはずの温巳がむしろ全力で空回りつつも頑張る様が微笑ましいです。
地理学という珍しい学問ながら、それを作品の中できちんと役割を持たせつつ、
お弁当というテーマで物語を上手く展開させる見せ方は実に魅力的です。

研究室の先輩の娘と久留里の関係や、温巳と先輩と後輩の関係と、
人間同士の繋がりも絶妙で面白いんですよね。
久留里を引き取ってから生活が変わり、温巳自身も変わってきて、
それに後輩の小坂さんが惚れちゃってという展開も良いですよね。
久留里にも仄かに恋心が芽生えてきたみたいですし、今後の展開にも期待が高まります。

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 Comments (2)

2 Comments »

  1. 最近は専ら、フランさんが紹介なさった本で「面白そう」と思った本は概ね購入させていただいております。「高杉さん家のおべんとう」もこちらで掲載された直後、店頭で見かけて面白そうと思ったので購入したら大当たりでした。感謝!
     というわけで当作品、私からもお薦め印ドスンです。私からは特に久留里さんの余りに不器用な性格に太鼓判を押したいですね~。私もこんな感じで保育園から小中高と全てに於いてつま弾きモノでしたから、余りに他人事と思えなくて……。私も他者に迎合するのが凄く苦手なのですが、現実では実労働を担うと途端に右に倣うな方針ですね。好き勝手なことをいう人間ばかりだ。

     本作の甘酸っぱさときゅんきゅん来る青春振りはフランさんの感想の通りなので、私の方からは高杉家の綱渡りっぷりをば。意外とこの描写が抜けているような気がしましたので、少しばかり捕捉です。
     つか、専攻が「地理学」ってありなんでしょうかね? 地理学は学問の大枠ですから実は本当なら専門基礎の分類でして、専攻研究は更に各種のマクロ的な専門分野に分かれるのですが、それは兎も角として、研究に国内ではなく海外も視野に入れている辺りは高校地学の延長的な地理学ではないのかも……。そもそも、文系的な地理要素と理系的な気象学要素のどちらから地理を見るのかなーという疑問があるのですが(科学測定や科学的観測手法が発達しておりますからね。高校までは文系として扱われる社会科科目でも大学の地理学はそもそも理学部ですから、地学の延長と思って行くと痛い目を見ます)、実は私がそもそも社会学系なので、社会学が学問的に地理学の対極に位置する学問ということもあり、地理学という分野について全く想像がつかないのですよ(最終的に人を問い学ぶ社会学、最終的に自然を問い学ぶ地理学という感じで、社会学は人間の社会形成過程を抜きに語ることは出来ません。更にその中で私はどちらかといえば文化人類学系)。純粋に地学としての地質とか見ているのでしょうか? それとも気象や気候といった側面から見ているのでしょうか? はたまた文化人類学や社会人類学のように、人類学方面も含めているのでしょうか? そういう意味では、道路交通工学が純工学系の土木学科から独立して都市工学、社会学といった多様な観点を内包していった点と似通った所があります(この両者、学会では親の敵みたいに反目し合うことが多いんですけれどもw ハード的な土木工学系の学者と、ソフト的な都市工学的な学者が啀み合うと凄いですよー)。
     博士過程修了後の進路は社会学もそうなんですが、地理学も恐らく同様でしょうね……。元々が研究室からの研究員募集が極端にかからないので(新しく研究室を立てる大学が皆無な上に総合大学でもない限り学科自体がない! 更に恐ろしいほど年功序列で、上が定年退官するまで椅子が空かない)、こういう専攻は凄くポストが少ないのですな。そこを数年に数人を排出する博士課程修了生一同でがっつりと奪い合うわけですが、当然ながら人材は若くて学歴がある上の方から採られていくので、殆どのポストは帝大卒の募集時に若い人間で占められていたりします(現状は、マイナーな研究分野で博士には行くなということですな)。唯でさえ社会的需要がないので、そういう学部の博士卒は翻って一般企業から嫌われます、というか相手にされないです。全般的に日本の博士号はそんな扱いなので、博士号授与者の一割くらいが自殺や行方不明にカテゴライズされる訳ですよ。

    【参考資料「博士課程・ポスドクの苦しさ】
    ttp://catenamas.blog.so-net.ne.jp/post-doc-suicide

     一昔前はポスドクのクチも全くなかったのですが、小泉政権時にポスドクの枠だけは増えたみたいですね。博士修了の20%がポスドクって凄い世の中ですなー……(ポスドクは平たくいうと、殆ど補助の出ない小坂さんの身分ですね)。ポスドクのクチがあればそこでそれなりに研究結果を出して後は兎に角、国内外に拘わらず各研究室にひたすら論文を出しまくって研究助手の椅子を奪い合うのですが、日本の研究者は日本国内に留まる傾向が強いので、それも採用の枠を狭める一因でしょうか。企業研究者で最近、著名なのは現カリフォルニア大学サンタバーバラ校の中村修二教授、それに島津製作所の田中耕一氏でしょうが、企業研究室に所属するのも鬼のように大変なので(特に企業は確実にお金になる可能性がないと予算が付かないのですよ。景気が悪くなると真っ先に削られるのもこの部門)尚更、学問色の強い研究職の椅子は少ないわけですよぅ。ウチの大学にも日本地理学会でガリガリ論文を提出されていた方がおられましたが、同時にGIS研究者でもあったので企業からも大学からも引く手数多なのですよ(今は上方の大学の教授さんだった筈。残念なことに引き抜かれました)。更に最近は「造ってそれで終わり」ではなく、きちんと作った成果を検証したりもしますから、所によってはかなり学問的に厳しいです。ま、政治家の紐付き事業なら関係ないんですけどね!(←近隣都市での大規模都市計画が大ポカして凄く焦げ付いてます。特に「なくなってくれて返って便利になった」というようなとんでもない行政サービスががが)。
     というわけで温巳氏、研究助手のクチが見つかって良かったですねぇ……。私、単行本をめくって真っ先に始まったオーバードクター発言から、この作品はもしかしてハートフルな内容ではないのかとドキドキしてしまいました……(反省)。そんな感じで温巳氏、研究助手が内定して良かったですよ! 大事なことなので二度いいますが、これで一安心です。余りにこの関連が鬱展開するなら、また泣きが入るところでした……。今月は東京トイボックスの最新刊が出たので、胃が痛かったのです!

     こういった主人公の背景部分を作者様に出来れば質問してみたいのですが(←学術的に興味があることにはガンガン行く人間)、フランさんがリンクして下さったHPにはメールアドレスが記載されていないので、久しぶりに編集部宛の読者レター(古)を送ることに……!? しかし、この手の物語に、産業に直結した専門の方は余り居られませんねー。大体が学術的側面の強い専攻の方が多く、研究開発の実験畑の方が主役級を張るお話は耳にしません(昔はパトレイバーとかありましたが、現状はえのあきら先生のジャジャやあさりよしとお先生くらい?)。有形技術を論ずるお話がもう少し増えてくれると嬉しいかもです。

     こんな感じで捕捉は以上ですー。
     で、久留里の買い物魂が、私とは温巳氏の学問分野と同じくして完全に正反対なので、これにも笑いましたw 家族揃って私と逆だーw
     私は広告はまるで見ないので(というか新聞を取ってませんし)、その代わりスーパーの品揃えを見るのが好きなので、二日に一度の一件三十分くらいで計三軒ほどをぶらっと回ります。で、安いモノがあったら買う。安くない、もしくは食指を動かす品がないときは何も買わずにスルー。その日の献立は購入した品に依存。これなら毎日の献立を何にするか考えなくて良いので楽なのですw そのうちお魚さんの顔を覚えるようになって、更に行くとお魚さんの顔から季節が分かるようになります(野菜はハウスとかで年柄年中、作られてますから余り変わり映えがしません。トマトが安いと夏、蜜柑が箱売りし出すと冬、菜の花が並ぶと春、薩摩芋と南瓜で秋というのが代表格ですか。決め打ちで自然薯が旬になる秋は良く、山の露天に出向いたりしますよー。集落の方々が朝市とかもやってらっしゃいますから、久留里も行くと良い)。
     但し、この買い方は油断をすると食費が非常に嵩むので、寧ろこちらの買い方をしている方に家計簿をお薦めしたいです。特に嗜好品代がねー……。グラム売りの袋詰めで安くお煎餅を売ってくれるお店が欲しいです。

    >高野真之センセ

     クロノスヘイズ……。

    Comment by Mya — 2010/1/31 日曜日 @ 0:34:53

  2. 「高杉さん家のおべんとう」 それは冷めても 温かいもの!

    久留里が可愛すぎて生きて行くのが辛い!
    すみません。先走りすぎました(笑
    近年のジャケ買いの中でも「トップクラスの大当たり!」
    私は

    トラックバック by 〜ふらふら低空飛行〜 — 2010/7/12 月曜日 @ 2:33:13

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