その着せ替え人形は恋をする 15巻(完結)は7月25日発売!
終わるのは寂しいけれど、五条くんと海夢ちゃんのグランドフィナーレを見届けよう!
:: 2011/10/12 水曜日::

■[ラノベ]大長編ライトノベルここに完結!「灼眼のシャナ」XXII

灼眼のシャナ〈22〉 (電撃文庫)
著者/訳者:高橋 弥七郎
出版社:アスキーメディアワークス( 2011-10-08 )
文庫 ( 405 ページ )
絵師サイト:□■BENJA-MING TOP■□
絵師twitter:いとーのいぢ (itoww) on Twitter

長かった…! 22巻にまで及んだ灼眼のシャナが遂に完結…!

いやー、本当に長かったなぁ。
TVアニメは勿論映画にもなり、いとうのいぢさんの名を轟かせる一因にもなり、
後に中二病の代名詞的作品にもなった灼眼のシャナが遂に!
正直途中の展開は間延びしてるとしか思えなかったんですが、
終りよければ全てよしとは言いませんが、それも必要だったのかな、と思います。

悠二が敵方に付いたことにはじまる窮地でしたが、
諦めの悪いフレイムヘイズたちの奮戦で新世界へも一矢報い、
これからも困難が待ち受けていようとも指針が示され、
希望がある未来が見えているならOKではないでしょうか。

しかし、御崎市での最終決戦はそこかしこでドンパチやってて凄かったですが、
最期まで五月蠅かった教授が「百鬼夜行」の緊急避難によって歯車を狂わされて、
サクっとご退場願えたのには自分でも驚くくらいに清々しかったです。(笑
まぁ、活字で読むと教授の台詞は非常に読みづらかったのが原因なんでしょうなぁ。

それにしても何かしらの思惑があると思っていた「約束の二人」ですが、
言われてみればなるほどと思える伏線でしたが、
それ以上に悠二が目指していた先に舌を巻く思いでした。
シャナが背負うフレイムヘイズの運命を覆すため、両親の存在が失われる可能性を消すために、
多くのフレイムヘイズや人間の命を犠牲に、敵方の力さえも盛大に利用し、
文字通り世界を変えたのには正直「やられた」と思わされました。
頑固すぎるとは思いましたけどね。(笑

うーん、でも最後のバトルは一世一代の痴話喧嘩にしか思えなかったんですが…(笑
それにしても吉田さん…(つД`)

:: 2011/10/10 月曜日::

■[ラノベ]1つのベッドに5人の小学生と…、6P…!?「ロウきゅーぶ!」9巻

ロウきゅーぶ!〈9〉 (電撃文庫)
著者/訳者:蒼山 サグ
出版社:アスキーメディアワークス( 2011-10-08 )
文庫 ( 265 ページ )
作者サイト:さぐちきん。-蒼山サグ 個人ページ-
作者twitter:蒼山サグ (SagAoyama) on Twitter
絵師サイト:てぃんくる 公式サイト Piece Gardien

/^o^ \フッジサーン ←紗季

自覚なきロリ属性持ちの変態紳士、長谷川昴を余すところ無く楽しめるのは原作だけ!
という訳でアニメも好評なうちに終わったロウきゅーぶ!ですが、
アニメやコミカライズではカットされたブヒれるシーンとか多いので、
是非とも原作も読んでほしいのです。
案外パロネタとかも多いですしね。
しかしゲル状でたくあんとかは兎も角、新幹線でジェットシュウマイとか、
読者層から考えると無茶振りなパロだと思うの。

さて、幼馴染属性を持ちながらショタ(竹中)とばかりフラグが立つ葵がついに本領発揮!?
とばかりに昴と二人きりで二泊三日の京都旅行ですが、
親もついてこず、むしろ公認状態で送り出されたのには驚きましたよ。
まぁ、智花たちの修学旅行と日程が丸かぶりになったのは想定の範囲内でしたが。(笑
真帆の事情もあって葵とは二人っきりなイベントが少なめなのは残念でしたが、
同室で大人な下着になったところをバッタリというイベントを起こせたのは、
少しばかりの進展といえるのではないでしょうか。

とはいえ、当の長谷川昴さんは竹中と一緒にひなたちゃんのパンツを巡る冒険に出かけ、
ひょんなことから智花たちが入っている露天風呂にニアミスしたり、
小学生5人と一緒にベッドの中で組んずほぐれつ、味覚以外の五感で小学生で味わったりと、
正直変態としか思えない所業を繰り広げていたのですが。(笑

というか、ひなたちゃんのパンツを手放すときに感慨深く、
「さようなら。今まで一緒に暮らしてくれてありがとう。」
と思ってしまうとか言い逃れできないほどにロリコンが進行しているとしか思えません。
自覚なきロリコンとかホント罪深いわー
源氏物語の劇をやってのんきに光源氏に共感してましたが、
昴はそれよりも酷いと思いますよ、ホント。

今回はスポコンがないと思ってましたが無理やり入れてきましたね。
葵とのコンビプレイは良い感じでしたが、比率的にはやはりロリコン多めでしたね。
葵…、可哀想な子…

最後のオチは多少読めてたものの、正直振り回された昴は悲惨だな、としか。
真摯に憤慨する昴は正しいと思いますが、振り回された葵が一番可哀想だと思います。
なんだかんだで昴を許容してくれる葵は良いお嫁さんになれると思いますよ。
ただ、ツンデレは可愛いと思いますが、意地を張ってると他に取られる可能性大なので、
押し倒すくらいをやればいいのではないかと思います。(ぉ

:: 2011/10/9 日曜日::

■[ラノベ]幼女と少女と童女とキス「鬼物語」

鬼物語 (講談社BOX)
著者/訳者:西尾 維新
出版社:講談社( 2011-09-29 )
単行本(ソフトカバー) ( 292 ページ )
絵師サイト:青 春 電 繪 物 語 – 無名小站

猫物語(白)以降の流れからそうだろうなぁ、と思ってましたが、
作中で阿良々木くんが言ってましたが本当に重箱の隅をつつくように、
無理矢理物語を終わらせようという流れが出来ていて、
読者の想像(妄想)の余地がどんどん無くなってきていて…
でも面白いから困るんだよなぁ。

今回の鬼物語は忍の話と銘打たれていて、実際忍の400年前の話もあるんですが、
物語の中心に居たのは八九寺なんじゃないかな、と。
傾物語が八九寺の話なのに忍が中心だったのに対してバランスを取るかのような塩梅。
しかし八九寺が中心なのは終盤までは喜んでましたが、
ラストを読んでもの凄く切なくなったのでした…

今回の語り部は阿良々木くんだったので非常に変態で面白かったですし、
阿良々木くん視点で忍(幼女)と八九寺(少女)と斧乃木(童女)と戯れて、
不意打ち気味のキスをされまくるというのは非常に萌えでしたが…
その物語の寄り道が面白かっただけに、終着点が物悲しいんだよなぁ。

相変わらずのアニメ関連のメタな発言だとか時系列を無視した発言とか、
そういった面白いさから、言葉遊び的なものは化物語シリーズそのものです。
萌えもあるし、トンデモな忍の行動に呆れることもあるけれど、
相変わらず猫物語(白)以降は取っつきにくいものがあるかも知れません。
まぁ、鬼物語はロリコンな人なら割りと満足できるのではないでしょうか。(ぉ

:: 2011/10/6 木曜日::

■[ラノベ]シロエの論理的飛躍的思考「ログ・ホライズン4 ゲームの終わり(下)」

ログ・ホライズン4 ゲームの終わり(下)
著者/訳者:橙乃ままれ
出版社:エンターブレイン( 2011-09-30 )
単行本 ( ページ )
作者サイト:m2lade JAM
作者twitter:橙乃ままれ (marmalade_macro) on Twitter
絵師サイト:instantGarden

マリエのバカンスとミノリたちの新人育成を兼ねての夏期合宿で遭遇した、
ゴブリン軍勢による進軍から始まる大きな流れ。
その流れは冒険者たち代表の円卓会議と、大地人代表の自由都市同盟の会合にも影響し、
事態はより混迷を極めていくことに…

という訳で徐々に群像劇の色濃くなってきたログホラ。
特に今回は老獪な貴族たちや腹黒なシロエたちの思惑を飛び越え、
何も知らないからこそ思い切った考えや行動をとることができる、
レイネシア姫やトウヤたちが爽快で気持よかったですね。
中でもレイネシア姫の演説に挿絵が付いてるのが非常に良かったです!
いやー、Web版見てる時、是非ともこれはイラストを見たいと思ってたんですよ。
構図的にもバッチリはまってて思わず拳を握ってしまいました。(笑

群像劇とはいえ物語の中心、もとい主人公はシロエなことに変わりないです。
今回活躍、成長したミノリも最後にはシロエに頼ったし、
その期待に見事に応えたのには、さすがは主人公だな、と思わせられます。

基本的に今までのままれさんの作品は大小ありますが結局は
「システムの構築」というのが命題なんですよね。
今回もシロエは通信網の確立という地味な作業がメインでしたが、
最後には「おおっ」と思わせられる展開で驚かされます。
今までその伏線は出てきていましたが、その発想が凄いんですよね。
論理的には何も間違ってないんだけど、
常人だと常識の壁が立ちはだかるのに、それを軽く飛躍させる発想には感嘆させられます。
しかもそれを土壇場で実行して成功させられるのが凄いよなぁ。

さて、1,2巻は倦怠した雰囲気と戦い、3,4巻では魔物と戦ったわけですが、
5巻では刃を交えない人との戦いが待っているわけですが、
一番の見所は5巻はガチでラブコメることにあります。
大学生なのに中学生に見えるロリ系美少女なアカツキと、
ガチな中学生の献身的美少女なミノリの二人がシロエにアタックですよ!
いやー、今から楽しみです!(頬をにやけさせながら

:: 2011/10/3 月曜日::

■[ラノベ]大空のラストサムライ「とある飛空士への夜想曲」下

とある飛空士への夜想曲 下 (ガガガ文庫)
著者/訳者:犬村 小六
出版社:小学館( 2011-09-17 )
文庫 ( 376 ページ )
作者twitter:犬村小六 (inumura569)はTwitterを使っています
絵師サイト:ALL GREEN

現在劇場上映中の「とある飛空士への追憶」のスピンオフ的な「とある飛空士への夜想曲」
その下巻にして完結巻ですが、相変わらず凄かったです。

ライトノベルとは思えない骨太で男気が溢れすぎる内容で、
表紙からして萌えとは隔絶した雰囲気を醸し出しています。
とはいえ、「恋と空戦」が「とある飛空士」シリーズのテーマですので、
千々石とユキの二人の恋物語も綴られていますが…
うん…、相変わらず切ない終わり方でしたね…
どこか「イリヤの空 UFOの夏」を思い出す読後感でした。

上巻の頃から伏線が張られてますし、「追憶」「恋歌」にも伏線があるので、
大雑把な先の展開は読めるんですが、詳細が判らなくてもどかしいんですよね。
面白いから早く次のページを読みたいんだけど、
「もしかしたらあいつが死ぬかも…」「上官が判断ミスするかも…」
と予想が先にたってしまい、ページをめくるのが怖くなるんですよ。
でもやっぱり気になって先を読んでしまうんですよね。

特に千々石がユキと最期に会うシーンは胸がしめつけられるようでした。
負けん気が強くて酒癖悪くても、ユキが一途で健気で愛おしく、
そんなユキのことを戦争で焦燥感が募れば募るほど思い出す千々石もまた切なくて…
二人とも夢を叶えたはずなのに幸せになれない”戦争”という無常さが悲しかったです。

そんな悲しくて愚かしい戦争の中で、戦友と共に大空を駆け、
宿敵との一騎打ちの果てに多大なる戦果をもたらしたサムライの英雄。
不器用だったけど、誇り高く、何よりも幼馴染の少女を大事に想っていた、
そんな最後のサムライの生き様が熱い一冊でした。

:: 2011/9/25 日曜日::

■[ラノベ]三日月夜空の悲哀「僕は友達が少ない」7巻 DVD付き特装版

僕は友達が少ない7 DVD付き特装版
著者/訳者:平坂 読
出版社:メディアファクトリー( 2011-09-21 )
文庫 ( ページ )
作者サイト:平坂読web yellow spring
作者twitter:平坂読 (hirasakayomi) on Twitter
絵師サイト:ブリキの砦

特装版にはDVDが付いてくるんですが、その内容はTVアニメに先駆けて、
原作第0話の闇鍋会であり、つまるところヒロイン二人のゲロ回です。
まぁ、これをTVアニメ第1話に持ってくるのは非常にアレですので、
特装版の特典に付けるのは正解だったのではないでしょうか。
内容自体もブリキ絵を予想以上にブリキ絵の魅力をアニメにしてましたし、
声優さんも当然のように上手かったので俄然TVアニメへの期待が上がるってなもんですよ。

で、本編なんですが…
なんというか夜空が不憫でなりませんね…
1巻初期では才色兼備のクールビューティーだったのに、
ついには特装版の表紙で水着グラビアをしないと、
人気が獲得できないほどのポジションに…

小鷹とデートするのにジャージ姿というのは、まぁ、良いとして。
セシボーンだったり、猫の鳴き真似をするとか萌えポイントはありながらも、
星奈と小鷹が許嫁だったと知った時の負け犬の遠吠えから始まり、
ついには盗作騒動まで起こすとかヒロインの座を転落しまくりで、
正直そのかわいそうな末路が見え隠れして涙がちょちょ切れそうですよ。
夜空…、不憫な子…

それに対して星奈のヒロイン優遇っぷりが半端ないっすね!
前々から伏線が張られてたとはいえ、小鷹と婚約者だった事実だったり、
夜空より前に出会ってた幼馴染属性も付加されて完璧じゃないっすか…
まぁ、ギャルゲエロゲ好きってのはありますが、
そこら辺は我々にとってはご褒美なので。(笑
過去にこだわらず前だけを見て進む星奈はサッパリしてて好感が持てますしね。
本当に、夜空と星奈、どうして二人にここまで差がついたのか…

とはいえ本命は理科だと思うのですよ!(ドヤ
小鷹を理科のプライベートな部屋に招いたり、
相変わらず髪型を変えまくったりしてましたが、
最後の最後で良いとこを持って行きましたしね!
というか、俺妹の麻奈実といい私が好きなキャラは何故にこうもラスボス臭がするのか。
こういうのも悪くないですが!

しかし出番が少しだけとはいえ新キャラが2人も出てきたし、
小鳩が意外とクラスで人気者だったりと物語が動き出しそうな雰囲気がありますが、
果たして小鷹はぬるま湯から出て前を見て進むことができるのか。
これは8巻が楽しみになってきましたよ…!

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