僕の心のヤバイやつ (10) 特装版 4月8日発売!
夏! 海! 青春!
:: 2015/9/14 月曜日::

■[ラノベ]大きな妹と可愛い甥「エロマンガ先生 5 和泉紗霧の初登校」

エロマンガ先生 (5) 和泉紗霧の初登校 (電撃文庫)
著者/訳者:伏見つかさ
出版社:KADOKAWA/アスキー・メディアワークス( 2015-09-10 )
作者サイト:LUNAR LIGHT BLOG
絵師サイト:tabgraphics_blog
絵師twitter:かんざきひろ(@kanzakihiro)さん | Twitter

Kindle版:エロマンガ先生 1
Kindle版:エロマンガ先生 2
Kindle版:エロマンガ先生 3
Kindle版:エロマンガ先生 4

エロマンガ先生の5巻はクリスマスにバレンタインと、
美味しすぎるイベントが目白押し!
更に山田エルフがマサムネのクラスに美少女転校生としてやってきて…!?
というトンデモなものから、
マサムネたち兄妹の保護者が試験にやってきて…

今回は今までのキャラが大集合&新キャラの登場でしたね。
特にクリスマスとバレンタインではしばらく美味しい出番のなかった、
高砂智恵(おっぱいが大きい)が良いポジション占めてましたね。
マサムネのことが好きなんだけど積極的になれてないというか、
ペルソナを被ったままにジャブをしていることで、
折角のチャンスを逃しているところがもどかしくて可愛かったです。

新キャラでは先輩アニメ化作家の草薙リュウキさんが、
割りとクズだけどお人好しで面白いというか。
それにしても「妹さえいればいい。2」といいアニメ化ネタ多すぎでしょ…(笑
スタッフに対しては感謝しながらもアフィブログには呪怨を募らすとか、
まぁ、うん、わからんでもないですけども!
妹さえいればいい。2」よりもオブラートに包まれていたのが救いかな…?

そして京香叔母さんですが…
これはまた判りやすい桐乃と同じ罵倒系ブラコン妹ですね。
大好きなお兄ちゃんが結婚して不機嫌だったのがよく伝わってくるというか。
そんな大好きなお兄ちゃんの忘れ形見であるマサムネのことを溺愛しつつも、
それを素直に表せないところが可愛いですね。
うーん、酒に酔ったら素直になったりしないかしら。

取り合えず家族モノとしては一つの山場を超えたと思うのですが、
ラブコメとしてはまだまだこれからだと思うので、
先の展開も楽しみです。

:: 2015/9/2 水曜日::

■[ラノベ]notハーレムラブコメ「僕は友達が少ない」11巻

僕は友達が少ない (11) (MF文庫J)
著者/訳者:平坂読
出版社:KADOKAWA/メディアファクトリー( 2015-08-26 )
作者twitter:平坂読 (hirasakayomi)さんはTwitterを使っています
絵師サイト:ブリキの砦

Kindle版:僕は友達が少ない 1
Kindle版:僕は友達が少ない 2
Kindle版:僕は友達が少ない 3

Kindle版:僕は友達が少ない 9
Kindle版:僕は友達が少ない10
Kindle版:僕は友達が少ない 11

私が11巻を読んだ感想を正直に端的に言うと

「ハーレムラブコメの皮を被った残念青春ストーリーだったなぁ」

です。

残念青春ストーリーとしては最後まで良く出来ていると思います。
「僕は友達が少ない」というタイトルの通りに、
友達が少なく、ぼっち気味な学生が青春をしていくストーリーで、
最後のオチはアレだったけど、まぁ、1巻当初とリンクしているのは有りだと思います。

ただ、ハーレムラブコメとしては…
俺妹もそうだったけど、
「物語の整合性は取れているけれど、読者の期待に応えてない」
と感じてしまいました。
物語のラストの時点で主人公が宙ぶらりんというのには疑問符が浮かんでしまいます。

ただそれはハーレムラブコメとしては、という意味で、
青春ストーリーとしては正しい終わり方だったのではと思います。
とはえ、ハーレムラブコメの皮を被っていた作品だっただけに、
それを期待している読者が多かったと思うので、
そういった意味では読者の期待に応えられていないんじゃないかなー、と。

例えるなら途中まで「ToLOVEる」だったのに、
物語の終盤で本当は「聲の形」だったことが詳らかになった、みたいな。
実際随所で伏線が張られていたけれど、
ラストまで「聲の形」的な展開で駆け抜けても、
「ToLOVEる」を楽しみにしていた私からしたら、
暖簾に全力で腕押しして肩透かしされた気分になると言いましょうか。
上手いフレンチを出すと評判の店と聞いて入店し、コース料理を楽しんでいたら、
メインディッシュとデザートが中華料理だった的な何かというか。
美味しいのは美味しいけど呆然とするみたいな…?

面白い作品であるし、実際読み始めたら一気に読み終わってしまいましたが、
この作品の本質がどこにあるのかちゃんと理解していないと、
最後まで読んでも読後感はスッキリしないかも知れません。

まぁ、何だかんだ言って結局のところは、
夜空と理科が好きなハーレムラブコメ好きの私としては、
非常に納得がいかないオチだった、ということです。

この傷心はエロ同人誌を読んで癒やすしかないな…

:: 2015/8/30 日曜日::

■[ラノベ]白馬に乗った魔王さま(ただし暴力的には最弱)「フレイム王国興亡記」4巻

極貧の領地経営で港湾施設建設に対する浩太の解決策が株式会社。
しかしそこにソルバニアの魔の手が迫り、
更にはソニアの裏切りがあって株式の過半数が握られる事態に。
老獪すぎて蛇のようにいやらしい商人たちの手腕に浩太はどう対応するのか…!?

強烈なヒキの3巻が出てから8ヶ月も経っての4巻発売です。
まぁ、Web版のストック量から考えて作者側に原因はないんでしょうが、
それにしたって期間は読者的にはツラいよね。
3巻に出てきたWeb版に出てこないキャラとかスコーンと忘れちゃってたし…

3巻ではヒロインとしてストップ安になったソニアですが…
まぁ、今回は色々と見所はあったけど、まだまだ印象はマイナスのままかなー
私は子供は好きですが、自分が優秀な大人と勘違いした子供は苦手です。
自分が優秀だと勘違いしてるから、より悪い大人たちに足元を掬われるんだよね…
確かに育った環境に問題があったのは判るし、大人たちにも問題があったでしょう。
まぁ、あんな親の元で育てられたらどうしても歪んじゃうんだろうなぁ。
結局全てはソルバニアが悪い。

翻ってノエルの株価は上がったし、エリカもエミリも可愛かったですね。
というかノエルが有能すぎて怖い。
査察官として良い一手を打ってくる手腕にも驚いたし、
ソニアの友達としても良いところを見せてくれて目を見張りましたね。
ある意味、浩太よりも主人公らしかったように思えます。

浩太が今回取った手段はフレイム王国にホワイトナイトをお願いしたということでしょう。
正直、確かに、これしか方法はないんでしょうが…
いやはや、カルロス一世やロッテ宰相が見抜いたように、
危ういし脆い一手のように見えますね。
まぁ、ロッテ相手のハッタリは多少は痛快だったのは確かなんですけどね。

しかも次の展開がWeb版読者としては見えているだけに余計に辛いなぁ…
もう少し浩太にも格好良い見せ場があってもいいんじゃないかなー、と思います。
せっかく良い主人公なんですから!
でも、次の5巻はWeb版と同じ展開なら…
更に格好悪い見せ場が用意されてるんだろうなぁ… ツラい…

:: 2015/8/27 木曜日::

■[ラノベ]空から美少女が降ってきた!「異世界混浴物語 2 熱情の砂風呂」

魔王を倒すために異世界召喚されたら、
女神から授かったギフトが「無限バスルーム」という戦闘力皆無なものだった―
そんな北條冬夜が魔王を倒すために色々と頑張りつつ、
それ以上に美少女たちとの混浴を目指すために頑張る物語の第2巻。

トラノオ族の水不足問題を解決し、襲ってきた魔族も撃退した冬夜たち。
クレナとロニの二人との仲を深めつつ、
大地の女神から祝福を授かって「無限バスルーム」が拡張したり、
春乃さんのラブレターとメッセージ送受信装置を届けるために、
空からからリウムちゃんが降ってきたりと騒々しい展開に。

ちゃんと美少女たちとの混浴シーンが描かれているのは素晴らしかったですね!
クレナの劣情を誘う豊満な肉体も良いですけど、
ロニとリウムちゃんのロリっぽさが残るおしりも大変に良かったです。
こんな美少女たちに腰に抱きつかれたい…

物語の方は魔王の正体がまさかのものでしたが、
確かにクレナが持っている「闇の王子」の剣に付いている家紋は織田の木瓜紋。
クレナたちが魔王の正体を探る理由もわかったけど、
まだまだ謎が残っていますね。
最後に出てきたロリの正体は大体わかるんだけど…
何故そうなったのか含めて諸々が気になるところです。

しかし魔王はともかく、初代聖王の正体って誰なんだろう…
うーん、わからん…

:: 2015/8/25 火曜日::

■[ラノベ]王女の受難「魔弾の王と戦姫」12巻

魔弾の王と戦姫〈ヴァナディース〉12 (MF文庫J)
著者/訳者:川口 士
出版社:KADOKAWA/メディアファクトリー( 2015-07-24 )
作者サイト:一〇八(仮)
絵師サイト:ひなだまりweb
絵師twitter:片桐 雛太(@hinatanya)さん | Twitter

Kindle版:魔弾の王と戦姫 1
Kindle版:魔弾の王と戦姫 2

Kindle版:魔弾の王と戦姫 11
Kindle版:魔弾の王と戦姫 12

11巻は戦姫たちがヒロインでしたが、この12巻ではレギン王女がヒロインでしたね。
次々と難題が舞い込み、それでも根気よく頑張ってきたご褒美なのか、
レギン王女の見せ場が多い12巻でした。
もっとも見せ場とピンチはほぼ同義だったような気もしますが…

ジスタートで新たな戦姫となった元傭兵のフィグネリア。
エレンとリムの二人とも面識と因縁のある双剣使いですが、
取り敢えず今回は彼女の出番はジスタート国内のみでしたね。
彼女の活躍は13巻以降に持ち越されるみたいです。

そしてブリューヌ国内の情勢ですが、
ティグルたちが王都に凱旋したと同時に起こった王女暗殺を狙った策謀。
首謀者に将来の具体的な展望がないあたりが絶望的ですが、
そんな事件に巻き込まれて有能な騎士が倒れていくのには口惜しいものがありましたね…
レギンも辛抱強く頑張ってきたのにこの仕打ちだからなぁ…
今後はこの事件を引き合いに反対派を押さえ込めるかもしれませんが、
それでも失った命はあまりにも惜しいものでした。

ラブコメ的にはレギン王女のお風呂乱入事件は見逃せないですね!
ティグルは本当にヒロインたちの全裸シーンに居合わせることが多いな!(笑
誰に対しても誠実であることはティグルの美徳だと思うけど、
そういったところもしっかりと見抜いているレギンは正妻度が高そうです。
これはエレンもうかうかしてられませんなー

ムオジネルと魔物の動向も気になるところですが、
ラストの一文がもっとも気がかりです。
無事だとは思うんですけど、はたしてどうなるのか…
いよいよ物語のクライマックスが近づいてきたように感じますし、
今後の展開が楽しみです。

:: 2015/8/12 水曜日::

■[ラノベ]就活戦線異常有り!「犬と魔法のファンタジー」

犬と魔法のファンタジー (ガガガ文庫)
著者/訳者:田中 ロミオ
出版社:小学館( 2015-07-17 )
絵師twitter:えびら(@ebila)さん | Twitter

Kindle版:犬と魔法のファンタジー

「人類はi衰退しました」完結巻で新作は剣と魔法のファンタジーと言っていた通り、
実際にタイトルにもあるように剣と魔法が出てくるファンタジー世界が舞台でしたが、
パックが出てくるあたりのベルセルク並みのファンタジーどころか、
現代日本を彷彿とさせる非常に世知辛い就職活動をする大学生の話でした…

高度に発達した魔法ファンタジーは現代日本と区別がつかないというか…
宮廷大学(旧帝大学のパロだと思われる)を真面目に通っている偉丈夫のチタン骨砕。
彼が就職活動を始めるも届くのは祈念書簡ばかりで全く上手くいかず、
サークル仲間の口だけは達者な学生ベンチャー社長に半分騙されたり、
圧迫面接に辟易したり、友人関係やOBやサークル活動で悩まされたりと、
もう本当に色々と就活生の心をへし折る内容に充ち満ちています。

確かにファンタジー的な内容にご丁寧に用語を作られてますよ。
スーツ姿を甲冑姿とか、インターネットが伝書網とかね。
でも実像はほぼそのまま現代日本の大学生事情を赤裸々に描いているので、
中々に身につまされるというか、うん、ヒドイ。
まぁ、田中ロミオですからね! 面白いんですけどね!
これ、就活生が読んだらかなり心がへし折れると思うんだけど…(笑

無骨なチタンが選んだ道だったり、ヒロインのヨミカの事情だったり、
もう色々と複雑な面白さがあるので中々説明が難しいですねー
私としては面白いと思うんだけど、就活生か就活を控える学生は覚悟して読んでね、としか。
あとがきで田中ロミオさんが言ってましたが、直球の色物なんだよなぁ。
まぁ、田中ロミオファンは買って損はないと思いますよ!

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