その着せ替え人形は恋をする 15巻(完結)は7月25日発売!
終わるのは寂しいけれど、五条くんと海夢ちゃんのグランドフィナーレを見届けよう!
:: 2014/9/20 土曜日::

■[漫画]伊丹隊長、激発!?「ゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり」5巻

ゲート 5―自衛隊彼の地にて、斯く戦えり (アルファポリスCOMICS)
著者/訳者:柳内 たくみ
出版社:アルファポリス( 2014-09-22 )
連載サイト:アルファポリス – 電網浮遊都市 –
作者サイト:ギャラリーさを

圧倒的じゃないか、我が軍は

炎龍編に入って2冊目の単行本ですが、まさかのゾルザル皇子が表紙ですよ。
この作品屈指のバカキャラ野郎が表紙で驚きですが、
確かにこの5巻ではゾルザルが良い道化を演じてましたね。
演じるも何も、素で馬鹿だからマジもんの道化とも言えますが。

帝都を襲った地震に、未だかつて経験したことなかった特地の住民は恐怖するも、
地震に慣れっこの日本人たちが平然としているギャップがまず面白いですよね。
海外から日本に来た人たちが似たリアクションするということで有名なので、
ここら辺は想像しやすい面白さだと思います。

そしてその混乱で皇帝の面前に出ることになった伊丹たちが、
馬鹿皇子のゾルザルと出会うことになるんだけど、
ゾルザルが引き連れてきた女奴隷の中に日本人が居たもんだから温厚な伊丹が一発でマジ切れ!

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日本人は拉致被害者というものにセンシティブだからねー
しかも目の前で奴隷として弄ばれていたとなるなら、
伊丹じゃなくてもキレるのも致し方ないと言えましょう。

そしてここからがゾルザルのnice道化っぷりが光りますよ!
最初は強気だったのに…

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女傑という言葉すら生温い、銃剣で剣と鎧の騎士相手に無双する栗林さんを見て、
圧倒的に恐怖するゾルザルさん。(職業:帝国皇子)

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そして原作では余りにもグロすぎるからと擬音だけで表現されていた、
打擲という言葉すら生温い圧倒的なまでの鉄拳制裁!
ここは漫画として容赦なく描写して正解だったと思いますよ!
栗林のモンスターっぷりが判るし、何よりゾルザルがボロボロにやられてスカッとするし!
初めの強気が嘘のようにやられているゾルザルさんマジ道化。

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そこから、防衛省から許可を貰っての元老院への空爆とか、
自衛隊の無双っぷりが清々しいったらなかったですね。
もっとも、首相のアホっぷりを見てると心底呆れちゃいますが。
現場は優秀でもトップがアホというのは帝国も日本もそう変わらないのが悲しい。

そして後半からはテュカの話がメインになってくるんですが…
ここら辺は読んでてやっぱり辛いなぁ…
原作と構成を変えてきて、伊丹の事情が先に提示されてるってのもあるけど。

それと伊丹の外見のストライクはテュカなんですよね、やっぱり。
私はロゥリィ一択なんですが。

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今回はロゥリィの活躍が殆どなかったけど、6巻では割りとあるはず…!

それにしてもコミカライズは本当に素晴らしいの一言です。
原作に忠実でありながら、そこに原作をかみ砕いた上でのプラスアルファが良いんですよね。
アルヌスの温泉施設の名前が「TERMAE ALNUS」とか良い感じに遊んでるだけでなく、
個人的に注目したいのは夜中にヤオが来た時のロゥリィの唇が黒くなってる所ですね。
ロゥリィの唇は戦闘モードになると黒くなるんですが、原作のこのシーンには本来その描写がないんだけど、
コミカライズではしっかりと黒くしてるんですよ。
これは原作をしっかりと理解していないと出来ないプラスアルファだと思うんですよね。

だからこそ巻末の描き下ろし4コマは今回も違和感なく面白かったです。
竿尾悟さんだと原作ファンとしても凄く安心出来るんですよね、ホント。

帯によると累計126万部突破したみたいですが、
少なくともその倍は売れてもおかしくない面白さですので、
是非とも読んで欲しいですね!
超面白いよ!

:: 2014/9/19 金曜日::

■[漫画]魔法競技開始!「魔法科高校の劣等生 九校戦編」2巻

魔法科高校の劣等生 九校戦編(2) (Gファンタジーコミックススーパー)
著者/訳者:佐島勤 石田可奈
出版社:スクウェア・エニックス( 2014-09-10 )

Kindle版:魔法科高校の劣等生 九校戦編 (1)
Kindle版:魔法科高校の劣等生 九校戦編 (2)

アニメでは放映済みの九校戦編のコミカライズの2冊目です。
基本的にアニメと同じように原作に忠実にコミカライズされているので、
原作ファンにとっては安心して読むことが出来ますし、
アニメから入った人にも判りやすい内容かと思います。

アニメと違って時間という制約がある程度緩いせいか、
アニメではすっ飛ばした原作のシーンもちゃんと描いているのが良いですね。
具体的にはクラウドボールでの七草先輩のエンジニア代打を務めた達也が、
ちょっとした調整で効率を向上させちゃう所とかですね。
流石はお兄様です。

ただ、アニメと同じく原作に可能な限り忠実だからこそ、
原作→アニメと続けて読むと新鮮な驚きが殆どないという問題もあるかもしれません。
まぁ、原作よりも魔法や競技の説明が図解入りで判りやすくされていたりと、
より初心者向けに描かれているというハードルの低さが持ち味になっていると思います。

それにしても七草先輩のテニスウェア(?)姿は中々良いですね。
丁度原作でも七草先輩の萌えシーンがあっただけに、
良い感じに相乗効果が出ていると思いますよ。
とはいえ、次巻からは深雪無双&達也無双になって出番は多少減ると思いますが。
そう言えば、きたうみつな版コミカライズの第一話冒頭は深雪のピラーズブレイクでしたね。
ある意味やっと追いつくということなのかな?

:: 2014/9/18 木曜日::

■[漫画]All You Need Is キリヱ「UQ HOLDER!」4巻

UQ HOLDER!(4) (講談社コミックス)
著者/訳者:赤松 健
出版社:講談社( 2014-09-17 )
作者サイト:AI Love Network
作者twitter:赤松健(KenAkamatsu)さん | Twitter

Kindle版:UQ HOLDER! (1)
Kindle版:UQ HOLDER! (2)
Kindle版:UQ HOLDER! (3)

面白さが加速しだした第4巻!

前作「魔法先生ネギま!」で主人公ネギの好敵手であったフェイト・アーウェルンクスが登場し、
ネギまとの関係が徐々に明らかになってきましたね!
こう、前作との繋がりが見えてくる面白さってのは長寿作品だからこそですよね。
「マップス」と「マップスネクストシート」みたいというか。
週マガ的に言うなら「風のシルフィード」と「蒼き神話マルス」が相応しいかな?

まず3巻からの続きの不死狩りとの戦いですけど、
流石にナンバーズ上位が参戦したらあっという間でしたね。
エヴァンジェリンの魔法の圧倒的なまでの規模と威力は流石の一言でしたし、
何より久しぶりにロリババア形態を拝めて良かったです。
まぁ、マザコンの傾向がある刀太はご不満みたいですが。(笑

そして次の章の見所はナンバー9・桜雨キリヱの登場と、
フェイトとの邂逅とバトルに尽きますね!

不死人と言えどもエヴァンジェリンや刀太みたいな吸血鬼から、
九郎丸みたいな超再生力や一空みたいな機械化など、
不死の能力に対して様々なバリエーションがありますが、
キリヱの能力はかなり特異的ですね。
属人的な超能力というのもそうですが、まさかセーブ&リセット系とは。
最近だと「All You Need Is Kill」で有名な死に戻り系は疑似未来予知も可能ですし、
正直反則級な能力だと思うんですが!
彼女の個人資産が数千億円規模なのって、この能力を利用して株式相場とかで稼いだのかな…?

今回のバトルはその能力を活用しようとしたモノでしたが、
相手であるフェイトは太陽系最強の魔法使いと言われるだけあって、マジでパないの。
しかしネギまの魔法世界編の時もそうだったけど、
フェイト相手のバトルの舞台はゲートポートばかりですね。(笑

それにしても今回判ったことはネギが立ち上げた「白き翼」は、
人員入れ替えはあるものの現在も稼働中であり、その実質的リーダーがフェイトに代替わり。
そして20年前にネギが死亡(?)し、そこでエヴァンジェリンとフェイトが敵対。
不確定なのが茶々丸の「空とび猫」と同型っぽいのをUQホルダーが所蔵し、
月詠さんと関係性がありそうな神鳴流剣士がフェイト側っていう所かな。
あ、あと重力剣はやっぱりアルビレオ・イマのものだったみたいですね。

これからも徐々にネギまとの関連性が判ってくると思いますが、
本作の主人公である刀太の憎めない脳筋お馬鹿っぷりも純粋に楽しくて面白いので、
そっち方面も楽しんでいきたいです。

:: 2014/9/17 水曜日::

■[漫画]誰かと二人で「空の境界 the Garden of sinners」4巻

空の境界 the Garden of sinners(4) (星海社COMICS)
著者/訳者:天空 すふぃあ
出版社:講談社( 2014-09-10 )
公式サイト:最前線
原作者サイト:竹箒
作者サイト:SHIN-KUU index
作者twitter:天空すふぃあ@4巻9/10発売(sphere_tk)さん | Twitter

3巻ラストから始まった「伽藍の洞」がこの4巻で完結!
このペースなら「殺人考察(後)」は7巻で収まるかな?
「未来福音」までやるなら全8巻くらいになるのかもしれないけど。

時系列的には「殺人考察(前)」の後になる「伽藍の洞」
大学に入学したけど隣りに式がいない日々を漫然と過ごしていた黒桐が、
ギャラリーでひっそりと展示されていた人形に式を見出し、
その製作者である蒼崎橙子を探し当て、縁を手繰り寄せた所から始まります。

前から思ってましたが、天空すふぃあさんが描かれる蒼崎橙子さんは魅力的すぎます。

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女性らしさを感じさせてくれる大きなおっぱいは当然として、
その腰からフトモモへの曲線も垂涎モノですし、
ふくらはぎに関してもほぼ満点と言って良いでしょう。
ハイヒールな所もポイントが高いです。

今回の「伽藍の洞」は目覚めた式の話なんですが、
同時に橙子さんの出番が多い章なんですよね。
だから橙子さん好きとしては凄く堪能出来た章でした。

もちろん、物語として非常に完成度が高かったですし、
何より画面の見せ方がOVA版に負けず劣らず素晴らしいんですよ。
式が目覚める直前と目覚めた直後の内面描写をはじめ、
今回は式の独白が多いんですが、飽きさせること読ませられますからね!
OVA版を観ていた人も満足出来ること間違いなしですよ。

今回で「伽藍の洞」が終わったということは次は「矛盾螺旋」ですね。
ということは臙条巴が出るのか…
一体どんな風に描かれるんだろう…
楽しみだわー

:: 2014/9/15 月曜日::

■[漫画]たまに福井県「木曜日のフルット」4巻

相変わらずたまに全く意味が分からない回があるし、
イカ娘並みにオチがオチてないように思える回もあるんですが、
たまにスマッシュヒットを打ってくる漫画です。
というか2ページでよくこんなに詰め込めるなぁ。

今回も相変わらずのフルットですが、
題字が北道正幸が描いたり、鶴田謙二が描いたりしてます。
何でしょうね、猫漫画繋がりだったりするんでしょうか。
あ、それともアフタヌーン繋がり?
石黒正数さんはアフタヌーンで読み切り描いたことありますし。
というか、あれがデビュー作でしたっけ?

そう言えば石黒正数作品では多く見掛ける鯨井さんですが、
同じ人ではなく別人ということは既に「地球戦争」2巻で判明していますが、
確かに今回出てきた鯨井父は他作品の鯨井家の父とは別人でしたね。
娘さんだけが似ているということなのかしら。

そんな鯨井家の娘である早菜さんですが、
今回も相変わらず無職っぷりがアレでしたが、
トラの巻の時のコスプレは存外に可愛かったです。
やれば出来るじゃ無いか!(笑

それと今月末はそれ町13巻が出ますね。
それでも町は廻っている (13) (ヤングキングコミックス)
こっちの方も勿論チェックしていきたい所存であります。

:: 2014/9/13 土曜日::

■[漫画]お久しぶり、13歳のおかっぱメイドさん「シャーリー」2巻

シャーリー 2巻 (ビームコミックス)
著者/訳者:森薫
出版社:KADOKAWA/エンターブレイン( 2014-09-13 )

Kindle版:シャーリー (1)
Kindle版:シャーリー (2)

何故か老人が集まる喫茶店の女主人であるベネット・クランリー(28)は、
自宅の屋敷に良く出来た住み込みの13歳のメイドがいる。
稀に失敗することもあるけれど、年齢の割に有能なシャーリーと、
大人の女主人の穏やかにして幸せな日々を描いた、
珠玉のメイド短編集が11年ぶりに発売!

メイド漫画を描くのが大好きな森薫さんは幸せで、
シャーリーのことが大好きな読者は幸せという、
これ以上ないくらいにWin-Winな関係を築くことが出来る本作ですが、
長いブランクを感じさせることのない、色褪せない面白さでした。
まぁ、単行本のブランクはあったけれど、
長年コツコツと描き続けてらっしゃいましたからね。
絵柄の変遷の違和感も殆どなかったかと思います。

この漫画の感想を一言で述べるならば「シャーリーが可愛い」の一言に尽きます。
レコードを引っ張りだしてきてベネットさんと一晩中ダンスを踊るシャーリーが可愛いし、
唐突な嵐で急いで洗濯物を懸命に取り込んでいるシャーリーが可愛いし、
ベネットが帰宅した音を聞いた瞬間笑顔になるシャーリーが可愛いし、
失敗して怪我をして凹んでも、ベネットさんの笑顔と感謝の言葉で笑顔になるシャーリーが可愛いし、
ベネットの喫茶店での立ち居振る舞いに感動するシャーリーが可愛いし、
ハイヒールに憧れる年相応の少女っぽい所があるシャーリーが可愛いです。
もうね、兎に角シャーリーが可愛くて可愛くて可愛くて可愛くて仕方が無いんですよ!

それにね、ベネットさんとの関係性も微笑ましいんだよなぁ。
あまりにも二人で暮らすのが自然すぎて、お互いに給料のことを忘れてたりね。
ベネットさんがお財布を忘れて届けに行く回で、
喫茶店の常連に囲まれたシャーリーのことを「うちの子」と呼んでたけど、
この言葉はシャーリーにとって嬉しいんだろうなぁ、と思ったり、
ベネットさんが「私たちが合っている」と言った時の涙は、
心底嬉しかったんだろうなぁ、と思う訳ですよ。
このシーンはシャーリーに感情移入しちゃって、読んでて泣きそうになりました。

もちろん二人は恋人なわけではないし、
ただの主従というドライなものでもなし。
どちらかというと姉妹や母娘といった家族に近いんだけれど、それとも少し違う…
やっぱりベネットさんとシャーリーという二人の関係は、
唯一無二のものなんじゃないかなぁ、と思います。

1巻ともども何度読んでも面白いし、これからも何度も読み返すことになると思います。
それだけ読んでて飽きない不朽の面白さがある作品だと思いますので、
末永く本棚に居続けて欲しい作品です。
森薫さんにはスローペースで良いので是非これからも描き続けて欲しいですね。

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