僕の心のヤバイやつ (10) 特装版 4月8日発売!
夏! 海! 青春!
:: 2014/6/24 火曜日::

■[ラノベ]元勇者と一緒に「はたらく魔王さま!」11巻

エンテ・イスラでの騒動がひとまず終わり、日本に戻ってきた真奥たちの日常編。

何故か電子書籍版の刊行が早くなったので紙の一ヶ月遅れで読めました。
まぁ、それはともかく内容の方ですが相変わらず面白かったです。
恵美は肩の荷が下りたというか、自然体に戻ったのか、
真奥への葛藤を一歩前に進んで解消した感じになったのに、
逆に真奥が色々とアタフタしちゃってるのが可笑しかったですね。(笑

ちーちゃんはヒロインというよりもお母さん属性が付いてきた気が…
いや、もちろん可愛いんですけども! 良いヒロインしてるんですけども!
とはいえ、真奥にマジ説教かましているシーンとか、
どう見ても子供を叱るお母さんって感じがしましてですね…(笑
ちーちゃんは良いお母さんになると思う。

そんな巨乳女子高生に叱って貰える真奥ですけど、
今回は珍しくバイト仲間との会話シーンがありましたね。
同僚との会話とか、働いてたら当然とはいえちょっと新鮮。
ある意味「はたらく魔王さま!」というタイトルに沿っていますけども。
まぁ、その内容がリア充爆発しろ的なアレなのは、
客観的に真奥の居るポジションを考えれば当然だよなぁ…
年下の巨乳女子高生に好かれて、美人の知り合いも同じ職場にやってきて、
親しげな客には和風美人も居るとか、確かに爆発して良いと思う。

サプライズイベントとかも意表を突かれて面白かったし、
ノルドとミキティから語られるライラの動きと世界の謎とかも、
色々と想像を膨らますことが出来て面白かったですね。
良い所で終わったので次の12巻が楽しみです。

それはそうとカラーピンナップで描かれていた洋装の鈴乃は、
意外性があってこれはこれで良かったです。
うーん、やはり鈴乃はヒロイン度が高いな…
個人的にこの作品におけるヒロイン度の高さは
アラス・ラムス>鈴乃>ちーちゃん>恵美>(超えられない壁)>ミキティ
だと思ってます。(キリッ

:: 2014/6/16 月曜日::

■[ラノベ]小学生女子は百薬の長「天使の3P!×3」

天使の3P!×3 (電撃文庫)
著者/訳者:蒼山サグ
出版社:KADOKAWA/アスキー・メディアワークス( 2014-06-10 )
作者サイト:さぐちきん。-蒼山サグ 個人ページ-
作者twitter:蒼山サグ (SagAoyama) on Twitter
絵師サイト:てぃんくる 公式サイト Piece Gardien

今回は予想通り、ひびきPこと響のチャット仲間の霧夢がメインヒロイン!
そして2巻の感想の予想通りだったでござる。
これは私の勘が冴えていたというより、
蒼山サグさんが蒼山サグさんであったというだけだと思います。(笑

ある日いきなり「リヤン・ド・ファミユ」宛てに届いた離島の島おこしイベントへの招待状。
怪しんでいたら、どうやら霧夢が改心したから地元に招待してくれたということらしいので、
釣り馬鹿の保護者の思惑もあって夏休みを利用して出かけることに。
でも、実は霧夢は改心したと見せかけて色々と企んでいて…

離島の秘密の慣習とか割りとありきたりで確かにファンタジーでしたが、
そこからのあっさりとした脱却の方がファンタジーな気がしました。
ですが、それらも全て小五ロリを幸せにするためのギミックなら仕方ないのです。
可愛いは正義で、正義のためなら多少強引な展開も問題ないのだ!

それにしても小五ロリの濃度がまた高まったな…!
当初は3人+実妹の4人だったのに…
やはりロウきゅーぶ!での小六ロリまみれだった過去を忘れられなかったのか…
これがロリの禁断症状…(多分違う

それに比べて同級生の桜花は本当に残念女子だなぁ…(笑
折角良いスタイルをしているのに釣りの方が優先度高いだなんて…
冒頭のエロとしか思えないやり取りも、本人は絶対気付いてないよね…
桜花…、残念な子…!

:: 2014/6/14 土曜日::

■[ラノベ]祈りの時間「男子高校生で売れっ子ライトノベル作家をしているけれど、年下のクラスメイトで声優の女の子に首を絞められている。 3 ―Time to Pray―」

また首を締められているのかよ!
とタイトルとモノローグにツッコミを入れつつ読んでいったら、
終盤になってやっとサブタイトルがTime to playからTime to prayになっているのに気付きました。
何だろう、ちょっと負けた気分…(笑

2巻までのインタビュー形式で語られる電撃文庫作家の赤裸々な事情から一転し、
3巻では”僕”視点と似鳥視点が交互に入れ替わって綴られるラブコメ編です!
まぁ、”僕”に関しては脳に恋愛機能が全くといいほど搭載されていないので、
どちらかというと似鳥の一人相撲に見えないラブコメ編ですが…

2巻ラストで似鳥のために”僕”が「ヴァイス・ヴァーサ」の一編を朗読したばかりに、
クラスメイトの「ヴァイス・ヴァーサ」ファンの佐竹さんに狙われることになった”僕”。
自習時間に社会科の遠藤先生と似鳥と4人で内職しながら、
「ヴァイス・ヴァーサ」について延々と語る3人を隣りで聞くとか、
中々に羞恥プレイで読んでてニヤニヤしましたね。
無論、一番ニヤニヤしたのは似鳥視点で語られた”僕”がついた、
「似鳥はね、僕の彼女なんだ」という嘘に纏わる騒動でしたけどね!(笑

それにしても似鳥が首を絞めたのに許された理由が、
まさかあれほど壮絶なモノだったとは…
ご都合主義な夢物語ではないことを文字通り痛感した似鳥が、
仕事現場で見せた一幕は2巻終盤と良い対比になっていたと思います。
この3巻は似鳥の成長譚でもあるような気がします。

それはそうとラストの質問板のアレには笑わされました。(笑
これでキレた佐竹さんが”僕”にどういったリアクションをするかとか、
色々と妄想が捗るわけですが…
これ、ちゃんと続きが出るのかしら。
結構良い感じで終わっちゃったのでこれで完結じゃないよね? とちょっと心配です。

:: 2014/6/12 木曜日::

■[ラノベ]川原礫、第三のWeb小説原作シリーズ「絶対ナル孤独者」1 ―咀嚼者 The Biter―

絶対ナル孤独者 (1) ―咀嚼者 The Biter― (電撃文庫)
著者/訳者:川原礫
出版社:KADOKAWA/アスキー・メディアワークス( 2014-06-10 )
作者サイト:WORD GEAR
作者twitter:川原礫 (kunori) on Twitter

アクセル・ワールド、ソードアート・オンライン、そして絶対ナル孤独者…!
川原礫、3つ目のシリーズ開始!

AWやSAOと同じく、川原礫さんがWeb上で発表していた作品を下敷きにした新作です。
宇宙からやってきたナニかに寄生された少数の人間が異能力に目覚めて2つの陣営に分かれて戦うという、
「寄生獣」「アライブ-最終進化的少年-」みたいな世界観の作品です。
空木ミノルは幼い頃、自宅に乗り込んできた殺人鬼に両親と自分を隠して守った姉を惨殺されるという、
岸辺露伴のような過去を持つ暗めの主人公。
彼が目覚めた能力はその過去の記憶を鋳型にした、自分を守る絶対的な防御力を持つ”殻”…
ぶっちゃけると「A.T.フィールド」を自分の周囲3cmの空間に張れる能力だった…

主人公の能力が完全防御型という割と珍しいタイプな上に、
俺TUEEEなキリトさんや、コンプレックスの塊だけどモテまくりなハルユキとは全く違ったものです。
過去の陰惨な事件の記憶を思い出したくないから他人の記憶には残りたくないという、
ぼっち志望という所も珍しいですね。
それでも自分の事を無条件で心配してくれる義姉のことは心の底から大事にしていたりと、
人間らしい所は充分残っているので、読んでいてそれほどストレスは感じません。

この1巻で登場する敵は子供の頃に親の教育方針から歯を失うも、
宇宙から飛来したレッドアイに寄生されたことで硬質な歯を生み出した「バイター」
普通の食事では物足りず、顎に寄生したレッドアイの意志の赴くままに、
人間を捕食し、咀嚼する猟奇的な能力者。
余談ですが、顎に寄生された能力者ってモロに「寄生獣」だよなぁ…(笑

1巻なのでまだまだ物語の導入といった所なので、
表紙に登場しているヒロインの「加速者」ユミコも出番が少ない上に見せ場も少ないです。
それでも充分面白い内容になっているとは思いますが、
Web版を読む限り物語が大きく動いて本格的に面白くなるのは3巻くらいだと思いますが、
発行ペースが恐らく年に1冊か、多くて2冊くらいなので気長に待った方が良いと思います。
我慢出来ないならWeb版を先に読むことをオススメします。
どちらにしろ、第四章以降は電撃文庫で発行されるのを待つしかないと思いますが…(笑

:: 2014/5/14 水曜日::

■[ラノベ]俺の妹がこんなにパンツ好きのわけがない「エロマンガ先生 2 妹と世界で一番面白い小説」

エロマンガ先生 (2) 妹と世界で一番面白い小説 (電撃文庫)
著者/訳者:伏見つかさ
出版社:KADOKAWA/アスキー・メディアワークス( 2014-05-10 )
文庫 ( 344 ページ )
作者サイト:LUNAR LIGHT BLOG
絵師サイト:tabgraphics_blog
絵師twitter:かんざきひろ (kanzakihiro)さんはTwitterを使っています

「エロマンガ先生」とは、俺妹コンビが手掛ける新作シリーズです!
引き篭もりのイラストレーターな妹とラノベ作家の兄の兄妹ラブコメ!
妹のペンネームが「エロマンガ先生」というだけなので、
けっして快楽天とかに載ってる18禁な漫画とは関係がないんだよ!
えろまん。(仮)」というコミュ障女子と売れない男性作家がタッグを組んで、
エロ漫画家として活躍するという漫画があるけど、それとは関係ないんだからね!
えろまん。(仮) (バンブーコミックス/COLORFUL SELECT) (バンブー・コミックス COLORFUL SELECT)
完全に余談ですけど、作者は元ジャンプ作家の八神健先生です。

で、その「エロマンガ先生」もとい和泉紗霧ちゃんですが、
義妹な上に可愛さは桐乃さんより断然上ですね!(当社比
素直になれないブラコン度は負けてないし、むしろ変態度では負けるどころか圧勝というか…
ほぼ初対面の美少女にスカイプ越しでスカートたくし上げでパンツ見せて貰ったり、
友達になりにきた委員長に緊縛目隠ししてパンツずり下げたり、
シリアス展開なのに執筆に夢中になった少女のスカートをめくってパンツを見ようとしたりと、
えっちな美少女に対する興味がメーターを振り切りすぎですよ!

そして今回表紙になっているパンツ要員ヒロインの山田エルフですが、
相変わらず作家としての態度はダメダメだけど、チョロインとしては最高ですね!
マサムネが妹ラブすぎるを承知の上で外堀を埋めていくかのように立ち回っている気がしないでもない。
それはそうと、確かにこのエルフちゃんはtwitterとか2chとかで炎上しそうだなぁ。
うん、間違っても探偵モノや時代逆行モノを書いたりするんじゃないぞ?(ぉ

しかし今回真ヒロインは新キャラの千寿ムラマサだったと思うんだ!
中学二年生にして1000万部を超える作家とか存在がフィクションすぎるけど、
恋する女の子としての魅力は本物だから問題ないよね!
それにしても一生養ってあげるから自分の為だけの作家になってとか、
女性のオタクさんの界隈ではたまに聞くフレーズだけど、まさかこの作品で聞くことになるとは…

ちなみに前作である俺妹との関連性もすこーしだけ垣間見えますね。
マサムネのサイン会に来た軽音部所属の坊主頭は実家が和菓子屋のロックな奴な気がするし、
千寿ムラマサだって、家が千葉で普段着が和服って2期BD特典小説に載ってたあの子を連想しますしね!
よく見れば挿し絵のセーラー服もどこかで見た覚えがあるような気がするしね…!

そうそう、作中で出てきた作者本人よりも大好きな読者だけの「世界で一番面白い小説」!
これ、漫画だけどそのまんまな例があります。
それは「それでも町は廻っている」の石黒正数にとっての小原愼司さんの「菫画報」です。
作者よりも作品のことを詳細に記憶し、百点満点中百万点つけてますよ、間違いなく。
「菫画報」が4巻で終わったから続きが読みたくて「それでも町は廻っている」を描いてるんだと思う、
と「地球戦争 (2)」の対談で言っちゃってますからね。
こういったエピソードを知っているんで、今回の千寿ムラマサ関連の話は凄く興味深かったです。

そう言えば1巻と違って電撃文庫以外の小説の名前とネタをバンバン出してきましたね。(笑
アキバBlogのインタビューによるとちゃんと許可まで取っていたみたいですが、
まさかエルフ命名のスキル名までそのまんま持ってくるとは思いませんでした。(笑

余談ですが、作中で出ている某作品の作者も、
WEB小説版SAOを中学生の時に読んでしまったから人生が狂ったと言ってました。
げに恐ろしきはWEB小説の業であるなぁ。(今回のオチ

余談の余談ですが、その作家さんはベルセルク童貞だったので、
「13巻を飛ばして読めば良いよ」とアドバイスしておきました。
マサムネのマリみてを「パラソルをさして」だけ抜かして貸す所業よりかはマシだと思います。(キリッ

:: 2014/5/12 月曜日::

■[ラノベ]冷奴と茗荷「はたらく魔王さま!」10巻

つい先日11巻が出たばかりだけどKindle版10巻は出たのが半月前だから仕方が無い。
電子書籍が普及するには値段よりも新刊の発売時期の方が問題だと思うの。

エンテ・イスラに連れ去られた芦屋と恵美の父、
そして帰ってこない恵美を助けるためにエンテ・イスラに渡った真奥と鈴乃。
アルバートと合流することが出来て情報が集まっていく中で判明した真奥の不調。
そんな中、天使とオルバの策謀に翻弄される恵美の元に悪魔大元帥として復帰した芦屋から手紙が届く。
そこには冷奴と茗荷という、日本の習慣に関する話が書かれており…?

いやー、良かった良かった!
長く続いたエンテ・イスラでの騒動もこれで一件落着ですね!
圧倒的な実力がありながらも魔王への復讐という心の芯がなくなってしまったら、
あっさりと勇者としての心が折れてしまった恵美のメンタルでしたが、
まぁ、確かに恵美は子供の頃から普通の農家の娘として育ってきましたからね。
それはもう致し方ないでしょう。
むしろ、その後に残ったのが東京で暮らしていた思い出というのが見所だったと思います。

鈴乃はあっさりと天使たちの罠に掛かって飛ばされていらん子状態かと思いきや、
敢闘賞をあげたくなる程に裏で支えてくれましたね。
エンテ・イスラで培った人脈と地位が見事に役立っていた感じでした。

そして真奥は冒頭から散々情けない所を見せてくれたし、
激戦直前でも割りと日常を感じさせる描写が多かったけど、
決める所は決めてくれて、流石は魔王さまだなと!
まぁ、一番良い見せ場を持っていったのがミキティだったのには参りましたけど!
というかあそこに挿し絵を持ってくるとか卑怯だ。(笑

世界の謎が小出しになっちゃっててモヤモヤでしたが、
そこは11巻に期待したいとこです。
Kindle版はいつ頃出るんじゃろか…

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