僕の心のヤバイやつ (10) 特装版 4月8日発売!
夏! 海! 青春!
:: 2011/12/24 土曜日::

■[漫画]波戸きゅんがコスプレしまくりっ「げんしけん 二代目の弐」11巻

げんしけん 二代目の弐(11) (アフタヌーンKC)
著者/訳者:木尾 士目
出版社:講談社( 2011-12-22 )
コミック ( 182 ページ )

いやー、「げんしけん」は代替わりしても本当に面白いですね!
今までにも「ゲッチューまごころ便」とか登場人物が代替わりしても面白い作品はありましたけど、
主人公まで丸っきり代わってこの面白さは凄いですよ!
何より男女比率が完璧に逆転してこれですからね! すげぇ!

さて、そんな二代目なげんしけんで主人公格は誰かと言えばもちろん波戸くんでしょう!
ガチな腐男子で男の娘という濃い設定もさることながら、
今回はコミフェス初参加の興奮を心と体の両方で感じているオタクっぷりが素晴らしいです!
しかも女性向けサークルが目当てだから読者的にも新鮮味があるし、
女装コスならではの苦労と可愛さと面白さが凝縮された一コマもあって最高でした!

これは何というプレイですか?
このプレイは斬新だと思います!(プレイ言うな

しかしそんな波戸くんに勝るとも劣らない可愛さを持つキャラクターがげんしけんには居ます。
 
 
 
そう、それは斑目です!!!

新入生に初見で「受け」だと看破せしめるその圧倒的なキャラクター性!
今回も高坂に初めて会う波戸くんにしてその立ち位置を容易に察せられるとか、
本当に斑目ってば判りやすいキャラですよねぇ…

斑目…(つД`)
ホント、斑目ってば美味しいなぁ…

今回はアンジェラが意外と斑目にアプローチしてきたり、
更にはそれによって読者的にもハト×マダが妄想できたり、
荻上の中学の同級生が荻上不在のサークルにやってきたりと、
キャラクター同士のイベントが1冊の中で本当に色々詰まってましたね!
まぁ、藪崎さんが人間的に出来てるなぁと感じ入った内容が多かったとも言えますが。

スー ヤブー 好キー
スー ヤブー 好キー

それにしても本当に随所にオタク要素を散りばめている作品ですよねぇ…
執拗に入れてくるまどマギネタは元より、書き下ろし4コマでもISだけでなく、
モッピーネタまで入れてくるとは…

木尾士目…、恐ろしい子…!

:: 2011/5/24 火曜日::

■[漫画]世代交代。されど斑目受けは変わらず「げんしけん 二代目」10巻

げんしけん 二代目の壱(10) (アフタヌーンKC)
著者/訳者:木尾 士目
出版社:講談社( 2011-05-23 )
コミック ( 192 ページ )

げんしけんリターンズ。

アフタヌーンでげんしけんアフターの読み切りが載って以来切望していた、
げんしけんが二代目になって帰ってきた! しかも戦力を増強して!
世代交代のせいで寂しくなるかと思ったけど、それ以上に新しい面子にドキワクですよ!
何故なら新入部員に男の娘キャラの波戸きゅんが登場したからです!

げんしけん新入部員勧誘作戦の戦果として得られたロリ眼鏡の吉武、ぽっちゃり眼鏡の矢島、正統派美人の波戸。
しかし、この三人の中で一番女子力が高い波戸きゅんは実は男の娘だったのです…
腐男子な自分を受け入れて貰う為に始めた女装のはずが、いつの間にか趣味になった波戸きゅん。
絵が上手く、スキンケアを怠らず、美人で、柔道も出来て、何よりも奥ゆかしい。
男だからこそ誰よりも女の子らしいそんな逆説的な存在である波戸きゅんが最高に可愛らしく、
もう波戸きゅんがいるだけでご飯三杯は余裕でいけるくらいの萌えっぷりなのです!

そしてそんな波戸きゅんをライバル視している矢島さんも案外可愛かったりします。
オタクだからと身嗜みに無頓着だった自分を卑下せずにはいられない、コンプレックス刺激されまくりの矢島さん。

似たような体型の漫研の藪崎さんはそれなりに気を使っているだけにやたらとその差が浮き彫りに…
こういったコンプレックスを持った女子が徐々に成長していくのもそれはそれで可愛いと思うんですよね。
将来的に波戸きゅんに女子力を高めて貰うシチュとか生まれないかと個人的に期待しています。(笑

それにしてもとっくに卒業したはずなのに、この斑目の受けっぷりは何なんでしょうか。
新入生にすらソッコーで受けだと看破される斑目の受け属性は最早鉄板としか言いようがありませんな。
笹原妹にあぁあああああ~~~!!!な指摘される斑目ったらマジで萌える!
男性読者ですら萌えさせる斑目の受けっぷりには驚愕せざるを得ません。
というか、波戸きゅんの更衣室に部屋を貸し出すだけでなく、ご飯を作ってあげたりとか、
ホント萌えやで、斑目…

余談ですが、男の娘の波戸きゅんこと波戸賢二郎くんですが…
名前からしてどう見ても畑健二郎先生が元ネタです。
本当にありがとうございました。

:: 2011/2/26 土曜日::

■[漫画]彼女は肉食系ねこみみアイドル「謎の彼女X」7巻

謎の彼女X(7) (アフタヌーンKC)
著者/訳者:植芝 理一
出版社:講談社( 2011-02-23 )
コミック ( 210 ページ )

卜部がそっくりさんのアイドル、今井百夏と入れ替わってアイドル活動とか、
このエピソードが始まった時は一体どうなるのか心配したものですが、
やはりというか、その心配は結局杞憂だったことを確信するという、
終わってみれば素晴らしいアイドル編でした。

特にライブの時の卜部が椿だけのアイドルとして歌って踊って笑顔を振りまいてと、
普段では出来ない言動を取ってるその意外性やら何やらが凄く魅力的で…
そして百夏が椿にお礼のキスをしようとしたら嫉妬全開で舌戦を繰り広げたりと、
ホントもう、最高にニヤニヤしまくり盛り上がりまくりでしたよ。
アイドル編に描き下ろしエピローグも添えたりと、
植芝理一さん、このエピソード凄く描きたかったんだろうなぁ。

それとは別に良い味を出してたのが猫耳付けての生ベーコン。
作者(植芝理一)は一体何を考えてるんだ、と問い詰めたくなる、
ユニークさがありまくりなんだけど、提示されてみたら納得してしまう、
そんな魅力がありまくりの猫耳生ベーコンなエピソードでありました。
これは…、ホントにクるものがあるな…!

ツリ目のエピソードも、ラストで椿の頬を舐めた上で顔を赤らめる卜部とか、
相変わらず全般的に卜部が可愛くてメロメロになってしまいます。
卜部が可愛すぎて生きるのが辛いというヤツですよ!
はー…、ホント卜部が可愛くてやばい…

:: 2010/9/23 木曜日::

■[漫画]終わるけど終わらないアパート奇譚「ACONY」3巻

ACONY(3) <完> (アフタヌーンKC)
著者/訳者:冬目 景
出版社:講談社( 2010-09-22 )
コミック ( 186 ページ )

種類は多いけど、余り完結することがないと思われていた冬目景作品ですが、
前作のハツカネズミの時間に続いてACONYも完結へ。
完結、といってもしきみ野アパートの時間はいつもどこかで流れていることが感じられる、
そんなしばしのお別れ、みたいな雰囲気が漂う最終回でした。

アコニーの行方不明の母親を捜すという当初からの命題が、
3巻の序盤で詳らかにされる訳なんですが、シリアスなのは一時だけ。
思いがけない事実が判明してからは相変わらず非日常な日常が繰り返され、
おかしく面白いアパートの面々が楽しませてくれます。

特に巨大化した食虫植物と、地下で巨大化した芋虫の怪獣大決戦とかもう何がなんだか。
「まんま、モスラ vs ビオランテだなぁ…」とか思ってたらそんな台詞あったりね。(笑
また、鏡を通じて平行世界に行って黒髪や金髪や茶髪や赤毛なアコニーと会えたり、
平行世界の基海の意外だけどそれもアリだな、と思わせる風貌にニヤニヤしちゃったり、
毎月読んでて愉快でしたよ。

母の帰国と高校受験という至極現実的な理由でアパートを出ることになった基海だけど、
そのさばさばとした別れ方も、いつでも戻ってこれるし戻るつもりだという、
そんな当たり前な意志が感じられましたね。
成長した基海とあまり成長しないアコニーの二人が10年経ってそれ以上になっても、
いつも一緒にしきみ野アパートで楽しい非日常を過ごしてそうな気がしますし、
そうであって欲しいな、と思います。

:: 2009/8/27 木曜日::

■[漫画]まさかの冬目景ハイペースの刊行「ACONY」2巻

ACONY 2 (アフタヌーンKC)
著者/訳者:冬目 景
出版社:講談社( 2009-08-21 )
定価:¥ 620
Amazon価格:¥ 620
コミック ( ページ )
ISBN-10 : 4063145875
ISBN-13 : 9784063145878

冬目景作品にしてはかなり珍しい、半年以内でのシリーズ2冊目刊行。
ただ今回で未収録分のストックをほぼ吐き出した状態なので、
次の新刊は1年以上後になると思われます。
ただ一応、ACONYは今のところ順調に掲載されているので、
「イエスタデイをうたって」みたいにはならないと思いたい。

人以外の住人が多く住むしきみ野アパートですが、
今回は更に住人が新たに出てきたり、新たに入居したりと、
賑やかになって、それに伴いアパートが変なことになるんだけど、
基海は順応性が高いのかすっかり馴染んでたり。

巳園に惚れちゃった、かつて武士だった蛙人間だったり、
アパートが建てられる前にあった森の精霊の樒といった賑やかな面子。
そして時間と空間が混線し、立体迷路になったり、
アパートがかつてを懐かしんで、昔の住人が出てきたり、
何とも不思議な雰囲気が出ています。

そして終盤では死んでいるのに生きているアコニーの謎と、
消えたアコニーの母の謎に迫るイベントに突入。
丁度今月のアフタヌーンで解決しちゃったので、
ネタバレが怖い単行本派の人はまだ読まない方が良いかも知れません。

まぁ、3巻が出るのがいつになるのかは未定ですが…

:: 2009/3/23 月曜日::

■[漫画]連載開始6年目にして1巻発売とか冬目景には普通「ACONY」1巻

ACONY 1 (1) (アフタヌーンKC)
著者/訳者:冬目 景
出版社:講談社( 2009-03-23 )
定価:¥ 620
コミック
ISBN-10 : 4063145565
ISBN-13 : 9784063145564

親の海外赴任に伴い、祖父が住むアパートに越してきた空木基海13歳。
どことなく淡泊なトコがある彼がアパートで出会ったのは紫色の髪を持つ少女アコニー
左目にキズがあり異常なほど体温が低い彼女は
「あたしじつは…… 死人なのよ」
と告げるんだけど、陰鬱な雰囲気は殆ど感じず、どちらかというとコミカルな感じ。
管理人が幽霊だったり、夜な夜な酒盛りをする人以外なモノが居たりする古いアパートが舞台の、
ちょっとおかしく、かなり変な物語。

見た目は13歳なのに学校に行かず、昼間はアパートの庭で虫相手に暇つぶし。
10年間成長しないアコニーは”変化”の象徴である基海が越してきたことで心に変化が訪れ、
怒ったり外に出たくなったりとせわしなくなってきて、
基海も初めは信じてなかったけど、母の話を聞いてからアコニーのことを徐々に信じるようになって…

と良い感じでストーリーが進んできてたんだけど、ここで連載が一時中断。
結局「ハツカネズミの時間」が終わるまでお知らせ以外で出番はなく、つい先頃やっと連載が再開し、
それを機に6年前のモノがやっと単行本になったというわけです。
流石に月日が経ちすぎたからアフタヌーン本誌で読んでたのに忘れているのが多く、
1冊通して読むことで物語を把握し直すことが出来た次第です。

ヒロインが人外という作品は多いですがゾンビ(に近いモノ)というのは珍しいし、
それでいてダークな印象をそれほど受けないというのも冬目景作品にしては珍しいですね。
「ハツカネズミの時間」よりこちらの方が好きだったので連載再開は嬉しいので、
是非ともこのまま連載を続けていって欲しいものです。
まぁ、先月は単行本作業と画展の為に休載のお知らせが載ってましたが…

あと、それと「イエスタデイをうたって」をそろそろ完結(ry

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