その着せ替え人形は恋をする 15巻(完結)は7月25日発売!
終わるのは寂しいけれど、五条くんと海夢ちゃんのグランドフィナーレを見届けよう!
:: 2014/12/10 水曜日::

■[漫画]あの男たちの軌跡「弱虫ペダル SPARE BIKE」1巻

あとがきでも語られてますが、渡辺航さんの仕事量はおかしい。
週刊誌一本だけでも漫画家として大変な仕事量なのに、
それ以外に月刊誌二本で更にアニメの特典とか色々あるわけですよ。
原稿用紙の減り具合から考えて最低でも月産125ページとかこなしてるわけですよ。
それでいてブログをほぼ毎日更新して自転車に乗ってイベントにも行って…
渡辺航さんはもしかして三つ子とかじゃないですよね?(笑

ファン(特に女性)から絶大な支持を得ている総北と箱学の三年生たちの過去が、
この外伝でつまびらかになっているわけなんですが、
スペアという名前に反して本編並みに面白いです。
この一巻では巻島、新開、東堂の三人の中学時代が描かれているんですが、
このチョイスは間違いなくファンの人気を意識してますよね。(笑

巻島は本編でも少しだけ触れられてましたが、
今回明らかになったように箱学の銅橋と似たような境遇だったんですね。
どう見てもロスだらけのスタイルだから矯正したくなる先輩たちの気持ちも判るんだけど、
それを無視して個性を一点突破したい気持ちもよく判るだけに、
そのひたむきな努力を見て評価していた寒咲先輩の姿は頼もしかったです。
この先輩がいたからこそ三年生たちはあれだけ頼り甲斐がある先輩になったんだな。

それに対して東堂のスタイリッシュさが凄い。
苦労や挫折などとは無縁の根っからの天才。
それでもその精神性は軟弱とは程遠いストイックな所が見受けられ、
天才の脆さとも無縁であることがよく判ります。
こんな東堂だからこそ、巻島と出会った時の衝撃は相当だったんでしょうね。
なるほどと納得してしまいます。

そして新開の話ですが、これは半分福富編でしたね。
というか、ストーリー云々よりもオチに非常に笑いました。(笑
特に福富と新開の冷静なコメントが笑いのツボを押してきて、
この1巻では一番笑わされましたね!

それにしても1巻ということはまだまだ続刊するんですね。
本当に渡辺航さんの仕事量は凄いな…
まぁ、元気で自転車も乗っているみたいだし心配するだけ無駄なのかもしれない。(笑

:: 2014/12/9 火曜日::

■[漫画]負けた痛みを知っている仲間たち「弱虫ペダル」37巻

インターハイ初日、箱学の銅橋と総北の鏑木とのスプリント勝負!
お互い一歩も譲らない勝負は非常に熱かったですが、
それ以上に敗れた鏑木に対する仲間たちからの声が熱かった…!
「見てたぞ」というただその一言なんだけど、
そこに込められた想いを考えると胸が熱くなります。

鏑木はどちらかというと勝負は常に勝ち続けてきた側なので、
負けたことがある気持ちというのを、この時初めて思い知ったのでしょう。
昨年のインターハイ初日でスプリントを獲った田所が負け続けてきた男だっただけに、
好対照なスプリンターだったということでしょう。
そう考えると鏑木はここで敗れたことで、今後の更なる成長が見込めますよね。
鏑木はまだ一年生なのでまだまだ期待出来ます。

そして中盤からは他校から徹底的にマークされて最後尾になる坂道が辛い。
レースで勝ち続けてきた鏑木とは逆に、レース経験が少なく負け組だった坂道だけに、
そういった「他人から警戒される」という経験値が非常に低かったが故に、
このような事態に陥ったということでしょう。
手嶋がそういった経験を坂道に積ませなかったのは失敗だけれど、
そもそもそういった経験は練習で積ませることは難しかったのでしょう。
坂道の性格から考えるとそういったことを事前に言ったらテンパるでしょうし、
直前にアドバイスをするのが精一杯だったんでしょう。

しかしここで手嶋が出るとはなぁ…
周囲からは身の程知らず、どころか「誰それ?」と言われながら、
真波からも天然で上から目線で見られながらも、
愚直に努力する手嶋が泥臭くて格好良いです。
「負けたことがある気持ち」を誰よりも経験してきた凡人・手嶋なだけに、
頑張って欲しいですね。

それと、この37巻ではカバー裏に描き下ろしのイラストが描かれています。
カバー下どころかカバー裏というのが凄いですが、
確かにここに描かれたら漫画喫茶とかでは読めないですしね。
面白い販促方法もあったもんだと思います。
まぁ、渡辺航さんの作画量が増えるので大変かと思いますが、
月産100ページ超えの渡辺航さんですから、
一枚イラストが増えても誤差の範囲だと思えるようになってきました。(笑

:: 2014/12/8 月曜日::

■[漫画]律先輩の嫉妬顔が可愛い「僕らはみんな河合荘」6巻

…そうきたかー

今までも麻弓さんや彩花さんが男の幻想を打ち砕いてきて、
普通の男性オタ向けラブコメ作品ではないと思っていましたが、
ここへきて宇佐以外で律先輩に近付くことが可能な男キャラを入れてきたかー
確かにめぞん一刻では三鷹さんというキャラが居たんだけど、
男性オタ向けラブコメ作品では赤松健先生が提唱して以来、禁忌とされてきた感があります。
はたしてこのネタをどう扱うのか、すっごくハラハラしますね。

そもそもなんでそういった事態になったかというと、
みんなが進級したからなんですよね。
目新しいクラスメイトに元気な新入生たち。
あの佐久間も後輩になったということで河合荘も賑やかになったんだけど、
その佐久間と仲の良い椎名さんという女子が入ってきたのがまたクセモノで…

椎名さん自体は凄く良い子で、誰にでも優しい宇佐くんも朗らかに対応するんだけど、
だからこそ律先輩は内心モヤモヤしちゃう訳なんですよ。
本人も自覚していないからこその嫉妬顔なんだけど、これがまた可愛い。

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新たな男キャラは登場して欲しくないんだけど、
新たな女キャラが登場してヒロインが嫉妬するイベントは見たい。
我ながら何ともワガママな意見であるなぁ。(笑

確かにシロさんが言った通り、宇佐くんも意識を変えないとダメだと思います。
誰にでも優しいというのは聞こえは良いけど、割りとダメなトコだとも思うので。
律先輩が恋心を自覚していないのが一番のネックだと思うので、
そこは宇佐くんが酔っ払って絶叫告白なりしてくれることを期待ですね。(笑

それにしても麻弓さん…
新入社員相手にチョロいな…
頑張れ、宇佐くん似の新入社員…!

:: 2014/12/6 土曜日::

■[漫画]魂の因果「スピリットサークル」4巻

スピリットサークル 4巻 (ヤングキング・コミックス)
著者/訳者:水上悟志
出版社:少年画報社( 2014-11-29 )
作者サイト:続・みずかみ小屋
作者twitter:水上悟志(@nekogaeru)さん | Twitter

Kindle版:スピリットサークル (1)
Kindle版:スピリットサークル (2)

今度の過去生は未来…!?

過去なのに未来とはこれ如何に、と考えてしまいますが、
そもそも前作である「惑星のさみだれ」でも過去に転生した人もいましたし、
これもまたアリなんじゃないかな、と思います。
今大好評アニメ放映中のFate/stay nightだって未来から英霊来てますし。

今回因縁の二人の魂が居たのは34世紀の地球。
事故などで身体を失い、脳だけになった亜生者を管理する「寝台」の清掃員。
今回は平和すぎる未来での職場の同僚として争わずにいられるかと思いきや、
最後の最期で争うことになるとは…
方太朗の時に禊ぎが終わったかと思ったんだけど、
それでも断ち切れないとは、どれだけ深い業を背負わされたんだろう。

しかし風太の過去生であるラファルと鉱子の過去生であるラピスは、
今回良い所まで行ってたと思うんですよね。
因果を繰り返すことで友人の因果も巻き込むことで、
みんなが成長し、変わってきているのが如実に判りましたよ。
二人の仲を取り持つような存在を生み出すまでになったし、
風太と鉱子の二人が本当の意味で和解するのには仲間たちの絆が鍵なのかもしれない。

ちなみにこの続きは現在発売中のアワーズで巻頭カラーで読めます。
YOUNGKING OURS (ヤングキングアワーズ) 2015年 01月号 [雑誌]

これがまた素晴らしい回でして!
最後の展開には驚かされるわニヤニヤさせられるわ、
もうね、最高でした!
5巻の発売まで待つのもアリかもしれないけれど、
これは是非早く読んで楽しんで貰いたいです。

:: 2014/12/5 金曜日::

■[漫画]プロマネはモテる!?「SE」3巻

SE 3 (ジェッツコミックス)
著者/訳者:此ノ木 よしる
出版社:白泉社( 2014-11-28 )
作者サイト:此ノ木よしる公式HP
作者twitter:此ノ木よしる(@y_konogi)さん | Twitter

Kindle版:SE (1)
Kindle版:SE (2)
Kindle版:SE (3)

これはもうSE漫画というよりも変態漫画なのでは…?

そんな1巻の頃から自明な真理に3巻になって到達し始めた今日この頃。
何か巻末の予告を見る限り次の4巻で完結っぽいのですが、
まぁ、長く続けるタイプじゃないからなぁ、変態漫画って。(ぉ
本誌での連載を見る限り確かに完結を意識した展開みたいですからね!

さて、この3巻ではプロマネだった成瀬さんが引き抜かれて、
急遽丘くんがプロマネになるというトンデモ展開です。
いやー、新人にプロマネとかどこのブラック企業だと…
進捗管理とか仕事の割り振りとか新人には無理ゲーですよ。
まぁ、丘くんは真面目だから多少は合ってるとは思うけど…

そんなSE的なこともやりつつ、SE的な知識で変態なことやってます。

アクセス権を777で解放するのがエロいとか、その発想はなかった。(笑
あー、でも私は700の方がエロいと思うんですよ。
オーナーのみがフルに権限を持ってる方が良いじゃないですか。
独占欲を刺激するから男には700が望ましいと思う。(笑

それにしてもスマートホールの製品発表まで来ましたか。
TENGAあたりなら実現してくれそうな気もしますが、
果たしてこの漫画が現実になる日が来るのかどうか。
次の完結巻ともども待ち遠しいですね!

:: 2014/12/4 木曜日::

■[漫画]二宮ひかる、珠玉の短編集「さ迷える心臓」

さ迷える心臓 二宮ひかる作品集2 (書籍扱い楽園コミックス)
著者/訳者:二宮 ひかる
出版社:白泉社( 2014-11-28 )

二宮ひかるさんが楽園に掲載していた短編が単行本化されました。
二宮ひかるさんはご存知の通り短編漫画が得意なので、
まさか一話の中に短編を複数入れてくるとは。
しかもそれで面白いのが凄い。
あの中では泣くスポーツが印象的で好きですね。
別れ話をああいった視点で描かれると驚きます。

他の短編だとエロ漫画家の母親を持つ娘とか、
ダメ男製造機な女性だとか色々ありますが、
事後に「ごめんなさい」からの「お付き合いして下さい」流れの短編が好きです。
かつてのローリング土下座からの「やらして下さい」を思い出します。(笑

姉弟モノはそれぞれの視点で描かれることによって、
印象がガラリと変わる作品でしたね。
でもそこが二宮ひかるさんの作品らしいと思います。
あのねっとりとした読後感がたまらない。

そういえば今月も二宮ひかるさんの単行本が出ます。
芳文社からなんですが「神崎くんは独身」という作品です。
こちらも二宮ひかるファンとしては押さえたい作品ですね。

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