僕の心のヤバイやつ (10) 特装版 4月8日発売!
夏! 海! 青春!
:: 2014/3/26 水曜日::

■[漫画]人類の救済か親友の救出か「Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ」4巻

エインズワース家のエリカお嬢様の歪な純粋さで拐かされたイリヤ。
しかも精神を人形に置換されどうしようもないかと思ったけど、
そこは「魔法少女って飛ぶものでしょ?」という頼もしい思い込みをしていた少女ですよ。
人形が動かないと誰が決めた! と言わんばかりに動きまくり、
遂にはサファイアと合流して人形の姿で魔法少女になる活躍を見せてくれます。

それにしても凛とルヴィアの使えないコンビは本当にもう…
イリヤと同じく何かと精神を置換されたんだろうけど、
役に立たないだけじゃなく、脚を引っ張るとか保護者失格でしょう!
まぁ、ルヴィアはお色気要員としては役立ってるみたいですが。(笑

そしてここにきてエインズワース家の行動目的が遂に判明。
それはまさかの聖杯たる美遊を用いての人類の救済…!

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エインズワースの当主がやってたのは聖杯を用いての、
人造神話の創造による人類から新人類への置換とかなんでしょうか。
壮大なスケールになってきたなぁ…!

かつて「魔法先生ネギま!」で未来の火星から来た超鈴音の策動を、
夕映は「全人類の存亡に関わるものなら協力せざるをえないが、それ以外なら止める」
という主旨の会話をネギ先生としてましたが、
この並行世界におけるエインズワースの策動は正にその「全人類の存亡」で、
それと親友を天秤に懸けさせられるイリヤはロリなのに過酷すぎる。
でも、ロリだからこそ我が儘な選択をしてしまう。
父は子を取り、別の世界の兄は恋人を選んだけど、イリヤは両方を取ろうとする。
その子供らしさが「魔法少女って飛ぶものでしょ?」
と言っていた時から変わらない魔法少女の頼もしさとなっているんだと思います。

巻末には恒例の番外編が載っているんですが、
一体この娘さんたちはどこへ行こうというのか…!
ちなみに今月のコンプエースには続きが載ってます。
ええ、この単行本の続きですよ!
間違いなくね!(笑

:: 2014/3/24 月曜日::

■[漫画]嵐の前の静けさ「まおゆう魔王勇者 「この我のものとなれ、勇者よ」「断る! 」」10巻

毒矢を射られ、九死に一生を得たとはいえ未だ重体の魔王は魔界を族長会議に任せ、
久しぶりに冬越し村の屋敷に戻って療養することに。
蒼魔族の動向が気になる中、人間界も水面下で動きつつも仮初めの平穏を見せ、
しばらくは穏やかな日常が戻ってきたように見えたが…

この10巻を読んで改めて思ったのは女性の強さですね。
表紙にもなっている火竜公女は並み居る族長の前で臆せずに自分の意見を述べる公的な行動だけでなく、
一人の女性として魔王と一対一で話し合う心の強さも持ってましたからね。
彼女は誇り高く気丈な性格だけど、それでも二人が話し合った後の目元を見れば、
公女も一人の女性なんだな、と思わされます。

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こういった演出が石田あきら版の妙だよね。

そしてもう一人、少しずつ、しかし誰よりも成長していっているのがメイド姉です。
あの日、広場の中心で人間宣言をしたからこそ、
自分自身を磨くために暖かな場所から出ていく決意をしたのが凄い。
彼女は間違いなくもう一人の主人公とも言える人物なので、
彼女の今後の動向にも注目して欲しい所ですね。

さて、終盤にはついに蒼魔族が動き出し、
更にやり手のベンチャー企業社長のようなカリスマと実行力を持つ王弟元帥は、
着々と準備を整えているのでまたしばらくは魔王と勇者は厳しい状況になりますが、
みんなの力を結集して乗り越えて欲しいものです。

:: 2014/3/22 土曜日::

■[漫画]厨二病だから異能が欲しい!「異能バトルは日常系のなかで」1巻

あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
「コミカライズの1巻が発売されたと思ったら いつのまにかTVアニメ化が決まっていた…」
催眠術だとか超スピードだとか そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…

GA文庫の中でも頭角を現し始めた「異能バトルは日常系のなかで」ですが、
それにしたって刊行開始から2年弱でアニメ化するとは思いませんでした。
コンプエースで始まったこのコミカライズもまだ1巻が出たばかりだというのになぁ…
しかも制作は「キルラキル」で有名なTRIGGERとかどんな魔法を使ったのかと。
GA文庫の営業力は半端ないな!

ストーリーは大雑把に言うと”学園異能””日常モノ”のハイブリッドです。
ある日突然異能の力を手に入れた文芸部の5人が、
使いようによっては世界の在り方を作り替えることも出来る異能の力をもって、
日々のんびりと楽しくやっていくというストーリーです。

物語の鍵となるのは厨二病全開で、それを堂々と公言している主人公の安藤寿来。
厨二病だから異能の力を手に入れたらそらもちろん大興奮ですよ!

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鬼に金棒、キチガイに刃物、厨二病患者に異能で、
思う存分楽しんでいますが、それで世界を変えるつもりは全くの0。
安藤よりも凄い能力を持つ4人のヒロインも、
安藤のお陰で安穏とした日常を送ることを善しとする子たちなので、
基本は日常コメディになっているんですが、これがまた面白いんですよ!

安藤の厨二病も一周回っていっそ清々しい気持ちの良さがありますし、
時を止める「永遠(クローズドクロック)」(←安藤命名)の異能を持つ灯代は、
高校デビューの厨二病患者なので良い感じに痛くて可愛いです。

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他にも安藤の幼馴染みの鳩子はほんわかしてる幼馴染みっぽくて良いですし、
先輩の彩弓さんは落ち着いた雰囲気があって実際のその通りなんですけど、
実は可愛らしい願望を持ってたりする所はギャップ萌えだったなぁ…
もちろんロリ要員の千冬ちゃんは存在そのものが癒しです。

ちなみに厨二病モノなのでパロネタやメタネタも比較的多いですが、
ジャンプネタが殆どなので判りやすいです。

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ちなみに私はちゃんとコンプエースのアンケート出してますよ!
「バクマン。」の影響なんかじゃないんだからね!

「バクマン。」と言えば原作者の望公太さんは、
アニメ化を機に中学生の頃からの幼馴染みと結婚されたそうですね。

ラノベ作家の幼馴染みがリアルバクマン。のはずがない。 – Togetterまとめ

これが勝ち組というヤツか…
異能の力なんていらないから幼馴染みの嫁さんを下さい!(切実

:: 2014/1/7 火曜日::

■[漫画]食戟のヨシハル「織田信奈の野望」5巻

織田信奈の野望 (5) (カドカワコミックス・エース)
著者/訳者:青刃 時雨
出版社:KADOKAWA/角川書店( 2013-12-24 )
コミック ( 191 ページ )
作者サイト:無責任進行形
作者twitter:青刃-AOBA- (ABS17)さんはTwitterを使っています

堺で信奈とのデートを満喫していたら、
ウザ可愛いので有名な明智光秀ちゃんに邪魔されちゃったでござる。

そんな感じの5巻導入でありますが、将軍宣下の為に十二万貫を用立てするため、
何故か光秀ちゃんと良晴がたこ焼きに替わる名物料理開発競争をすることに。
この史実を下敷きにしながらトンデモ展開になる辺りは、
大変に織田信奈の野望らしくて読んでて楽しいんですよね。

コミカライズで嬉しい事と言えば、
良晴が悩んで南蛮寺に行ってルイズ・フロイスと出会った際の、
ルイズの超絶巨乳の揺れっぷりには眼福すぎて思わず拝んでしまいました。(笑

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それとそこにいた幼女な伊達政宗ですけど、
このエピソードは原作外伝を読んでおくとかなり感慨深いですね。
政宗ちゃんが可愛いだけではなく、深く悩んでいたトラウマを解消するエピソードだと思うと、
より深みが増してきます。

まぁ、この作品の一番のキモは織田信奈が可愛いという所につきます。
良晴に嫉妬して貰いたくて初恋の事を出しちゃう信奈ちゃん可愛いですし、
町娘の吉としてたこ焼き対決の司会をやってる姿は姫大名の重圧から開放されてて可愛いですし、
姫巫女さまの前ではお淑やかなお姫さまらしくて可愛いのです。

しかしそんな可愛い信奈に訪れる、最大級のピンチ!
世に名高い”金ヶ崎の退き口”を事前に回避したと思っていた良晴だけど、
敵をだますならまず味方から、ということで信奈にだまされてしまい、
やはり史実通りに壮絶な撤退戦を繰り広げる必要性が出てきて…

原作では一番好きなエピソードなだけに色々な意味でハラハラしますねー
アニメも終わっちゃったし、原作も止まっちゃってるけど、
コミカライズは堅実に面白く進んでいるのでこれからも頑張って欲しいです。

:: 2013/12/10 火曜日::

■[漫画]日本よ、これがニンジャだ。「ニンジャスレイヤー ~マシン・オブ・ヴェンジェンス~」1巻

ドーモ、読者サン。
はじめましてフランです。

忍殺語の認知度がそこそこ上昇しているような今日このごろ、
遂にニンジャスレイヤーのコミカライズ版の第1巻が発売されました。
元々twitterで人気が沸騰し、その後書籍化されて結構ヒットしているという、
割りとわけがわからない展開でしたが、
コミカライズ担当が「アクメツ」「コミックマスターJ」の余湖裕輝&田畑由秋というのも、
更にわけがわからないです。
ついでに言うと連載がtwitter→コンプティーク→コンプエースの順に3媒体同時だったりと、
もう本当にわけがわからないよ!

ニンジャスレイヤーとはブラッドレー・ボンドとフィリップ・ニンジャ・モーゼズのアメリカ人コンビによる、
サイバーパンク・ニンジャ活劇です! サツバツ!
本兌有と杉ライカによる翻訳がtwitter上で行われてそれが人気を博したわけです。
ツッコミ所が多いけど気にしたらダメだ。

あらすじは正直上手く書けるとは思えないし、
上手く書いても多分知らない人には全く通じないと思われますので、
取り敢えず読んでみて「考えるな、感じろ!」の精神で面白さを体感するしかないです。
サイバーパンクな世界観を舞台にニンジャやゲイシャといったステレオタイプな日本観のアレコレが、
どこか変な日本語を駆使して暴れまわると思っていただければ大体合ってるかと。

うん、もうホントわけがわからないな!

取り敢えずtwitterでの連載はまだ続いている上に単行本が発売されても消していないという、
大変に太っ腹なことをやっているので、まずは第一話を読むと良いです。
ゴウランガ(←言ってみたかっただけ

:: 2013/8/23 金曜日::

■[漫画]忽鄰塔開催!「まおゆう魔王勇者 「この我のものとなれ、勇者よ」「断る!」」8巻

主立った魔界の氏族が一堂に集う忽鄰塔が開催!
地球では遊牧民族が住まうモンゴルで行われた部族長会議のことだけど、
魔界でもその意味合いは似たようなもので、
現在地上の人間との間で行われている戦争の行く末を決定する為に開催するんだけど、
もう一つ地球と同じ意味合いがあることも「典範」に記されており、
それが魔王を苦しめることになって…

国王と教会がトップに立って独裁的な政治を行う地上とは違い、
魔界は複数の氏族の同意を持って意思を決定する合議制。
それ故に各氏族に対して事前の意思確認と根回しが必要な訳であって、
そういった交渉こそが重要になってくるんだけど、
どの氏族も一筋縄ではいかない個性を持っていて…

表紙にも出ている鬼呼族と妖精族は魔王の主張する停戦派だから良いけど、
プライドの塊な蒼魔族と脳筋な獣牙族が魔王たちを悩ませる訳でして…

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流石の魔王もグロッキー状態で悩ましい…
勇者はこういった交渉は不得手なので裏方で支えてはくれるんだけど、
やはり魔王は魔王なだけあって矢面に立つのは魔王なんだよなぁ。
いやはや大変。

しかし交渉だけで済むならまだ魔王が得意な戦場と言えるのだけど、
蒼魔族の嫌らしい手法が中々に痛烈に効いたのが痛い。
それに対して火竜大公が良い役者を演じてたのは格好良かったなぁ。
古くからの部族を率いる長としての威厳でもって蒼魔王に対しても正面から意見を言える、
その貫禄が頼もしい訳ですよ!
開門都市の件で以前衝突しながらも交渉し、味方に引き込めたのは大きかったですね。

その火竜大公のお陰で蒼魔王の策は未然に防げたかに見えたけど…
いやー、最後のあのシーンは見開きで見せられたからこその迫力ですね!
かなり強烈なヒキですので原作読んでても続きが気になる終わり方ですよ!
ちなみにこの続きは今月発売のコンプエースに載ってますのでそちらを是非どうぞ!

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