フラン☆Skin

主人公はくせっ毛がちょっとコンプレックスな葛巻小梅。
ヒロインはスタイルが良く大人っぽい丹藤若葉。
しかしヒロインであるはずの若葉はかつて男の子として育てられた過去を持つ、
ヒロインでありながらヒーローな「若」だったのだ…！

という訳で「はしっぽ花星」の2巻であり完結巻です。
GENESISからの移籍組なのでいつか終わると思ってましたが残念です…
こがわみさきさんの作品はひとつのエピソードを通しで読んでこそ面白いので、
隔月で小出しで読んだら面白さの半分も伝わらないと思うだけに、
電撃大王で残り続けるのは難しいかなぁ、とは思っていましたが…
うん…、やっぱり残念かなぁ。

2巻でも若葉は女らしさよりも「若」らしさが目立ってましたね。
キラレンジャーのコスプレしたりとか「若」らしいといえば「若」らしい。
それでいて花高祭ではメイド服着てるんだから、
ある意味女の子らしい一面が出てきたかと思ったんだけど、
メイド服を身にまとっても若葉はやっぱり「若」でしたね。（笑

にじみ出る「若」のオーラ…！

それでもメイド服の力というのは凄いですね。
長年連合ってきた悪友が中々気付かないんだから。（笑
しかしその悪友のヤスヒコも途中から味のあるキャラになったし、
心底悪いヤツじゃないんトコが良かったですね。

それにしてもこれで完結かー
こがわみさきさんの漫画は不思議な味わいのあって好きなので、
次の掲載誌がどこになるのか分かりませんが、
次回作を楽しみに待ちたいと思います。

瀬見さんとの距離が開いてしまった光海だけど、
オープンキャンパスのバイトで女装をさせられいたく男のプライドを損ない、
男らしくなろうと一念発起して鍛え始めるもすぐ倒れてしまう貧弱っぷり…
でも、そのお陰で次の女性、夕顔に相当する常夏夕と知り合ったんだけど、
彼女は夕顔とは違ってポニテのスポーツガールで…？

今まで「愛されたい」「セックスが目的になりがち」「衝動まかせ」と、
童貞捨てても童貞スピリッツを保ち続けた光海がついに一皮剥ける時…！
そのために香子さんとの特訓は相変わらずなんだけど、
そのご褒美として自分の成長のためにストリップをして貰うとか、
光海も成長しているのか変わらないのか判断に迷うな…（笑
それにつけても香子さんのむしゃぶりつきたくなるおっぱいよ。
香り立つおっぱいとはああいうのを言うんだろうなぁ…

エロさでは香子さんの圧勝だけど、可愛さでは夕さんに軍配が上がりますね！
男性経験皆無どころか免疫もない夕さんが可愛くて可愛くて…！
ラブホ街で手が触れ合っただけであそこまで赤面されたら惚れてまうやろー！
初恋すらまだだという夕さんが更に可愛くて可愛くて…！
子供の頃は病弱で入退院を繰り返していたとなったら、
普通の女の子としての常識も持ち合わせてないから、
変にすれてないってのも魅力の一つですね。
まぁ、そのせいで可愛い服にスニーカーというチグハグさが出てますけど、
それすらも可愛い。（笑

今回はセックスにがっつかず、心の方から攻略していった光海だけど、
夕さんとはどういった付き合いになっていくのか…
ある意味初めて恋人らしい恋人になってるような気がするんだけど、
だからこそ何人もの女性と付き合ってきた光海を夕さんがどう思うのか。
いやー、楽しみ8割心配2割ですわー

この2巻で連載が終了というのが寂しい限りです。
かなり良い作品だと思うのですが、Web媒体というのが弱かったのかなぁ…
でも、全2巻という短さながら、
一つの作品として何とか完成しているので是非読んで欲しいです。

デザイナー志望なのに生産管理部に配属された”はちこ”こと八谷美里が、
希望と違う部署でも腐らずに邁進していく社会人ストーリーなんですが…
1巻で絆を繋いだ担当工場が解約されることになるわ、
先輩の寿退職に伴う同僚との軋轢や、同期と自分の異動の内示が出るわ、
イベントがちょっと盛り沢山すぎですがちゃんと纏まってるのが凄い。

デザイナーなのに生産管理部に異動になった町田さんの気持ちも分かるけど、
回り道に見えてそこで得た経験が後々になって活きてくるのはよくあるんですよね。
でも、それは経験して大人にならないと判らないから、
教え諭すことが難しいだけにヤキモキしていたら、
近くにはちこという良いお手本が居たので何とかなったのには安心しました。

はちこ自身も次々と舞い込むイベントで倒れることもあったけど、
自分の夢とは何かとしっかりと向き合い、
生産管理部で出来た絆を糧に前に一歩進み出せたのは本当に良かったです。
服飾業界の新社会人モノとしてよく出来ていただけに、
2巻で終わるのは悲しいですが、これだけ描ける作者さんですから、
次回作にも期待したいです。

それにしても有田さんの結婚相手には驚きました…
全然予想出来なかったよ…（笑

「女子高生Girls-Live」じゃなくて「女子高生Girls-High」かよ！
まさかのバカ軍団が帰ってきた！
流石に8年経ってるだけに懐かしすぎですが、
作中にtwitterやLINEといったガジェットが登場していたりと現代に寄せており、
それほど古くささはありませんね。
まぁ、こいつらどこの時空に生きてるんだと思わなくもないですが。（笑

そう言えば私の女子高生に対する幻想って、
この女子高生シリーズで見事に粉砕されたんだよなぁ…（笑
今でこそ「女子校の真実」ネタとか至る所に散見されるようになったけど、
「女子高生」連載開始当時はかなりエポックメイキングだった憶えがあります。

今回は初っ端から交換留学生で金髪碧眼巨乳キャラのアネッサが出てきたりと、
今までにないネタをぶっこんできながら、
ちゃんと女子高生っぽいネタを織り交ぜており面白かったです。
まぁ、アネッサの少年漫画弁のキャラが強烈すぎた気がしないでもないですが。（笑
ただ、今だとNARUTOで日本語覚えた外国人が変な日本語喋るのとか多いみたいだしなぁ。
ある意味今風ではあるのかしら。

それと今回は各キャラに絞った短編があったんですが、
絵里子の高橋家はお父さんとの話でして。
今となっては気難しい年頃の娘を持ったお父さんの方に感情移入して読んでしまい、
少々寂寥感もあったけど、最後には良い話に収まってホッとしましたね。
ここら辺は「まんがかぞく 一家4人全員漫画家」を描かれた経験が生きてるのかな？

何にしても香田が相変わらずバカで安心しました。
彼女にはこれからもバカで喪女の道を突き進んで欲しいですね！（笑

あこりこ姉妹が台湾への修学旅行で不在になり、
邪魔モノが居なくなった圭太と桐生先生の二人はラブラブだぜー！
ということにならないあたり運命というのは世知辛いもので。
むしろ漁夫の利を得た三国が変態を加速させていたのであった…（笑

台湾旅行そのものは桐生先生の株が上がって、
「これは嫁入りフラグが立ったか…？」と思わされましたし、
実際クリスマスイベントで桐生先生が住之江家に負けず劣らずの変態さを見せて、
これは嫁入り秒読み段階かと思いきや、
ここでまさかの三国の泥棒猫フラグが…！
いや、これはどう考えても桐生先生の自爆フラグなような気がしないでもないですが。

というか彼女と姉二人が居ない自宅の部屋に三国を連れ込むとか、
圭太は圭太で無防備というか何というか。
三国をそういう目では見てないからなのかもしれないけど、
それにしたって恋する女の子の視線には気付いてあげて欲しい気がする。
まぁ、マキシマム・ザ・変態だからなぁ、圭太。

これも住之江家の変態の血がなせる業なのか…
恋愛感情はないけど、エロい感情はあるのね。

それにしても桐生先生の天然ボケは本当に凄いと思います。
あれ、邪魔が入らなければそのままご休憩に行ってましたよね。
まぁ、圭太の目の前でオナる三国の方が変態度は上だとは思いますが…
はたして次回はどうなるのか。
うおー、楽しみだー

あとがき漫画でサイン会参加者の多くが働かない人々だったという、
ある意味驚愕の事実が発覚した訳なんですが、
そういった人々の精神的ケアの役割を果たしている可能性も…？
倉木さんみたいに癒されているのかな？

その倉木さんですけど、
最新ゲーム機という餌によってついに春子を釣ることに成功し、
石井家にいつでも遊びにきていい権をゲット！

倉木さん嬉しそうだなー
もうこのまま嫁に来れば良いのに。
守なら主夫スキルも高そうだし割りと何とかなるのでは。

それにしてもこんなニート兄妹を持って、
両親も大変だろうと思ってましたが、お父さんは本当に楽観的なんですね。
よく言えば自分の子供を信頼しているとも取れるのですが、
その信頼は大丈夫なのかとちょっと心配になるレベル。

会社の同僚の娘さんみたいにキツいこと言われるよりマシ…、なのかなぁ…？
まぁ、人それぞれということで。

それにしても倉木さんだけじゃなく、
以前の住人の少女まで同じく石井家ニート兄妹に心を癒やされていたとは…
アニマルセラピーならぬニートセラピー…？
うん…、流石にこれは一般化は無理だな…！（笑