僕の心のヤバイやつ 万年カレンダー付き13巻特装版は2026年1月8日発売!
2026年は365日僕ヤバ!
:: 2015/7/26 日曜日::

■[漫画]これからもあなたと「高杉さん家のおべんとう」10巻

高杉さんのフランスへの栄転も決まり、
久留里の大学進学も間近に控えた「高杉さん家のおべんとう」10巻。
区切りの良いこの10巻でこの物語は完結となります。

ここに来るまで長かったなぁ…
1巻の時の久留里ちゃんはまだロリの範疇に入っていたけれど、
この10巻では美少女というよりも美女ですよ。
小坂さんもついには人妻というかママか…
うぅ… 作者はどこまで小坂さんファンに容赦がないのか…orz
というか小坂さんも本当に容赦がないというか残酷ですよね。
ある意味サッパリしているだけなのかも知れませんが。

それにしても本当にハルは最後まで学者バカだったなぁ。(笑
叔母さんに言われるのも納得ですよ。
世俗にまみれてない、ある意味純粋な男なんですが、
それは時として情けない大人に見えてしまうんですよね。
でも、久留里はそんなハルだから良いんだろうね。
ハルの情けなさに久留里の勇気の結果が砕け散っても、
それで恋情が消えないあたり、ハルのことをよくわかっているなぁ、と。
家族として過ごしてきた長い年月で培った想いは盤石だなぁ。

それにしても最後にはきちんと望む言葉を引き出せたあたり、
久留里は良い女に育っていると思いましたよ。
あの情けないハルにあそこまでさせるとは!
そりゃー、会心の笑みを浮かべるってなもんですよね!

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ある意味、久留里をこんな女にしたのはハルだよね。(笑

それと単行本描き下ろしのエピローグですが…
うーん、最後までハルはハルだったか…
これはもう、何十年経ってもそのままだろうな!
久留里の尻に敷かれてお幸せになってください!(笑

:: 2015/7/25 土曜日::

■[漫画]幽霊を想って啼く小夜啼鳥の浪漫物語「黒博物館 ゴースト アンド レディ」上下

時は1852年、場所はロンドン ドルーリー・レーン王立劇場。
その場所に取り憑いている灰色の男幽霊、グレイ。
彼の元にある一人の女性が「自分を取り殺してくれる」と奇妙な依頼をしに訪れた。
彼女は後に世界中の人々に知られ、
彼女とその教えを受けた人々によって数え切れないほど多くの人を救った女性。
その名は…

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フロレンス・ナイチンゲール。
後に「ランプの貴婦人」と呼ばれ、現代に受け継がれる”看護”の礎を打ち立てた偉人である。

クリミア戦争で残された銃弾が真っ正面からぶつかって出来た”かち合い弾”
ドルーリー・レーン王立劇場に現われていたという灰色の男の幽霊。
そして、世界に知れ渡る看護の偉人、フロレンス・ナイチンゲール。
全く関係が無さそうなイギリスに纏わる3つの伝記を、
藤田和日郎さんが奇怪で奇天烈で奇跡的な物語に仕上げたのが、
この「黒博物館ゴーストアンドレディ」になります。

これはもう本当に凄かった。
藤田和日郎さんの圧倒的な物語の構成力が冴え渡っており、
ラストにおける物語の畳み方の美しさは見事の一言。
また、自ら”看護”の道を切り開こうとするナイチンゲールがぶつかる、
頑迷な人々という、数々の困難を乗り越えていく強さもまた凄い。
グレイに取り憑かれてから少しずつ、そして確実に強くなる彼女の姿は美しく、
そして何よりも苛烈でした。

それにしてもクリミア戦争における問題人物、ジョン・ホールの憎らしさが半端ないですね。
この人、実在の人物であり、実際にナイチンゲールに数々の嫌がらせをしたんですよね。
それをもう藤田和日郎さんが嬉々として憎さ500%で描くからヒドい。(笑

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現代日本で言うと新国立競技場の件で有名な森喜朗みたいなもんでしょう。
自分の見栄と面子を守るためだけに、他人の不幸を屁とも思ってないクズ中のクズ。
そんな悪役を最後にはきちんと成敗してくれるからスッキリするんですよね。
そこら辺は流石は藤田和日郎さんらしかったです。

そして何よりも藤田和日郎さんらしかったのはナイチンゲールとグレイの関係性。
うしととらのように、人間とそれに取り憑いた幽霊の相棒という関係性。
うしとらと違うのは二人が男と女ということ。
ナイチンゲールがグレイのことを知って徐々に惹かれていく様子もまた愛らしいんだよなぁ。

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90歳で亡くなるまで生涯未婚だったナイチンゲールが愛した幽霊・グレイ。
彼女の最期で二人が再会したラストは本当に素晴らしいの一言でした…

「黒博物館」シリーズの第2弾は浪漫溢れる素晴らしい伝奇物語でした。
またの出会いを楽しみにしたいと思います。

:: 2015/7/23 木曜日::

■[漫画]ロリオタプーの大団円「ラブやん」22巻

ラブやん(22)< 完> (アフタヌーンKC)
著者/訳者:田丸 浩史
出版社:講談社( 2015-07-23 )

Kindle版:[まとめ買い] ラブやん

Kindle版:ラブやん (1)
Kindle版:ラブやん (2)

Kindle版:ラブやん (21)
Kindle版:ラブやん (22)

カズフサですら結婚して子供まで生まれているというのに俺ってヤツは…

増刊で読み切りが載ってから15年。
「ああっ女神さまっ」が連載終了してからアフタヌーン現役連載陣で最長連載になった「ラブやん」
ロリオタプーのカズフサの元に愛のキューピッドのラブやんが転がり込んで、
何だかんだの同棲生活が始まってからも結構な期間がありましたが、
ついに大団円ですよ!
いやー、ついにかー

ここに至るまで色々…、本当に色々とあったなぁ…
一番大きいのはやはり庵子の結婚かなぁ…
良い雰囲気になった幼馴染みが自分が一歩踏み出さなかったゆえに、
他の男に取られるとかトラウマを刺激しすぎててヤバイ。

そんなトラウマを持つカズフサがまさかなぁ…
ラブやんの方が積極的だったからこそっていうのはあると思うんですが、
それでもロリなカズフサがラブやんとファックスできるとは。(笑
ストライクゾーンを広げる方向に持っていったのはナイスだと思いましたが、
これもラブやんが貧乳だからこそ出来た荒技だったのやも、と思わなくも。

それはそうと最後までネタまみれな内容でしたね!
ロリの道がアグネスに閉ざされるとかはまだしも、
アフタヌーンで先輩となる寄生獣のネタをかますとか流石すぎる。

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このネタには腹を抱えて笑ってしまったなぁ。(笑
確かにカズフサの乳首はもう寄生獣と言っても過言ではないしな!
カズフサよりもむしろ達観した理性を持つあたりが特に寄生獣だと思う。

それにしてもロリオタプーのカズフサが結婚して子持ちかぁ…
ロリでオタなのは変わらず、プーなのは漫画家の伏線を回収して見事に社会復帰。
むしろ職業的にロリでオタなのは武器にしかならないあたりがミソですね。
10年後もファックスレスになってないあたり、
ちゃんとラブやんと良い関係を築けているようで何よりです。

いやはや良い作品でした。
田丸浩史作品がここまで長期連載になるとか意外でしたが、
予想以上に楽しめたので次回作にも期待したいであります。

:: 2015/7/22 水曜日::

■[漫画]クイズにかける青春…!「ナナマル サンバツ」10巻

夏のクイズの祭典「SQ」
そこに至るまでの各校の努力と、
開催されてからの序盤戦までがこの10巻に収録されています。

みんながクイズに対して全力を尽くしているだけに衝突もあるけれど、
それもまた青春の一つのキラメキとして輝いています。
でも、正直言うと今回の越山くんには幻滅とまではいかないけどガッカリはしたかなぁ…
初めの頃から色々と失敗はして、それを乗り越えてきた彼だけど、
井上に対するあの発言だけは受け入れられないなぁ…
勝手に越山くんにそういった幻想を見ていただけだとは判っているんだけど、
それでも彼にはああいったことを言ってほしくなかったです。

それに対して井上は良い奴でしたよ。
ちょっとセコイとこはあるけど、そこもまた愛嬌というか。
むしろこの10巻では井上が主人公だったような気がします。
いや、表紙になっているように花房が主人公かもしれません。

まぁ、ヒロイン枠は相変わらず深見さんだったかなー
まさか公衆の面前でいきなり脱ぎだすとは思いもしませんでした。(笑
彼女のこういった世間ずれしていないところだけはこのままでいてほしいな!
お兄ちゃんは気が気じゃないだろうけど!

それにしてもオタサーの姫 vs 麻ヶ丘の苑原部長の構図とか、
今まで見られなかった組み合わせが見られるようになったのも全国大会らしいですね。
まだ予選だけど、更に盛り上がっていきそうで面白そうです。

:: 2015/7/21 火曜日::

■[漫画]エロバカにもほどがある!「CHERRY TEACHER佐倉直生」1巻

CHERRY TEACHER 佐倉直生 1 (ジャンプコミックス)
著者/訳者:立花 和三
出版社:集英社( 2014-11-04 )

連載サイト:少年ジャンプ+
作者twitter:立花和三(@kzm_tcbn)さん | Twitter

Kindle版:CHERRY TEACHER 佐倉直生 (1)

ジャンプSQ.19から少年ジャンプ+に移籍新連載ということで、
最近過去話が少年ジャンプ+の方に載るようになったんですが、
おかげ様でそちらの方で楽しむようになりハマった次第であります。
いいですね! このエロバカっぷり!

佐倉直生は私立乙姫女子高校の新任教師でチェリーボーイ。
生徒と教師の間で愛の絆(純粋な意味です)を結ぼうとする熱血野郎!

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あらゆる意味で変態にしか見えないし実際馬鹿なんだけど、
愛すべき馬鹿というか、そんな感じ。

そして担当する生徒はラッキースケベが常時発動するパンチラ少女に、
女らしさ0がコンプレックスな貧乳空手少女に、
人妻のエロスを持ちながらガチ百合少女と問題児ばかり!
はたして佐倉直生は無事に生徒と愛の絆(純粋な意味です)を結べるのか…!

この漫画はエロとバカのパラメーターに全てのポテンシャルを注ぎ込んだ作品です。
エロいおっぱいとアホなパンチラが乱れ咲くクレイジー漫画。
もちろんジャンプSQ.19出身だから容赦無い乳首券の発行!
うーん、まさにエロバカ…!

そしてキャラクターもまた凄い!
特にガチ百合で巨乳メガネな蒼井静夏が凄い!

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パンチラ画像を撮るためにU字溝に朝から潜むとか、
昔どこかのニュースで報道されたキチガイそのものの行動!
これ、静夏がJKじゃなかったらただの変態だよなぁ。
いや、JKがやっても変態以外なにものでもないんだけど。
でもなー、静夏のおっぱいはくっそエロいんだよなぁ…!

この1巻に収録されている分は少年ジャンプ+で全話読めます。
ですので、まずはそちらで確認することをお勧めしますね!
単行本の描き下ろしはキャラ設定ページくらいしかないんですけど、
まぁ、そこは今後に期待ということで一つ。

:: 2015/7/20 月曜日::

■[漫画]大人のデニム「王様の仕立て屋 ~サルトリア・ナポレターナ~」10巻

自分でもよくわからないんですが、私はこの漫画が大変に好きでして。
ファッションにはとんと疎く、スーツも冠婚葬祭以外着ません。
それなのに自宅で読み返す機会が多く、
「よつばと!」「3月のライオン」に次いで3番目に位置しています。
本当になんでこんなに好きなのでしょうか。
正直、よくわかりません。
でも、好きなんだよなぁ。

「サルトリア・ナポレターナ」になって恒例の1冊1テーマですが、
今回のテーマは誰もが身近にしている「デニム」
かつてパリのファッションショーでも扱った「デニム」ですが、
それをナポリのファッションとマリアージュさせようという、
何とも無謀な挑戦がジラソーレ社内を二分して行われることに。

ヴィンテージのジーンズを巡るタレントコンビの仲違いをキッカケに、
今はペッツオーリに在籍しているマリオ親方の息子であるリッカルドと悠の、
ブラインドマッチというか、そんな感じになっているのが面白かったです。
それにしてもオカッパってば相変わらずにエグいなぁ。
やっぱり悠にとっては疫病神以外の何者でもないような気がする。

「デニム」とのマリアージュは色々と面白いモノでしたが、
流石に腰履きとか中々試すのがためらわれるのもありましたけど、
最後に出てきたのは粋だなぁ、と思いました。
まぁ、流石にヴィンテージのジーンズは真似できないですけどね。(笑

それとタレントコンビのオカンたちが濃いキャラだったなぁ…
イタリアのオカンは大阪のオカンとタメを張れるとは聞いていたけど、
息子の言葉を聞く耳持たないところとか「あぁ…」と思ったりも。(笑
しかし、ちゃんと息子の晴れ舞台をちゃんと把握するだけでなく、
それをご近所に広めるために現代の技術を積極的に取り入れているあたり、
母親としての愛情はしっかりとあると思いましたよ。
まぁ、そのベクトルがちょっと間違っちゃってるのは問題だけどね!
芸能人の身内がTV放映内容を無料動画サイトにアップロードして広告収入とか、
エラい現代的だけど、やっちゃダメすぎるよね…!

それはそれとして、扉絵のラウラちゃんがエロ可愛いかったです。
彼女にはもっと出番があっても良いと思うんだ!

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