僕の心のヤバイやつ (10) 特装版 4月8日発売!
夏! 海! 青春!
:: 2012/1/2 月曜日::

■[ラノベ]試召戦争、大激戦!「バカとテストと召喚獣10」

バカとテストと召喚獣10 (ファミ通文庫)
著者/訳者:井上堅二
出版社:エンターブレイン( 2011-12-26 )
文庫 ( 254 ページ )
作者サイト:始まりは謝罪から
作者twitter:井上堅二 (Kenji_Inoue_)onTwitter
絵師サイト:FOX_TALE ENTRANCE
絵師twitter:葉賀ユイ (hagapon)onTwitter

半年前に出た新刊は短編集だったので本編は実質約1年ぶり。
なので流石に少々内容を忘れかけている中で読み始めたのですが、
そういえば試験やってたんだよなぁ、などと暢気に思っているのとは裏腹に、
割りとどのキャラも思惑は様々ですが真剣に戦ってました。

今回は試験がメインという雰囲気だったので、
お馬鹿なコメディ分は当然あるんだけどラブな成分も控えめで、
そっちを楽しみにしている人にとっては若干味気なかったかもしれません。
試召戦争そのものは雄二の策も結構ハマっていて面白かったんですけどね。

今回はあの謎の雰囲気を振りまきまくっている転校生だけじゃなく、
イケメンだし頭も良いんだけど、極端に騙されやすい三年生首席の人が出たりと、
割りと新鮮なキャラがいる上に、最後の最後で色々かき回してくれるので、
雄二たちF組だけじゃなく、もやもやしちゃいますね。

しかし姫路さんのあの話だったり、最後の展開だったりと、
シリアスな展開でありながら良い所で終わるこの辛さったらないですね!
これでまた半年や1年待たされたらホント困りますよ。
本業もあるから大変かと思いますが何とか早めに出して欲しいものです。

:: 2011/11/8 火曜日::

■[ラノベ]1年生が主軸な「ココロコネクト ニセランダム」

ココロコネクト ニセランダム (ファミ通文庫)
著者/訳者:庵田定夏
出版社:エンターブレイン( 2011-10-29 )
文庫 ( 317 ページ )
絵師サイト:enfance

今までは太一が主軸となって物語が回ってましたが、
新入生が入ったことで今回のココロコネクトは新入生二人が主軸に!
とはいえ、キャラが被っていると言われた千尋は太一ほど魅力がないと言いましょうか、
序盤の千尋が高二病すぎて読んでいていたたまれなかったです。

<ふうせんかずら>から与えられただけの能力に舞い上がり、
自分は特別だと勘違いして暴走しまくりの千尋を見てると、
「もうやめて! 揺り返しでとんでもないことになるよ!」
と読者的にハラハラしてましたが、実際最後の方は懸念したとおりでしたね。
とはいえ「千尋ざまぁw」と思ったのは否定できない。(笑

そんな千尋ともう一人の新入部員の紫乃は、
二人共似てるところは確かにあったなぁ、と読んでて感じました。
今までの文研部の5人は個性が強くて問題も多かったけど、
前へと進むエネルギーはあったので、
新入部員二人みたいな所謂「明日から頑張る」系の人種は新鮮味がありましたね。
心を入れ替えたと言う千尋の態度は社会人一年目の新入社員とか見てるようで、
なんかデジャヴったりも。

物語の視点がこの二人だったのでデレばん好きの私としては少々物足りなかったのも事実。
まぁ、あのシーンに挿絵があるのは良いですが、シチュエーションがなぁ…
紫乃の素直な毒舌は結構好きなんですけどね。
今回は新入部員を掘り下げるためにそうなったんだと思いますが、
次回以降はまた太一主体に戻って欲しいと思います。
シスコンと稲葉への愛が大変なことになっている太一の活躍に期待です!

あ、それとTVアニメ化だそうで。
まぁ、この面白さならくると思ってましたよ。
挿絵が白身魚さんですから出来れば京アニで…
と思いますが、無理でしょうね。(笑

:: 2011/7/2 土曜日::

■[ラノベ]子作りしましょ!?「バカとテストと召喚獣9.5」

バカとテストと召喚獣9.5 (ファミ通文庫)
著者/訳者:井上 堅二
出版社:エンターブレイン( 2011-06-30 )
文庫 ( 286 ページ )
作者サイト:始まりは謝罪から
作者twitter:井上堅二 (Kenji_Inoue_) on Twitter
絵師サイト:FOX_TALE ENTRANCE
絵師twitter:葉賀ユイ (hagapon) on Twitter

今回のバカテスは9.5となっているように短編集。
短編集とはいえいつものバカの最上級なコメディはノリにノっており、
作者曰く、ラブでコメろうと思ったら主人公が女性用下着を頭に被っていたという、
「わけがわからないよ」と言いたくなる展開ばかりで、
今回も大いに笑いまくりなのです。

以前の短編集にあった召喚主の本音を喋ってしまう召喚獣に引き続き、
今度は二人で召喚するとその子供をシミュレートした召喚獣が出るという、
騒動の種を含みまくる学園長の召喚獣実験が行われることになるんですが…
いやー、雄二が意外と子煩悩になるというのはある意味予想通りでしたけど、
高橋女史までもがあんなになるとは…
というか鉄人と高橋女史のカップリングは最早デフォなのであろうか。

それと姫路さんとの同棲生活エピソードなラブコメ回では、
明久が姫路さんとお買い物デートに行くんだけど、
前述したように何故かパンツを被ったり、その後に姫路さんの更衣室に乱入したりと、
展開がバカすぎてコメディ分が多寡な内容になっているんですが、
最後には比較的綺麗にしめているのが良かったです。

そして中編くらいのボリュームがある最後のエピソードは、
入学直後に明久と出会った雄二が主人公の物語。
これは7.5にあった美波の裏エピソードとも言うべきものなんですが、
この真相を知ったら美波は明久に惚れ直しそうなくらいに良い話でしたね。
要領が悪くて不器用だけど、優しさと勇気に溢れる明久は、
雄二が望んでいたモノを持っていて、ちょっと格好良かったです。

たまにこういったエピソードがあるからバカテスは良いですよね。
まぁ、基本はバカやってくれるだけで十分面白いんですけどね。(笑

:: 2011/6/8 水曜日::

■[ラノベ]自覚する気持ち 交錯する想い「ココロコネクト キズランダム」

ココロコネクト キズランダム (ファミ通文庫)
著者/訳者:庵田 定夏
出版社:エンターブレイン( 2010-05-29 )
文庫 ( 314 ページ )
絵師サイト:enfance

<ふうせんかずら>によって再び不可思議な現象に襲われる文研部。
今度の現象は『欲望解放』というエロ同人誌にでも使われそうな現象で、
事実初っ端から稲葉が下着姿になって太一に迫ろうというサービスシーンに突入したりと、
読者のハートをガッチリキャッチする展開があります。

とはいえ、そんな一種ほのぼの(?)とした展開が続く訳がなく、
いやまぁ、実際初期は教室で突然叫んだりといった牧歌的な現象だったんだけど、
唯の痴漢撃退事件から少しずつ歯車がズレていって…
と、相変わらず胸を締め付ける事態に陥っていきます。

しかし、そんな不可思議な現象に襲われようとも世界は文研部以外でも勿論廻っていて、
立ち止まってしまっていた太一がたまに担任として、人生の先達としての言葉をくれる後藤や、
恋愛マスター委員長の藤島からの助言で、傷付けあっても、迷惑かけあっても、
それでも一緒にいるのが友達だと邁進するのが何とも主人公らしかったです。
あと、アホの青木が愛すべきアホっぷりでそこに救われることも。(笑

そして終盤、この2巻で一番の盛り上がりにしてこれからのココロコネクトの方向性を決める稲葉のターン!
精神状態がおかしくなって自分に絶望し、更に自分の中の恋心を自覚させられる稲葉と、
同じ気持ちを持つからこそ気付いてしまう伊織の言葉合戦は中々に盛り上がりますなー
いやー、好きな男を取り合う女の友情とかカッケーっすよ。
太一…、羨ましいヤツ…!

1巻でのTS的な面白さは皆無になってしまいますが、これはこれで違った面白さを見せてくれますよ。
まぁ、面白さの本番は3巻からなんですけどね…!

■[ラノベ]ロリ稲葉ん可愛いー!「ココロコネクト カコランダム」

ココロコネクト カコランダム (ファミ通文庫)
著者/訳者:庵田 定夏
出版社:エンターブレイン( 2010-09-30 )
文庫 ( 318 ページ )
絵師サイト:enfance

今度は<ふうせんかずら>ではなく<二番目>によって起こされるあり得ない現象。
しかも今回は外見が丸々変化するというより一層信じられない『過去退行』
文研部の面々がロリやショタになるという、その属性の人たちに垂涎な現象ですが、
一番素敵な見所はやはり恋する乙女化した稲葉姫子の可愛さでしょう…!

積極的に太一に好かれる為の行動を起こし始めた稲葉ったらぱないの。
意図的に「あーん」する状況に持って行き、更にそれを藤島に見せつけるとか、
細かいトコロで太一を持ち上げてポイントを稼ぐなど、以前からの黒さを内包しつつ、
「恋の力を知ってるからな」という言葉の通り、
恋する女の子の顔が随所に見られてニヤニヤさせられますよ。

そして恋と言えば常に唯ラブを表明しているアホの青木が存外輝いていて、
特に「理屈じゃない。理由じゃない。論理じゃない。理論じゃない。」と悟り、
感じることしか出来ないから全力で感じて信じるという気持ちそのままに、
唯に突撃ラブハートをする青木△
いやー、やっぱり面白いキャラだわ、青木。

しかしシスコン気味だと思っていた太一が間違いなくシスコンだと確信させられたり、
カラーピンナップで描かれている四歳の稲葉がメチャクチャ可愛い上に、
四歳の時点で「でぃーぷ・きっす」という言葉を覚えていたりと反則すぎですよ。
伊織も伊織で十四歳時点で稲葉を懐柔したりと底知れないトコを見せてくれたし、
何より青木と共にこの3巻ではヒロインとしての見せ場もあったりと輝いてました。

いやー、とはいえ3巻からのヒロインは間違いなく稲葉だよなぁ。
稲葉姫子…、怖ろしい娘…!

■[ラノベ]稲葉姫子、点火(イグニッション)!「ココロコネクト ミチランダム」

ココロコネクト ミチランダム (ファミ通文庫)
著者/訳者:庵田 定夏
出版社:エンターブレイン( 2011-01-29 )
文庫 ( 318 ページ )
絵師サイト:enfance

バレンタインという恋する学生にとって一大イベントな時期にまたもや起こる現象。
今回は<ふうせんかずら>による文研部内で相手と人数がアトランダムに起こる『感情伝導』
そして初っ端から終わる太一の恋物語!
今回は今までにないほどに内面の発露が行われて、一番荒れる展開に…

朝から元気に平和な事に悩むことが伝わったり、稲葉に弄られたりする唯が面白可愛く、
長閑な日常を続けて今度も乗り越えようとする文研部だけど、遂に伊織が徐々に壊れていき、
クラスでの立場が気まずくなり、文研部とも離れていったりとかなり際どい状況に。
でもまぁ、それにめげずに自己犠牲野郎の太一がクラスの前であり得ない発言したり、
それに触発された稲葉が失敗に負けずに行動を起こして、遂に伊織の内面を理解して、
最後には絆を結び直したりと心に届く展開が良いんですよねー
1巻で伊織の父が言っていたという「もっと自由に生きなさい」が伏線として生きてきたりと、
そういった面でも読み所が満載ですね。

とはいえ、一番の見所はやはり何と言っても稲葉でしょう!
いやー、3巻からの稲葉は留まるトコロを知りませんでしたが今回は更に凄いですね!
図らずも太一の言葉責め願望(?)が露見しても、それに応えようかとナチュラルに思ってたり、
随所で恋は盲目な思考回路が見え隠れしてその可愛さにキュンキュンしてしまいます!
特にラストでの太一に対する好きな気持ちが溢れに溢れ、それが『感情伝導』でダダ漏れになったりと、
恋する稲葉姫子の可愛さが点火(イグニッション)しちゃうんですよ!
やべー、稲葉マジやべー

今回で太一たちの三角関係も綺麗に終止符が打たれた訳なんですけど、
ガチのシスコンであることが露見した太一がよく両方からフラれなかったなぁ、と思います。(笑
しかしラブコメはここで終わりではなく、むしろここからが本番だという…
稲葉の萌えっぷりはまだまだ続くんじゃよ。

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