僕の心のヤバイやつ (10) 特装版 4月8日発売!
夏! 海! 青春!
:: 2015/8/8 土曜日::

■[ラノベ]揺れる乙女の恋心「魔法科高校の劣等生 17 師族会議編 上」

魔法科高校の劣等生 (17) 師族会議編 (上) (電撃文庫)
著者/訳者:佐島勤
出版社:KADOKAWA/アスキー・メディアワークス( 2015-08-08 )

魔法協会を通して伝えられた四葉家の次期当主の指名とその婚約者の発表。
それは一条将輝や七草真由美といった十師族の直系だけではなく、
幹比古やほのかといった一般の魔法師にも知れ渡ることになり、
特に後者の人々に多大な影響を与えることになり…

やっぱりほのかが一番ショックを受けるよなぁ…
それを見越して自分の口から告げた雫は流石は親友だけど、
まさか愛人の選択肢まで提示するとは思わなかったです。
でも、よくよく考えたら四番目の選択肢である、
「世を儚んで自殺」という発想に決して至らないようにするために、
愛人という選択肢をわざと提示したのかもしれない。
それにしても深雪を前にして立ち向かおうとするとか、
ほのかは予想以上に強い子だよなぁ。
まぁ、個人的には愛人ルートが一番確実性が高いと思うんですが。(ぉ

それに比べて真由美さんは煮え切らないというか…
それでも滲み出てくる真由美さんの恋心がニヤニヤ度が高いです。
そんな恋心を七草弘一も把握しているからこそ、
色々と暗躍しようとしているんだろうけれども、
今回の師族会議での情勢を考えればしばらくその線は消えちゃうのかなぁ。
真由美さんは可愛いからもっと出て欲しいんだけれども。

その師族会議ですけれど、他の十師族の面々が遂に出揃いましたね。
そして出揃ったと思ったらいきなりのメンバー変更な上に、
そこに今までの騒動の黒幕であるジード・ヘイグの捨て身のテロ行為と、
更にUSNAの動向も絡んできてまたもや緊迫の展開になってきましたね。

この師族会議編は上中下の三編構成らしいので、
次の冬頃の発売の中編もそうですが、その先の刊行も既に待ち遠しいですね。

それはそうと裏表紙のデフォルメされた正装した十文字先輩が妙に可愛かったです。(笑

:: 2015/5/14 木曜日::

■[ラノベ]四葉家の闇と深雪の乙女心「魔法科高校の劣等生 16 四葉継承編」

魔法科高校の劣等生 (16) 四葉継承編 (電撃文庫)
著者/訳者:佐島勤
出版社:KADOKAWA/アスキー・メディアワークス( 2015-05-09 )

四葉家が新年に行う「慶春会」
そこで四葉本家の次期当主が決まると言われ、出席が命じられた達也と深雪。
深雪が当主となるのには異存はないけれど、
達也が四葉本家中枢に近付くのは時期尚早と考えた分家当主たちが、
司波兄妹の「慶春会」出席を妨害するために色々と策をめぐらして…

愛するお兄様の立場が改善されるならと、
当主となることはやぶさかではないけれど、
お兄様以外の男性と夫婦となることには耐えられない…
そんな深雪の千々に乱れる乙女心がアブノーマルだけど愛しかったです。

そんな乙女心を見抜いて「達也と深雪は実の兄妹ではない」
という建前を用意する真夜は流石は精神干渉系魔法の大家である四葉家当主ですよ。
確かにこれなら深雪が四葉家を継ぐだろうし、むしろ真夜に感謝するかも。
そして深雪の真っ直ぐな想いを受けて達也が断れるはずがないし、
これは真夜の一本勝ちでしょうね。
世界を滅ぼせる達也でも愛する妹の想いには勝てるはずがない。

そんな歪んでいるけど崇高な兄妹の出生の秘密も明かされた訳ですが…
人造魔法師実験の真意や、深雪が生まれた理由やその経緯等々、
色々と腑に落ちて、納得できることは多々あったんですけど、
四葉家の闇が溢れ出ていて狂気を感じましたね。
そんなドス黒い狂気の中で深雪という純真な想いが生まれたのは、
ある意味奇跡だと思います。

また、文弥と亜夜子以外の四葉家の分家次期当主たちが登場しましたけど、
津久葉夕歌と新発田勝成という年上二人も割りとまともなんですね。
やはり真夜が大漢に拉致されて人体実験されたのが全ての元凶なんだろうなぁ…
そんな親世代の業を背負わされる司波兄妹は大変だと思うけれど、
達也なら気にもしないんでしょうね。

達也が披露した「バリオン・ランス」が今後どこで使用されるのかも気になりますが、
むしろ次回予告にもあったけど、
達也と深雪の関係が対外的に発表されてどんな影響が及ぼされるのか。
そちらの方が気になりますね。
夏発売ということなので期待しながら待ちたいと思います。

:: 2015/3/8 日曜日::

■[漫画]九校戦Girl’s Side「魔法科高校の優等生」5巻

魔法科高校の優等生 (5) (電撃コミックスNEXT)
著者/訳者:森夕
出版社:KADOKAWA/アスキー・メディアワークス( 2015-03-07 )

Kindle版:魔法科高校の優等生 (1)
Kindle版:魔法科高校の優等生 (2)
Kindle版:魔法科高校の優等生 (3)
Kindle版:魔法科高校の優等生 (4)

深雪視点で語られる「魔法科高校の優等生」ですが、
今回は九校戦編ということで第一高校で一番九校戦に思い入れがある雫がメインです。
また、原作では一条とジョージ以外出番がなかった第三高校の女性陣も出てきて、
華やかかつ多彩な面白さを見せてくれます。

その第三高校の一年生女子の中心人物なのが師補十八家「一色」家令嬢の一色愛梨

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自らの家柄と鍛え上げてきた実力に裏打ちされた自負を持ち、
良い意味でプライドが高く、先輩への礼儀もしっかりと弁えた良い子なんですが、
相手が深雪さんでは少々可哀想に思えてきますね…
悪い子ではないんだけどなぁ…

既に雫と対戦した一色さんの友人である十七夜さんの心が折られているだけに、
一色さんもプライドがズタズタにされるのでは心配になりますが、
もう一人の友人の四十九院さんがムードメーカーになってくれそうなので、
何とか頑張って欲しい所です。
いや、何か判官贔屓的な感じで応援したくなるんですよね、第三高校の子たちって。
何しろ原作で見せ場がなかっただけに、彼女たちの結果が分かりきっているだけに…

もちろん第三高校の子たちだけでなく、九校戦に燃える雫は魅力的でしたし、
深雪さんは存在するだけで神々しいほどの美しさを備えていたので、
第一高校の女子は充分イケてますよ。
原作では見られなかった彼女たちの奮闘がこれからどう描かれるのか楽しみです。

:: 2015/1/12 月曜日::

■[漫画]沖縄動乱「魔法科高校の劣等生 追憶編」2巻

魔法科高校の劣等生 追憶編 (2) (電撃コミックスNEXT)
著者/訳者:依河和希
出版社:KADOKAWA/アスキー・メディアワークス( 2014-12-09 )

作者サイト:あぅ詰め
作者twitter:依河和希 (wakipedia)さんはTwitterを使っています

Kindle版:魔法科高校の劣等生 追憶編1 (電撃コミックスNEXT)

深雪さんがまだツン期だった中学生時代を描いた「追憶編」の2巻。
発売自体は先月なんだけど、そこら辺は気にしないで下さい。
まぁ、原作の新刊と一緒に読みたかっただけなんですけどね。

まだ四葉家が四葉家である所以も知らない、雪のように真っ白な深雪さん。
彼女がガーディアンである達也について扱いかねている中で、
沖縄の海をクルージング中に潜水艦から襲われた時に、
達也の実力の片鱗を感じてしまってからのドキドキが描かれております。

兄妹という身近でありながら心は疎遠な二人が、
国防軍の訓練を視察する際に達也から「深雪」と呼び捨てされることによって、
更に胸の高まりが抑えられなくなっていく展開にはニヤニヤしちゃいますね。
この頃の深雪さんは素直になれない所もあるから、
正にツンデレ初期って言いましょうか!
元々、原義のツンデレって付き合い始める前までがツンツンしてて、
惚れてからがデレデレっていう意味だから、元祖ツンデレと言えましょう。

そしてそんな深雪さんがデレ期に突入する契機になる大亜連合の侵攻が始まり、
内応した反乱兵たちに深雪たちに毒牙が及んでしまうことに…
それにしても高校生にして卓越した実力を持つ深雪さんを知っていると、
アンティナイトで力を封じられてしまう深雪さんの弱さは新鮮ですね。
まぁ、中学生ですからね、この頃は。
それに対して中学生とは思えない実力をこれから達也が発揮するかと思えば、
次の3巻が待ち遠しい訳ですが。

原作のボリュームからすると追憶編は次回でクライマックスかと思います。
マテリアル・バーストが明らかになる場面がどう描かれるか今から楽しみです。

:: 2015/1/11 日曜日::

■[ラノベ]十師族の綺羅星たち「魔法科高校の劣等生 15 古都内乱編 下」

魔法科高校の劣等生 (15) 古都内乱編 (下) (電撃文庫)
著者/訳者:佐島勤
出版社:KADOKAWA/アスキー・メディアワークス( 2015-01-10 )

達也が四葉から依頼された京都の「伝統派」に匿われた周公瑾の捕縛作戦。
それを察知した七草が証拠隠滅を謀って真由美さんの護衛を使って暗殺しようとしたら返り討ちにされ、
不審に思った真由美さんまで乗り出してきた上に、
論文コンペの下見に来ていたクリムゾン・プリンスこと一条将輝まで絡んできて…

一条、四葉、七草、九島と十師族に連なる若者たちが、
国に巣くう他国の魔法師を排斥するために動くとか戦時下とはいえ責任感あるなぁ。
幕末に同じく京都に居た維新志士も二十歳以下の者が多かったことを考えると、
動乱期に若手が積極的に動くというのはいつの時代も変わらない、という示唆も含んでいるのかも…?

今回の舞台は京都だったので、京都に土地勘があると判りやすいですね。
私は京都へは一時期毎週遊びに行ってたので比較的地理に明るいので、
あそこらへんかー、と思いながら読んでました。
それにしても渋滞がない交通機関が整備された未来って羨ましいな。(笑
実際の京都は車で行動しようとしたら凄く大変だからなぁ…

一条が都合良く達也に使われていたという実態はともかく、
二人がタッグを組んで戦うってのは少年漫画的な熱さがあって割りと面白かったです。
というか、むしろ一条が普通の熱血少年漫画的主人公の素質があるというか。
エリカたちのピンチに颯爽と現れて敵を倒すとか正に主人公だしなぁ。
そう考えると達也が主人公というのは異質だよなぁ、と改めて感じましたね。

そして今回一番ヒロイン度が高かったのは深雪…、ではなくて真由美さんですね。
14巻でも可愛い所を見せてくれましたけど、
この15巻ではもっと魅力的な所を見せてくれましたからね!
まさか酔っ払うと幼児退行するだけではなくて、あそこまでねだるとは…
これは薄い本が厚くなるな…!
あのシーンに挿し絵を指定した編集さんはマジ有能だと思う

そしてラストにて四葉家を構成する分家が多数登場しましたが、
次回からはついに四葉家の核心に迫っていくようです。
深雪の血筋に関しても何か予告で触れてきてましたが、
はたしてどういった真相があるのか。
次巻が夏に発売というのが微妙に遠くて待ち遠しいです。

:: 2014/9/28 日曜日::

■[漫画]たとえ星々の高みに昇られても…「魔法科高校の優等生」4巻

魔法科高校の優等生 (4) (電撃コミックスNEXT)
著者/訳者:森 夕
出版社:KADOKAWA/アスキー・メディアワークス( 2014-09-26 )

Kindle版:魔法科高校の優等生 (1)
Kindle版:魔法科高校の優等生 (2)
Kindle版:魔法科高校の優等生 (3)

2クールのアニメも終わった【魔法科高校の劣等生」ですが、
そのコミカライズは数多く出ています。
しかしその中でも一番原作への理解度とリスペクトが高いのは、
この「魔法科高校の優等生」だと思うんですよね。

原作通りに作りあげるだけでなく、その裏側で起こっていたことを描く想像力は、
原作をしっかりと読み込んでないと描けないことですし、
深雪視点で描かれるため、深雪の心理描写がどうしても多くなりがちなので、
深雪というキャラクターをしっかりと把握していないと描けないと思うんですよね。

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ゲストページで原作者の佐島勤さんも唸るのも納得な程に深雪の魅力がよく出ていると思います。
それと、壬生先輩に冷然と向き合う深雪も良いけど、
やっぱり深雪は達也相手にとろける笑顔を向けている姿が一番魅力的だと思うんだ。

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そう言えば今回ちょっと面白かったのは達也の誕生日ネタですね。
双子ではないのに同じ学年ということで達也が4月生まれでなのは周知の事実ですが、
ちゃんと1年生の時点で誕生日会をやっていたとは…
キッカケがエリカのお茶目っていうのは凄く”らしい”と思います。(笑
深雪の家庭での誕生日の祝い方も凄く深雪らしくて良かったですしね。
こういった所が原作ファンとしては嬉しいんだよねー

台詞回しも文意を変えない程度に変化させて漫画として判りやすく再構成しているし、
深雪の真意が伝わりやすいように言葉を補ったりしてたりと、
原作と読み比べると色々と気付けることがあるので、
原作を読んだことがある人でももう一度読み比べてみると面白いと思います。(笑

それと次回からはついに九校戦が始まりますね。
原作には登場しなかった三校の師補十八家が出てくるのでお楽しみに!

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