のうりん 14巻 6月14日発売!
待望の、のうりん完結巻!
:: 2012/12/17 月曜日::

■[ラノベ]命の価値は「のうりん」5巻

のうりん 5 (GA文庫)
著者/訳者:白鳥 士郎
出版社:ソフトバンククリエイティブ( 2012-12-17 )
文庫 ( 360 ページ )
作者サイト:のうりんのぶろぐ
絵師サイト:ticketchan

カラー口絵がそのまんま機動戦士Zガンダム -星を継ぐ者-のジャケットだったり、
帯のキャッチコピーからも分かるように今回は機動戦士Zガンダムネタが多いです。
特に始業式での帰国したおっぱいさんもとい、良田さんと継の演説は正にZでしたね!
まぁ、今のライトノベル読者層のどれくらいが分かるのかは疑問なんですが…(笑

そういったパロネタが相変わらずところ構わず使われており、
BLEACHなんてまだメジャーな方で、変態仮面とか今の若い子に分かるのかと!(笑
今回は林檎ちゃんが部活に所属する必要が出てきたということで部活ネタになったんですが、
その際に他レーベルを含む新旧部活モノを次々にネタにするのは大丈夫なのかと!
そして「僕の股間はエレクトリカルパレード」は別な意味で危険球だと思います!

しかしそういった軽いネタをやりつつも今回は農業で避けて通れない重い畜産関係がテーマです。
ただ、誤解しないで欲しいのは説教くさいだけの内容にはなっておらず、
しっかりとしたエンターテイメント作品として成立しているということです。
銀の匙 Silver Spoon」という前例があるように重いテーマとエンターテイメントは両立出来るのです。

それにしても今回は林檎ちゃんの活躍は当然あったんですが、
メインヒロインは誰かと問われればやはり良田さんになるのかな、と思います。
ただのおっぱいキャラではなく、思わずクンカクンカしてしまうほどに継のことが大好きで、
それでいて牛のことを誰よりも真剣に考えている彼女はどこまでも可愛くて美しかったです。
まぁ、継の前で陰茎勃起とか言い出した時はどうしようかと思いましたけども。(笑

共進会での牛の調教の披露、といったノンフィクションネタも交えつつ、
マカダミアナッツといったトンデモ動物愛護団体のフィクションとノンフィクションの境目のネタ、
獣医の口から語られる日本の歪な生命倫理事情といった真剣な問題提起があるのは考えさせられます。

そして誰よりも真剣に考えているからこそ悩んでしまう良田さんを、
最後には林檎ちゃんの純粋な願いが動かす場面には本当に心を揺さぶられました。
もちろん、心が揺れたのは切符さんのイラストがあったればこそだとは思います。
元とはいえアイドルなのに、顔を真っ赤にして体面もなく涙を流す林檎ちゃんを真っ正面から描いたからこそ、
読者へ訴えかける何かが生まれたんだと思います。

今までの「のうりん」では笑いを取る手段として活用されてきた絵師とのコラボレーションですが、
この5巻では一歩先に踏み込んだ領域に入ったかな、と感じました。
あらゆる意味で既存のラノベ作品とは違った面白さがある傑作だと思いますので、
是非とも読んで欲しいです。

:: 2012/12/11 火曜日::

■[ラノベ]そして物語は転回する。「ソードアート・オンライン 11 アリシゼーション・ターニング」

ソードアート・オンライン11 アリシゼーション・ターニング (電撃文庫)
著者/訳者:川原礫
出版社:アスキー・メディアワークス( 2012-12-08 )
文庫 ( 312 ページ )
作者サイト:WORD GEAR
作者twitter:川原礫 (kunori) on Twitter
絵師サイト:-アベシバ- abecのイラストブログ
絵師twitter:BUNBUN (BUNBUN922) on Twitter

このSAO11で川原礫さんの著作累計1000万部突破とのことで本当に凄いですね。
そして思わず印税計算をしてしまうあたり自分が汚れた大人になったと思わざるを得ません。(笑
しかし、そんな汚れた大人になっても面白いと感じさせる魅力が、
このソードアート・オンラインという作品にはあるんですよね!(綺麗にまとめたつもり

アンダーワールドの世界で2年以上が経過し、上級修剣士となったキリトとユージオ。
傍付きのロニエとティーゼという六等爵家の少女たちと共に穏やかな日々を過ごしていたが、
ライオスとウンベールという爵位を笠に着て高圧的な物腰の二人の奸計にハマり、
ある日ついにユージオは右目の封印を解き放ち禁忌目録違反を犯してしまう…

相変わらず川原礫作品はゲスの書き方が非常に上手く、胸くそ悪くなりますよね。
でもそういったゲスはそれに相応しい末路を辿ってくれるからこその爽快感もあるのも確かです。
しかし、平和なアンダーワールドで何故ライオスたちのようなゲスい輩が居るのか疑問だったのですが、
ここにきていきなり世界の核心の謎に迫るキャラが登場したのには驚きましたね。
いやはや、これは先が気になりますよ。

また、AWでも度々出てきていた「メイン・ビジュアライザー」という用語も登場し、
両方の作品を読んでいると更に面白さが高まってきますね。
そして外の世界におけるラース内部でもどこかトゲが刺さったかのような引っ掛かりがあり、
中々一筋縄で行かないようで果たして一体どうなるのか…

それにしても幾らSAOはストックがあるとはいえ、AWとの隔月刊行は本当に凄いですよね。
再来月は久しぶりのAWの新刊ですが、どちらも楽しみであります。

:: 2012/12/10 月曜日::

■[ラノベ]『あの人』から『お兄様』に変わった日「魔法科高校の劣等生」8 追憶編

魔法科高校の劣等生(8) 追憶編 (電撃文庫)
著者/訳者:佐島勤
出版社:アスキー・メディアワークス( 2012-12-08 )
文庫 ( 296 ページ )

Web版でも屈指の人気エピソードだった追憶編が遂に発売!
今まで何度か断片的に語られてきた3年前の沖縄戦。
深雪さんが一度死んで、達也に蘇らせて貰い、
風間玄信が司波達也という逸材と邂逅し、
マテリアル・バーストという戦略級魔法が実用され、
そして、深雪さんが重度のブラコンとなった3年前の物語です。

まだ中学に上がったばかり&遅生まれということもありロリ度が高い深雪さんは、
現在の美少女然とした”美しさ”ではなく”可愛らしさ”が出ていて良いですよね!
また、当時自分のガーディアンとして使用人の如く振る舞い、また扱われる達也を持て余し気味という、
現在の深雪さんを知っていると違和感がかなりある振る舞いには驚かざるをえないと思います。

でも逆にツン期の深雪さんというのは非常にレアであり、
更にロリ的な可愛らしさも併せ持っているのでそういった趣味の方々にはご褒美かと。(笑
達也のことを異性として意識し始めている思春期な深雪さん可愛いよ深雪さん。

そして深雪さんと同じく中学に上がったばかりなのに、
軍人相手に体術で無双しまくる達也さんマジぱねぇっす。
大亜連合の軍隊相手にも後に「摩醯首羅」と呼ばれる程の狂乱を見せ、
ぶっつけ本番でマテリアル・バーストを発動させるとかホント凄いですよねー…

達也が深雪さんへの深い愛情しか残っておらず、
”七つの大罪”を連想する激しい感情が消去された逸話なども語られていて、
「魔法科高校の劣等生」という作品の根幹を成すエピソードが詰め込まれているので、
かなり読み応えがあると思います。

また、Web版からの改稿は随所に盛り込まれた補足説明だけではなく、
深雪さんの萌え度をアップさせるエピローグの追加。
そして四葉が魔法世界で「アンタッチャブル」と称されるようになった、
30年以上前に起こった悲劇にエピソードが追加されていてかなり驚きました。
うーん、四葉という組織が恐れられている理由と大亜連合が魔法後進国な理由に関連があたっとは…
こういった深い世界観の設定が「魔法科高校の劣等生」という作品の魅力の一つだよなぁ。

それとあとがきにも語られてますが、今月末にオーディオドラマDVDが発売されます。
CDじゃなくてDVDとは珍しいなぁ、と思ってましたがその理由が面白かったです。(笑
今回の追憶編が4時間2分という大ボリュームで収録されているだけではなく、
書き下ろしの短編小説が約40ページ分あるということですので、
原作ファン的にも必須アイテムかと思いますので是非ゲットしたい所であります。

オーディオドラマDVD 『魔法科高校の劣等生』
アスキー・メディアワークス (2012-12-20)
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:: 2012/12/2 日曜日::

■[ラノベ]アニメ化フラグは砕けない「彼女がフラグをおられたら ここは俺に任せて、お前は夏休みを満喫しろ」

「秋桜の空に」の頃からずっと好きで既刊全部持っているくらいのファンですが、
竹井10日作品がアニメ化と聞いても俄には信じられない私です。
こ、これが天下の講談社パワーということなのか…!
取りあえず竹井10日さんの文体は魔法陣グルグルみたいなナレーションでの演出が良いと思います!

本編は夏休みに入るも身内レスな颯太が寮で一人きりになるのは忍びないと、
菊乃お姉ちゃんの家に引き取られてダメ人間街道まっしぐらだったのを、
茜の家に拉致られて何だかんだでみんなで魔法ヶ沢の家を楽しんでいたら、
ハブられた菜波姫が癇癪起こしたのでブレードフィールド公国にみんなで出向くことに。
そしてそこで白亜・B・ブレードフィールド第14公女と出会って…

とまぁ、相変わらずドタバタで女の子が山盛り状態で逆修羅場が発生しまくりという、
ある意味がをられらしい展開の連続でニヤニヤしっぱなしであります。
どのキャラも満遍なくヒロインとしての可愛さを発揮させているのは嬉しいですし、
新キャラの白亜の箱入り天然姫っぷりも良いですしね!
しかし重すぎてフラグが折れないとは、また凄いヒロインを出してきましたなぁ…

いっぱい出てきたヒロインだけど個人的にはチョロインな凛が一番好みでしょうか!
あ、でも菊乃お姉ちゃんにダダ甘やかされてダメ人間になるのも良いなぁ…(ぉ
まぁ、そんなのんびりとしてられない事態になっちゃってるっぽいし、
中二的な設定の世界観が朧気に見えてきたのでこれからも見逃せないでありますな!
そしてアニメが楽しみです!
竹井10日作品だからきっと田村ゆかりさんが出てくるに違いないですし!(笑

:: 2012/11/30 金曜日::

■[ラノベ]打算の結婚からおしどり夫婦へ「理想のヒモ生活」2巻

理想のヒモ生活 2 (ヒーロー文庫)
著者/訳者:渡辺 恒彦
出版社:主婦の友社( 2012-11-30 )
文庫 ( 360 ページ )
作者サイト:渡辺 恒彦
絵師サイト:ハイノハナ
絵師twitter:文倉十 (haino)さんはTwitterを使っています

剣と魔法のファンタジー世界へ召喚された先で望まれたのは女王のヒモになること!?

そんな一風変わった切り口で始まった「理想のヒモ生活」ですが、
読み進めれば出オチな設定だけでなくしっかりと地に足を付けた物語だと分かると思います。
伊達に「小説家になろう」で長期間首位の座を維持していない面白さがありますが、
実はWeb版からの加筆修正は2巻からかなりの部分を行っています。

Web小説はサクサク読み進めることが出来るのが持ち味の一つなんですが、
紙のライトノベルになると薄く感じてしまうこともあります。
ですので、そこを補うよう読者がよりビジュアルが想像できるように加筆がされています。
それでいてWeb版の面白さを損なわないように仕上がっているのは、
作者と編集さんが努力した結果なんだと思います。

この2巻はWeb版の通りに展開しており、善治郎のお披露目的な社交界デビューから、
異世界の風土病に罹ったり、同じ南大陸の中央部で覇を唱える友好国である双王国からの諸問題、
そして女王アウラの懐妊と出産という一大イベントが待ち受けています。

元々お互い別々の理由があったとはいえ主に打算から結婚した善治郎とアウラだけど、
結婚から数ヶ月を経て、一緒に生活を続けていくことでどんどん打ち解けていきます。
特にアウラの方は善治郎のアウラのことを深く考えての言動に絆されていくのが良いんですよね!
善治郎の初めての「我が儘」が側室の拒否だった時のアウラの隠しきれない悦びや、
出産前のもう一度やった指輪交換とかかなりグっと来ますよ!

また、そういったイベントだけではなく何気ない日常の会話からも二人の仲の良さが滲み出ていて、
そこがまた魅力的なんですよね。

「なー、嫁さん、嫁さん」
「ん? なんだ、婿さん?」
(中略)
「落ち着け、嫁さん」
「無理だ、婿さん」
「どうどう」
「ガウガウ」

こういったやり取りが当たり前にできるおしどり夫婦っぷりが微笑ましいです。

1巻で結婚、2巻で出産というかなり異色でスピーディーな展開ですが、
だからこそ新鮮な面白さに満ちている作品ですので、
こうやって商業作品として世に出たからには、より多くの人に読んで欲しいです。
まずはWeb版でプロローグと幕間1まではサクっと読めるのでそこから判断して欲しいです。
面白いよ!

:: 2012/11/29 木曜日::

■[ラノベ]完結巻だと思った? 残念、もう一巻続くんでした!「聖剣の刀鍛冶」14巻

聖剣の刀鍛冶14 (MF文庫J)
著者/訳者:三浦勇雄
出版社:メディアファクトリー( 2012-11-21 )
文庫 ( 229 ページ )
作者サイト:OTV
絵師サイト:R/L -reclaimed land-
絵師twitter:屡 (kanari_lu) は Twitter を利用しています

14巻で終わるというアナウンスが13巻の後書きであったけど、あれは嘘だ。

という訳で大方の予想通り、結局全15巻になりそうな「聖剣の刀鍛冶」ですが、
クライマックス直前! ということで今は溜めに溜めてバネが一番縮んでいる所ですので、
思いっきりカタルシスを感じるのは次の15巻になると思います。

とはいえこの14巻でも充分に熱い展開のオンパレードで三浦勇雄作品らしいです。
聖剣たる自己を見いだせず本領を発揮できないアリアと、
それでも真正面から見返して今できる精一杯のことを成していくセシリー
また、そんな嫁を文字通り命を削りながら支える夫のルークと、
いつも絶体絶命ながら熱いキャラばかりですよ!

それとヒルダもかつて恐怖を刻みつけられた相手であるイライザ・イヴァ相手に、
ヘイゼルという友人と共に立ち向かってトラウマを乗り越えていくシーンは胸が熱くなりますよ。
逆にハンニバルとオーガスタという積年のライバルの雌雄を決する熱い展開があったからこそ、
そこに冷水を浴びせるシーグフリードたちの異常さも際立っていましたね。

それにしても本当に15巻で終わるのか心配になってくるなぁ…(笑
復活したヴァルニバル、聖剣の鞘たるセシリー、聖剣のアイデンティティを見つけられないアリアと、
不安要素がてんこ盛りなだけに色々と忸怩たる想いがあります。
きっと15巻では凄く爽快な展開を見せてくれるに違いないので今は我慢ですね…!

余談ですが表紙のセシリーのコスプレシリーズですが原点に戻ってましたね。
ただ、唇の艶やかさとかはなんとも人妻っぽいな、と思いましたが。(笑
しかしそうなると15巻の表紙のセシリーがどうなるのか予想がつかないなぁ…
全裸もウエディングドレスもやっちゃったからなぁ…
どうなるんだろう、ホント。

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