僕の心のヤバイやつ (10) 特装版 4月8日発売!
夏! 海! 青春!
:: 2016/4/30 土曜日::

■[漫画]さよなら紺先輩「それでも町は廻っている」15巻

それでも町は廻っている 15巻 (ヤングキングコミックス)
著者/訳者:石黒 正数
出版社:少年画報社( 2016-04-30 )

作者サイト:おかんの家4
作者twitter:石黒正数(@masakazuishi)さん | Twitter
Kindle版:それでも町は廻っている (15)
Kindle版まとめ買い:[まとめ買い] それでも町は廻っている

今回のそれ町のテーマは「友達」でしょうか。
歩鳥の友達だけでなく、妹の雪子や真田の友達のエピソードを集めた一冊になっています。
そんな中でも最後の話はやはり紺先輩で締められているのですが、
まるで最終回のような話になっています。
ですが、最終回ではないのでご安心ください。
それ町はまだまだ続くんじゃよ。

そして今回は歩鳥たちが修学旅行にいっているんですが…
まさかまさかの浅井(趣味:筋トレ)の恋物語が…!
一番モテそうな真田を置いてけぼりに、
行動力がある男ばかりが彼女をゲットしていくという、
とてもリアルな展開に青春を感じましたね!
真田もタッツンも顔は良いのにね…
やっぱり行動力がないとどうしようもないよね…

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坊やだからさ…

歩鳥は何だかんだで女子同士で恋の後押ししたり、
女の子っぽいところはあるから大丈夫な気がするけど…
いや、実際どうなるんだろうね…?

そして妹の雪子の初恋だけど…
うん…、確かに血は争えないなぁ、と思いましたよ。
歩鳥は何だかんだで長女で姉なのでしっかりしているように見えるけど、
歩鳥がもし末妹だったらと思うと、
雪子は歩鳥のifの姿なのかなぁ、とも思います。
それでも小学3年生でこのアホっぷりは少々心配ではありますが。
でも歩鳥の家系だもんね…
兄の猛に頭の良さを全部持って行かれたかのようだ…
ドラえもんとドラミちゃんの逆っぽい感じでしょうか?(笑

紺先輩のエピソードも幾つかありましたけど、
やはり最後の第121話「立つ鳥」が印象的ですね。
直前の第120話で「いいたいことの2割もいわない人」と、
歩鳥自身が紺先輩のことをしっかりと把握しているのに、
ヒントは色々とあったのに気が動転して気付かないとか、
やっぱり歩鳥にとって紺先輩は特別な友達なんだなぁ。

他にも1巻を読み返してたらこの15巻との関係が色々あるのに気付いて面白かったです。
歩鳥と紺先輩が出会った時に男の子だと勘違いしたのも雪子と一緒だし、
出会った時に歩鳥が人参と玉葱をお使いに行ってた時だし、
海老州さんも1巻の頃から名前だけ出てたりしてますしね!

それにしいても歩鳥の子供の頃と今の雪子って見た目がよく似てるなぁ。
それでもまだ歩鳥の方がバレンタインのチョコを用意してたりと、
まだ乙女度は高い気がしますけどね。
歩鳥の乙女っぷりが花開くことはこの先あるのかなー
望みは薄そうだけどちょっと楽しみかもしれない。

:: 2015/10/8 木曜日::

■[漫画]世界が…許してくれる、なら……「僕らはみんな河合荘」7巻

すれ違いと誤解のスパイラルに陥っている宇佐くんと律先輩の二人の、
ギクシャクしつつのラブコメ展開はニヤニヤできるけどスッキリできない…
そんな事態を作り上げた元凶は麻弓さんと彩花さんで…
そのキッカケが律先輩と勉強会を一緒にする男友達なんだけど、
しかもその勉強会を促したのが宇佐くんなあたりややこしいんですよねー

とはいえ一番ややこしい上に面倒なのは間違いなく律先輩ですよ。
自分が宇佐くんに嫉妬したりしてるのに無自覚なのは良いけど、
コミュ力が低くて女3人で会話してても一人だけ本を読もうとしたりするのはどうかと。(笑
これはフォローする林さんも大変だよね、と林さんに同情しちゃいます。

実際、林さんはとても良い子だと思うんですよ。
まぁ、宇佐くんのことは吹っ切った感じはありながらも、
それでも宇佐くんの天然発言に赤面しちゃったり、
大名行列のアレでまた惚れたりとチョロすぎなところはあるんですけどね。
むしろそこも可愛く思えてきた今日このごろです。

そんな林さんも投げるめんどくささな律先輩ですけど、
やっぱり律先輩が一番可愛いんですよね。

宇佐くんに「きらいにならないで」と言う律先輩が可愛すぎて悶絶。
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仲直りしてほっとして泣き笑いの律先輩が可愛すぎて悶絶。
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寝てる宇佐くんに壁ドンしてご満悦する律先輩が可愛すぎて悶絶。
もうね、本当に律先輩が可愛すぎてヤバイ。
面倒な人ほど可愛いとは「めぞん一刻」の音無響子さんで理解していたつもりでしたが、
まだまだ私の認識は甘かったですよ。
めんどくさい女の子は可愛い! これは真理だな!

とはいえ律先輩の女子力は別の意味でヤバイですね。
コミュ力無限大で無自覚女子力が高すぎる椎名ちゃんとは本当に正反対。
椎名ちゃんは椎名ちゃんで赤面顔も可愛かったりと、
ヒロイン力は高いんだけど、流石にラブコメ的には一歩引いてる感じはしますね。
これがラブコメ展開に自ら突っ込んできたらどうなるんだろうとか、
無駄に心配というか期待したりもしちゃったり。

7巻になっても相変わらず面白さは右肩上がりでした。
いつか律先輩が自分の恋心を自覚したらと思うと期待が膨らみますが、
今のままのめんどくささを堪能したくもあるので難しいところですね。
8巻も期待であります。

:: 2015/9/3 木曜日::

■[漫画]そしてフルトゥナへ…「スピリットサークル」5巻

過去生でラファルとラピスの二人の結末を知った風太。
またラファルの影響が残ってシリアスな展開が続くかと思いきや、
まさかの中学生らしい青春ラブコメが巻き起こってビックリですよ。
そして一つの過去生話を挟んでついにフルトゥナの過去生を体験することに…

いやー、良かったですね! 青春ラブコメ!
何人もの過去生に振り回されてきた風太だけど、
この恋心だけは風太としてのものだと思いますね!
そして鉱子ちゃんも中学生の女の子らしい赤面顔や、
裏がない朗らかな笑顔を見せてくれて素晴らしかったです。
でも、全てはフルトゥナから巡る因果が台無しにしちゃうんだよなぁ。

今回はフルトゥナの過去生の話もあるんですが、
その前にもう一つの過去生も知ることになります。
その過去生というのが…

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まさかの性転換。
そうだよね、過去生が未来なこともあるならば女性になってるのもありえるよね!
というか風子ちゃん可愛いな!
これはモテても仕方ないな!

風子ちゃんが出会った不思議体験は少し不思議系で面白かったですね。
宇宙人二人の会話を読み解くのにちょっぴり躍起になりました。(笑
物語中で全文解読される機会ってあるのかしら。

そして肝心のフルトゥナの過去生ですが…
ちょっとお馬鹿な風太とは全然似ていない非凡な才能を持つ霊学の天才だったんですね。
これはまぁ、スピリットサークルなんてものを創りだしたことから予想はしてましたが…
ここまで倫理観が欠如していて、
非道なことを平気でしてしまっていたっていうのは驚きだなぁ。
これはコーコ恨まれても仕方ないかも。

次の6巻ではフルトゥナの過去生が全て詳らかになりそうだけど、
二人の人生がどのような結末を描くことになるのか。
今から気になります。

:: 2015/6/7 日曜日::

■[漫画]デブと巨乳「パルパル&ロケッタ」

パルパル&ロケッタ 全1巻 (ヤングキングコミックス)
著者/訳者:おがきちか
出版社:少年画報社( 2015-05-30 )

作者サイト:SWS
作者twitter:おがきちか(@chikaxavi)さん | Twitter

おがきちかさんの久しぶりの少年画報社から単行本は、
作者の趣味が盛りだくさんな内容になっています。

パルパルは超強いんだけどオツムは残念な女勇者。
玉の輿を夢見てドラゴンに捕まった王子様を助けて廻るんだけど、
大体は既に食べられていたということばかり。
ある日エージェントのロケッタに指示されて向かった先で、
生きているスピアン王子様を見つけたんだけど、
ブクブクに太っていたために親にも認知されないという事態に。
そこで玉の輿をゲットするために痩せる方法を探すことになるのであった。

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回復魔法を使えるスピアン王子を引き連れてのパルパルの珍道中。
巨乳で強いのにオツムが弱い。
でも、基本的に良い子のパルパルをフォローするロケッタも面白いし、
巻き込まれまくるスピアン王子も可哀想だけど読んでて楽しいですね。

他にも2作品が収録されているんですが、
どちらともデブな男子が出てきていますね。
おがきちかさんはLandreaallのティ・ティといい、
デブ専だったりするのだろうか。(笑

:: 2015/6/3 水曜日::

■[漫画]似非と相似「それでも町は廻っている」14巻

「それ町」は1冊ごとに何かしらのテーマがあることで有名ですが、
この14巻は似て非なるものとか相似性がテーマです。
友達の彼氏のドッペルゲンガー的な人とか身近な笑い話から、
静ねーちゃんと歩鳥の相似性の謎に迫ったりとか色々です。

特に興味深かったのが第108話「夢現小説」と第111話「夢幻小説」ですね。
静ねーちゃんが歩鳥と出会った「夢現小説」と、
ミス研での気付きが何をもたらしたのか、
そしてそれが無かったら何が起こらなかったのかが、
第111話「夢幻小説」でif的なパラレルワールドで描かれているんですよ。

私は歩鳥が居なかったら一番変化があるのは紺先輩だと思ってたんですが、
まさか静ねーちゃんが一番影響を受けていたとはなぁ…
多分、このifの世界では紺先輩にとって歩鳥の代わりは針原さんなんだろうけど、
静ねーちゃんにとっての歩鳥は誰も代わりにならなかったんだなぁ。
そして真田はむしろ歩鳥が居ない方が青春を謳歌できているのが面白い。(笑
いや、歩鳥がいる状況の方が自分から恋してるからそうでもないのかも!
歩鳥には全然恋心が伝わってないんだけどね!

でも歩鳥は真田の恋心に気付かないだけで、
歩鳥自身も恋をするし、何だかんだで女の子なんだよなぁ。
例えばこの場面。

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女の子だから下品なことを思わず口にしてしまって恥ずかしがる。
ごく当然のことなんだけど、歩鳥には性を感じないから意外ではあるんですよね。
でも今月のアワーズでもそうだけど、普通の女の子らしさはちゃんとあるんですよ。
真田の恋心に全然気付いてないだけで。
それが真田にとっては致命的なんですけどね。(笑

ちなみに今回一番共感したのはタケルが友達とプールに行った場面です。

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あるなー、これ。
ガキ同士でテンション上がりまくってアホな叫びをしちゃうこと。
わかる…、わかるわぁ…

それとこの14巻でのエビちゃんですが、
出番は少なかったけど相変わらず可愛かったです。
手を握られて紅潮するエビちゃんがとても可愛い。
そんな14巻でした。

:: 2015/4/24 金曜日::

■[漫画]純情な女子高生の恋物語「清々と」3,4巻

清々と 3巻 (ヤングキングコミックス)
著者/訳者:谷川史子
出版社:少年画報社( 2015-04-24 )

Kindle版:清々と (1)

清々と 4巻 (ヤングキングコミックス)
著者/訳者:谷川史子
出版社:少年画報社( 2015-04-24 )

Kindle版:清々と (1)

お嬢様学校に通う平凡庶民な田中清さんの歳の差ラブコメ!

この3,4巻同時発売で完結なんですが、期待以上に楽しめた漫画でした。
正直申し上げまして谷川史子さんですからもっと少女漫画になると思ってたんですが、
最後まで内容はドストレートな少女漫画なのに表現は青年向けで描ききっており、
むしろ男性にこそ読んで欲しい、と思わされました。
いやー、本当に面白かったです!
流石は谷川史子さん! おみそれしました!

3巻の時点ではまだ恋に恋する状態だった清ちゃん。
そんな清ちゃんが文化祭で挫けながらもちゃんと立ち上がってバラ園カフェを成功させ、
将来のことも考えだしてと前に少しずつ進んでいってるんだけど、
やっぱり大きなキッカケは中学の同級生である星野くんですね。

他人から好意を伝えられて、初めて自分を省みることになる清ちゃん。

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ただ相手のことが好きなだけなのに、
傷付き、傷付けてしまうのが恋というもの。
でも、それを経験したからこそ清ちゃんは成長しているんですよね。

それでも溢れてきてしまい、つい口から出てきてしまった「好き」の気持ち。
清ちゃん自身逃げそうになったのに、それを向き合う勇気をくれる友情と、
しっかりと向き合ってくれた本八幡先生の姿が素晴らしかったです。
そしてラストもとても幸せになれる余韻を与えてくれました…

終わってみれば、これでもかというほどストレートな少女漫画でした。
清らかで純粋で、天然で鈍感な所も多々あるけれど可愛い一人の少女が、
先生に片想いして、その想いを伝えるだけの漫画です。
でも、そんな王道を真っ直ぐに、そして青年誌で描いたのが凄いと思います。
谷川史子先生、ありがとうございました!
またアワーズでお待ちしてます…!

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