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夏! 海! 青春!
:: 2017/12/10 日曜日::

■[ラノベ]誰にも止められない図書館への情熱「本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第四部「貴族院の自称図書委員I」」

ゲオルギーネ派の陰謀で毒を受けユレーヴェに浸かり2年間眠っていたマイン。
起きたら浦島太郎状態な上にすぐに貴族院に入学するための詰め込み勉強が始まり、
あっという間に貴族院での生活が始まる訳だけど、
国内蔵書数2位の貴族院図書館を前にマインは止まるはずがなく…

いやはや、流石のマインでしたね。
フェルディナンド様ですらもまだ甘く見ていたマインの本への情熱を、
この2年間で多少成長したとはいえまだ子供のヴィルフリートを理解しきれるはずもなく、
迂闊な煽りで一年生全員にマインズブートキャンプで甚大な被害を受けてしまったのは、
さもありなんと言ったところでしょう。(笑

そんな周りの災禍に頓着することなく、念願の図書館に入れたマインの喜びようは最高でしたね。
表紙にも出ているシュミルのぬいぐるみ魔術具のヴァイスとシュバルツが可愛かったです。
欲を言えば、涙をボロボロ流している時の挿し絵も見たかったところですが…、
これはかなり先になると思いますが、鈴華さんのコミカライズに期待したいと思います。

それにしてもWeb版完結まで読んだ後にこうやって一から読み直していると、
色々と伏線があったことに気付かされますね。
グルトリスハイトとかこの時点でもう既に出てたんですね…
あと、王族がバカというのをこの時点でマインは看破してたんだな、と。(笑

書き下ろしのエーファ視点の短編ですが、これも素晴らしかったです。
椎名優さんが描かれる成長したカミルの可愛さもそうですが、
未だにマインと別れる原因を作ったと自分を責めるトゥーリが尊かったです…
早くみんなが笑顔で家族として過ごせる日が来ますように…

:: 2017/9/16 土曜日::

■[ラノベ]初めての妹「本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第三部「領主の養女V」」

領主の養女となって印刷業を広めるために色々と動くだけでなく、
義兄となったヴィルフリートの更生&教育までやったり、
護衛騎士のブリギッテのために新しい衣装を考えたり、
健康な身体を手に入れるために薬の材料を集めたり…、
と色々と大変なマイン。
しかし、そんなマインを狙った陰謀が水面下で蠢いており…

シャルロッテはとても可愛いらしいと思いました。

金髪縦ロールとか椎名優さんはとても良い仕事をしますよねぇ…
表紙を見てるだけで陶然としちゃいます。
もちろん見た目だけじゃなくて性格も可愛いんです。
フロレンツィアが育てたからか、正に良家の子女って感じで、
これはマインがお姉ちゃんとして張り切っちゃうのもわかるというものです。

もちろんお姉ちゃんとして張り切るマインも可愛いらしいです。
精神年齢的にはお姉ちゃんどころかお母さんに近いはずなんだけど、
フェルディナンド様にツッコミを入れられた時といい、
実に子供らしいというかお茶目というか。(笑
それでいて自分のためにグリム計画を密かに始動してたりと、
悪巧み(?)をするようなところもも含めて、
マインらしくてとても面白いと思いました。(笑

可哀想だったのがダームエルですよね…
あれだけ頑張ったのに悲恋に終わるとか…
でもまぁ、短編に書かれてた通り、
恋で止まって結婚を見据えてなかったので仕方ないといえば仕方ないですね…
お互いに譲れないものがあるから、これはもう運命だったとしか…
まぁ、挿し絵で描かれていたフーゴの結婚話に耳を塞いでいる姿には笑っちゃいましたけどね。
椎名優さんは本当に良い仕事をしてくれるなぁ。(笑
巻末描き下ろし4コマでもトゥーリとルッツとマインの三人が仲睦まじく抱き合ってる所も描いてくれたし、
本当に大満足です。

さて、次巻からは貴族院が舞台になりますね。
ハンネローレ様がどのようにデザインされるのか今から楽しみです。

:: 2017/8/6 日曜日::

■[漫画]ルッツの想い。「本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第一部 「本がないなら作ればいい」」5巻

ギルド長の孫娘フリーダと会い、髪飾り作りをする商談をまとめたマインとルッツ。
そしてそこでマインが患う持病「身食い」について知ることに。
それを治すには大金がいると知り、絶望的になるマインだったが、
本作りのために心を折らないように懸命に生きて…

もうね、ルッツの心情を思うと涙腺が刺激されまくりでヤバイですよ。
フリーダに「身食い」のことを言われた時にはまだ実感が薄かったんでしょうね。
でも、実際にマインに「身食い」の症状が襲い、急激な体温の上昇を感じたことで、
本当の意味で実感したんでしょうね、マインの命の危機を…

だからこそ、マインに対して何もできな無力感に泣いてしまったんだろうなぁ…

ルッツにとって恩人であり、初恋であり、パートナーであり…
一言で言い表せないほどに大事な人が苦しんでいるのに、
自分ができるのは背負ってあげることだけという、
自分の力不足を嘆いてしまうルッツが愛おしかったです。

もちろん原作である小説でもそれを感じることが出来ましたが、
やはり漫画という媒体になることでルッツの表情が見えることで、
ルッツの感情がダイレクトに感じることができるんですよね。
そのお陰でとてもルッツの気持ちに共感できて、愛おしさも倍増でしたよ。

それだけに描き下ろしの短編はダイレクトに私のハートを直撃しましたね。
本当にルッツは良い子ですよ。
マインは貧乏な兵士な家に生まれたけれど、
愛情深い家族に恵まれるという幸運だけでなく、
ルッツという大親友を得たことも最高の幸運だったと思います。

もちろんそんなルッツのシリアスな話ばかりでなく、
いつもの「本好きの下剋上」らしくコミカルな部分も多く、
そちらもとても楽しかったです。
特に折角大きなトロンベを狩ったのに放置されたギュンターパパとか、
脳内だけで自己完結してルッツにきちんと伝えてなかったマインとか。(笑

このマインの表情は原作読んで感じたノリそのままだと思いました。(笑

原作も傑作だけど、コミカライズもやはり名作だと思うので、
もっと色々な人に読んで欲しいですね。

:: 2017/6/20 火曜日::

■[ラノベ]ゲオルギーネの来訪「本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第三部 領主の養女IV」

虚弱な身体を改善する薬のための素材集めをしながら、
印刷業を広めている領主の養女編の4冊目です。
素材集めでちょっとした冒険を繰り広げたりしてますが、
ここまでは比較的平和な日々ですね。

不穏な空気が漂ってくるのがジルヴェスターの実姉であるゲオルギーネの来訪です。
領主の座をジルヴェスターに奪われたと思っているゲオルギーネが、
大領地アーレンスバッハの第一夫人の座に就いたことと、
前神殿長が処刑されたことで大いなる陰謀が動き始めましたよ。
巻末の書き下ろしエピローグはこれからの壮大な物語の伏線になるので、
Web版を読んでいる人にこそ読んで欲しいですね。

それにしてもヴィルフリートはまだまだバカボンですね…
前よりマシになっているとはいえ、まだまだ増上慢というか。
それに振り回される両親やマインがちょっと大変ですね。
まぁ、この後更に大変になるですけども。

それと今回の見所はダームエルとブリギッテだと思うんですよね。
椎名優さんが描かれるドレス姿のブリギッテはとても美しく、
ダームエルが恋に落ちるのも納得でしたよ。
書き下ろし短編でのダームエルの男らしい姿とかとても好感が持てましたしね。
主人公であるマインに関してはラブロマンスとは縁遠いですが、
脇役にはきちんとラブロマンスがあるのはとても良いと思いました。

まぁ、Web版読んでるとこの後の展開を知ってしまっているので、
ちょっと切ない気持ちになってしまうのですけどね…
ダームエル…(´・ω・`)

:: 2017/3/11 土曜日::

■[ラノベ]女神の泉「本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第三部「領主の養女III」」

Web原作が完結しました…
今年中に完結することは前から分ってましたがこうも早く完結するとは…
エピローグが最高だったので感無量ですが、
書籍版での書き下ろしエピソードとかを読めると思いますので、
「本好きの下剋上」はまだまだ終わりませんよ…!

領主の養女編3冊目は主に素材集めですね。
虚弱なマインの薬を作るための素材なんだけど、
秋の素材は失敗したので冬と春の素材集めは頑張らないといけないんだけど、
これがまたまた難題で…

それにしても表紙のマインが可愛いですね。
両手でライデンシャフトの槍を構える姿が凛々しくも可愛いというか…!
こんなモフモフで温かそうな格好をして雪玉を作ってるマインとか、
超見たいんですけど!?
鈴華さんのコミカライズが待ち遠しいです。

貴族の常識と前世の常識の違いに苦悩しながらも、
ハッセの街への罰の妥協案を頑張って探るマインは応援したくなりますし、
ブリギッテへの褒美もちゃんと考えてるマインは頼り甲斐がありますよね。
ちょっと抜けてるところがあるけれど、
みんなのためになることを考えて頑張るマインは本当に魅力的だと思います。

もっとも、そんなマインに振り回される面々は大変だと思いますけどね。(笑
主に被害を受けるのは今ではフェルディナンド様ですが、
今回はインゴも結構振り回された感がありますね。
今後も振り回されることは確定しているので、
頑張ってくれとしか言えませんが…(笑

Web原作が完結したけど書籍版の続きは楽しみですし、
「本好きの下剋上」は色褪せるどころかまだまだ盛り上がるばかりですよ。
まずはドラマCD化が決まったみたいなのでそれが楽しみですね。
できればこのままアニメ化までいって欲しい所です。

:: 2017/2/25 土曜日::

■[漫画]ルッツと二人で…「本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第一部 本がないなら作ればいい」4巻

本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第一部 「本がないなら作ればいい4」
著者/訳者:鈴華 香月美夜
出版社:TOブックス( 2017-02-25 )

連載サイト:ニコニコ静画 (マンガ)
原作者サイト:香月 美夜
作者サイト:列挙。
作者twitter:鈴華(@suzupaca)さん | Twitter
Kindle版:本好きの下剋上 (4)
Kindle版まとめ買い:本好きの下剋上
DMM電子書籍:本好きの下剋上 (4)

やり手の商人ベンノさんのバックアップを得て、
ルッツが商人見習いになるために紙作りを始めたマインとルッツ。
本作りの前段階とはいえ紙作りに一気に近付き浮かれるマインだったが、
ルッツは大人と対等に話すマインに疑いの目を向け始めて…

原作を読んでても面白いというか、むしろ原作を読んでるからこそ面白い!
何度も言いますがWeb版も書籍版も読んでても新鮮な気持ちで読めるんですよね。
マインたちの表情一つ一つが面白さを生んでくれてるんですよ。
聞いてるふりして言うこと聞く気がないマインの顔だったり、
ルッツとばかり行動して寂しいギュンターパパの顔だったり、
もうね、最高…!(笑

あと、地図を手に浮かれたマインが前世の感覚で椅子に飛び乗って、
余りの堅さに悶絶するところも超可愛かったです!

マインってば本当にうっかり屋さんだよね…(笑

そういったコミカルな箇所だけでなく、
シリアスな所も面白いんですよね。
特に今回は第一部でも一番重要なルッツにマインの正体がバレるイベントがあるだけに、
そこが心に染み渡るような情景で描かれていて、
とても胸に来ました。
うーん、本当に良いコミカライズだなぁ…!

それと単行本描き下ろしの短編も良かったですね。
この時に教えられたベンノさんの教えは、
ずっと身についたママなのはWeb版読者の人には分るので、
そういったファンサービス的にも良い短編でした。

また、香月美夜さんの書き下ろし短編も良かったですね。
まさか新キャラが出るとは思いませんでしたが、
こういった新キャラなら有りだなぁ、と思いました。
まだまだ広がりを見せようと思ったら見せられるのですね。
今後の短編も楽しみです。

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