その着せ替え人形は恋をする 15巻(完結)は7月25日発売!
終わるのは寂しいけれど、五条くんと海夢ちゃんのグランドフィナーレを見届けよう!
:: 2013/12/10 火曜日::

■[漫画]日本よ、これがニンジャだ。「ニンジャスレイヤー ~マシン・オブ・ヴェンジェンス~」1巻

ドーモ、読者サン。
はじめましてフランです。

忍殺語の認知度がそこそこ上昇しているような今日このごろ、
遂にニンジャスレイヤーのコミカライズ版の第1巻が発売されました。
元々twitterで人気が沸騰し、その後書籍化されて結構ヒットしているという、
割りとわけがわからない展開でしたが、
コミカライズ担当が「アクメツ」「コミックマスターJ」の余湖裕輝&田畑由秋というのも、
更にわけがわからないです。
ついでに言うと連載がtwitter→コンプティーク→コンプエースの順に3媒体同時だったりと、
もう本当にわけがわからないよ!

ニンジャスレイヤーとはブラッドレー・ボンドとフィリップ・ニンジャ・モーゼズのアメリカ人コンビによる、
サイバーパンク・ニンジャ活劇です! サツバツ!
本兌有と杉ライカによる翻訳がtwitter上で行われてそれが人気を博したわけです。
ツッコミ所が多いけど気にしたらダメだ。

あらすじは正直上手く書けるとは思えないし、
上手く書いても多分知らない人には全く通じないと思われますので、
取り敢えず読んでみて「考えるな、感じろ!」の精神で面白さを体感するしかないです。
サイバーパンクな世界観を舞台にニンジャやゲイシャといったステレオタイプな日本観のアレコレが、
どこか変な日本語を駆使して暴れまわると思っていただければ大体合ってるかと。

うん、もうホントわけがわからないな!

取り敢えずtwitterでの連載はまだ続いている上に単行本が発売されても消していないという、
大変に太っ腹なことをやっているので、まずは第一話を読むと良いです。
ゴウランガ(←言ってみたかっただけ

■[漫画]マンガ色々好みも色々「このマンガがすごい! 2014」

このマンガがすごい! 2014
出版社:宝島社( 2013-12-09 )
単行本 ( 157 ページ )

コミックナタリー – 「このマンガがすごい!」1位は暗殺教室&さよならソルシエ

「このマンガがすごい!」には今年も参加させて頂きました。
「このライトノベルがすごい!」にも参加したから、今年は二冠達成ですよ!
多分前例は殆どないんじゃないかな! ないかな!(二回言うな

詳細なランキングは実際に読んでみてもらうとして、
私が選んだランキングの補足説明をチョコっとだけ。

1位に選んだのは「甘々と稲妻」で、全体のランキングでは8位。
全体のランキングは妥当じゃないかなー、と思ってます。
私は「よつばと!」に代表される子育てモノというジャンルに極端に弱いのと、
教え子の教師への仄かな恋心というラブコメ要素も入っているために1位としました。
兎にも角にもつむぎちゃん、可愛いじゃないですか!(←結論

2位に選んだのは「君は淫らな僕の女王」で、全体のランキングでは24位。
もうちょっと上に行くかなー、と思ったんですがエロすぎたのが問題だったでしょうか。
個人的にはエロ描写よりも岡本倫さんが生み出した変態的すぎる台詞に感銘を受けた次第であります。
なんだよ、「静まれ私のバルトリン腺液」って。(笑

3位に選んだのは「食戟のソーマ」で、全体のランキングは12位。
流石にジャンプ漫画だけあってランキングは結構上に来てますね。
この本では熱さとエロとコメディが詰め込まれた作品と評されてて納得ですが、
個人的には王道少年漫画してる所がポイント高かったです。

4位に選んだのは「恋愛ディストーション」で、全体のランキングでは圏外。
まぁねー、入れる人ってあんまり居ないよね…
でも! 私は大好きだし! 今入れないと今後入れる機会ないんだもの!
だったら完結記念に入れちゃっても良いと思うんだよね!
とはいえ、私以外に誰も挙げてないのは誤算であった…

5位に選んだのは「ウワガキ」で、こちらも全体のランキングでは圏外。
うーん、もうちょっと行くと思ったんだけどなぁ。
私は何度も読み返すくらい好きだったんですが…
これは私のセンスがちょっと乖離しているということなのかも。
でもなー、凄く好きでお勧めなんですよねー…

他にも入れたい作品は多かったんですよ。
「よつばと!」はもちろん入れたかったんですけど今更感があったし、
「スピリットサークル」は入れようと思ったんですけど、
今後更に面白くなりそうなのが判ってたから、入れるならそれからかな、と躊躇しまして…

他の人のランキングはやはり読んでて面白いものなんですが、
相変わらず私のページにへどばんさんがいらっしゃるので、私の印象が薄そうです。(笑
年末年始に買う漫画の参考にするも良し、お気に入りの漫画の評価を楽しむも良し、
色々楽しめる一冊だと思いますので、よろしくお願いします。(宣伝

:: 2013/12/9 月曜日::

■[漫画]90年代アフタヌーン読者へのラブコール「星のポン子と豆腐屋れい子」

星のポン子と豆腐屋れい子 (アフタヌーンKC)
著者/訳者:トニー たけざき
出版社:講談社( 2013-11-22 )
コミック ( 168 ページ )
原作者サイト:施療院島
原作者twitter:小原愼司 (w0hara)さんはTwitterを使っています
作者サイト:トニーたけざきのホームページ

私が月刊アフタヌーンと出会ったのは今から19年前、
部活の友人が貸してくれた「ああっ女神さまっ」の単行本からでした。
当時は「寄生獣」「ガンスミ」「無限の住人」「ディスコミ」「ワッハマン」が隆盛を誇り、
後の看板作である「地雷震」「勇午」「ヨコハマ買い出し紀行」等が生まれた時期でもあります。
そんな90年代アフタヌーンの中でも私が特に好きだった「菫画報」の小原愼司さんが原作として、
異例の「大合作」発起人である「岸和田博士の科学的愛情」のトニーたけざきさんが作画として、
2013年の現在、共同で合作したのがこの「星のポン子と豆腐屋れい子」です。

売れない豆腐屋の姉弟が怪しげな生物を拾ってきて飼おうとした所、
実はその生物が異星の商人で、姉弟が異星の不思議グッズを買おうとする第1話中盤までは、
小原愼司さんらしいストーリー展開なんですよね。

ponkotoreiko_01

ですが、1話終盤からはトニーたけざきさんが好きそうな展開のオンパレード!
引きこもり、薬物、銃と臓物と退廃的な要素がてんこ盛り!
一見合理的なようで、情緒が排除された理不尽な仕打ちのエグさったらないです。
トニーたけざきさんらしさを活かすにはどうすれば良いのかを熟知した上でのストーリーで、
小原愼司さんからトニーたけざきへの挑戦状、もしくはラブレターかのようでした。
読んでいるとグイグイと物語に引き込まれていって面白かったです。

小原愼司さんがこういった展開の作品を手がけるとは予想外だったので驚かされましたし、
何より第一話の扉絵がトニーたけざきさんの絵柄にしてはファンシーだったので見事に騙されました。
とはいえ、最後のオチは納得できる落とし所だったので、
「上手いこと騙されたなぁ」と感心することしきりでしたね。
予想は裏切られたけど、期待は裏切られるどころかその先を見せられた気分です。

ちなみに全3話のうちの第1話は試し読みが出来ます。
この第1話を読んだだけど、この作品がどういったものがわかるとは思いますが、
同時に全部読みたくなること間違いなしですので、覚悟を持ってからお読み下さい。(笑

それと小原愼司×トニーたけざき対談が公開中です。→前編後編
実は二人の対談は9ヶ月前に発売された地球戦争1巻の時にもあったんですよね。
機会があればそちらの方も確認して欲しい所であります。

:: 2013/12/6 金曜日::

■[漫画]愛と勇気だけが友達「ワンパンマン」5巻

ワンパンマン 5 (ジャンプコミックス)
著者/訳者:村田 雄介
出版社:集英社( 2013-12-04 )
コミック ( 208 ページ )
公式サイト:となりのヤングジャンプ : ワンパンマン
原作者サイト:ワンパンマン
原作者twitter:ONE (ONE_rakugaki)さんはTwitterを使っています
作者twitter:村田雄介 (NEBU_KURO)さんはTwitterを使っています

帯に220万部突破とあって、まだ5巻なのに凄いな…
と思いましたが、1巻が14刷とあったのには更に驚きました。
ネットのファンと旧来からの村田雄介ファンに、
ジャンプやヤンジャンでの出張掲載での知名度アップに後押しされたんでしょうけど、
それにしたってここまで凄いコンテンツになるとは驚きです。
5年前の私に「2ch発のワンパンマンが村田雄介にリファインされてバカ売れするよ」
と言っても絶対信じないよなぁ…(笑

地上に侵攻してきた海人族は、イカ娘みたいな可愛いのではなくて醜悪なクリーチャー
その中でも格別の強さを持つ深海王相手にはA級ヒーローどころか、S級ヒーローでも敵わず、
シェルターに避難している民衆すらも危険に曝されるんだけど、
そんなピンチに駆けつけるからこそヒーローであって…

序盤のプリズナーvs深海王はビジュアル的に迫力がもの凄いありましたけど、
圧倒的な画力に裏打ちされたキモさももんの凄くありましたね!
それ故にジェノスすらも子供を庇ってやられたりと絶望感もハンパなかったですが、
それすらも圧倒的な力で打ち砕くサイタマの実力が凄まじかったです。

それにしても衆愚どころか、ヒーローすらも守るためにドロを被るとか、
流石はサイタマだな、と思わされます。
それを理解しているのが弟子であるジェノスだけ、というのが寂しかったですけど、
弱くともヒーローとしての志を持つ無免ライダーにはちゃんと伝わっていたのは、
正直かなり嬉しかったです。

しかし次は地球がヤバイという危機。
サイタマならなんとかしてくれるという期待は充分あるんだけど…
まぁ、原作は既に読んだことあるんだけど、
村田雄介さんの圧倒的な画力でどう描かれるのか、期待に胸を膨らませております。

:: 2013/12/5 木曜日::

■[漫画]合宿編、終了!「食戟のソーマ」5巻

食戟のソーマ 5 (ジャンプコミックス)
著者/訳者:附田 祐斗 佐伯 俊
出版社:集英社( 2013-12-04 )
コミック ( 192 ページ )
作者twitter:附田祐斗 (tsukudayuto)さんはTwitterを使っています
絵師サイト:傾国美塵

ビュッフェ用たまご料理という合宿の課題を前に、
目標の200食達成どころか殆ど食べられることがない創真の料理。
その料理のビュッフェとの相性の悪さを痛感した創真は、
一気に挽回に転ずるんだけど…

この漫画の面白い所は主人公の創真が失敗する所ですよね。
ただ、その失敗は本気でやった上での失敗だから、
自らの糧となり、創真の成長へと繋がるから面白く感じるんだと思います。
本気の失敗には価値がある!(c)宇宙兄弟

そんな合宿編も前半で終わり、後半からは連休を利用して帰省した創真が、
地元の商店街を活性化させるために駅ナカの唐揚げ店に対抗するために新作料理を作るんだけど…
敵側のもず屋の女主人がかなり独善的に描かれる故に、
創真たちの活躍には爽快感がありますよね。

そしてその唐揚げ編で昔なじみ属性の倉瀬さんと、チョロインなにくみが出てきて、
ラブコメ的にも良い対比が作れていたのも、また、素晴らしかったです。
この作品にはヒロインが多いけど、使い捨てることはせずに、
ちゃんと活躍の場を与えているのが良いんですよねー
というか、倉瀬ちゃんはこんなに美味しいキャラだったのか…
違う学校だから今後の登場頻度は低そうだけど、また出て欲しいものです。

そして初期から出ているヒロインであるえりな嬢ですが…
まさかあんなに美味しい設定があったとは…!
これは、この背景が明かされるのが楽しみやで…!

:: 2013/12/4 水曜日::

■[漫画]夏の匂いと肉の味「くーねるまるた」3巻

くーねるまるた 3 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
著者/訳者:高尾 じんぐ
出版社:小学館( 2013-11-29 )
コミック ( 127 ページ )
作者サイト:じんぐる(高尾じんぐブログ)

衣食住の三要素の中でも漫画では一際人気の「食」漫画。
その食漫画ジャンルの中でも比較的新しい「くーねるまるた」ですが、
巻を重ねるごとに知名度と人気が高まっているように感じられて嬉しいです。
何しろ1巻の時は本屋に1冊あるかどうかくらいだったのに、
今では平台に平積みされるくらいだもんなぁ…

貧乏暇なしとは言いますが、マルタさんの生活は貧乏暇あり。
一日の生活費は1000円切ってそうな節約生活を送っていながら、
その暮らしぶりは優雅ささえも感じられそうな素敵なスローライフ。
お金はないけど、手間暇掛けて美味しいモノを創りだしては堪能するその生活は、
忙しい現代社会人から見るとある種の贅沢なように思えて羨ましいです。

そしてこの漫画の食の見所はその手が届きそうな庶民的な所だけではなく、
食べる時のマルタさんの幸せそうな表情でしょう。
みんなで藁を焼いて作った鰹のたたきを食べた時の幸せそうな表情に、
ウナギの匂いを嗅ぎながらまぶしめしのおにぎりを食べる表情。
そして何より、塩麹スペアリブを食べた時のあの美味しさに驚愕した顔!
思わず母国語が出てくるくらいの美味しさとか、想像するだけで涎が出てきそうです。
しかしやっぱり肉好きなのは欧米人らしい気がしますね。(笑
そんなマルタさんらしい美味しそうな表情がとても魅力的なのです。

それと食とはあまり関係ないんですけど、マルタさんって良い肉付きされてますよね。

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それほどカロリー摂ってなさそうなのに、必要なトコにはしっかりと付いている脂肪。
高尾じんぐさんが描かれる女体は、今そこにあるエロ、というか、
非常に身近に感じられる生々しさがありますよねー(笑

「んぐるわ会報」の頃は、高尾じんぐさんは青春ラブコメに期待していたものですが、
まさかこういった面白さを見せてくるとは思いませんでした。
日本文学の教養も地味に面白いし、まだまだ楽しませて欲しいです。

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