僕の心のヤバイやつ 万年カレンダー付き13巻特装版は2026年1月8日発売!
2026年は365日僕ヤバ!
:: 2015/9/6 日曜日::

■[漫画]分野と才能と青春と「氷菓」9巻

氷菓 (9) (カドカワコミックス・エース)
著者/訳者:タスクオーナ
出版社:KADOKAWA/角川書店( 2015-08-26 )
原作者サイト:汎夢殿
原作者twitter:米澤穂信 (honobu_yonezawa)さんはTwitterを使っています
作者サイト:A/O LABO
Kindle版:氷菓 (1)
Kindle版:氷菓 (2)

Kindle版:氷菓 (8)
Kindle版:氷菓 (9)

今年の2月に「氷菓」BD-BOXがついに発売されましたね!
「氷菓」BD-BOX [Blu-ray]

特典である描き下ろし漫画も読んだんですけど…
暗号解読はしばらく粘ったけれど全然解けなかったので、
諦めて読み進めたことを告白しておきます。(笑
里志のくせに良い暗号作るじゃないか…

で、この9巻なんですが「クドリャフカの順番」のクライマックス直前まで収録されています。
古典部 vs 怪盗十文字の騒動をメインに、
里志やナコルル先輩といった、
”自分の好きな分野に対して才能がなく、その分野に興味がない友人に才能がある”
という悩みを持つ若者たちの葛藤がそこにはあります。

「氷菓」の面白さは高校生らしい人が傷つかないミステリーだけではなく、
高校生らしい若者たちの葛藤を描いた青春群像であることも魅力の一つだと思います。
だからこそなのか、里志やナコルル先輩の苦渋とやり切れなさと諦観が滲んだ表情とか、
心を良い感じにヤスリがけしてくれますよ。
うーん、痛い… でも、ちょっと心地いい…

でも一番の魅力的なのはやっぱりえるだよねー
”卑猥な話”という言葉で固まるえるの純情さが尊い…
そういえば入須先輩からのアドバイスがえるには合わなかった件ですが、
よく考えれば里志やナコルル先輩とはある意味正反対である、
”自分の苦手な分野に対して才能がない”状況なんですね。
漫画でじっくり読んだことでやっと分かりましたよ。

ちなみに作画のタスクオーナさんですが、
現在「Fate/stay night [Heaven’s Feel]」も同時連載中です。
Fate/stay night [Heavens Feel](1)Fate/stay night [Heavens Feel] (角川コミックス・エース)

それでいてこの「氷菓」9巻の作画は全然クオリティが落ちてないので、
今後も安心して読むことが出来そうです。
次回はついに「クドリャフカの順番」のクライマックスですね。
楽しみです。

:: 2015/9/5 土曜日::

■[漫画]再会、そして別れ「狼と香辛料」12巻

狼と香辛料 (12) (電撃コミックス)
著者/訳者:小梅けいと
出版社:KADOKAWA/アスキー・メディアワークス( 2015-08-27 )

原作者サイト:すぱイしー ているず
原作者twitter:支倉凍砂(@i_hasekura)さん | Twitter
作者サイト:小梅けいとの原典皆既
作者twitter:小梅けいと(@koumekeito)さん | Twitter
Kindle版:狼と香辛料 (1)
Kindle版:狼と香辛料 (2)

Kindle版:狼と香辛料 (11)
Kindle版:狼と香辛料 (12)

レノスの町で再会したロレンスたちとエルサ。
そしてエルサと一緒に行動していたのは探していた書籍商ル・ロワ。
ヨイツを守るために禁書をデバウ商会の魔の手から逃れさせるため、
ロレンスはル・ロワに協力する必要があるんだけど、
そのためにはホロと別行動を取る必要が出てきて…

この1冊で物語が綺麗に収まってて読みやすいし面白かったですね。
ホロのために苦渋の決断をするロレンスの葛藤。
そこからエルサの叱咤から全てを解決する商人らしいあくどい策を思い付き、
それをキーマンとル・ロワに提案して交渉する様子は痛快なものがありました。

それにしてもロレンスもますます商人として逞しくなった気がするなぁ。
ホロのためとは聞こえは良いけれど、
自分の想いを犠牲にするのは悪手だよね。
ホロ、ロレンス、キーマン&ル・ロワの三者が得をする手段を考案するとか、
なんとも頼もしく思えます。
まぁ、禁書を持っている商会にとっては災難かもしれませんが。(笑

コルと別れたことでまたロレンスとホロの二人旅に戻ったけど、
今となっては懐かしい風景になったように思えます。
それとホロの全裸姿とかもある意味懐かしいけれど、
描き下ろしのホロとエルサの二人での湯浴み姿はレアでしたね。
ホロと違って恥じらってタオルっで身体を隠すエルサはホロにはない魅力があると思います。

:: 2015/9/4 金曜日::

■[漫画]パンツよさらば!「私立はかない学園」5巻

思春期がクレイジーな少女たちのラブコメ漫画がついに完結!

この5巻で完結するのは予定通りだったんですが、
まさかコミックハイ!までもが休刊するとは思いませんでした。
とはいえ、予定通りの完結だったのでちゃんと大団円だったのは、
作品にとっても作者にとっても読者にとっても良かったと思います。

今まで「パンツの着用の禁止」とか斜め上の発想ばかりの花緒でしたが、
彼女がどうしてそのような人格になったかが判るエピソードであり、
彼女が初めて恋心を自覚するラブストーリーでもありました。
まぁ、そこから彼女が好きな人と交際に持っていくための手段は、
相変わらず斜め上でしたが。(笑

好きな人同士で幸せに結婚したいという、
乙女らしい願望であり、それを思いやる生徒たちの美しい図。
そのはずなのに、それを演出するのは女生徒たちがパンツを脱ぎ捨てるという、
なんとも頭がおかしい絵面になってるのには感動の前に思わず笑ってしまいましたね!(笑

ストーリーの筋道は捻ったものではないですけど、
ぶっちゃけこの漫画にそういったものを求める読者はほぼいないでしょう。
最後まで楽しい漫画だったと思います。
ホント、楽しかった!
ありがとうございました!

:: 2015/9/3 木曜日::

■[漫画]そしてフルトゥナへ…「スピリットサークル」5巻

過去生でラファルとラピスの二人の結末を知った風太。
またラファルの影響が残ってシリアスな展開が続くかと思いきや、
まさかの中学生らしい青春ラブコメが巻き起こってビックリですよ。
そして一つの過去生話を挟んでついにフルトゥナの過去生を体験することに…

いやー、良かったですね! 青春ラブコメ!
何人もの過去生に振り回されてきた風太だけど、
この恋心だけは風太としてのものだと思いますね!
そして鉱子ちゃんも中学生の女の子らしい赤面顔や、
裏がない朗らかな笑顔を見せてくれて素晴らしかったです。
でも、全てはフルトゥナから巡る因果が台無しにしちゃうんだよなぁ。

今回はフルトゥナの過去生の話もあるんですが、
その前にもう一つの過去生も知ることになります。
その過去生というのが…

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まさかの性転換。
そうだよね、過去生が未来なこともあるならば女性になってるのもありえるよね!
というか風子ちゃん可愛いな!
これはモテても仕方ないな!

風子ちゃんが出会った不思議体験は少し不思議系で面白かったですね。
宇宙人二人の会話を読み解くのにちょっぴり躍起になりました。(笑
物語中で全文解読される機会ってあるのかしら。

そして肝心のフルトゥナの過去生ですが…
ちょっとお馬鹿な風太とは全然似ていない非凡な才能を持つ霊学の天才だったんですね。
これはまぁ、スピリットサークルなんてものを創りだしたことから予想はしてましたが…
ここまで倫理観が欠如していて、
非道なことを平気でしてしまっていたっていうのは驚きだなぁ。
これはコーコ恨まれても仕方ないかも。

次の6巻ではフルトゥナの過去生が全て詳らかになりそうだけど、
二人の人生がどのような結末を描くことになるのか。
今から気になります。

■[漫画]強さと弱さ「戦国妖狐」15巻

戦国妖狐 15 (BLADE COMICS)
著者/訳者:水上 悟志
出版社:マッグガーデン( 2015-08-10 )
作者サイト:続・みずかみ小屋
作者twitter:水上悟志(@nekogaeru)さん | Twitter

Kindle版:戦国妖狐 (1)
Kindle版:戦国妖狐 (2)

Kindle版:戦国妖狐 (14)
Kindle版:戦国妖狐 (15)

Kindleまとめ買い:[まとめ買い] 戦国妖狐

ついに動き出した万象王。
それに対峙するのはムドと千夜。
そして多くの闇のモノたち。
無の民のことも残っていて、一大決戦の様相を呈してきたけれど…

14巻では道錬が非常に熱いところを見せてくれましたが、
この15巻では最期まで格好良かったです。
また、真介も物理的には道錬たちには及ばなくとも、
精神的には別の強靭、というかしなやかな強さを見せてくれて、
大人の格好良さとはどういうものかを示してくれましたような気がします。

万象王の戦いは何というかドラゴンボールのセル戦を思い出しましたね。
ムドは道錬と一緒に培った力と龍としての力で対抗していましたが、
千夜は無の民との戦いにおいて真介に導かれた理と、
身に宿る千の闇たちの思考の広がりで相対しているのは面白かったです。

それにしても灼岩が彼女の意識を取り戻すだけでなく、
戦えるほどに元気になっている姿は感慨深いですね。
彼女のために頑張ってきた真介を知っているだけに、
彼女と真介には幸せになって欲しいモノです。

:: 2015/8/31 月曜日::

■[漫画]生涯最高のプレッシャーを味方に「ベイビーステップ」36巻

あと1ポイント取られたらエーちゃんはプロになれない…

そんなプレッシャーがかかりまくる土壇場から始まる36巻!
これほど熱いスポーツ漫画は中々無いですよ!
この36巻でも逞戦はラストまで行ってないので、
覚悟をして読んで下さい。

正直、私ならこんなプレッシャーがかかりまくる試合で全力が出せるとは思いません。
でも、エーちゃんは今までプレッシャーを味方につける術を身につけてきたし、
何より積み重ねてきたものが違いますからね!
とはいえノートに書く字が震えてたあたりは、
流石のエーちゃんでも試合の外ではプレッシャーの重圧があるんだな、と思いました。

対する逞ですが…
絶好調の反動がきたことで見事なまでに絶不調になってますが、
そこからの開き直りは流石にプロだな、と思いましたね。
確かに逞は今までずっと格好悪いところばかりでしたからね。
そこから自分は格好悪いと自覚しての猛攻はある意味清々しいと言いましょうか。
一皮むけたな、と感じます。
エーちゃんは無自覚に対戦相手を成長させるからなぁ。
今までも逞を何度となく成長させてきたけど、また更に手強くするとは…
エーちゃんの世代の選手が手強くなったのは、ひとえにエーちゃんのお陰だと思う。

次の37巻で正真正銘の逞戦のラストです。
エーちゃんは連載初期の頃を思い出させる粘り強さで長期戦を狙い、
逞は持ち味を活かした短期戦を狙う。
そんな二人の対決がどうなるのか。
刮目して見よ…!

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