その着せ替え人形は恋をする 15巻(完結)は7月25日発売!
終わるのは寂しいけれど、五条くんと海夢ちゃんのグランドフィナーレを見届けよう!
:: 2016/9/19 月曜日::

■[ラノベ]女流棋士のお仕事「りゅうおうのおしごと!」4 ドラマCD付き限定特装版

りゅうおうのおしごと! 4 ドラマCD付き限定特装版 (GA文庫)
著者/訳者:白鳥 士郎
出版社:SBクリエイティブ( 2016-09-16 )

作者サイト:のうりんのぶろぐ
作者twitter:白鳥士郎(@nankagun)さん | Twitter
絵師サイト:Life is free
絵師twitter:しらび(@shirabii)さん | Twitter
Kindle版:りゅうおうのおしごと! 4
Kindle版まとめ買い:りゅうおうのおしごと!

女流棋士への最短ルート”マイナビ女子オープン”
そのアマチュア枠で出場することになったあい、天衣、桂香の三人。
これから忙しくなり弟子に構ってられなくなりそうな八一は、
二人の弟子のサポートをしようと気合いを入れるが、
いつの間にか二人とも危なげない強さを身に着けていて…

今一番勢いのある(個人の感想です)ライトノベル「りゅうおうのおしごと!」最新刊が発売!
今回は女流棋士とはなんぞや、という根本的な疑問に対して、
具体的に、そして赤裸々に答えを出してくれます。

女流棋士のトップを長年勤めている”エターナルクイーン”釈迦堂里奈曰く「晒し者」
女流棋士に将棋の才能以上に求められている才能「ルックス」
そしてニコ生でも人気の鹿路庭珠代女流二段が持つ属性「巨乳女子大生」
そういった現実的なモノをまざまざと見せつけてくるからこの作品は凄いと思います。

ただ、そんなイロモノみたいな女流棋士だけど、
戦う騎士たちの本気具合もビシビシと伝わってくるんですよね。
あいや天衣といった煌めく才能を持つ子供たちだけでなく、
将棋人生を賭けてかつての戦友と涙ながらに指す桂香さんや、
本気だからこそ孤独になる鹿路庭さんとか最高に熱いんですよ。
可愛いだけで乗りきれるほど、将棋界はぬるま湯じゃないんだよなぁ。

また、3巻で名前だけ出ていた祭神雷は予想以上にネジが飛んでましたが、
この4巻の銀子は読者のネジが飛んじゃうほどに可愛くてヤバかったですね!
将棋界は女流棋士が可愛いだけで乗りきれないと言いましたが、
ラノベ界はヒロインが可愛いことは必須事項ですからね!

釈迦堂さんの手によってドレスアップされた銀子は見た目だけでなく、
八一を罵倒する台詞も「…しねぇ」とか可愛いものになってる上に、
馴れないヒールで不安定だからと八一に頼りきりになっちゃったりと、
もうとにかく、マキシマムに可愛かったです。
やはりね、銀子は尖ったツンがあるからこそ、デレが輝くんだな!
と、そう思わざるをえないわけですよ!
まぁ、一番可愛いのはシャルちゃんだな、とも思うのですが!(ぉ

それにしてもあいと天衣の二人は本当に強かったですね。
その強さの原動力になっているのが師匠である八一のためというのが、
師匠そっくりだな、と思うんですよね。
あいに無様なところを見せてられないから頑張った八一の姿を見てきたからこそ、
あいも頑張ったんだなぁ、と思うと胸の奥からあたたかいものが溢れてくるようです。

そんな風に将棋に関して詳しくなくても面白かったですが、
将棋に関して詳しい人もニヤリとするネタも多かったかと思います。
終盤の歩夢と名人との勝負で千日手となった6六銀は、
第60期王座戦5番勝負の第4局の羽生名人のソレが元ネタでしょうし、
リップクリーム投了も佐藤天彦八段のソレが元ネタでしょうね。
そういった細かい将棋ネタも拾ってるところも評価されたからか、
ライトノベルで将棋ペンクラブ大賞を受賞という快挙も成し遂げられたのでしょう。
いやはや凄い。

しかし、そんな受賞をした直後にこの限定版に付属したドラマCDで、
JSだらけの海水浴な内容を収録するのが一番凄いと思います。(笑
うーん、小倉唯ボイスのシャルちゃんマジ可愛いな…
今からアニメ化が待たれる…!

:: 2016/9/17 土曜日::

■[ラノベ]メメタァ!「異能バトルは日常系のなかで」12巻

異能バトルは日常系のなかで 12 (GA文庫)
著者/訳者:望 公太
出版社:SBクリエイティブ( 2016-09-14 )

作者twitter:望公太(@nozomikota)さん | Twitter
絵師サイト:KONGARI -http://029-oniku.com/-
絵師twitter:029(@o2929)さん | Twitter
Kindle版:異能バトルは日常系のなかで 12
Kindle版まとめ買い:異能バトルは日常系のなかで

本編の続きかと思った?
残念! アニメの円盤特典小説のまとめでした!

いや、うん、ビックリだね。
てっきり完結直前のつもりで読み始めたら、
いきなり時系列がおかしいと思った直後に、
「これ、円盤の特典小説だ!」と分かった上に、
更にメタネタのオンパレードで、もうどういうことなのかと。
まぁ、本編の筆が進んでないだけなんでしょうけど。

一応書き下ろしもあって、それは表紙になっている運命子ちゃんの話で…
本編でちらっとだけ言われていた彼女が死ぬ話なんですけど、
円盤特典の一十三の話も相まって中々しんみりするモノがありましたね。
そういった意味では予想は裏切られたけど、期待通りのものは少しあったかな、
という気持ちになります。

それとこの円盤特典を読んだ後はとてもアニメ版を観たくなりますね!
特にOP動画は何度も見返しましたよ。
具体的に言うと彩弓さんのおっぱいがブルンブルンと揺れるところを!
彩弓さんが恥じらいを感じていると思いながら観ると、
何というか、こう、こみ上げてくるものがありますよね!(笑

こうやって文庫の形になったことで挿し絵が付いたので、
円盤を全部持っている人にもお得感があると思います。
具体的に言うと鳩子を相手ににラッキースケベが起こったところのイラストとか!

うん、何というかおっぱい尽くしだった気がする12巻でした。
これはこれで悪くないんですが…
次巻こそは物語が安藤寿来メインで進みますように。

:: 2016/6/22 水曜日::

■[ラノベ]姉妹の絆「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア」6巻

祝! アニメ化決定!

本編のアニメ化につづいてこの外伝までアニメ化とか凄いなぁ。
名実ともにGA文庫の主力級の作品ですよね、ダンまちって。
このままの勢いで今後も突き進んでいって欲しいですね。

大規模遠征から帰還したロキ・ファミリア。
アイズたちも多少はゆっくりするかと思いきや、
ロキがいきなり慰安旅行という名目でオラリオ近郊の汽水湖に湖水浴に行くことに。
しかし単なるバカンスではなく食人花の調査の目的もある上に、
港にはアマゾネスの国からやってきたカーリー・ファミリアがやってきて…

今回は表紙にもなっているティオナとティオネのアマゾネス姉妹の物語です。
二人が過ごしたアマゾネスの国における蠱毒な儀式とか、
結構殺伐というか退廃的なものには驚かされますが、
前半はかなり楽しい内容なのでコメディ好きも安心です。

というかアイズたんが可愛すぎるだろう…(笑
弱点が全くないと思っていたアイズがまさかカナヅチだとは…
カラーピンナップで怯えているアイズたんが萌えに萌えますよ。
それとロキが用意した際どい水着を手に石化しているリヴェリアも可愛かったです。(笑
はいむらきよたかさんはいい仕事をするなぁ…!

それにしてもあの脳天気なティオナにあんな凄惨な過去があったとは…
童話が好きなだけのアホの子かと思ったら、
傷ついた姉のために自ら血腥い傷を負おうことも厭わないとか…
何というか、こう、愛しさが生まれてきますね…!

しかし… フィンってば罪作りな勇者だなぁ…
今度からアマゾネスキラーと呼ぼうかな…(笑

:: 2016/5/22 日曜日::

■[ラノベ]Dの妄執「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」10巻 小冊子付き限定版

理知を備え、人語を解するモンスター「異端児」のウィーネと出会い、
情を育んだベルたちヘスティア・ファミリアだったが、
ウィーネは同じ「異端児」とダンジョン内の里を転々とする生活になり、
ベルたちとは別れることに。
別離したけれど再会することを願うベルたちだったが、
「異端児」を密猟するイケロス・ファミリアのディックスたちは、
最悪の方法でウィーネたちを手に入れようと策謀して…

9巻から続く下巻に相当する10巻がやっと発売です。
まぁ、ヤスダスズヒトさんは仕事が忙しいので仕方ないといえば仕方ないのですが。
それにしても400ページ超でもまだもっと読みたいと思わせられましたね。
半年以上待っていただけに渇望もより大きくなってしまったから当然かもしれませんが。

それにしてもベルくんも大変な選択の連続だなぁ…
ディックスの欲望の悪意の結果、
憧憬と約束の狭間で揺れ動くベルくんを見てると本当にハラハラさせられましたよ。
どれだけ頑張り悪名を被ろうとも手の平から希望が滑り落ちた時の絶望感が半端なかったですが、
賢者のお陰で一握りの希望が残ったのには安堵しました。

とはいえベルくんに待ち受けるこれからの苦難を考えると辛いモノがあるなぁ。
エイナさんという嘘をつかれてもベルくんという一人の少年を信じてくれる存在が、
ファミリア以外にもいるのは本当に得がたいモノですがそれでも辛いだろうなぁ。
ヘルメスには上手いことフォローして欲しいところです。

それにしても作者の大森藤ノさんは本当に牛が好きですね。(笑
ベルくんの因縁の相手だからというだけではなく、
ここで猛牛が猛威を振るうとは思いませんでしたよ。
彼の出番もまだあるみたいだし、そちらにも期待したいですね。

それと特典の小冊子の方ですが、フェルズさんによる観察日誌も面白かったけど、
九二枝さんによるリリの短編漫画も良かったですね!
本編での出番が減っていただけに良いリリ分の補給になりました。
ありがとうございます。

:: 2016/5/21 土曜日::

■[ラノベ]だって将棋が好きだから「りゅうおうのおしごと!」3巻

りゅうおうのおしごと! 3 (GA文庫)
著者/訳者:白鳥 士郎
出版社:SBクリエイティブ( 2016-05-13 )

作者サイト:のうりんのぶろぐ
作者twitter:白鳥士郎(@nankagun)さん | Twitter
絵師サイト:Life is free
絵師twitter:しらび(@shirabii)さん | Twitter
Kindle版:りゅうおうのおしごと! 3
Kindle版まとめ買い:りゅうおうのおしごと!

八一がデビュー戦以来、一度も勝ったことがないオールラウンダーの山刀伐八段。
何とか彼に勝つために居飛車党だった八一は振り飛車を学ぼうと、
「捌きの巨匠」生石充玉将の元を尋ねることに。
一方で八一の姉代わりで妹弟子の桂香さんは研修会で降級の危機に陥っていた。
年齢制限がありプロになれるかの崖っぷちの桂香さんは焦燥に駆られて…

あまりの面白さに震えが止まらない…

元々面白い作品ではありましたが、3巻に来て更に覚醒しちゃいましたね。
八一やあいといった才能の煌めきが面白いのは勿論なんですが、
桂香さんや飛鳥ちゃんといった凡才たちの泥臭い戦いも熱いんですよ!
心にひりつくような熱い面白さがここにはあります!

それにしても八一は強いとは思ってましたがここまで強いとは…
今までもその強さを発揮してましたけど、ここにきて本当に主人公らしい強さを見せてきたなぁ。
今回の振り飛車と超急戦から八一が出した三連続限定合って、
2010年の王将戦がモチーフなんでしょうが、
それによって八一の天才っぷりが思う存分伝わってきて痺れるんですよね。
やっぱり天才ってのはカッコイイんだよなぁ。

でも共感できるのは桂香さんなんですよね。
才能は研修会にいるからには人並み以上はあるんだけれど、
将棋に没頭できるほどの情熱はなく、でも25歳という年齢はもう引き返せないもので、
焦りながらの努力は上滑りするばかりで身につかずどんどん弱くなり、
更に焦ってしまってという悪循環。
桂香さんのプロフィールを知った時からいつかその時が来るとは思っていたけど、
それがこうまでも赤裸々に、真っ正面からぶつかってくるとは思いませんでしたよ。
そして、その衝撃がもたらす面白さは何者にも代えがたいものがありました。

そんな桂香さんに相対するもう一人の主人公であるあいですが、
彼女も彼女で辛く、厳しい試練を乗り越えていて素晴らしかった!
プロへ到るためには友達でも家族のような人を相手にしても容赦なく勝たなくてはならない。
そして何よりも負けたら泣いて走り去りたいほどの口惜しさがあるから、
どうしても勝ちたいという棋士たちの心理が如実に伝わってくるような迫力がありましたね。
小学生でその熱意を持つとか本当に末恐ろしいお子様やで…

もちろんライトノベルですので、
可愛い美少女たちの銭湯でのキャッキャウフフだったり、
ラブコメ要素も入っていたりとそういった面白さもありましたが、
それ以上に熱い面白さがある3巻でした。
近年稀に見る傑作なので3巻というまだ巻数が少ない今のうちに是非とも読んで欲しいですね!

:: 2016/4/19 火曜日::

■[ラノベ]相模静夢の憂鬱「異能バトルは日常系のなかで」11巻

異能バトルは日常系のなかで11 (GA文庫)
著者/訳者:望 公太
出版社:SBクリエイティブ( 2016-04-14 )

作者twitter:望公太(@nozomikota)さん | Twitter
絵師サイト:KONGARI -http://029-oniku.com/-
絵師twitter:029(@o2929)さん | Twitter
Kindle版:異能バトルは日常系のなかで 11
Kindle版まとめ買い:[まとめ買い] 異能バトルは日常系のなかで

異能力によって異空間に誘われた安藤寿来。
そこで因縁の相手である環によって異能バトルが始まる…!
と思いきや今回の語り部はまさかの相模静夢。
異能バトルの場外で相模がヒロインたちと語り合うことで出した結論とは…?

今までも語り部というか主人公が交代したことはありましたが、
よりによって相模とは…
読んでて思ったのはやはりこの物語の主人公は安藤だなぁ、ということです。
相模が語り部になると何というか西尾維新っぽくなるというか。
まぁ、それでも面白かったけど!

特に安藤の覚醒後の能力の秘密の明かし方とか、
もう何というか「それで良いのか?」と笑わせられるというか。
上手いこと定石を外してきて意表を突かれる面白さがあるんですよね。
それに安藤がいなくてもヒロインたちの可愛さは健在でしたし。
恋する彩弓さんはとても可愛い。

しかし環は確かにラノベヒロインらしくないけど、
少女漫画のヒロインとして考えると割りと普通というか。
Fateシリーズでもバゼットさんという3人の男に惚れるダメな人もいたし、
別ジャンルだと有りな気もするなぁ。
中二時代から続いたこの騒動の原因は相模のジャンルが狭いのことだと思います。

さて、次回はギルディア・シン・呪雷と霧龍・ヘルドカイザ・ルシ・ファーストの戦いになるのか。
それともまた意表を突いてくるのか。
そろそろラストっぽいので続きが楽しみですね。

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