僕の心のヤバイやつ (10) 特装版 4月8日発売!
夏! 海! 青春!
:: 2008/10/15 水曜日::

■[ラノベ]安心して読める面白さ「ほうかご百物語」3巻

ほうかご百物語 3 (3) (電撃文庫 み 12-3)
著者/訳者:峰守 ひろかず
出版社:アスキー・メディアワークス( 2008-10-10 )
定価:¥ 578
文庫
ISBN-10 : 4048672738
ISBN-13 : 9784048672733
絵師サイト:INFINITY DRIVE

この安心できる面白さはラブコメ漫画でメインヒロインルートが確定し、
更にエンディングを迎えた後のエピローグに近いモノがありますね。
主人公のイタチさん好き好き度が上限MAXを超えており、
一挙手一投足がイタチさんの為であり、その気持ちが全くブレない。
非常に小気味が良い主人公で安心します。

また、3巻で登場する雪女と人間のカップルというのがまた良いんです。
半世紀連れ添ったカップルはイタチさんと真一の将来像を予感させ、
この面白さを更に盤石なモノにしてくれるんですよね。
お互いの呼吸を知り尽くしている熟年カップルってのも浪漫があって良いよなぁ。

そして、欲しい時に最高の挿絵があるというのも忘れてはいけません。
露天風呂でのハプニングという最高のシチュエーションでお約束のイラスト。
雪女の凍るような美しさの一枚絵に滝沢さんの泣き顔。
うーん、挿絵を指定する編集さんは流石判ってますなぁ。

しかし、九尾の狐って強かったんですねぇ…
いつもドジなトコしか見せなかったし、アホ教師って感じだったんですが、
流石は色んな漫画やラノベでラスボスとして描かれるだけあるというか。
それはそれとして、東方project好きとしては最後のバトルは、
けーねvs藍を夢想してしまいますね。(笑

:: 2008/10/9 木曜日::

■[ラノベ]どうしようもない青春の発露「とらドラ9!」

とらドラ 9 (9) (電撃文庫 た 20-12)
著者/訳者:竹宮 ゆゆこ
出版社:アスキー・メディアワークス( 2008-10-10 )
定価:¥ 536
文庫
ISBN-10 : 4048672657
ISBN-13 : 9784048672658
絵師サイト:Σぎゃあ

何だろう、この、臓腑を抉るかのような読後感は。
杞憂だったアニメ化で楽しそうな内容を期待している新規ファンには申し訳ないですが、
この作品は以前から判ってたことですが、カラっとした青春モノではなく、
若気の至りのイタイ思い出てんこ盛りのドロドロ青春モノなんですよね。
だが、それが良い。

今回はカラーイラストもヒロイン3人のピンナップのみという潔い作りで、
内容も三者三様に本音をさらけ出していき、それがボディブローのように効いてきます。
そして竜児は等身大の若い高校生なので必ずしも正解の行動を取れる訳でなく、
むしろ失敗して、すれ違って、痛い目を見る訳なんですよ。
あぁ、何だろうこのもどかしさは。

個人的には今回で亜美の株価は上がったんだけど、余り報われて無く、
それがちょっと心残りなので続刊には期待したい所なんですが、
そんな悠長なことを言ってられない程、竜児と大河の状況は危機的であり、
今後がどうなるのか心配でなりません。
ホント、どうなるんだろう。

まぁ、それはそれとして、明るい話題を上げるとしたらアホの春田ですかね。
何あれ信じらんないんですけど!?
どんな洗脳とか調教とか犯罪的なことをすればあんな幸せをゲットできる訳なんでしょうか。
良いもん、私は亜美のおっぱいの大きさに悶々としておくんだもん!
ちなみに私は独身(30)のVネックからのぞくおっぱいにも興味津々です!
おっぱい揉みたい。(最悪な締め方

:: 2008/10/6 月曜日::

■[ラノベ]卒業式前日の過ごし方「マリア様がみてる 卒業前小景」

マリア様がみてる卒業前小景 (コバルト文庫 こ 7-59)
著者/訳者:今野 緒雪
出版社:集英社( 2008-10-01 )
定価:¥ 460
文庫
ISBN-10 : 4086012146
ISBN-13 : 9784086012140

今でもマリみてを継続して読んでる人は少ないと思いますが、
安心して楽しめる、信頼と実績の面白さな作品なので偶には読んで欲しいなぁ。
特にアニメも4期が始まるし、まだまだマリみては楽しめますよ。
この原作でも祥子様たちの卒業が近いということで盛り上がってますしね。

今回は副題の通り、祥子様たちが卒業する前日の模様を描いた短編集。
今までの脇役を含めた登場人物たちがそれぞれの卒業式の前日を過ごすという、
寂しくもあり、切なくもあり、そして感動もある。
そんなエピソードで物語は綴られています。

それにしても驚いたのはあの桂さんが主役のエピソードがあるということ。
今までファン層の間でもネタキャラ化してきた桂さんにスポットが当たる日が来るとは…
しかも平凡な桂さんだからこそ、と言える内容だっただけに違和感がなく、
そして平凡だからこそ感情移入もしやすく感動できる内容で二重に驚きでした。
いやー、長くファンをやってみるもんですねぇ。

勿論、ラストにしてこの本の主題は何と言っても紅薔薇姉妹。
二人だけの間に伝わるメッセージと、1巻に繋がるハプニング。
そしてそこからの二人の触れ合いは崇高で、美しく、切ないものがありました。

あー、やっぱりマリみてって面白いなぁ…

:: 2008/10/4 土曜日::

■[ラノベ]珠枝さまが帰ってきた!「もふもふっ珠枝さま!」1巻

もふもふっ珠枝さま! (MF文庫 J う 3-7)
著者/訳者:内山 靖二郎
出版社:メディアファクトリー( 2008-09 )
定価:¥ 609
文庫
ISBN-10 : 4840124280
ISBN-13 : 9784840124287

私の大好きな「神様のおきにいり」ですが、
長らく続刊が出ずにしょんぼりしてたんですよね。
そしたら新タイトルになって帰ってきましたよ!
これでやっと珠枝様やコヒロに会うことができます!

新シリーズになったことで作品の傾向も若干変わっており、
妖怪モノという雰囲気がかなり薄くなった代わりに、
ほのぼの妖怪コメディのラブ成分の4割増って雰囲気になっております。
独特の妖怪モノが薄れたのは残念ですが、
私はラブコメ好きでもあるのでこれはこれで、とか思ったり。(笑

今回はいきなり新キャラが2人投入。
智宏のクラスにお嬢様で可愛い転入生の加茂遼子が来るんだけど、
初登場でいきなり智宏を破廉恥呼ばわりしたりと一癖がある子な上に、
もう1人の新キャラの竈神マドカも性格的に厄介だったりで、
中々に面白い展開になっております。

しかしやっぱり個性的なキャラが面白いなぁ。
オオヒロも良いけど、拗ねてるコヒロも可愛いですね。
勿論イメチェンして智宏にアピールする幼馴染みの瑞穂も良いですし、
ツンデレ全開の真希も捨てがたい!
でもやっぱり一番は珠枝様ですね!
ツインテールロリ最高!(ぉ

:: 2008/9/26 金曜日::

■[ラノベ]嘘あらすじがマクロスFな「SH@PPLE」3巻

SH@PPLE―しゃっぷる―(3) (富士見ファンタジア文庫 た 3-1-3)
著者/訳者:竹岡 葉月
出版社:富士見書房( 2008-09-20 )
定価:¥ 609
文庫
ISBN-10 : 4829133341
ISBN-13 : 9784829133347
作者サイト:nezicaplant
絵師サイト:□■ なぎほん ■□

双子の男女入れ替わり作品のSH@PPLEですが、
2巻終盤で青美女学院の舞姫として生活していた雪国の女装がバレた…!?
という引きで読者をヤキモキさせてくれ、3巻も冒頭からハラハラさせてくれます。
こういったバレそうな緊張感こそ、TSモノの醍醐味ですよねー

で、結局ほとぼりが冷めるまで元に戻った二人だけど、
お互いが学園生活に残した爪痕というか成果は僅かながら確実にあり、
それでまたドタバタというか騒動が巻き起こるのですよね。
その騒動は4巻に続いているので、まだまだ先が楽しみです。

それにしても密は可愛いですねー
健気というか、構ってあげたくなるというか。
密のツンデレのツンは、ツンなんだけど兎に角可愛い!
それと新キャラのツンデレさんも中々にポテンシャル高そうだし、
4巻以降でどうデレてくるのか楽しみですね!

しかしカラーページでの本編未登場キャラの漫画だけでなく、
巻末でそのキャラによる若干アニパロなオマケ漫画もあるし、
大きめの帯を使ったアニパロ嘘あらすじとか、
富士見も色々と読者サービスを積極的にしてきたなぁ。
良いことです。

:: 2008/9/24 水曜日::

■[ラノベ]遂に佳境!「ROOM NO.1301 #10 管理人はシステマティック?」

ROOM NO.1301 #10 管理人はシステマティック? (富士見ミステリー文庫 16-20)
著者/訳者:新井 輝
出版社:富士見書房( 2008-09-20 )
定価:¥ 630
文庫
ISBN-10 : 4829164123
ISBN-13 : 9784829164129
作者サイト:ARAITERU.COM
絵師サイト:ぶらっくしゃど~

エッチなライトノベルのROOMシリーズに久々の新刊が!
個人的にエロさでは「かのこん」より上だと思っているのですが、
(だって実際にヤってて、更に孕ませてるんだもんなぁ)
レーベルがマイナーだから知られてないというか。
というかむしろ、そのレーベルが風前の灯火という…

それに合わせてなのか、このROOMシリーズも物語が佳境に入ってきて、
具体的な終わりが見えてきて、伏線も回収されたり、それでいて新たな展開もあったり。
日奈の失恋と、幽霊マンションからの卒業。
綾さんが外に出てインタビュー受けたりと幽霊マンションの面々も少しずつ大人になり、
主人公の健一も父親と話し合えたりしてるんですよね。

登場人物同士の不思議な巡り合わせが多い作品でもあり、
管理人さん的に言うなら「合縁奇縁」な物語なのかな。
そういったキャラクターが織り成す不可思議な雰囲気が好きなんですよね。
それがもう少しで終わると言うのはやっぱり残念です。

プロローグとエピローグで数年後を書き綴っていた作品なだけに、
ある程度は先の展開が判っているのですが、
今までずっと隠されてきた有馬冴子の病気の顛末が次回判明するとのことで、
楽しみであると同時に怖くもあります。

また、番外編の単行本が出るとの事ですがそちらにも期待です。

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