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:: 2025/1/20 月曜日::

■[漫画]扉子が可愛い…「ビブリア古書堂の事件手帖 扉子と虚ろな夢」2巻

父が自分に遺した千冊の本を祖父が売るのを手伝うことになった恭一郎が古本市で出会ったのは、
ビブリア古書堂の娘にして無類の本好きである扉子。
古本市で巻き起こる些細な事件を解き明かす扉子だけど、
恭一郎が抱える問題はまだ輪郭が見えてこなくて…

この2巻で恭一郎の両親の事情が少しずつわかってきますが、
これは誰が悪いというのではなく、運が悪かった、という話なんですよね。
誰もが悪くなくて、精一杯だったんだけどね…

物心ついた時には離婚していた両親だけど、
それも父が事故で記憶を失い、身元が分からない状態だったからだし、
母も貧困と不信で精神が参っていただろうし…
高校生の恭一郎には重い事情だったと思います。

そんな両親のお互いへの心遣いがわかる樋口一葉のエピソードですが、
樋口一葉について尋ねられた時の扉子が可愛かったですね。

ほのかに先輩風が感じられるし、
自分の好きなことに興味を持って、頼って貰えたことに対する喜びが窺えるし、
とても良い表情をしていると思うのですよ。

このコミカライズの素晴らしいところは、
扉子というキャラクターへの理解度と、
それを表現する扉子の表情だと思うんですよね。

さて、そんなコミカライズも原作3巻のエピソードも残り僅かになったので次巻で完結です。
できることなら1,2巻や4巻もやって欲しいところですが…
1,2巻はメインが栞子さんだし、4巻は3世代が主人公だし大変だろうなぁ…
でも、読んでみたいですね。

でも、まずは栞子さんが本格登場する次の3巻ですね。
楽しみです。

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