その着せ替え人形は恋をする 15巻(完結)は7月25日発売!
終わるのは寂しいけれど、五条くんと海夢ちゃんのグランドフィナーレを見届けよう!
:: 2015/6/12 金曜日::

■[ラノベ]0Gバトル!「アクセル・ワールド 18 ―黒の双剣士―」

アクセル・ワールド (18) ―黒の双剣士― (電撃文庫)
著者/訳者:川原礫
出版社:KADOKAWA/アスキー・メディアワークス( 2015-06-10 )
作者サイト:WORD GEAR
作者twitter:川原礫(@kunori)さん | Twitter
絵師サイト:天才卓球少女
絵師twitter:HIMA(@himapo)さん | Twitter

8ヶ月ぶりの新刊となった「アクセル・ワールド」!
緑のレギオン”グレート・ウォール”との会談の最中に乱入してきたのは、
かつて”ネガ・ネビュラス”の四元素の一人だった”グラファイト・エッジ”
帝城で無限EKトラップに囚われているはずの彼は謎に包まれていた、
”グレート・ウォール”の六層装甲の第一席らしく…?

物語の描写が非常に丁寧で、緑と黒の宇宙ステージでの模擬領土戦とか、
すごく細やかに綴られていて面白いのですが、
それ故に物語の展開がスローペースになっているのでヤキモキしまくりでした。
特に巻末にはかつてのBD特典だった「紅炎の軌跡」が収録されているので本編短かったですしね。
何より気になりすぎるヒキだっただけに早く続きが読みたすぎる!

それにしても”グラファイト・エッジ”が予想以上に面白いキャラでした。
”黒”で”二刀流”の時点で作者のもう一つの著作であるSAOのキリトさんを彷彿とさせましたが、
更に彼が繰り出す剣技が”バーチカル・スクエア”とかSAOのそのまんまですしね!
しかも巻末で明かされたことには本当に驚かされましたよ。
そうくるのかー

しかしハルユキも男性キャラとしては負けてないですね。
0G下で大活躍する必殺技の”ヘッドバット”や戦術はもとより、
メイデンやロータスが戦っている最中に心の拠り所にするとか、
他者への影響度は充分に主人公してました。
ショコラとか女性キャラへのフラグの立ちっぷりは間違いなく主人公ですしね。(笑

それとマンガン&コバルトの二人がリアルを曝したのには驚きましたが、
二人の巨乳っぷりには更に驚愕させられましたね。
何? 未来の日本人は巨乳ばかりなの? パラダイスすぎない?
しかしこうなると、より驚かされるのは黒雪姫の貧乳さだなぁ…
何というか、その… ドンマイ…?

:: 2015/6/10 水曜日::

■[ラノベ]巣立ちの季節「生徒会探偵キリカ」6巻

久しぶりの「生徒会探偵キリカ」の新刊ですが、
今回はついに天王寺狐徹と戦うことになる生徒会選挙。
誰よりも強く、何よりも好敵手を求める天王寺狐徹を相手に、
天王寺狐徹を愛する人々が立ち向かうというお話。

まず、天王寺狐徹が持つ思想と野望とその展望が面白かった。
民主主義のめんどうくささとその欠陥。
そしてその欠陥をついて絶対王政を狙う野心。
その野心の裏付けとなる現代技術により革新という現在を含めて、
一介の高校生とは思えないスケール感には圧倒されましたね。

そんな狐徹を前に稀代の詐欺師であるひかげが打った手が面白かった。
もう詐欺は詐欺でも結婚詐欺師の手口としか思えなかったけど。(笑
キリカと朱鷺子さんにナチュラルにかわいいと褒めていたりと、
天然でジゴロなのに更に結婚詐欺師としてのスキルまで備わったら、
これはもうパーフェクトに女の敵なのではないだろうか。

今回は何から何まで狐徹の手のひらの上だったのには驚いた。
ひかげはその中で狐徹の予想を超えたけど、所詮は全て手のひらの上。
唯一その手のひらの上から巣立ったのがキリカというのには更に驚きましたが、
飛び立った彼女は誰よりも輝いていたと思います。

それにしてもこれで完結でもおかしくない終わり方だったんですが、
まさかこれで完結じゃないですよね…?
できればもうちょっとは続いて欲しいんじゃよ。

:: 2015/6/4 木曜日::

■[ラノベ]鳥山石燕の告白「異世界から帰ったら江戸なのである」第弍巻

異世界から帰ったら江戸なのである 第弍巻
著者/訳者:左高例
出版社:KADOKAWA/エンターブレイン( 2015-05-30 )
小説家になろう:異世界から帰ったら江戸なのである
絵師twitter:ユウナラ(@yunar_Adori)さん | Twitter

Kindle版:異世界から帰ったら江戸なのである 第壱巻

私はこの作品がとても好きなのですが、
一般的に売れる作品であるかどうかの判断には正直自信がありません。
ですが、好きな作品なので売れて欲しいし、
今後とも続刊を期待しているのでみんなに読んで欲しいのです!

現代日本でカニ漁船に乗ってたら大時化&ロシアからの銃撃に遭い海に落ちたら異世界に迷い込み、
何だかんだで90歳近くまで過ごすも、少年時代の身体で今度は享保の時代に迷い込み、
そこで蕎麦屋に居候しながら呑んだりチャンバラしたりする九郎。
しかしてその実体は細くて長いヒで始まりモで終わるアレな感じなのである。

Web版は一話あたりが程よい長さなので、あのテンポはそれはそれで好きなのですが、
書籍版では改稿しまくりで数話を繋げて一章分にしたりしてます。
それでも中身の面白さは相変わらずでして、
初っ端から白い棒状の飴をなめているロリを見て悦に入る稚児趣味同心だとか、
人斬り大好き同心&若き道場主&九郎の三人による辻斬り24人の虐殺ショーとか、
割りとネタが盛りだくさんでクレイジーな内容に溢れております。

Web版に比べて変わった所は心なしか食事シーンが増えてるような…
今回のメインであるピザ作りはWeb版の通りなんですが、それ以外が増えてる気が…
あ、それとピザ作りの方ですが有りモノで何とかやりくりして、
それらしいピザを食べるシーンを読んでるとヨダレが出てきますね。
ピザは食べたいけど、一人暮らしだと中々手が出ないんだよなぁ。

それと今回も史実ネタが変わらず盛り込まれていたのは楽しかったです。
現代でも寝具で有名な「西川」が蚊帳の老舗として日本橋に店を出してたのは事実で、
東京西川公式サイトでも確認できますね!
それと個人的には天爵堂こと新井白石が確執のある大岡越前を揶揄して、
「無痔奉行」という本を出すネタは凄く好きなので書籍版でも載ってて良かったです。(笑
ちなみに大岡越前が痔主であったことはWikipediaでも確認出来ます。

重箱の隅をつつくような史実ネタを盛り込むギャグセンスと、
魅力が溢れすぎる個性豊かな江戸の人々を生み出す類まれなる筆力!
そのどれもが最高なので是非とも読んで欲しいですね!

ちなみに今回も異世界での話もあるんですが、
やはりロリババアエルフのスフィが可愛いんじゃよー
裏表紙のスフィを見てると大変に癒やされます。
このまま売れてIF外伝も書籍化されないかなー
されると良いなー

:: 2015/5/24 日曜日::

■[ラノベ]相良良晴と相良義陽「織田信奈の野望 全国版」13巻

織田信奈の野望 全国版 (13) (富士見ファンタジア文庫)
著者/訳者:春日 みかげ
出版社:KADOKAWA/富士見書房( 2015-05-20 )
絵師サイト:はうにぶー。
絵師twitter:みやま零(@miyama0)さん | Twitter

Kindle版:織田信奈の野望 1
Kindle版:織田信奈の野望 2

Kindle版:織田信奈の野望 全国版 12
Kindle版:織田信奈の野望 全国版 13

織田包囲網を解除するため、毛利を抑える大友宗麟への使者となった相良良晴。
しかし姫大名 大友宗麟の傍にいる宣教師ガスパールの奸計によって、
一人漂流し、肥後の八代に辿り着くことになってしまった。
そしてその地を治めるのは相良義陽という名前の姫武将で…

今回の舞台は修羅の国、九州。
現在では「ドリフターズ」の島津豊久が有名ですが、
その親世代である島津四兄弟、もとい四姉妹が活躍する恐ろしい地。
姫大名ですら討ち死にすることが珍しくない地獄であろうとも、
全ての実を拾おうとする良晴はブレないなぁ、と思いましたね。

そんな修羅の国だろうと確かに繋がっている島津四姉妹の絆や、
義陽とその妹、徳千代との不器用な姉妹愛とかは尊いですね。
そして良晴はそんな姉妹間の絆をしっかりと結びなおしておきながら、
良晴自身を取り合って姉妹で修羅場が起こってしまうとは、
良晴さんマジぱねぇっす。

暗躍するガスパールとそれにノセられるチョロい官兵衛ちゃん。
そして信玄に謙信にまさかの世良田二郎三郎の登場と、
事態はますます混迷の度合いを増していくんだけど、
果たしてこれはちゃんと収拾出来るのか。
それにエロい挿絵が増えるのか。
色々と気になるので早く続きが読みたいわけなんですが、
どうやら既刊が書き下ろし多数で再刊行されるらしいので、
それの余波がどれほどになるのか心配ですね。

:: 2015/5/22 金曜日::

■[ラノベ]年の差ラブコメ、堂々の完結!「10歳の保健体育」8巻

竹井10日さんのハートフル年の差ラブコメが堂々の完結!
完結とはいえ湿っぽいことにはならずに、
最後の最後までハチャメチャっぷりを見せてくれて楽しかったです。
竹井10日さんのアッパー系主人公は読んでて楽しいから好きです。

7巻ラストではみると付き合うことになった静姫ちゃんですが、
まだ周りには秘密ということなんだけど、
はみるの嫉妬は止まる所を知らないので、
静姫ちゃんの身体ははみるの嫉妬キックでもうダメかもしれない。

そんな8巻でしたが、ここへきて新キャラが出たり、
静姫パパが出てきたり、乙海が色々と活躍したりと、
最後まで破天荒な展開ばかりで面白かったなぁ。
随所に笑える所がありまくりなんですよね。

それにしても10歳の少女とのラブコメとか、
犯罪臭がしまくりの内容でしたが、それほど背徳的でもなかったですね。
下ネタが随所に盛り込まれてましたが、
エロさは感じなくて、笑ってばかりだったような気がします。

竹井10日さんは多作な方ですので、また次のシリーズが始まるでしょうし、
そちらも楽しみです。

:: 2015/5/16 土曜日::

■[ラノベ]冒険者として「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア」4巻

【Amazon.co.jp限定】 ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア4 書き下ろし4PリーフレットSS付き (GA文庫)
著者/訳者:大森 藤ノ
出版社:SBクリエイティブ( 2015-05-14 )
絵師サイト:rainbow spectrum

Kindle版:1巻
Kindle版:2巻
Kindle版:3巻
Kindle版:4巻

アイズ視点で紡がれる冒険譚、ダンまち外伝ソード・オラトリアの4巻が発売!
丁度アニメで放映され始めた本編3巻のアイズ視点ということで、
色々な意味で見所が沢山ありますね。
アイズが昼寝の特訓をした時の気持ちとかは可愛くて楽しいし、
ベルを膝枕するのにハマってしまった所とかはニヤニヤしっぱなしでしたしね!
これは本編、アニメとともに楽しめる1冊ですよ。

この4巻は前後編に分かれていて、前半はベルくんとの特訓風景がメインです。
ベルくんに構っているアイズを目撃したレフィーヤが、
ベルくんに対抗意識を燃やして自分もアイズに特訓して貰う展開もアリアリで良かったですねー
ベルくんとレフィーヤって似た所が多いんだけど、
似ているからこそなのか、レフィーヤはベルくんを許せなさそうだなぁ。(笑

そんな二人に憧れられているアイズですけど、
ベルくんを膝枕するために何度も気絶させたり、
ベルくんが憧れている相手がベートだと勘違い炸裂させたりと、
天然っぷりが詳らかになりまくりで妙に可愛かったです。(笑

後半はロキ・ファミリアの遠征の話なんですが…、
52階層からのダンジョンの変化は正直無理ゲーすぎる。(笑
でも、それを乗り越えるだけでなく、59階層の異変すらも超克するとは…
流石はロキ・ファミリアのリーダーである【勇者】フィン・ディムナだと思いましたね!
心が折れかけたファミリアを奮起させるその勇姿も格好良かったですし、
みんなを焚き付ける材料にベルくんを使ったのは上手かったなぁ。
これはベートに一番効いたんじゃないかな。

今回でダンジョンの異変の元凶の正体が把握出来たんだけど、
まだまだその元凶にまで手が届かないあたりもどかしいですね。
多分、ロキ・ファミリアだけでは解決出来ない問題だと思うんだけど…
果たしてどうなるんだろう。

それと、次回はこの遠征の帰りにベルくんたちと出会う話になるんでしょうか。
ということはまたもや水浴び回を拝めるということなのだろうか。
だとしたら…、楽しみですね…!

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