その着せ替え人形は恋をする 15巻(完結)は7月25日発売!
終わるのは寂しいけれど、五条くんと海夢ちゃんのグランドフィナーレを見届けよう!
:: 2012/7/28 土曜日::

■[ラノベ]学級は崩壊しました「人類は衰退しました」7巻

人類は衰退しました 7 (ガガガ文庫)
著者/訳者:田中 ロミオ
出版社:小学館( 2012-07-18 )
文庫 ( 280 ページ )
絵師サイト:FRAGILE

イラストレーター変更のドタバタで色々とあった「人類は衰退しました」ですが、
7巻にしてやっとの新刊となります。
現在アニメ放映中なので内容を知っている人は多いとは思いますが、
現行人類がホモサピエンスから妖精さんたちに交代して久しい、
そんな時代のわたしと妖精さんたちのアヴァンギャルドでブラックユーモアに富んだ物語です。

…なのですが、今回はちょっと趣向が変わっていて妖精さん分が少なめで、
それでいて相変わらず世相を斜めにぶった切る内容になっております。
特に「妖精さんたちの、ちいさながっこう」は大津のいじめ事件が騒がれている昨今だと、
かなりタイミングが良いのか悪いのか判断に苦しいものです…

保護者たちの権利を肥大化させて要求する醜さとその家庭の実態。
学級崩壊する様相に、それに対処する様々な手法と、
妖精さんのミラクルで解決するわけではなく、あくまで手助けして貰うだけで、
しかもその解決法が中々にシュール且つ現実的というのにもにょもにょします。

後編の「人類流の、さえたやりかた」というのもAIと自我を考えさせられる、
意外とSF的な内容でしたが、総じて見ればやはり田中ロミオだなぁ、
と思わせられる内容です。

今回は田中ロミオの原液を妖精さんで殆ど薄めることがなかったので、
田中ロミオのディープなファンの人向けな内容だったかも知れません。
「AURA~魔竜院光牙最後の闘い~」が劇場アニメ化ということですし、今後は田中ロミオファンが増えると良いなぁ。
知る人ぞ知る状態だった虚淵玄があれだけ売れたんだから、田中ロミオもきっと売れるに違いない…!
と期待しております。(笑

:: 2012/7/17 火曜日::

■[ラノベ]織田信奈の復活「織田信奈の野望」9巻

織田信奈の野望 9 (GA文庫)
著者/訳者:春日 みかげ
出版社:ソフトバンククリエイティブ( 2012-07-17 )
文庫 ( 328 ページ )
絵師サイト:はうにぶー。
絵師twitter:みやま零 (miyama0) on Twitter

キャラの可愛さが特に注目されているみたいなアニメ版「織田信奈の野望」ですが、
原作ももちろんキャラの可愛さは売りの一つではあるのですが、
歴史の修正力とでもいうべきモノに抗う良晴の頑張りっぷりも見所であります。
今回もいつにも増して時間軸的に巻きに入ってイベント盛り沢山な訳ですが…

大事な人とその想いを守るために逝く年長者たちが切ないですね。
本人たちは満足して逝くんだろうけど、残される身にとっては悲しさは止まらない訳で。
信奈のために泥をかぶる久秀の母性的な愛は史実の爆死に対して感動という要素を与えたし、
早いか遅いかの違いとはいえ、前鬼が逝くのも少年漫画的な熱さがありましたよね。

それはそうと、仙千代の正体はあっさりバレたよなー、という思いも。
まぁ、そんだけ久秀や五右衛門が優秀だというのもあるんでしょうが…
今回のことで裏で暗躍する勢力も少しずつ垣間見えたり、
一益ちゃんのやっぱりな裏事情も透けて見えたりで、ここらへんも本能寺の変の真実に関わってくるのでしょうか。
単なる光秀ちゃんの嫉妬の炎という気がしないでもないかなー、
と丹波での記憶改変シーンを見て思わなくもないですが…(笑

ちなみに今回はラストでの良晴と二人きりになって泣いちゃう信奈も可愛かったですが、
上杉謙信にボッコボコにやられて涙目ながらも強がる勝家ちゃんも妙に可愛かった気がします。
登場シーンは少なかったけど個人的に輝いてたよ!
やはり勝家はいじめてこそだよね!(ぉ

:: 2012/7/14 土曜日::

■[ラノベ]勇者様は6つの異世界兼務!?「選ばれすぎしもの!」1巻

選ばれすぎしもの! (電撃文庫)
著者/訳者:峰守 ひろかず
出版社:アスキーメディアワークス( 2012-07-10 )
文庫 ( 325 ページ )
作者twitter:峰守ひろかず (Minemori_H) on Twitter
絵師サイト:INFINITY DRIVE
絵師twitter:京極しん (shin_kyogoku) on Twitter

「ほうかご百物語」タッグの新作は伝説の勇者モノ!
しかしただの勇者ではなくて、呼ばれる先は何と6つ!?
しかも呼ぶ巫女さんはどの子も可愛い訳で、
初っ端から6人のヒロインという贅沢なことに。

施設で育った地味で超絶お人好しな水尾護は、
高校入学直前に父方の祖父からの遺産を受け継いだら、
「勇者の腕輪」に選ばれて「幻想」「古都」「都市」「自然」「宇宙」「荒野」
という6つの世界で週6日の勇者としてお仕事をすることになるんだけど…

色んなヒロインがわいわいと過ごす日常に関しては、
流石にこなれている所があるなぁ、と感心させられます。
ロリから年上、更にロボまでと至れり尽くせりなラインナップで、
しかもその上、今後まだヒロインが追加される…、だと…?
春休みが終わったら学校が始まる訳で、
それを考えると今後学園ラブコメの可能性も…?

「勇者の腕輪」の秘密はかなり意外でしたが、
そこからちゃんと主人公が主人公である所以を書いてるのは良かったです。
ヒロインは異世界の子ばかりだけど、以前施設にいた年上のお姉さんとか、
こっちの世界でのヒロインも示唆されてるので続きも楽しみです。

:: 2012/7/13 金曜日::

■[ラノベ]ラブコメ成分大幅増量!「魔法科高校の劣等生」6 横浜騒乱編 (上)

魔法科高校の劣等生〈6〉横浜騒乱編〈上〉 (電撃文庫)
著者/訳者:佐島 勤
出版社:アスキーメディアワークス( 2012-07-10 )
文庫 ( 363 ページ )

「全国高校生魔法学論文コンペティション」のサポートメンバーに選ばれた達也が、
大亜連合からのスパイ兼テロリストたちに公私ともに被害に遭うのが今回のお話。

Web版ではやたらと硬派だった本作ですが、
担当の三木さんの手腕か、今回もラブコメとお色気成分が増量されており、
そういった方面が好きな私としては大変ニヤニヤできる次第であります。
しかし、まさかエリカの半裸姿を拝めることが出来るとは…
案外エリカはお色気要員なのか…?

もちろん硬派な加筆も大幅に入っており、
特に大亜連合からのスパイ集団とかWeb版では描写されてませんでしたからね。
白兵戦のエース級のバトルとか中々に唸らされるものがありましたよ。
しかし千葉修次って本当に強かったんですね…
妹のエリカの尻に敷かれているだけのイケメンじゃなかったんだ…(ぉ

ただ、今回は九校戦の時と同じく達也本人の活躍は少なめです。
下巻では本領を発揮しまくりなので再来月までお待ちいただくしかない訳ですが…
達也の無双っぷりは九校戦の時以上ですので、
今から期待を高めておいても充分報いることが出来るかと思います。

Web版既読者の私ですけど、上巻でのこの書き下ろしの量を考えると、
下巻も十二分に楽しめそうです。
うーん、それにしても白兵戦無双な呂剛虎って…、どう考えても当て馬だよなぁ…

余談。
FLTが四葉の名前そのまんまなのに何でみんな気付かないんだろう…?
とか思ってましたけどその理由がスパイの人たちにより明らかになりましたね。
なるほどなぁ…

:: 2012/7/12 木曜日::

■[ラノベ]キリトさん、流石フラグ立て男「ソードアート・オンライン 10 アリシゼーション・ランニング」

ソードアート・オンライン〈10〉アリシゼーション・ランニング (電撃文庫)
著者/訳者:川原 礫
出版社:アスキーメディアワークス( 2012-07-10 )
文庫 ( 335 ページ )
作者サイト:WORD GEAR
作者twitter:川原礫 (kunori) on Twitter
絵師サイト:-アベシバ- abecのイラストブログ
絵師twitter:BUNBUN (BUNBUN922) on Twitter

救急搬送されたはずのキリトが、転院先の病院で消息不明になり、
ALO内で緊急ミーティングを持つことになったアスナ、リーファ、シノンの3人。
リズとシリカがハブられて、裏表紙にしか出番がないのは少々可哀想ではありますが、
まぁ、これがキリトの正妻&愛人1号&2号とその他ヒロインとの隔たりということで…(ぉ

しっかし、恋する乙女は愛する男のためなら手段を選びませんね!
というか行動力やら度胸やらがホント半端ないです、アスナさん!
少ないヒントから正解を手繰り寄せ、遂にラース本拠地に乗り込み、
”アリシゼーション”の真相に迫るとか到底女子高生の手腕とは思えないですよ。
というか洞察力とかも含めてマジですごい。

そして凄いといえばアスナと二人でSAOをクリアしたキリトも、
木こりが終わってもトントン拍子でサクサク出世していくのも流石と言いますか…
むしろ整合騎士になる為に入った学院で先輩女性騎士とフラグを立ててるのも、
流石と言いましょうか…
これ、外のアスナが見てるんでしょうかね…

それはそうと、AWとリンクする内容が多くて中々ニヤニヤできますね。
作品的にAWの方が後に書かれたのでそちらと辻褄を合わせたんでしょうけど、
これは良い変更点ではないでしょうか。

しかし相棒のユージオはいいキャラなんですけど…
彼の青薔薇の剣はキリトの二刀流の為に使われるフラグとしか思えない…
死なないと良いなぁ…

:: 2012/7/7 土曜日::

■[ラノベ]早くリア充になりた~い!「ココロコネクト ステップタイム」

ココロコネクト ステップタイム (ファミ通文庫)
著者/訳者:庵田定夏
出版社:エンターブレイン( 2012-06-30 )
文庫 ( 350 ページ )
絵師サイト:enfance

今月からアニメが始まる「ココロコネクト」シリーズ、久々の短編集!
収録されているのは
「ファーストエンカウンター」
「ふたりぼっちの友情」
「デート×デート×デート」
「この我が道を行く疾走」
の4本ですが、前者2本は時系列的には本編開始前の内容なので、
アニメ放映前だと丁度良いかも知れません。

「ファーストエンカウンター」は文研部が発足した直後、
まだ5人がそれぞれ打ち解け合っている訳じゃない状態だった頃、
それぞれが考えて今の状態を作りあげていった軌跡が綴られています。
何というか、青春してるよなぁ、ホント。

「ふたりぼっちの友情」は伊織と稲葉の二人の友情話。
ここはヒトランダムでちょこっと示唆されていた内容だっただけに、
中々思い出深い良い話なのではないでしょうか。

「デート×デート×デート」はタイトル通り3組のトリプルデート!
稲葉と太一の老夫婦っぽいと見せかけてデレばんの萌えを見せつけてくるのには悶えましたね!
青木と唯の二人は、大盛りに食いつく唯とか小動物っぽくて可愛かったし、
中山と石川組は、テンパった中山が申し訳ないけど笑えてくるというか…
しかし三組ともお互いを想い合うステップを一つ踏み出してましたなぁ。
うーん、リア充だ…

それと「この我が道を行く疾走」は恋愛神の藤島さんと千尋と紫乃ちゃんという、
珍しい組み合わせがリア充とはなんぞや? というテーマで無駄に奔走する訳ですが…
何だろう…、凄く相葉くんに同情しちゃうな…(笑
あと、渡瀬は頑張れ! というかドンマイ! 諦めたら試合終了だから挫けるなよ!

そして最後は何か次は文研部どころか山星高校全体が「ふうせんかずら」に巻き込まれそうで、
中々にキワドイ感じが出てきましたね。
しかし全校生徒でヒトランダムが起こったらどうなるんだろう…
というか伊織と稲葉の友情話が出てきた直後にこの展開を盛ってくるとはえげつないなぁ…
ほどほどのストレスでお願いします…

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