その着せ替え人形は恋をする 15巻(完結)は7月25日発売!
終わるのは寂しいけれど、五条くんと海夢ちゃんのグランドフィナーレを見届けよう!
:: 2011/8/5 金曜日::

■[漫画]御来屋くんの無双「ナナマルサンバツ」2巻

ナナマル サンバツ (2) (角川コミックス・エース 245-5)
著者/訳者:杉基 イクラ
出版社:角川書店(角川グループパブリッシング)( 2011-08-03 )
コミック ( ページ )
作者サイト:†††††いくら亭†††††
作者twitter:杉基イクラ (iqura_s) on Twitter

クイズの名門校で行われる新入生用のクイズ大会に参加した物知り少年の越山識。
何とか序盤戦は運も手伝って突破することが出来たんだけど、
その先はベタ問と言われる定番問題の壁が立ちふさがることに。
知識量だけは並じゃないのに競技クイズの特性に気付いていない越山くんは、
果たして次の競技を突破することが出来るのか…!?

というかですね、越山くんのライバル的なポジションであろう御来屋くんがヒドイ。(笑
初心者相手に容赦ナシ、手加減無用の俺様無双っぷりを発揮しているんですよねー
初めてのゲーセンで格ゲーを楽しもうとする初心者に永久コンボを叩き込むベテランみたいな、
そりゃそのジャンルが衰退するのも無理ないわー、的な人な訳ですよ。
まぁ、そこでへこたれないのが越山くんが主人公たる所以なのですが!

そんな訳でその才能の片鱗を見せながらも惜しくも敗れた越山くんですが、
御来屋くんにはきちんとライバル視されたようでまずまずの結果なクイズ大会の結果でした。
越山くんにはクイズ大会に触れてクイズのことを知ることが出来たのは勿論のこと、
後輩を引率する笹島先輩の毅然とした態度に見られるように、
先輩に恵まれているのも良かったのではないでしょうか。

いやー、それにしてもヒロインの深見さんは近年稀に見る残念ヒロインですよね…!
手作り弁当が全てレンジでチンなのは兎も角、生活をクイズに捧げすぎというか。
それにしたって越山くんの自転車を奪って越山くんを後ろに乗せて登校とか、
天然残念ヒロインっぷりは本当に凄いと思います。
果たして深見さんがラブでコメる時が来るのでしょうか。
…来ない気がするなぁ。(ぉ

:: 2011/7/14 木曜日::

■[漫画]男の妄想を砕く水野さん「鬼灯さん家のアネキ」3巻

鬼灯さん家のアネキ (3) (角川コミックス・エース・エクストラ 22-3)
著者/訳者:五十嵐 藍
出版社:角川書店(角川グループパブリッシング)( 2011-07-01 )
コミック ( ページ )
作者サイト:IGATZ(イガッツ)/ 五十嵐藍 Web
作者twitter:五十嵐藍(いがらん) (igaran) on Twitter

ヤングエース本誌で連載が終了したからこれが最終巻だと思っていれば、
意外なことにまだ続いていたというか、もうちょっと続くんじゃよ状態。
とはいえ、次の4巻でラストとのことですので終わりが近いのもまた事実。
なのエースでの連載は読んでいないので、それが収録されるであろう4巻は、
ヤングエースの連載読んでても楽しみではあります。

で、この3巻の一番の見所というか注目箇所は水野さんでしょうねぇ…
何かこの頃のヤングエースは何を考えているのか読者の心をへし折るのに腐心してたみたいで、
吾朗ちゃんが淡いフラグを立てていた(と勘違いしていた)水野さんにバッサリぶっ飛ばされる訳で。
いや、判りますよ、これは吾朗ちゃんが悪いというのは。
アネキ一筋じゃなかったのかとか、ちょっとの言動で勘違いしちゃう童貞野郎だとか、
自分の気持ちだけで水野の気持ち考えてない自己中だとか、色々とありますが!
まぁ、それにしたってエグい展開を選んだもんだと思います。
吾朗ちゃんはそれくらいしないと成長しないヘタレだということなんでしょうけど。

そのせいかこの3巻はサービスシーンとかほぼ皆無。
裸は美咲に剥かれた吾朗ちゃんくらいという、正に誰得な野郎の裸という…
1巻を読んでからアネキの裸のサービスシーンを期待していた読者には肩すかしかと思いますが、
アネキ絡みのコメディはきちんと続いているのは救いです。

1巻当初はお色気バカコメディでサザエさん時空な作品になるかと思ったんですが、
予想外にもヒキコモリでシスコンな吾朗ちゃんが成長していく展開になっていってます。
まぁ、それはそれでアリかなー、と思います。
結構心をエグられますが…

:: 2011/7/4 月曜日::

■[漫画]話をしよう!「O/A」4巻

O/A (4) (角川コミックス・エース 216-7)
著者/訳者:渡会 けいじ
出版社:角川書店(角川グループパブリッシング)( 2011-07-01 )
コミック ( ページ )
作者サイト:Upper Ground
作者twitter:渡会けいじ (watarai) on Twitter

O/Aが放送されているラジオ局の名物女子アナな新キャラ、如月文代が表紙の4巻が発売!
表紙になっているとはいえ、登場は後半からで前半はゆたかの内面のお話。

スキャンダル後、アイドルとして復帰したは良いモノの、
ファンの人数も認知度もガクっと落ちてしまったために、
色々と考えてしまうゆたかと、空回りしながらも励ますはるみ。
以前、はるみを支えたように今度はゆたかを支えて、
ラジオともども二人三脚な二人を見ているとちょっと微笑ましいです。

そして今回の新キャラの文代ちゃんですが、
反骨機械(アゲンストマシーン)と呼ばれるように中々に堅物。
自分の想いを知ってもらうために「話す」ことを目標とする今のゆたかにとって、
「話す」という取り柄を使い、プレッシャーにさらされながらも、
仕事に懸命に向き合っている文代ちゃんは良い刺激になるんじゃないかと思います。

また、文代ちゃんは意外なことにゆたかと折り合いが悪いという、
ゆたかの姉と友人なようでそこから一つの事柄がゆたかに伝わって…
と、スキャンダルにまみれながら実家に戻らなかったゆたかの家族関係が徐々に明るみに!
次の巻ではそこら辺がクローズアップされるのではないでしょうか。

それはそれとして、同じ角川だからとはいえ「セーラー服と機関銃」「時かけ」「エヴァ」と、
堂々とパロしまくるのには笑わされましたね。(笑
また、まどマギのネタを入れてきたりと渡会けいじさんの遊び心が溢れた4巻だったのではないかと。
流石は事後に定評のあるわたらい。(関係ない

:: 2011/5/4 水曜日::

■[漫画]ボーイ・ミーツ・競技クイズ「ナナマルサンバツ~7○3×~」1巻

ナナマル サンバツ (1) (角川コミックス・エース 245-4)
著者/訳者:杉基 イクラ
出版社:角川書店(角川グループパブリッシング)( 2011-05-02 )
コミック ( ページ )
作者サイト:†††††いくら亭†††††
作者twitter:杉基イクラ (iqura_s) on Twitter

「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」に続き「サマーウォーズ」で見事なコミカライズをやり遂げた、
人気赤丸急上昇中の作家、杉基イクラさんのヤングエースでの新作は、
TVでも人気シリーズである「高校生クイズ」に代表される競技クイズもの。
TVでは脳内にウィキペディアでもマウントしてるのではないかと思われるくらい、
江戸川コナン並にチートな高校生達が鎬を削ってますが、その内容を描くという形です。

主人公の越山識は高校に入学したばかりの根っからの本の虫で引っ込み思案な男子生徒。
部活説明会でのクイズ研究会こと通称クイ研のクイズ大会にたまたま出場し、
難問を大勢の前で解いて賞賛された感動と、ヒロインでクイズオタクの深見真理の勧誘で、
徐々にクイズの世界に入っていく、というのが作品の流れです。

子供の頃から、司書の母の影響で図書館に入り浸りで知識量は抜群の識が、
その知識を活かすことができるクイズという世界にハマっていく姿が面白いんですよね。
勿論、初心者がためにクイズの初歩的なことを知らないが故にまだまだな所はありますが、
ダイヤの原石を感じさせる箇所が多々あり、この先の展望を感じさせてくれてワクワクしてしまうのです。

まだまだ序盤ということでクイズの事を含めて導入部分ですが、
2巻以降の面白さを十二分に感じさせてくれ、名作の匂いを嗅ぎ取ることが出来ます。
ヒロインの深見さんも残念美人な所はありますが、十分萌えるキャラクターですので、
彼女のこれからの行動も含めて期待していきたい所存であります。

:: 2011/5/3 火曜日::

■[漫画]うか様の萌えっぷりは神「いなり、こんこん、恋いろは。」2巻

いなり、こんこん、恋いろは。 (2) (角川コミックス・エース 326-2)
著者/訳者:よしだ もろへ
出版社:角川書店(角川グループパブリッシング)( 2011-05-02 )
コミック ( ページ )
作者サイト:よしだもろへHP
作者twitter:もろへ (yoshidamorohe) on Twitter

うか様 My Love…

いやー、2巻になってきて盛り上がって参りました!
うか様の恋模様が!

…いえね、主人公であるいなりのラブコメ具合は確かに重要ですよ?
丹波橋くんとの関係もちょっとだけ積極的になることで少しずつ増えてきて、
自分の想いが多少なりとも届いて丹波橋くんの中でいろはのスペースが少しずつ増えてきて、
それに喜ぶいなりは微笑ましいほどです。

ですが! それでもやはり、うか様こそがメインヒロインだと主張したい!
女たらしな上にシスコンの実兄を持つうか様が、ご自分の立場から他の神々から言い寄られることに辟易し、
たまたま出会った二次元の男性にハマるというダメっぷりすらも愛おしい。
そんなダメなうか様が実兄に追い回されていなりの兄のベッドに潜り込んで、
一緒に楽しくゲームしたり、おっぱいを揉まれたりと、
本人たちは意図していないけど、端から見てると正にラブでコメな二人を見ていると、
ただただニヤニヤしてしまいます。(笑

そういった展開的な面白さもそうですが、キャラクターが本当に面白いんですよね。
お嬢様な感じだった墨染さんが意外と天然キャラだったり、
いなりの恋のライバルになるかと思いきや、まさかのキャラに赤面してたりと、
一筋縄ではいかないキャラクター性に興味津々ですよ。

それにしても神様に対する畏敬なんてバシルーラで飛ばしたかの如く、
清々しいまでの変態的な神様達のキャラクターにはホント笑わせられますよね。
作者の職場に天罰が下らないように願っております…(笑

:: 2011/4/2 土曜日::

■[漫画]アバウトな神様でラブコメディ「いなり、こんこん、恋いろは。」1巻

いなり、こんこん、恋いろは。 (1) (角川コミックス・エース 326-1)
著者/訳者:よしだ もろへ
出版社:角川書店(角川グループパブリッシング)( 2011-04-04 )
コミック ( ページ )
作者サイト:よしだもろへHP
作者twitter:もろへ (yoshidamorohe) on Twitter

ヤングエースでのイチオシ作品「いなり、こんこん、恋いろは。」の1巻が遂に発売となりました。
連載自体は去年の夏からやってたんですが、単行本出るまでが長かったですからねー
一応2ヶ月連続刊行ということで、来月に2巻も続いて出ますので、
ストック自体は結構あるので、来月まで待って一気に買うのも良いかもしれません。

で、この作品は恋する女子中学生の伏見いなりがドジっ娘属性を存分に発揮し恋路は厳しくて、
しかも思い人の丹波橋くんは学年一の美少女の墨染さんと良い雰囲気で…
と、厳しい現実の前に涙ながらに慣れ親しんだ神社で神頼みしたら、
登校途中に助けた神のお使いの狐のお礼にと、
お稲荷さんこと宇迦之御魂神が一つだけ望みを叶えてくれると言ってくれるんだけど、
頼んだお願いが「墨染さんになりたい」というもので…

という、ちょっと不思議系の要素も合わさったラブコメ作品なんですが、
ラブコメ要素は勿論のこと、緩くてアバウトな神様たちがかなり面白いんですよね。
韓流スター好きの天照様に、二次元大好きで巨乳な宇迦様と、
大層な罰当たりっぷりがコメディとして一役買っているのです。
いやー、キャバ嬢な宇迦様の巨乳っぷりは良いもんですなぁ…

変身能力の神通力を授かってしまったいなりがどのような騒動を巻き起こすのかという、
往年の変身魔女っ娘モノとしての面白さと、俗っぽい神様たちの愉快さが両立した、
読んでいて非常に楽しい作品なので是非とも読んで欲しいですね。
絵柄的にもすっきりしてて入りやすいと思いますのでお勧めです。

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