その着せ替え人形は恋をする 15巻(完結)は7月25日発売!
終わるのは寂しいけれど、五条くんと海夢ちゃんのグランドフィナーレを見届けよう!
:: 2012/4/5 木曜日::

■[ラノベ]新ヒロイン(?)登場!「生徒会探偵キリカ」2巻

相変わらず杉井光は杉井光だなぁ、と思わずにはいられない内容なんですが、
それでもマンネリ感がなく飽きさせないのも杉井光なんですよね。
素直じゃないけど好意が透けて見えるヒロイン勢とそれに気付かないほどに主人公は鈍感なんだけど、
いざとなったら凄い発想でもって事態を好転させるというワンパターンなのに、何故か飽きない。
最早水戸黄門的な黄金パターンになってきているのかもしれない…

生徒会予算8億円を詐欺的な手法で見事倍増させたひかげは、
色んなトコで詐欺師として認識されるという日々なんだけど、何故か中一の薫に慕われることに。
どう見ても美少女なんだけど、朱鷺子さんのという薫に懐かれて、
それにキリカが危機感を持つという中々にニヤニヤできる展開が素晴らしいですね!

そして今回は薫が色んな意味で大活躍でしたね。
序盤の生徒会探偵編ではちょい役かと思ったけど、
後半の文化祭実行委員編ではどんどんウェイトを占めてきて、
ラストではついにひかげの隣のポジションをゲットですからね!
いやー、心中穏やかでなくなったキリカの次回以降のリアクションが楽しみっすなー

しかしさり気にひかげとキリカが狐徹と本気で戦うことが暗示されたりと、
中々に先の展開が気になったりはしますが、
個人的にはそろそろ神様のメモ帳の続きが読みたかったりするのですが…
うーん、やっぱりあのアニメ化がまずかったのかなー…
先生…、アリスにペロペロしたいです…

:: 2012/4/4 水曜日::

■[ラノベ]聖剣と刀鍛冶の花嫁上等。「聖剣の刀鍛冶」12巻

聖剣の刀鍛冶12 (MF文庫J)
著者/訳者:三浦勇雄
出版社:メディアファクトリー( 2012-03-22 )
文庫 ( 263 ページ )
作者サイト:OTV
絵師サイト:R/L -reclaimed land-
絵師twitter:屡 (kanari_lu) は Twitter を利用しています

屡那さんも仰ってますがこのコンビでウエディングドレスのヒロインが表紙とか、
ジューンブライド上等。を彷彿とさせて当時からのファンとしてはニヤリとさせられます。
コスプレ表紙シリーズも全裸という極まったのが既に出てましたけど、
ウエディングドレスはやっぱり外せないですよねー

とはいえこれで完結という訳ではありません。
勿論セシリーが図らずも都市全域に響き渡る逆プロポーズをすることで、
ルークの腹も決まって色々と盛り上がる展開が怒濤の如く襲ってきてます。

それに数々の謎も意表を突いた形で次々と明らかになってきてたりと、
物語の終焉が近いのは感じ取れますが、このジェットコースター的展開でこそ三浦勇雄作品であるので、
むしろ望むところであり嬉しい限りです。
最後のウエディングドレス姿で啖呵を切るセシリーさんとかマジぱねぇ。

セシリーが、アリアが、銘無しが、リサが、ルークが「覚悟」を決めていき、
色々と失いつつも前向きに進んでいっている姿はやっぱりカッコイイです。
こういう潔い格好良さは三浦勇雄作品の真骨頂だと思いますので、
このまま完結まで維持したまま熱く駆け抜けていって欲しいです。

:: 2012/3/29 木曜日::

■[ラノベ]羽音たらくさんのイラストに惹かれる「あの夏で待ってる」1巻

あの夏で待ってる1 (MF文庫J)
著者/訳者:豊川一夏
出版社:メディアファクトリー( 2012-03-22 )
文庫 ( 291 ページ )

スタジオオルフェ(なつまち脚本の黒田洋介さんの会社)のスタッフ、豊川一夏さんが執筆し、
イラストレーターはもちろん、キャラデザにしておねがいシリーズを手掛けた羽音たらくさんという、
「あの夏で待ってる」公式ノベライズの第1巻。
この1巻には沖縄旅行の中盤までが収録されているので、全2巻か全3巻になるんだと思います。

奇しくもコミカライズと同様に女性が書き手となった「あの夏で待ってる」ですが、
女性らしい心情描写でイチカ先輩や柑菜の心の動きを描写されています。
あ、ちなみにこのノベライズは昨今のラノベとはちょっと方式が違っていて、
場面場面で視点を切り替えていく方式なんですよね。
そのお陰でアニメを見ていただけでは気付かなかった事に色々と気付けるんですが、
黒田洋介さんが後書きに書かれている通り、90年代のラノベに近いので、
最近のラノベに慣れている人だとちょっと戸惑うかもしれません。

視点を変えることで軽井沢で海人とデートしていた時のイチカ先輩が、
どんな風に思っていたか、どういった経緯で海人のことを意識していくようになったかとか、
つぶさに感じることができるんですが、
それは同時に柑菜がどういった気持ちを海人に向けていたか、
どんどん距離が縮まっていく海人とイチカ先輩の間にどれほど心を痛めていたかという、
そういった切なさも感じることができるだけに柑菜萌えな人にはちょっと辛いかもしれません。

アニメだけでは分からなかった細かな設定やニヤっとする事実など、
そういったものが分かったりするのは「なつまち」ファンとしては嬉しい一冊ですね。
そして何と言っても羽音たらくさんのイラストというだけでも充分惹かれるので、
「なつまち」ファンにとっては嬉しいノベライズなのではないでしょうか。

:: 2012/3/19 月曜日::

■[ラノベ]少年が大人になるプロセス「ココロコネクト ユメランダム」

ココロコネクト ユメランダム (ファミ通文庫)
著者/訳者:庵田 定夏
出版社:エンターブレイン( 2012-02-29 )
文庫 ( 350 ページ )
絵師サイト:enfance

今までは<ふうせんかずら>が起こす変な現象に巻き込まれてばかりだった太一たちですが、
今回は一風変わって、<ふうせんかずら>曰くボーナスステージに。
太一たち文研部2年生5人は<ふうせんかずら>から他人の願望を白昼夢で見ることができる、
「夢中透視」という能力が与えられることに…

まぁ、前回の千尋と同じようなポジションに2年生がなったという形なんですが、
その力を廻って使う派の太一と唯、絶対に使わない派の稲葉と青木、そして中立の伊織という派閥に分かれて、
文研部の5人がギクシャクして、更に太一たちは能力の行使のせいで恋愛マスターと担ぎ上げられて、
太一と稲葉の仲も険悪になってきている所で北海道に修学旅行に行くことになるんだけど…

ぶっちゃけ、太一に「夢中透視」を使うなというのは、夜神月に「デスノート」を使うな、というくらいナンセンス。
稲葉もそれを認識した上で説得にあたればまだスムーズだったと思うんだけど…
更に頭ごなしに怒りの波動まき散らしながらとか逆効果なのが判らないとか、
何だかんだで稲葉もまだまだ高校2年生なんだなぁ、と思わされましたよ。
まぁ、それ以上に太一が成長する話だったとは思わされもしたのですが。

今回は修学旅行ということもあって脇キャラが大活躍でしたが(特に藤島さん)、
その分、伊織が中立派だったこともあって割りを食った印象があったのがちょっと残念だったかも。
まぁ、今まで中心にいることが多かったからこんくらいが丁度良いかも知れませんが。
それとやっぱりアホの青木はムードメーカーだったんだなぁ、としみじみ思いました。
今後も青木のアホっぷりに癒されたいです。

:: 2012/3/18 日曜日::

■[ラノベ]アラブの王子様の来襲「フルメタル・パニック! アナザー」3巻

フルメタル・パニック! アナザー3 (富士見ファンタジア文庫)
著者/訳者:大黒 尚人
出版社:富士見書房( 2012-03-17 )
文庫 ( 279 ページ )
原作者サイト:GATOH.COM blog style
原作者twitter:賀東招二 (gatosyoji) on Twitter
絵師サイト:風の色
絵師twitter:四季童子 (shikidoji) は Twitter を利用しています

イケメン王子様に騎士っぽいASとラノベにしては異色な表紙のフルメタアナザー3巻。
正直2巻で出てきた時はチョイ役だと思ってましたよ、アラブのイケメン王子こと、ユースフ。
それがお供に固太りの中年執事にその娘の無表情メイドを引き連れてのDOMSへの出向、
そして達哉のよき友人にしてライバルポジションにつくとは驚きです。
でも結構合ってるし、話も面白く転がってるしこれはこれで良いものです。

というわけでユースフの再登場でDOMS関連の方も色々と話題に事欠かないですけど、
達哉の属するもう一つの世界、陣代高校の日常は丁度文化祭シーズン。
そこにリーナにユースフが混じって色々と賑やかで楽しい事態になるんだけど、
更にテロリストの三条姉弟まで絡んでくるという混迷したことになると思いきや、
案外楽しい感じに話が転ぶんだけれど…?

リーナも腹に持ってた色々な想いも直接達哉にぶつけたことで、
ある程度スッキリしたことだし、達哉もリーナのことをきちんと一人の人間、
一人の女の子として見ることができるようになったみたいなので今後の二人の行く末が楽しみですね。
あ、あとリーナのコスプレも!
今回はウェイトレスにミニスカに虎柄ビキニな鬼娘と見せてくれましたが、
次回は一体どんなコスプレを見せてくれるのか期待です!

とはいえ今回は平和だったけどテロリストさんの方も色々動いているみたいで…
まぁ、アナザーはそれほど血生臭い雰囲気にならないっぽいから過剰に心配することは必要ないかもですね。
むしろ報われない属性がビンビンに出ている楓さんの方が心配です。
達哉の職業を知ったら絶対に一波乱あると思うんだよなぁ…
はてさて、どうなることやら…

:: 2012/3/17 土曜日::

■[ラノベ]木原ファミリー「新約とある魔術の禁書目録」4巻

新約 とある魔術の禁書目録(インデックス)〈4〉 (電撃文庫)
著者/訳者:鎌池 和馬
出版社:アスキーメディアワークス( 2012-03-10 )
文庫 ( 468 ページ )
絵師サイト:rainbow spectrum

反学園都市サイエンスガーディアンが開催する「ナチュラルセレクター」のバトル展開かと思いきや、
狭い格闘リングの中ではなく、バゲージシティ全体を巻き込んだ、
サイエンスガーディアンと接触していた「グレムリン」と学園都市が送り込んだ、
「木原」たちの戦いがメインになっていました。

というか「木原」って一方通行の仇敵なだけの一発野郎かと思ったら、
成田良悟さんが超電磁砲の特典書き下ろし短編でスケールを広げちゃったものだから、
ほぼ1冊が「木原」で埋まる程になっちゃいましたよ。
まぁ、木原乱数なんかは初っ端にグレムリンの人間と相討ちになってましたが。

それにしても相変わらずぶっ飛んだキャラばっかり出ますよね。
年増だけど見た目はロリなくノ一なんて可愛いモノで、
蛍光色ミニスカメイドの雲川鞠亜とか、車椅子な木原病理とかもうね。
ビジュアル化されたら雲川のパンチラが楽しみるかもしれませんが、
同時にマリアンの人体弄りもお目見えしちゃうわけで…
うーん、ジレンマですな。

今回へ結局、上条さんは脇役というか最後にチョロっとしか出てこなかったので、
ちょっぴり消化不良な上に色々とラスボスの大盤振る舞いだっただけに、
次回以降に期待したい所ですね。
というかインデックスとか全然出番ないんだけど、どうしたもんだか…
タイトル詐欺やなぁ…(笑

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