その着せ替え人形は恋をする 15巻(完結)は7月25日発売!
終わるのは寂しいけれど、五条くんと海夢ちゃんのグランドフィナーレを見届けよう!
:: 2021/11/27 土曜日::

■[漫画]念願の図書館へ!「本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第四部「貴族院の図書館を救いたい!」」3巻

ローゼマインの図書館通いには座学全員合格が必要という条件をヴィルフリートがつけたため、
フェルディナンド式詰め込み教育を受けたローゼマインが一年生全員にそれを強くことになり、
みるみるうちに一年生の顔色が悪くなってしまう座学だけど、
みんなの努力が実り、何とか突破できそうで…

ローゼマインにお金稼ぎは浅ましいと苦情を愚痴ったヴィルフリートの側近ですが、
原作では特に名前もなかったけれど、このコミカライズでは名前と顔が判明しましたね。
ヴィルフリートの側近には主に似た困ったちゃんがとても多いのですが、
それが一年生の時点で伝わってくるかのようでした。

そんな意識が低い上級貴族に対する意趣返しですが、
原作を読んでると「笑顔で毒を吐いてそうだなぁ」と思ってたのが、
予想通りの表情を見せてくれるだけでなく、吹き出しでローゼマインの怒りを表現してるのが上手かったです。

顔の影とフォントと吹き出しという、
ただそれだけでローゼマインの感情を的確に表現するのは、流石でした。

ローゼマインは怒った顔も可愛いんですけど、
普通に可愛いところも多々あると思うのですよ。
例えば魔力圧縮第四段階のためのイメージも…

はい、とても可愛いですね!!!
この等身の小ささは下町時代を思い出します。
これ、わりと原作通りなのが笑えますよね…w

それと一番可愛かったのはやはり、念願の図書館へ行ける喜びが溢れ出ている姿でしょう!

楽しくて嬉しくてたまらない…
そんな感情が身体中から溢れ出ているローゼマインが可愛すぎる…!
うーん、猫可愛がりしたい…!

ついに図書館通いが解禁されたけれど平和な日々は遠く、
これからもトラブルが舞い込みまくるので4巻も楽しみですね!

それと今回の描き下ろし漫画はフィリーネたちへのご褒美デザートの振る舞いでした。
とても美味しそうで、お腹が減ってしまいますね…!
書き下ろし短編はレオノーレ視点で新鮮でした。
ローゼマインの側近というのは、本当に大変そうですね…w

:: 2021/7/19 月曜日::

■[漫画]貴族院の始まり「本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第四部「貴族院の図書館を救いたい!」」2巻

勝木光さんの本好き第四部コミカライズ2冊目です。
ローゼマインが貴族院に転移したところから始まるのですが、
寮に入ったところから建物の壮麗さに驚かされましたね。

3DCGで作られてるんでしょうけど、それにしたって凄い。
これだけで本好きの下剋上の世界観が伝わってきますね。

まずは寮監のヒルシュール先生が貴族院の説明をしてくれるんですが、
この時の図書館に関することを聞くローゼマインがとても可愛かったです。

貴族として表情を取り繕うことを身につけ始めたローゼマインですが、
本と図書館に関しては素直な心情が顔に出ているのが可愛いんですよね。

ただ、貴族としての作法ができることと、
貴族として正しいやり取りができることはイコールではないんですよね。
初対面の王族の挨拶の時点で色々とやらかしてしまうんだけど、
ローゼマインの常識と貴族の常識が違うので、
やらかしたことに本人だけが気付いてないんだよなぁ…w

原作は基本的にローゼマインの一人称で進むので、
こういった周囲の本音は短編集とかでしか見えにくいんですが、
それらの情報を全部取り込んだ上で描かれているのがとても良かったです。

そしてやらかすのはローゼマインだけではなく、ヴィルフリートがやらかしてしまうんですよね。
ローゼマインが図書館へ行くために一年生の座学合格を条件にしたら、
初日合格を目指して詰め込みスパルタ教育をすることになったんだけど、
その時にブレーキを掛けようとするヴィルフリートに迫るローゼマインには笑っちゃいましたねw

とても可愛いんだけど、すごく圧がある見せ方が上手い…!
暴走するローゼマインに巻き込まれるフィリーネたちが可哀想でした…w

巻末の描き下ろしはコルネリウス視点での短編コミカライズで、
この頃のハルトムートは本当に生意気だなぁ、と新鮮な気持ちになりました。
それと香月美夜さんの短編書き下ろしは1巻直後のフェルディナンド様のものでしたが、
フェルディナンド様らしい策謀の数々が知れて面白かったです。
それらを全て超越しちゃうローゼマインのこれからの行動を知っていると、更に面白かったですw

:: 2021/3/17 水曜日::

■[漫画]勝木光さんのコミカライズ開始!「本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第四部「貴族院の図書館を救いたい!」」1巻

「本好きの下剋上」シリーズの第四部がついにコミカライズ開始!
第四部はユルゲンシュミットに存在する貴族の子供たちが通う貴族院での日々になり、
登場人物も膨大な上に貴族なのでとても服飾が複雑になる上に結構アクションも多めになるので、
作画担当の人の負担は相当なものになるから厳しいことになると思ってましたが…
まさか「ベイビーステップ」の勝木光さんが担当されることになるとは思いもよりませんでした。
これは嬉しい誤算というやつですよ…!

「ベイビーステップ」が超名作であることは今更語るまでもなく、
勝木光さんの実力には疑いが全くないのですが、
とはいえコミカライズは初めてなはずなので心配する気持ちもありました。
ですが、それは完全に杞憂でしたね…

完璧に「本好きの下剋上」してて面白かったです!

表情の描き方とかには勝木光さんらしさは見えますが、
キャラデザや道具などは椎名優さん、鈴華さん、波野涼さん、
そしてアニメスタッフの方々が紡ぎ出してきた世界観を見事に把握した上で描いており、
コミカライズ作家としての力量の高さも示されてて流石の一言でした。

原作に忠実なんだけど、そのままではなく、
短編を組み込んだ上で物語として盛り上がるように再構成していて、
とても素晴らしい第一話でした。
特にトゥーリとエーファたち、マインの家族を違和感なく登場させてくれたため、
アニメしか知らない人にも比較的入りやすいのは本当に上手いなぁ、と思いました。

それに主要登場人物ではないけれど名前はちゃんとあるキャラは、
デザインだけでなく細かい仕草だけでその性格を表現しているのは、
流石だなぁ、と思いましたね。

原作ではフィリーネはもじもじしながらも自分で声をかけてましたが、
コミカライズ版ではローゼマインが察して声をかけることで、
フィリーネの内向的なところがよりわかりやすくなってて良いと思いました。

漫画の吹き出しに入るように文字数を調整しながらも、
話のスジがぶれないようにしているあたり、
とてもよく「本好きの下剋上」を理解しているなぁ、と関心します。
何というか、勝木光さんの「本好きの下剋上」に対する解像度の高さを見せつけられる気分です…w

ちなみに今回一番気に入ったシーンはラストのフェルディナンド様とローゼマインのやり取りですね。

これには声を出して笑いましたよ。
これは続きが楽しみになるやつですよ。
原作を知ってても楽しみでならないです!

それと、単行本描き下ろしでギルの頭をなでてあげるシーンが描かれてたのは嬉しかったですね。
好きなシーンだったので第一話ではカットされてて寂しかったんですが、
確かに話をテンポよくするためにはカットもやむ無しと納得はしていたんですよね。
でも、描き下ろし短編として描いた上に少し膨らませてくるとは…!
うーん、勝木光さんは本当に凄いな…
大変だとは思いますが、思う存分実力を発揮して第四部を描ききって欲しいです。

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