その着せ替え人形は恋をする 15巻(完結)は7月25日発売!
終わるのは寂しいけれど、五条くんと海夢ちゃんのグランドフィナーレを見届けよう!
:: 2014/6/12 木曜日::

■[ラノベ]川原礫、第三のWeb小説原作シリーズ「絶対ナル孤独者」1 ―咀嚼者 The Biter―

絶対ナル孤独者 (1) ―咀嚼者 The Biter― (電撃文庫)
著者/訳者:川原礫
出版社:KADOKAWA/アスキー・メディアワークス( 2014-06-10 )
作者サイト:WORD GEAR
作者twitter:川原礫 (kunori) on Twitter

アクセル・ワールド、ソードアート・オンライン、そして絶対ナル孤独者…!
川原礫、3つ目のシリーズ開始!

AWやSAOと同じく、川原礫さんがWeb上で発表していた作品を下敷きにした新作です。
宇宙からやってきたナニかに寄生された少数の人間が異能力に目覚めて2つの陣営に分かれて戦うという、
「寄生獣」「アライブ-最終進化的少年-」みたいな世界観の作品です。
空木ミノルは幼い頃、自宅に乗り込んできた殺人鬼に両親と自分を隠して守った姉を惨殺されるという、
岸辺露伴のような過去を持つ暗めの主人公。
彼が目覚めた能力はその過去の記憶を鋳型にした、自分を守る絶対的な防御力を持つ”殻”…
ぶっちゃけると「A.T.フィールド」を自分の周囲3cmの空間に張れる能力だった…

主人公の能力が完全防御型という割と珍しいタイプな上に、
俺TUEEEなキリトさんや、コンプレックスの塊だけどモテまくりなハルユキとは全く違ったものです。
過去の陰惨な事件の記憶を思い出したくないから他人の記憶には残りたくないという、
ぼっち志望という所も珍しいですね。
それでも自分の事を無条件で心配してくれる義姉のことは心の底から大事にしていたりと、
人間らしい所は充分残っているので、読んでいてそれほどストレスは感じません。

この1巻で登場する敵は子供の頃に親の教育方針から歯を失うも、
宇宙から飛来したレッドアイに寄生されたことで硬質な歯を生み出した「バイター」
普通の食事では物足りず、顎に寄生したレッドアイの意志の赴くままに、
人間を捕食し、咀嚼する猟奇的な能力者。
余談ですが、顎に寄生された能力者ってモロに「寄生獣」だよなぁ…(笑

1巻なのでまだまだ物語の導入といった所なので、
表紙に登場しているヒロインの「加速者」ユミコも出番が少ない上に見せ場も少ないです。
それでも充分面白い内容になっているとは思いますが、
Web版を読む限り物語が大きく動いて本格的に面白くなるのは3巻くらいだと思いますが、
発行ペースが恐らく年に1冊か、多くて2冊くらいなので気長に待った方が良いと思います。
我慢出来ないならWeb版を先に読むことをオススメします。
どちらにしろ、第四章以降は電撃文庫で発行されるのを待つしかないと思いますが…(笑

:: 2014/5/14 水曜日::

■[ラノベ]俺の妹がこんなにパンツ好きのわけがない「エロマンガ先生 2 妹と世界で一番面白い小説」

エロマンガ先生 (2) 妹と世界で一番面白い小説 (電撃文庫)
著者/訳者:伏見つかさ
出版社:KADOKAWA/アスキー・メディアワークス( 2014-05-10 )
文庫 ( 344 ページ )
作者サイト:LUNAR LIGHT BLOG
絵師サイト:tabgraphics_blog
絵師twitter:かんざきひろ (kanzakihiro)さんはTwitterを使っています

「エロマンガ先生」とは、俺妹コンビが手掛ける新作シリーズです!
引き篭もりのイラストレーターな妹とラノベ作家の兄の兄妹ラブコメ!
妹のペンネームが「エロマンガ先生」というだけなので、
けっして快楽天とかに載ってる18禁な漫画とは関係がないんだよ!
えろまん。(仮)」というコミュ障女子と売れない男性作家がタッグを組んで、
エロ漫画家として活躍するという漫画があるけど、それとは関係ないんだからね!
えろまん。(仮) (バンブーコミックス/COLORFUL SELECT) (バンブー・コミックス COLORFUL SELECT)
完全に余談ですけど、作者は元ジャンプ作家の八神健先生です。

で、その「エロマンガ先生」もとい和泉紗霧ちゃんですが、
義妹な上に可愛さは桐乃さんより断然上ですね!(当社比
素直になれないブラコン度は負けてないし、むしろ変態度では負けるどころか圧勝というか…
ほぼ初対面の美少女にスカイプ越しでスカートたくし上げでパンツ見せて貰ったり、
友達になりにきた委員長に緊縛目隠ししてパンツずり下げたり、
シリアス展開なのに執筆に夢中になった少女のスカートをめくってパンツを見ようとしたりと、
えっちな美少女に対する興味がメーターを振り切りすぎですよ!

そして今回表紙になっているパンツ要員ヒロインの山田エルフですが、
相変わらず作家としての態度はダメダメだけど、チョロインとしては最高ですね!
マサムネが妹ラブすぎるを承知の上で外堀を埋めていくかのように立ち回っている気がしないでもない。
それはそうと、確かにこのエルフちゃんはtwitterとか2chとかで炎上しそうだなぁ。
うん、間違っても探偵モノや時代逆行モノを書いたりするんじゃないぞ?(ぉ

しかし今回真ヒロインは新キャラの千寿ムラマサだったと思うんだ!
中学二年生にして1000万部を超える作家とか存在がフィクションすぎるけど、
恋する女の子としての魅力は本物だから問題ないよね!
それにしても一生養ってあげるから自分の為だけの作家になってとか、
女性のオタクさんの界隈ではたまに聞くフレーズだけど、まさかこの作品で聞くことになるとは…

ちなみに前作である俺妹との関連性もすこーしだけ垣間見えますね。
マサムネのサイン会に来た軽音部所属の坊主頭は実家が和菓子屋のロックな奴な気がするし、
千寿ムラマサだって、家が千葉で普段着が和服って2期BD特典小説に載ってたあの子を連想しますしね!
よく見れば挿し絵のセーラー服もどこかで見た覚えがあるような気がするしね…!

そうそう、作中で出てきた作者本人よりも大好きな読者だけの「世界で一番面白い小説」!
これ、漫画だけどそのまんまな例があります。
それは「それでも町は廻っている」の石黒正数にとっての小原愼司さんの「菫画報」です。
作者よりも作品のことを詳細に記憶し、百点満点中百万点つけてますよ、間違いなく。
「菫画報」が4巻で終わったから続きが読みたくて「それでも町は廻っている」を描いてるんだと思う、
と「地球戦争 (2)」の対談で言っちゃってますからね。
こういったエピソードを知っているんで、今回の千寿ムラマサ関連の話は凄く興味深かったです。

そう言えば1巻と違って電撃文庫以外の小説の名前とネタをバンバン出してきましたね。(笑
アキバBlogのインタビューによるとちゃんと許可まで取っていたみたいですが、
まさかエルフ命名のスキル名までそのまんま持ってくるとは思いませんでした。(笑

余談ですが、作中で出ている某作品の作者も、
WEB小説版SAOを中学生の時に読んでしまったから人生が狂ったと言ってました。
げに恐ろしきはWEB小説の業であるなぁ。(今回のオチ

余談の余談ですが、その作家さんはベルセルク童貞だったので、
「13巻を飛ばして読めば良いよ」とアドバイスしておきました。
マサムネのマリみてを「パラソルをさして」だけ抜かして貸す所業よりかはマシだと思います。(キリッ

:: 2014/5/12 月曜日::

■[ラノベ]冷奴と茗荷「はたらく魔王さま!」10巻

つい先日11巻が出たばかりだけどKindle版10巻は出たのが半月前だから仕方が無い。
電子書籍が普及するには値段よりも新刊の発売時期の方が問題だと思うの。

エンテ・イスラに連れ去られた芦屋と恵美の父、
そして帰ってこない恵美を助けるためにエンテ・イスラに渡った真奥と鈴乃。
アルバートと合流することが出来て情報が集まっていく中で判明した真奥の不調。
そんな中、天使とオルバの策謀に翻弄される恵美の元に悪魔大元帥として復帰した芦屋から手紙が届く。
そこには冷奴と茗荷という、日本の習慣に関する話が書かれており…?

いやー、良かった良かった!
長く続いたエンテ・イスラでの騒動もこれで一件落着ですね!
圧倒的な実力がありながらも魔王への復讐という心の芯がなくなってしまったら、
あっさりと勇者としての心が折れてしまった恵美のメンタルでしたが、
まぁ、確かに恵美は子供の頃から普通の農家の娘として育ってきましたからね。
それはもう致し方ないでしょう。
むしろ、その後に残ったのが東京で暮らしていた思い出というのが見所だったと思います。

鈴乃はあっさりと天使たちの罠に掛かって飛ばされていらん子状態かと思いきや、
敢闘賞をあげたくなる程に裏で支えてくれましたね。
エンテ・イスラで培った人脈と地位が見事に役立っていた感じでした。

そして真奥は冒頭から散々情けない所を見せてくれたし、
激戦直前でも割りと日常を感じさせる描写が多かったけど、
決める所は決めてくれて、流石は魔王さまだなと!
まぁ、一番良い見せ場を持っていったのがミキティだったのには参りましたけど!
というかあそこに挿し絵を持ってくるとか卑怯だ。(笑

世界の謎が小出しになっちゃっててモヤモヤでしたが、
そこは11巻に期待したいとこです。
Kindle版はいつ頃出るんじゃろか…

:: 2014/4/13 日曜日::

■[ラノベ]さらば親友…「ソードアート・オンライン 14 アリシゼーション・ユナイティング」

ソードアート・オンライン (14) アリシゼーション・ユナイティング (電撃文庫)
著者/訳者:川原礫
出版社:KADOKAWA/アスキー・メディアワークス( 2014-04-10 )
文庫 ( 344 ページ )
作者サイト:WORD GEAR
作者twitter:川原礫 (kunori) on Twitter
絵師サイト:-アベシバ- abecのイラストブログ
絵師twitter:BUNBUN (BUNBUN922) on Twitter

9巻から続いたアリシゼーション編人界編がついにクライマックス!
最終決戦に相応しい盛り上がりの熱い戦いでしたけど、
それ以上に切なさがあるラスボス戦でした。

アリスと共に99階に辿り着いたキリトの前に立ちはだかったのは整合騎士ユージオ。
幼馴染の親友と言葉ではなく、剣で語り合うことでその想いをぶつけ、
ついには正気に戻させるとかキリトさんパネェっす。
一級フラグ建築士のスキルは同性にも有効なのか…!(ぉ

それにしてもアドミニストレータさん凄いですね。
何が凄いってほぼずっと全裸なんですよ全裸!(ぉ
これ、アニメ化されたら謎の白い光線が乱れ飛ぶんじゃないですかね。
あ、AT-Xだと問題ないのかな? ダイミダラーみたいに!

アドミニストレータさんのもう人間辞めちゃってる系の思考回路は、
もう話し合いとか無理ゲーすぎるのが伝わってきたけど、
それに比べてカーディナルは元より蜘蛛のシャーロットですら、
人間らしい感情が溢れているお陰で彼女たちの最期は心にダメージが来ましたね…
ユージオはあの挿し絵もあって更に…

それにしてもラストがまさかの展開でしたけど…、
うーん、やっぱり日本独自の軍事技術を許さない米軍あたりが攻めてきたんですかね。
シト新生の戦略自衛隊に蹂躙されるNERV的な緊迫感がありそうでしたけど。
それにしてもキリトはまたしばらくアスナと離れ離れなのか…
大変だなこの二人…

:: 2014/4/11 金曜日::

■[ラノベ]思惑が交錯する九校戦「魔法科高校の劣等生 13 スティープルチェース編」

魔法科高校の劣等生 (13) スティープルチェース編 (電撃文庫)
著者/訳者:佐島勤
出版社:KADOKAWA/アスキー・メディアワークス( 2014-04-10 )
文庫 ( 360 ページ )

ついにアニメが始まった「魔法科高校の劣等生」!
小説家になろうからアニメ化するのはログホラに続いて2作目ですね。
両作品ともWebで連載されていた頃からのファンなので感無量です。

で、原作の方はWeb版の先の話である2年生編に入っています。
今回は達也たちにとって2回目の九校戦になるんですが、
昨年と同じく九校戦に外野からちょっかいが掛かってくるんだけど、
それが国防軍から、というのが時代背景の面倒くささを感じさせます。

魔法師を兵器として扱うことを止めさせたい九島烈と、
大亜連合と開戦して叩きつぶしたい強硬派と、
日本、ひいては四葉に恨みを抱く大漢の亡霊ヘイグとその手先の周公瑾と、
周公瑾と共謀している七草と、
「ある方」の思惑で動く四葉と、
佐伯少将率いる第一〇一旅団と独立魔装大隊の風間と、
大人達の独善的な思惑が複雑に交錯し、結果として若者…
もとい達也に負担を強いている構図は救われない感じがしますね。
まぁ、達也にとっては深雪さえ守れれば問題ない、という思いを再確認出来たから、
今回の騒動も無駄じゃなかったのかもしれませんが。

それにしても深雪さんのブラコンは留まることを知りませんね…
目の前で見せつけられる水波ちゃんはたまったもんじゃなさそうだけど。(笑
しかし寝惚けた深雪さん、まさか半裸で添い寝されるとは。
これは薄い本が厚くなるな…!

それと七草真由美先輩が卒業しても登場頻度が落ちなくてホッとしています。
しかも今回は水着姿まで披露して下さるとは眼福やで…
次回以降も登場してくれることを願っております。
お色気要員でも良いのよ?

:: 2014/3/17 月曜日::

■[ラノベ]リメンバー逃亡記念日「ゴールデンタイム 8 冬の旅」

ゴールデンタイム (8) 冬の旅 (電撃文庫)
著者/訳者:竹宮ゆゆこ
出版社:KADOKAWA/アスキー・メディアワークス( 2014-03-08 )
文庫 ( 408 ページ )
絵師サイト:Passing Rim

Kindle版7巻:ゴールデンタイム 7 I’ll Be Back [Kindle版]

完! 結!

いや、でも、正直「うぅ~ん?」という読了感というか…
最後の方は文章のテンポに合わせて疾走感を漂わせながら読んでたんで、
イマイチ脳内にインストールされてないのかもしれないけど…
まぁ、落ち着いたら一巻から読み返せば判るかもしれない。

それにしても竹宮ゆゆこさんの文章は本当に凄い。
セオリーとか関係なく、気持ちの揺れ動きがストレートに伝わってくるこの描写。
食堂で万里が受けた衝撃とかモロに伝わってきて、
読んでるこっちまで頭がフラフラしそうでした。

それにしても本当にこいつらは全力で友情してるし恋愛してるなぁ。
物理的にも全力でぶつかり合って、
精神的にも傷付きまくって、
フラフラになりながらも駆け抜ける万里や香子たちはマジでリア充でした。

それにしても二次元くん、結構ハブられてて可哀想でしたが、
それにふてくされて何もしない状態にならず、
春のことをずっと後悔して今度こそ間違えないと頑張ってるトコが良かったですね。
やり方はスマートじゃなかったけど、友情を諦めないトコが二次元くんの見せ場だと思いました。

それにしてもラストの橋のトコは勢いは凄く感じたんだけどよく判らなかったというか…
これはアニメで再確認するしかないかな…!

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